咀嚼過程
朽ち果てる2008年10月03日(金)14:30  2008年7月期ドラマ短評
『Tomorrow』…7C
最後まで脚本の軸がしっかりしなかった。
ご都合で事件を作って強引に締めた、といった印象。
役者は良かっただけに残念。

『太陽と海の教室』…7C
悪くはなかった、が全体にインパクトが全くなかった。
若手の育成場じゃないんだから。

『シバトラ』…7B
小池徹平オンステージ!
見事なハマり役だった。
脚本面ではオリジナルキャラ・落合という存在に説得力を持たせることができなかったのが響く。
それだけにラス前で切ったのは上手く作用した。

『ヤスコとケンジ』…7B
クセの強い役者を集めながら統制の取れたドタバタは安心して観られた。
ストーリーはオマケ。

『モンスターペアレント』…7B
毎回、起こった問題から予想できる安易な結末に繋げない捻りの利いた脚本は良かった。
反面、佐々木蔵之介以外のレギュラー陣は上手く使いこなせていなかった印象。

『コード・ブルー』…7A
脚本、演出とも良く練られ最終回まで適度な緊張感を維持していた。
いわゆるお当番回で問題をいっぺんに解決しなかったのが奏功した。

『魔王』…7C
危惧された役者陣はそれなりに頑張っていたが悪い意味で頭の痛くなるような
構成・脚本がすべてを台無しにしていた。
右往左往するだけの登場人物にご都合主義で支えられた「悪役」。
定石には定石の意味があるということを再認識させられた。
最終回のラストに至っては蛇足以外の何者でもなかった。

『33分探偵』…7B
力いっぱい下らない話だった。
下らない話を力いっぱいやってくれるのを期待していたので十分満足。
第一話の時点で危惧していた出オチ感・ネタ切れを、恐ろしいことに
構成をパターン化する力業で乗り切ったのには脱帽した。
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