咀嚼過程
朽ち果てる2005年01月29日(Sat)13:38　 TVA『スターシップ・オペレーターズ』
あー、いや…二話三話四話と、描かなきゃならない過程を片っ端からすっ飛ばす、
ある意味豪快に徹底してミスの続く構成は、もしかしたら意図的にやってるんじゃ
ないかという気すらしてきたんですが…。

朽ち果てる2005年01月28日(Fri)22:00　 『マビノギ』クローズドβ
またしても落選… o...rz

オープンβは3月中旬予定とのことで、思いっきり大航海時代とかぶってるなぁ…。

朽ち果てる2005年01月27日(Thu)06:15　 『目明し編』終了。
早く、はやく、はやく、はやく。　はやくここまできて。

!…正直、よもや泣かされるとは思わなかったり。
!というか、こういう「想い故の狂気」をネタにするのはラストの８作目だと
!思ってたんですけどねー。素直にやられた。
!しかし、今作見る限りこれまでの仮説が完全に見当違い確定なので、
!そういう意味ではちょっとツラいかも…。

!ラストのラスト、あの一幕は『贖罪の教室』を思い出しました。
!それでまたちょっと泣いたり。
!…殺人鬼と罵ってください。

朽ち果てる2005年01月26日(Wed)05:00　 弾幕とお酒に酔ったアタマで
CLANNADサントラのジャケット絵を眺めるのはやめよう、と思った夜明け。

朽ち果てる2005年01月26日(Wed)04:44　 『ひぐらし』ドラマCD
レナ役：中原麻衣


嘘だッ！！

朽ち果てる2005年01月22日(Sat)15:48　 『マビノギ』
募集開始から２週間でクローズドβ開始ですかー。
この微妙な手際がNEXONらしいといえばらしんですけど、ちょっと不安も。
とりあえず応募はしときましたけど。

朽ち果てる2005年01月22日(Sat)04:21　 きゃんでぃそふと『つよきす』
http://www.candysoft.jp/

攻略キャラは全員、強気っ娘。　ツンデレ システム搭載

いやっほーーーーーーーう！ さすがはきゃんでぃそふと！
『姉しょ』といい、ツボを心得てるなぁ！

朽ち果てる2005年01月22日(Sat)04:09　 『東方萃夢想』Normal全クリ。
親指が痙攣するほど苦労しました…。
ってか実は東方シリーズ、マトモにプレイするのってこれが初めてなんですよねー。
思いっきり外伝テイストなんですけども。

かつての東方最萌ではロクにキャラを把握しないまま、他の方のを参考文献にして
ビクビクしながらSS投下してました…。
今だから言える秘話って感じです。
妖夢とか、特に台詞回しがメチャクチャでしたね…ごめんなさいっ！

朽ち果てる2005年01月20日(Thu)18:28　 TVA『ジンキ・エクステンド』
ルイ：田村ゆかり本格的に登場…早速「痛いのはイヤ。」
fだsｊkｌｋらいぜｊ＠あいえあｍｒ＠あ！！！！

これはもう…事件ですよ。

朽ち果てる2005年01月20日(Thu)05:44　 ここで人生の選択肢。
次は何を片付けるべきか。

1.「花咲く乙女のための嬉遊曲」
2.「一生に一度だけ咲く花の名前で」
3.「TIGER QUEST �� HM Edition」
4.「ＤＱ8」
5.「いたストＳＰ」クリスタルルート・ラスト２マップ
6.「ひぐらしのなく頃に解 目明し編」

贅沢な悩み。

…ふと思い立って、漁ってみる。
案の定、「影踏み」が未開封だった。しかもパケ違いで二種類。
更に「Piece of Wonder」までもが未開封という驚愕の事実が発覚。
…これ、C62モノじゃなかったか…？
「マリア様の贈り物」は開封済みも、多分カタキリ曲だけ聴いて終わってる悪寒。

コンシューマ、エロゲに続く第三の積み勢力は既に頭角を現していたようです…。

朽ち果てる2005年01月20日(Thu)04:55　 『東方萃夢想』
夜明けまでかかってSTORYモードを一通りクリア。　…EASYですけどね！
Normalはレミィさんが５面に居座ってるルートを越えられる気がしません…。

しかし見事に弾幕格闘アクションだなぁ。
黄昏フロンティア恐るべし。

朽ち果てる2005年01月19日(Wed)00:02　 2005年一月新番期待度

AIR

―――――←神

ああっ女神さまっ
ジンキエクステンド
まほらば
UG☆アルティメットガール
Xenosaga the ANIMATION

―――――←良作と凡作の境界線

ピーチガール
スターシップオペレーターズ
グレネーダー〜ほほえみの閃士〜
魔法先生ネギま!
ギャラリーフェイク

―――――←二軍の壁

らいむいろ流奇譚X
好きなものは好きだからしょうがない!!

―――――←視聴中止の奈落

まじかるカナン

―――――←ノーチェック地獄

トランスフォーマーギャラクシーフォース
バトルビーダマン炎魂
アークエとガッチンポーてんこもり

朽ち果てる2005年01月18日(Tue)02:03　 『ベルウィックサーガ』発表
http://www.enterbrain.co.jp/jp/p_pickup/2005/berwick_saga/

加賀師、強気杉ー！

エンターブレインもよくＧＯサイン出したなぁ…高裁判決で勝算アリと踏んだかー。
…でもOHPの画面見る限り、かなり独自色強そうなんですけど…ティルナノーグの
製作なんでしょうかね？

まぁ私、FE教信者ではありますけど聖典は紋章ですからねー。
古典固執派はマイノリティなので、この問題は静観、っと。

朽ち果てる2005年01月18日(Tue)01:00　 TVA『AIR』
私は鍵信者で、しかも病状は文字通り命にかかわるほどなので、作画が
背景も含めて真に神クラスだったとか、監督と脚本が原作を徹底的に
読み込んでいるだとか、ＯＰの継ぎ接ぎな『鳥の詩』だけが気になるとか、
そういうことはもう、いいんです。

あの海辺の町の夏が、あの音楽で、目の前に広がっているだけで。
ありがとう。

朽ち果てる2005年01月18日(Tue)00:22　 『不機嫌なジーン』
…宗方コーチが壊れた･ﾟ･(つД`)･ﾟ･

大森美香の脚本がいい感じにバカで気持ち良く観られますねー。
キャストも適材適所、久々に楽しめる月９になってくれそうです。

朽ち果てる2005年01月18日(Tue)00:04　 TVA『ああっ女神さまっ』
合田浩章はほんとうにこの世界が好きなんだなぁ…。
同志っていうか…こいつに任せておけば安心だ、俺らの言いたいことは
全部伝わってるぜ的な。

この先の展開をしっかりと見据えた、とても丁寧に描かれた第一話でした。
かつての信者として、申し分のない出来。
後はもう、この流れに乗って女神世界に浸るだけです。

朽ち果てる2005年01月17日(Mon)15:21　 『好きなものは好きだからしょうがない！』
あー、ストーリーは消化するだけ、一見さんに解説する気はさらさら無い、という
意思はハッキリと伝わってきました…。
まぁとりあえずこの絵柄なら、私の中に眠る乙女小宇宙を起動するまでもなく
ごく普通に萌えられるんで無問題ってば無問題なんですけどね…。

現状では、物語の筋の部分に期待することは諦めて、シチュと声の艶を楽しむ
作品になりそうです。

朽ち果てる2005年01月17日(Mon)14:47　 『UG☆アルティメットガール』
顔射で変身て…やっぱりムトウユージに調子に乗ってエロやらせると
ものスゴいことになるなぁ…。
そりゃグリグリOVAは18禁つきますよね…。
古谷徹のセクハラも侮れない。

それにしても、相変わらずm.o.e.の狙いはシャープですね。
やりたいこととやるべきことの線引きがしっかりできているというか。
徹底してエロのニーズを追求しつつ、特撮パロもきちんと押さえてます。
ソフビ怪獣の首・肩周りのチープさや足の裏の刻印なんかのそれっぽいネタから
カメラワークまで、随所でニヤリとさせてくれます。

「商品」としてアニメを考えるならば非常に素晴らしい出来ですね。

朽ち果てる2005年01月17日(Mon)13:24　 『Mの悲劇』
う〜ん、TBSがやたら気合入れてプロモーションしてた割にはどうも、というか…。
妙に安っぽい演出がいちいち気になるんですよね。
土井裕泰演出で面白いと思ったのって『マンハッタン』くらいだし、アレは
クドカンパワーだしなぁ…。

橋本裕志の脚本も『ショムニ』とか『板橋マダムス』とか『熱烈的中華飯店』とか、
本来的にはコメディ色が強いものですし、何だかちぐはぐです。

朽ち果てる2005年01月17日(Mon)13:08　 『ごくせん2』
うわあ、見事なくらい何にも変わってないなぁ。
まぁ前作は当初の期待を大きく上回る成功を収めてるみたいなんで、これが
正しいんですけど。
スタッフも前シリーズそのままですね。

あとは前シリーズでいうところのマツジュンポジション、亀梨和也と赤西仁が
どこまで票を伸ばせるかにかかっています。
初回を見る限りでは、それほど悪くないというか結構マトモに芝居してるので
ひとまずは安心、ですかねー。

…それにしても、ＫＡＴ−ＴＵＮってそれなりに売れてるみたいなんですけど、
あんまりメジャーなメディアで見たことないんですよね…。
まずはここを足がかりに、といったところでしょうか。

朽ち果てる2005年01月17日(Mon)13:00　 『富豪刑事』
毎週観続けるだけの勢いがあるかというと首を傾げざるを得ないんですが、
この徹底したバカテイストは嫌いじゃありません。
惜しむらくは、このノリを御しきれてるのが両親役の夏八木勲と市毛良枝、
ベテラン先輩刑事の相島一之くらいで、あとはどうも浮いてしまっていること。

深田恭子はもう諦めるとして、山下真司の空気の作れなさが酷いですね。
むしろ特別出演の筒井康隆の方が上手く立ち位置を確保しています。

朽ち果てる2005年01月17日(Mon)03:52　 日日日氏、
碧天舎で五つめ。
もうなんて言うか、都市伝説か何かなんじゃないでしょうかこの人…。

朽ち果てる2005年01月15日(Sat)13:54　 『未来にキスを ドラマ＆オリジナルサウンドトラック』
『未スを』というのは『Sence Off』と違って永遠を謳う世界ではないわけで、
極めて特異な２週間、日常が非日常に取って代わっていた一瞬を切り取った日々、
なんですよねぇ。

あの（ゲーム内時間的）世界での日常は既に非日常で、それを現実に落とし込んで
いくことで日常そのものを改変しようとする作業工程が『未スを』、というか。
霞も式子もくきゅくきゅも悠歌さんも、現象と世界を逆転させる創世の魔法を
使えるのはあの２週間の中でだけなのだろうな、というプレイ中の、そして
プレイから数年が経過した現在も変わらぬ印象こそが『未スを』を『未スを』
たらしめてるんじゃないかと。

本来なら異物であるはずのアフターストーリーが物語世界に違和感なく存在できる、
というのはその辺りなのかなー、と。

朽ち果てる2005年01月15日(Sat)12:39　 DC版『Lien 〜終わらない君の唄〜』
発売中止…！？

いやまだだ、セガダイレクトから最後通牒が届くその日まで、私は信じない…！

朽ち果てる2005年01月15日(Sat)01:03　 ひぐたん
http://f58.aaa.livedoor.jp/~fubiren/higutan.htm

((((( ﾟДﾟ)))))

朽ち果てる2005年01月15日(Sat)00:32　 『H2〜君といた日々』
山田孝之、田中幸太朗、中尾明慶、石垣佑磨、石原さとみ、市川由衣…。

もう、こいつら適当に動かせばそれだけで青春の絵が撮れますよ、きっと。
…というくらいにお腹いっぱい感の漂う豪華キャストなわけですがー。
セカチューで見せた新・堤演出は健在で、それぞれの持ち味を上手く出してます。

…山田孝之の手投げと田中幸太朗の腰の入らないスイングは、まぁご愛嬌で。
野球シーンではなく青春っぽい一幕芝居を観る、という割りきりが必要です。

朽ち果てる2005年01月14日(Fri)16:02　 ＴＶＡ『スクールランブル』＃15「夏と、友情と、打ち上げ花火と。｣
実に良かった。
ここで盛り上がらなければいつ盛り上がるんだ！ というヤマ場を
見事に映像化してくれました･ﾟ･(つД`)･ﾟ･

ホントにねぇ、アニメ化発表→スタッフ発表→キャスト発表と、ステップを
上がるたびに不安が増していたあの頃が嘘のようですよ。
己の不明を恥じるばかりです。

朽ち果てる2005年01月14日(Fri)14:24　 TVA『らいむいろ流奇譚X 〜恋、教ヘテクダサイ。』
五色の鎧の力を集めて白い鎧が…き、輝煌帝ー！？（いや

思わず屑篭に叩き込みたくなるほどに、一片の隙なく駄目な設定。
脳の最も大切な部位でネジが2,3本抜けているキャラクター群。
見事。
見事としか言い様がありません。
正に期待通り、ボール半分の狂いもない、針の穴を通すようなコントロール。
惜しむらくはＫＳＳの誇るお抱え声優が捻じ込まれていないことですが、
そんなものは些細な瑕疵です。
消費大国ニッポンが世界に叩きつける挑戦状、真の使い捨てアニメがこの作品なのです！

…まぁ、「こういうモノ」を作ろうとしてこうなっているのだけは確かでしょう。
決して自暴自棄になっているわけではないのがポイントかな。
極めて理性的、自覚的な製作体制というか。
真面目に作ろうとして箸にも棒にもかからない駄作になっている（上に、その原因に
製作側が気付いてない）作品よりは数倍マシというべきか、それとも余計にタチが悪い
というべきかは微妙なところですが。

OPの『至純花』はかなりツボ。
前作の『凛花』も好きだったんですけどね。

朽ち果てる2005年01月14日(Fri)01:04　 暇潰し編終了
!祟殺し編での回想で、神主が梨花を叩いているのを沙都子が見ている。
!…ってので、2〜4年目までの祟り死にと鬼隠しの対象分別ができたかなーと無根拠に
!思ってたんですけど、どうも雲行きがあやしい。
!大体が沙都子黒幕説だと監督の協力で山狗やらひぐらしドラッグを操ることは
!できるかもしれないけど、5年目の梨花殺しと大災害がまったく理解できないし。
!あとは祟殺しでアレしてる鷹野さんの行動原理が完全にお手上げー。
!まぁそれ以前に、「セブンスマートにて」とかの後ろの足音関連の謎はぜんぶ
!雲の上の領域なんですけどｗ
!ドラッグの症状ちゅーのもナンだしなぁ。
!むしろ、この一連の流れを古手梨花殺人事件として見直すのもアリかもなーとか。

う〜ん、やっぱりこういう適当な俺仮説をあれやこれやと弄くるのが
雛見沢観光の一番の楽しみですなぁ。

朽ち果てる2005年01月13日(Thu)01:51　 大航海時代プレオープン登録開始
胸躍るなぁ…。

朽ち果てる2005年01月12日(Wed)02:55　 プリンセスハオ
http://open.sesames.jp/matteyoh/html/takei/

伝説の最終回に関する作者・武井氏のコメントだそうで。

…まぁその、確かにS・F本戦辺りから、読みたいのはストーリー展開ではなくて
作品精神の発露とも言うべき台詞回しではあったわけなんですが。

ただこうあからさまに、打ち切られました何もできませんでしたごめんなさい、と
言われると、じゃあ俺らとアンタの一番幸福な結末としちゃあどこいらへんに
落としどころがあったのか、キッチリ考えてくれたのかよ、えぇおい？
…とか何とか逆ギレしたい衝動も沸いてくるんですけどね。

まぁ中断という表現をしている辺り、未練というか忸怩たる思いは充分に伝わって
きますし、悔しいのはお互い様ということで無理矢理納得しようとしてる自分が
いるんですが、それにしてもこういうのってやっぱり言わぬが花だよなぁ、などと。

朽ち果てる2005年01月12日(Wed)02:17　 『グレネーダー 〜ほほえみの閃士〜』
グレネーダーの90％は主人公でできています。
その内の70％は乳でできています。

と言わんばかりの、まるっきり主人公に依存したつくりですな。
昇るも落ちるも彼女の魅力次第。
さてこの先どっちに転ぶか、というところですかねー。

それにしても高橋美佳子はせっかく柔らかい、良い声質をしているというのに
一向にたどたどしさが消えないなぁ。
実に勿体無い。
…ってだから、主役が要なんですってばこの作品。頼みますよ本当に。

ところでヤンマーニ遣いには電波を受信しないといけない掟でもあるんでしょうか。
パスタ、ご一緒しませんか。

朽ち果てる2005年01月12日(Wed)00:44　 TVA『まじかるカナン』
エロ抜きの すごくない カナン！

まぁ、一言でいえば、酷い。
脚本と作画は18禁据え置きのクオリティ。
変身バンクにすら見るべき部分がないという。
必殺技バンクに至っては冗談かと思いました。
というか、この二つのパートをわざわざスタッフロールにクレジットするのは
何かの嫌がらせでしょうか。
むしろイメージとしてマイナスのような気すらするんですが。

せめてキャラデザはぽよよんに絞っておけばいいものを、ヘンなのと混ぜて
妙に中途半端なところに落ち着いてるし。
ひと美おねえさんが女王様だったりするのはお遊びのつもりなんでしょうけど、
まぁそういうのはやるべきことをキチンとやってからにしてくださいな、と。
OVA版の方がエロがあるだけマシのような気がする出来、というのはさすがに
どうなんだろう。
セルリアンブルー登場まで視聴意欲が保ちそうにありません。

監督は阿部雅司、構成・脚本は山田光洋のコンビですか…。
なら、化けることは120％ありませんね。
安心して切れます。
あらゆる意味で（製作側にとってのみ）リーズナブルな作品でした。

朽ち果てる2005年01月12日(Wed)00:03　 『ギャラリーフェイク』
えーっと。
何だか、記憶の中の原作ストーリーと著しい相違があるような…。
まぁ原作にそう思い入れがあるわけでもなし、これはこれでそこそこ観られたので
良しとしますかー。
随所に挿入されるオサレ演出をスルーすることさえできれば、音楽を含めた
独特の胡散臭さはむしろ味。

あとは作画ですかね。
第一話にして結構あやしいパートもあったりしましたし。
私にとってこの物語の魅力の45％くらいはサラが担ってるんで、まぁそこだけは
頑張ってほしいかな、と。

本音としては…まぁ、VAP枠向きの作品だよなぁ…。

朽ち果てる2005年01月11日(Tue)23:06　 『みんな昔は子供だった』
国仲涼子の芝居はどんどん卑小になってるような気がする…。
水橋文美江の押し付けがましい脚本と並んで、この作品の癌になってます。

河野圭太の演出と脇を固めるレギュラー陣の踏ん張りでどこまで
カバーできるかが勝負。

朽ち果てる2005年01月11日(Tue)21:42　 まっすう氏
willを解雇されてたんですかー…。
『セイレム』『ままらぶ』共に非常にいい出来だっただけに、残念です。
再起を祈っております。

朽ち果てる2005年01月11日(Tue)15:23　 『スターシップ・オペレーターズ』
あー…。
これはSFではなくて、SFっぽい小道具を使った物語ですなー。
まぁそれ自体は別段悪いというわけではないんですけど、使い方が、なぁ。

背景説明も何も無しにいきなりストーリーを展開されても、正直観ていて
置いてきぼり感だけが漂ってしまいます。
特に登場人物の行動原理がまったく理解できないのは致命的。

セオリー通りに構成するなら、主人公らしきキャラの「大学生なのに…」とか、
「正気なの！？」あたりの台詞は視聴者に反感をもって受け止められるべきだと
思うんですけど、これ、まったくの正論として聞こえてくるんですが。
はっきり言って周囲のちょっと頭がかわいそう気味な人々の暴走に巻き込まれた
常識人、という印象を受けたんですけど、それって多分狙い通りとは言い難い…
ですよね？
最低限度、「王国」に対する反感の根拠、メインキャラの性格的立ち位置、
その辺りはオープニングでフォローすべきだったのではないでしょうか。

第一話にして、この先に暗雲が漂っている気がします。

朽ち果てる2005年01月11日(Tue)13:59　 『まほらば』
ああ、木村信一郎監督だなぁ…。
もうなんちゅーか、何も考えずに微睡ませてくれるというか、肩肘張る必要なんて
どこにもないんだよ〜と囁かれているような気になるというか。
ほわほわと暖かい世界の中で萌えエピソードを全方位に展開させつつ
ちょっとイイ話なんかも織り込んできてくれたりする、至れり尽くせりな
いつものキムシンワールドが展開されることでしょう。
萌えの安牌です。

しかしこれも大月系キングアニメなんですけど、やたら作画がいいなぁ。
『ネギま！』との差はいったい何なんだろう。
商業戦略的にはこれ、逆になってるのが普通だと思うんですけども。
作品としての出来云々ではなくて、純粋に作画面へのお金のかけ方として。
うぅむ。

ま、おかげでこちらの作品が棚ボタ的に期待できるようにはなったんですけど。

朽ち果てる2005年01月11日(Tue)13:47　 『Xenosaga THE ANIMATION』
ゲームの方は２の記録的な大失敗で轟沈しましたが、こちらは１のアニメ化と
いうことで。
作画といい演出といい脚本といい、大上段から「それっぽい」大作を作るぞ、と
いう意気込みが感じられますね。
このクオリティが維持できるなら、大盛り上がりはしなくても安心して楽しめる
作品になってくれそうです。
!執拗なまでのケツ描写もタマランものがありますしね！
!タイトスカートのエロさをよく判ってるなぁ。
で、モッコス様 KOS-MOSﾀﾝｷﾀ─ｗｗﾍ√ﾚｖｖ〜(ﾟ∀ﾟ)─ｗｗﾍ√ﾚｖｖ〜─ !!

朽ち果てる2005年01月11日(Tue)13:38　 『魔法先生ネギま！』
…えーと。

何故？ という疑問ばかりが拡がっていきます。
何故、先行ＣＤジャケットの段階で大いに疑問視されていたキャラデザが
まかり通ってしまったのか？
ただ作画面での人的資源さえ潤沢に投入すれば良かったものを、何故、
そうしなかったのか？
何故、宮崎なぎさが監督でありながらこうなってしまったのか？

…それらの疑問は結局のところすべて、たったひとつに集約されます。
即ち、
「何故、堅実にいけば確定していた筈の勝ちを捨てたのか？」
と。

実況は伝説的な大盛り上がりでしたけどね…。

朽ち果てる2005年01月10日(Mon)00:57　 2004アニメ大賞
大賞
カレイドスター

★金賞★
十兵衛ちゃん２ シベリア柳生の逆襲
魔法少女リリカルなのは
プラネテス


☆銀賞☆
マリア様がみてる
マリア様がみてる〜春〜
鋼の錬金術師
遊戯王デュエルモンスターズ
サムライチャンプルー
げんしけん
ニニンがシノブ伝
To Heart -Remember my memories-
超重神グラヴィオンツヴァイ
GUNGRAVE
フルメタルパニック・ふもっふ？
魁!!クロマティ高校
R.O.D-The TV-


大賞の『カレイドスター』はもう揺るぎ無し、これ以外に考えられません。
盛大な燃え尽き症候群を引き起こした、罪深い作品でもあります。
本放送は2003/3〜2004/3と、どちらかといえば2003年の作品という印象が
強いですが、2004年に最終回を迎えた作品ということで。

『十兵衛ちゃん2』『なのは』『プラネテス』も必見クラス。
それぞれ傾向はまったく違えど、芯の強い作品です。

第３グループも良作揃いで、2004年は大豊作の年でありました。
『ハガレン』『GUNGRAVE』『マリみて〜春〜』あたりは例年なら金賞モノです。
第４四半期の１クール作品に佳作が多かったのも印象的ですね。

朽ち果てる2005年01月09日(Sun)23:29　 『ピーチガール』
いや、これスゲえわ…。
もう完全に一話完結だと思って観てましたもの。
圧倒的な展開の速さ。
というか少女漫画的に必要なお約束イベントをこの一話ですべて消化、
さらには彼に告白して両思いになってしまいましたよ？

主人公の境遇説明、片思いの彼との思い出を回想し、友達は裏切り者属性で、
学園一のナンパ男が登場、何故か言い寄られ、ナンパ男との噂が広がり、
親衛隊に呼び出され、彼には誤解され、さらに友達の策略で彼がナンパ男との
決定的瞬間を目撃するも、ナンパ男に彼への思いをぶちまけていたところを
彼に聞かれていてすぐに誤解は解け、めでたく両思いに、と。

そこまでの流れに一切の無駄がない。
まるっきり読切のフォーマットなんですけど、驚くべきことにこれ、まだまだ
続くんですよね…。
というか、適当にイベント水増しして間を取っていけばここまでで１クール使っても
不思議は無いような密度なんですけど…。

今後もこのペースが続くなら、ネタアニメとしてはまったく申し分ありません。

朽ち果てる2005年01月09日(Sun)23:10　 『お伽草子』最終回
正直、平安編は本ッ当に箸にも棒にもかからない駄作だったんですが、
東京編に漂う伝奇モノの薫りに救われたというか。
転生、陰陽道、風水、帝都！
キーワードだけでもう脊椎反射的に期待してますからね、私。

締め方としてはまずまず順当というか、こんなものかな、と。
秋葉原の精霊と化した安倍清明を昇天させる…という展開だけを抽出すると
何だかスゴい怪作のような気もしてきますが。

もっとも東京編にしたところでそれほど盛り上がったわけでもなし、さりとて
渋くキメたかというとそうでもなし、雰囲気アニメの域は出なかったんですが、
あまりにもダメすぎた平安編との落差による錯覚、そして何よりその予想外すぎる
ストーリーの大転回そのものが衝撃的で、単体としての評価を大きく底上げ
させています。

朽ち果てる2005年01月09日(Sun)10:41　 TVA『げんしけん』最終回
ラストの荻上はちょっと予想外でびっくり。
朽木ｲﾗﾈ。

…は、置いといて。

原作はヲタ晒し上げをしつつも自虐に走らず、イタさをわりとドライに処理しようと
している感じがあるんですが、こちらは自虐フィルタが強めに仕込まれているというか、
とっつきやすいキャラデザ（特に咲）で間口を広げながら、声による「間」の表現と
雑談の中に小ネタを仕込んでいくことで痛がゆさを上手く増しているというか。

好みの問題ですが、私はどちらかというとこちら、アニメ版が好きかなぁ。
作画的には果てしなく微妙な回もありましたが、この作品のキモたる脚本とＣＶが
勢いでカバーしていたという。

そういえば川澄声の大野さんはエロくないからダメだダメだと主張していたんですが、
このキャラデザの方向性が既にエロくないので結果オーライでした。
ぬ、悲しむところなのかどうなのか。
ハマってたのは確かですが。
というかレギュラー陣のＣＶは見事にハマり役揃いでした。
特に咲の雪野五月と斑目の檜山修之、田中の関智一はもう完璧。

何かこう、観ると妙な部分でテンションが上がる作品でした。
共感できる部分が多ければ多いほど、ニヤニヤしながら、あるいはツッコミながら、
はたまた悶え転がりながらと各種の楽しみ方ができます。
やはり適度な自虐ネタは身内ウケに最高ということでしょうか。

朽ち果てる2005年01月08日(Sat)06:24　 祟殺し編終了
!待てよ、最後の最後で2.3.4年目については共通項ができたぞ…？
!死の基準がそうなるんだとしたら、隠れる基準は逆なのかー？
!でもそーすっと御八代様が最期にああなったことが理解できなくなるか…？
あぁもう、怖楽しいなぁ！

朽ち果てる2005年01月07日(Fri)12:17　 『魔法少女リリカルなのは』最終回
ああ、終わってしまったのだなぁ、と。
素晴らしかったの一言。

都築脚本は本当に優しく（もっともその優しい世界に時折シャレにならない
悲劇を混ぜ込んでくるのが都築世界なんですが）、演出はひたすらにカッコ良く。
田村ゆかりを始めとして、役者陣もそういう世界観の中で演じられる面子でした。
佐野広明（HuMI）氏の音楽がまた素晴らしい。
バトルから日常まで、各シーンを見事に彩ってくれています。
正直、これだけの要素が揃えば、無敵です。

唯一の不安材料だった作画面に関してはかなり揺れたというか、ギリギリの
ラインまで落ち込みかけたこともあったんですが、崩壊という程までは至らずに
どうにか踏みとどまってくれました。

「魔女っ娘モノ」ではなく「魔法少女モノ」であるという一点さえ押さえておけば、
とらハシリーズを一切知らなくても何ら問題ありません。
ビームとマジックミサイルと優しいヤツらとイカす杖に心の底から燃えられる、
骨太で正統派の作品でした。

とにかくタイトルで引かずに観ること。
その他には何も言うことはありません。
拍手。

朽ち果てる2005年01月07日(Fri)12:15　 桑谷ﾅﾁｬｰﾝ
感情を前面に押し出したホントにいい芝居してるんだけど、
これでイ段の活舌さえ良ければなぁ…。

朽ち果てる2005年01月07日(Fri)00:09　 『ジンキ・エクステンド』
正直、原作より印象良かったです、この第一話は。
女の子はエロ可愛く、ロボット戦闘はそれなりに派手で、ついでによく動くとくれば、
これはもう良作確定かな、と。
!つかこの作画でﾚｲｰﾌﾟＨＲまでやるのか！ やるんだな！ やると決まった！（ぇー
ただ一つ不安が残るのはやはり、無印とエクステンド版のストーリーを
交錯させながら展開させていくという点ですね。
相当上手くやらないと、原作未見ではかなりツラい状況になりかねません。

この第一話の段階でも既に、東京（エクステンド）編の挿入部分については
かなり微妙というか、状況を把握しづらい演出になってしまっていました。
この辺り、脚本構成の腕の見せ所ですねー。

朽ち果てる2005年01月06日(Thu)18:56　 『陵辱ビデオ撮影』
さすがリリスだ、月に一本ペースで発売しても何ともないぜ！

ＤＬ版￥1800という驚異の低価格帯設定は伊達じゃありません。
シナリオ・音楽・ＣＶともに「無いよりマシ」と「無い方がマシ」の境目を漂っています。
ウリであるアニメーション部分というのは要するにパラパラ漫画でした。
尺はそれなりに確保してあるんですが、シーンそのものの絶対数不足は否めません。
個々のシーンにしてもＣＧ以外のあらゆるパートに足を引っ張られていますね。
作品本編よりもＯＨＰのソフト紹介の方がエロいんじゃないかという気もします。

面白いか面白くないかで言えばサッパリ面白くはないですし、楽しめるか
どうかと聞かれれば極めて困難だと答えるしかありませんが、最大のウリは
無論、この圧倒的な価格設定にあるわけで、その辺りは粗製濫造とみるか、
数撃ちゃ当たる薄利多売とみるか、微妙なラインではあります。
いっそこの価格帯のラインナップはすべて音楽を使いまわすとか、そういう方向で
コストを抑えても面白いかもしれない、とか考えてみたり。

朽ち果てる2005年01月06日(Thu)03:01　 『左巻キ式ラストリゾート』
エロ小説のクセに高ぇ。
いやエロだから高いのか。

くそぅ、さすがにそろそろ読みたいなぁ。

朽ち果てる2005年01月06日(Thu)02:46　 とか何とか言ってるうちに
どうやら21世紀の世間様では、たま姉旋風が吹き荒れつつあるようで。
しかし「たまき」つったら我がＰＣでは未来永劫、変換の第一候補は「珠季」であるわけで。
「環」などは珠季、たまきなどたまきたまきたまきたまきたまきたまk

…あー、珠季サーキットに火が入ったからちょっくらotherwiseスレ行ってくる。

λ...

…

…相変わらずごっつい寂寥感が程よく頭を冷ましてくれたですよ。
元長に栄光あれ！

朽ち果てる2005年01月06日(Thu)01:43　 『ToHeart 〜Remember my memories〜』最終回
葉っぱ史上、最高の二次創作。
あの頃の我々が煮詰め、煮詰め、煮詰め続けたものの結晶、或いは残滓。
答えを出すには至らず、それでもようやく手の届きそうなところまで
築き上げることができたという、中間発表会。
踊り、病み、叫び続けた我々の時代への、別れの歌。

それにしても、なぁ。
マルチ、あかり、綾香、芹香、委員長、葵、琴音、志穂、レミイ、雅史。
どいつもこいつもむちゃくちゃいいヤツらで、ああ、こんな世界を目の前に
広げられたら、そりゃあ飛び込んだが最後、抜け出せねぇわ。
いい時代だった。

…と。
これ、あの当時の葉鍵野郎どもを回顧厨にクラスチェンジさせるための作品。
『Brand-New Heart』が魂に刻まれていない人間は観るべきじゃない。
そういう人間のためには、この作品はあらゆる意味で作られていない。
思考も感想もすべてが見当違いだ。出直せ。

逆に、資格を持つ人間は全員が膝を正して観るべき。
途中式はここに在る。
回答は各々が出せ。

最後にもう一度だけ繰り返す。
これは未だに20世紀の延長戦を続ける我々が求め得る、最上級の二次創作だ。
以上。

朽ち果てる2005年01月05日(Wed)14:04　 『うた∽かた』最終回
う〜ん。
14歳という幻想を描きたかったのだなぁ、というのはわかるんですけど。
これはこれで、一つの終わり方だとも思うんですけど。
うぅん。

しっとりとした終幕そのものには特に不満があるわけじゃないんですが、
その前のクライマックスでカタルシスを演出するなら、やっぱりちょっと
情報の出し方を間違えていたんじゃないかな、と。
特に9話以降、一夏と視聴者の情報量がほぼ等価になっていたのはいただけないです。
核心へと物語を進めていくのに、垣間見せる黒幕側の情報がああまで抽象的である
必要があったんでしょうか。
第一話ＯＰモノローグの段階で予定調和的に物語が進行していくと提示しておきながら、
その後の展開でそれを匂わせることができていない。
ちょっとその辺り、誘導が稚拙に過ぎたという感じはあります。

１クールという短期決戦である以上、重要な情報を提示するタイミングは
作品そのものを左右するということをもう少し理解してほしかったかなぁ。
最後の「あの方」との会話にしても、あの内容こそ後半に差し掛かった辺りから
３分割なり４分割なりして小出しにしていかなきゃいけない情報だったと
思うんですけど。
ラストのラストでやられても、蛇足以外の何者でもないです。

作画は全体的にほぼ完璧だっただけに、構成上のミスが残念な作品でした。
!更に言えば、人魚姫な展開にはもっと泣かせてもらいたかっただけに。

…ところで、ＤＶＤ特典の第13話って何する気なんでしょ。
下手なことはしないほうがいいと思うんだけどなぁ…。
!…と思ったらタイトルが「初冬の双夏」。 …復活編ですか…。

朽ち果てる2005年01月05日(Wed)01:23　 そういえば
『深霧の楽園』が公共の電波で流れる日が来るとは。
この国は素晴らしい。

朽ち果てる2005年01月04日(Tue)14:48　 『大航海時代 Online』 プレオープン
1/12から登録開始、2/23からスタート、そのまま課金に雪崩れ込みですか。
クローズドβだけで相当の手応えありと見たんですかねー。

朽ち果てる2005年01月04日(Tue)13:45　 『神無月の巫女』最終回
処女はお姉さまに恋してる。
ムネを晒して巫女を断つ。
世界を救うのは貧乳だった。

…様々な思いが脳裏をよぎります。
いずれにせよ、百合ルートＥＤだということだけは間違い無さそうです。
別れの輪廻を断ち切るトゥルーＥＤはＤＶＤ特典か何かにならないんでしょうか。
いやガチ百合最高だけど。
画面としては、シチュとしては、いち百合好きとしてはまったく何らの問題も無い
最終回だったんですけど。
ただ何というか、物語の完結編としては色々と釈然としないというか。
あれ、八の首は？ というか。

…

…ま、まぁ介錯世界ですしね！
お姉さまとキスした後の唇から零れる白銀の糸を引く唾液、それだけで
諸々の不満点は解消、すべて良しとしましょう！

以下、最終回より抜粋。
主人公にフられた少年とその兄の会話。

「好きな娘とやらのために戦った結果がそのザマか。
　そんな無様な姿になってまで守ろうとした女が選んだ答えは何だ？
　これで満足か。
　世界は地獄じゃないとまだ言えるか」
「―――ああ」
「……何故だ」
「ガチ百合―――(*´Д`) ﾊｧﾊｧ」
「だからお前はフラグを立てそこなうのだ、この馬鹿がッ！ 」

一部台詞に改竄があったことをお詫びいたします。
でもおおむねこんな感じだよね？
彼にできるのは、せいぜい地球を救うことくらいだそうです。

ガチ百合最高、男なんてクソ以下、世界の命運なんて些細な問題は適当に
処理しておいてくれればいいや、という思想の持ち主には素晴らしい作品でした。

結論：いやっほーぅ！ ＴＶＫ最高ー！

朽ち果てる2005年01月04日(Tue)12:57　 はじめてのMary Sue
1.適当な原作を用意する
2.とにかく大袈裟な設定のオリキャラを用意する。
3.原作キャラにそこら辺を歩かせて、オリキャラと出会わせる。

4a.オリキャラの必殺スマイル→「○○さん…ぽっ」
4b.それが原作でトラウマを抱えたキャラなら、オリキャラに薄っぺらい
説教を一言二言させる→「○○さん…ぽっ」

5.ハーレムエンド

たったこれだけです。
何も難しいことはありません。
Mary Sueは誰にでも作れる、間口の広い世界なのです。

なんといっても一番大切なのは2の工程です。
その他は適当で構いません。
用意するのはできればオリジナルキャラが望ましいですが、原作を完全に無視した
超設定であれば既存のキャラでも許容されます。

Mary Sueに限界はありません。
実は世界最強、実は地球を滅ぼせるほどの超能力者、実は魔王だった、
実は唯一神である、などというのも決して珍しいことではないのです。
世界観との整合性などまったく気にする必要はありません。
あなたが溜め込んできた妄想だけが、Mary Sueを形づくるのです。

…できましたか？ 簡単だったでしょう。
さぁ、これであなたもMary Sue作者の仲間入りです！
注意・発表は晒し上げの覚悟ができてから！

朽ち果てる2005年01月04日(Tue)12:34　 『下級生2 〜瞳の中の少女たち〜』
製作がARMSだったとか、作画がどうこうとか、そういうレベルの問題ではなくて、
特定の個人によって破壊された作品といっていいでしょう。

「映像化にあたって、ゲーム原作で描かれる各キャラクターの魅力と世界観を
生かしつつ、永遠の命を持った一人の少年・岸田シュンらアニメ用の
独自キャラクターを入れることによって、原作『下級生2』のキャラクターたちの
恋愛や生き方、青春物語を、より鮮明に浮き上がらせようとしています。
忘れかけていた『青春』、そして『時』をテーマとし、一瞬一瞬を精一杯
生きてきたあの日々を、いまの時代に真剣に描こうと考えています」

…製作発表での監督の杜野幼青と脚本の影山楙倫の共同コメントだそうです。
この二人、実は同一人物である（杜野は影山の変名）という噂なんですが、
それが本当だとすればなかなかのタマです。
何せ、オリキャラの岸田シュンはものの見事にMary Sueだったんですから。

意味不明な行動原理でお当番キャラを片っ端から喰い散らかし、挙句の果てに
視点をこの岸田からに絞ったものだから、最後の最後まで本来のキャラたちが
右往左往しているだけのモブに成り下がってしまったという。
ここまで徹底的に原作世界を陵辱するオリキャラは久々に見た気がします。
酷い。

キャラそのものはそれなりに魅力的なラインナップが揃っていただけに、
手堅くドラマを作れれば佳作にはなり得たでしょう。
そのためには監督と脚本の更迭が第一条件だというのが致命的ですが。

朽ち果てる2005年01月04日(Tue)01:04　 『流星戦隊ムスメット』最終回
最後の最後までシリーズ構成という概念に新風を吹き込むことだけに
専念したかのような…つうか、滝晃一も別に新人とか素人ってわけじゃ
ないんですが…手ェ抜き杉。

まぁワンダーファームってか六月作品ですから、一発やそこら外したからって
どうってことはないんですけども。
視聴側の精神的な部分も含めて、そういう覚悟の上での作品ですし。
…だって六月ですよ？
たまにクリーンヒットが出れば上出来です。

さて、今作は全体的に色々とハズしてたとは思うんですけど、まぁまず第一には
パロディの対象が六月の趣味に走りすぎてニーズをまったく無視したものだった、
という点ですね。
ワンダバの時もそうだったんですけど、今回は特にその傾向が鼻につきました。
スタッフと意気投合して悪ノリしてしまったというか。
ヲタニーズを後追いしてメシ食ってるんですから、そのアンテナを錆びつかせるのは
どうかと思うんですけどねー。

第二には、やっぱりパロディに徹しきれなかった部分かなぁ、と。
思いついた要素をアレもコレも詰め込んでいる内に、パロディでは吸収しきれなく
なってしまったような印象があります。
ただでさえグダグダした物語なのに、そういう部分が揺れてしまうと視聴側としては
どこを軸に観ればいいのか判らなくて困惑してしまうんですよね。
もっとも、矛盾するような言い方になりますが、今作に限っては当初のパロディ路線の
出来が極めてよろしくなかったために、結果的には後付け要素のオトメット編の方が
面白くなってしまったという面もあるんですが。

個々のキャラについては特に作中で掘り下げてあるわけでもなし、いちいち
追っていくのもアレなんですが、それでも岸田博士の存在意義というのは
大いに疑問が残る点ではありますし、青錠奈子の大活躍は計算外の暴走では
なかろうか、等など幾つか不可解な点もありますね。

とにかく世界観・設定・キャラクター配置のすべてにおいて六月らしからぬ
市場ニーズの読み違いがあるように思いました。
作品の出来はともかく、そういう下地作りは上手いという印象だったんですけど、
『ワンダバ』といいコレといい、ちょっと首を傾げざるをえません。
うぅむ。
素直に百合伝奇モノでもやっとけば良かったのに。ってそりゃ『神無月』か。

あ、主役交代劇の大掛かりなギミックは素直に面白かったです。
アレはこういう山師的な仕掛け人がいないとできません。
その点に関してはお見事、と。

朽ち果てる2005年01月03日(Mon)21:21　 『W 〜ウィッシュ〜』最終回
初回から鬱気味のテンションが延々と続く、ストレスの溜まる展開でした。
そのストレスがカタルシスに変わることなく終わってしまった最終回。
残念です。

終わってみれば、『Φなる』とは何から何まで正反対だったというか。
致命的だったのは、キャラの魅力までが正反対だったことでしょうか。
主人公はおろか、キャラクターの誰にも感情移入できないまま最終回まで
来てしまっては、いかに素晴らしいストーリーであろうと感動は半減です。
まぁ、肝心のストーリーそのものが相当にお察しください状態だったわけですが。
運命改変モノという題材が持つポテンシャルは相当のものだと思うんですけど、
それをまったく活かしきれずに終わってしまいました。

朽ち果てる2005年01月03日(Mon)20:18　 『Φなる・あぷろーち』最終回
近年まれに見るほどに正統派のラブコメ。
キャラにしても物語そのものにしても必要以上に陰を背負わせることのない、
明るく楽しい世界でありながら、単なるコメディで終わることなく、恋物語という
もう一つの軸もしっかりと見せてくれました。
尺の短さも上手く活かしていましたね。
いやはや、放映開始当初にはここまで化けるとは予想だにしませんでした。
不覚。

しかし最終回はＤＶＤ版の特典みたいな話でしたなｗ
かつてＧ's誌上のウェディングドレスコンテストに応募した身としては、なかなか
感慨深いものがありましたけどねー。
いやまぁ、ゲーム本編はプレイしてないんですけども。

ベストエピソードは＃7「大悲恋!?　愛と慕情のみぞれ雪」と、実質的な最終回の
＃12「大喝采！ 愛と祝福のバッカ野郎！！」かな。
どちらも監督自らの演出回、仕草による細かい心情描写が見事。
世界が幸せに満ちていく階梯。

朽ち果てる2005年01月03日(Mon)03:58　 アニソンオールタイムベスト
1：(-) For フルーツバスケット　岡崎律子 (フルーツバスケット OP)
2：(-) -輪舞- revolution　奥井雅美 (少女革命ウテナ OP)
3：(-) Dearest　松澤由美 (機動戦艦ナデシコ The prince of darkness)
4：(-) 手のひらの宇宙　岩男潤子 (KEY THE METAL IDOL 最終話ED)
5：(-) tune the rainbow　坂本真綾 （ラーゼフォン多元変奏曲）

6：(↑) 水の星へ愛をこめて　森口博子 (機動戦士Ζガンダム OP2)
7：(↑) Successful Mission　林原めぐみ (セイバーマリオネットJ OP)
8：(↓) 太陽の花　奥井雅美 (アキハバラ電脳組 ED)
9：(初) Shangri-La　angela (蒼穹のファフナー OP)
10：(-) 瞬の色をかえて　奥土居美可 (火魅子伝 ED)

朽ち果てる2005年01月03日(Mon)02:08　 2004アニソン大賞
大賞
『Shangri-La』 angela (蒼穹のファフナーOP)

☆金賞☆
『マイペース大王』 manzo （げんしけんOP）
『nowhere』 FictionJunction YUUKA （MADLAX IM）
『バカサバイバー』 ウルフルズ （ボボボーボ・ボーボボOP）

★銀賞★
『くじびきアンバランス』 UNDER17 （くじびきアンバランスOP）
『紅ノ牙』 JAM Project （超重神グラヴィオンツヴァイOP）
『metamorphose』 高橋洋子 （この醜くも美しい世界OP）
『Neko Mimi Mode』 Dimitri From Paris・斎藤千和 （月詠-MOON PHASE-OP）
『ホップステップジャンプ』 ファイブスピリッツ （北へ。〜Diamond Dust Drops〜OP）
『Shining☆Days』 栗林みな実 （舞-HiME OP）
『禁じられた遊び』 ALI PROJECT （ローゼンメイデンOP）
『超変身!コス∞プレイヤー』 colors （超変身コス∞プレイヤーOP）
『innocent starter』 水樹奈々 （魔法少女リリカルなのはOP）
『Voice of heart』 田中理恵 （花右京メイド隊-La Verite-OP）

番外
『約束の場所へ』 米倉千尋withカレイドスターズ （カレイドスター最終回ED）


評…

『Shangri-La』は詞、作品とのリンク性、画面の作りこみ、その他あらゆる項目で
独走状態。
文句なし、完璧です。

『マイペース大王』はブレイクの中の人ですが、まったく違った作風ですなー。
げんしけん自体ののユルさとも上手くハマって、クセになる一曲。
密かにアツい詞も高評価。

『nowhere』、…っていうかヤンマーニですね。
作品は知らなくても、或いはこの曲は聴いたことがなくてもヤンマーニという言霊は
耳にした覚えがある、という人もいるくらいのムーブメントを巻き起こし、
曲のパワーだけで作品自体を牽引するという前代未聞の偉業を成し遂げました。
MADLAXの98％はヤンマーニとエリノアさんでできていますよ？
しかしヘンリエッタにしてイチさんにして相摩姉妹な中の人は歌をうたわせると
まったくの別人になりますな…。

『くじびきアンバランス』はﾓﾓｰｲお得意の言葉遊びに満ち溢れた、実にアンセブらしい
仕上がり。あえてアンセブの完成形と言ってしまいましょう。

『紅ノ牙』は言わずもがなのＪＡＭパワー。
どこまでもエネルギッシュで、グラヴィオンという作品との相性は最高。

『metamorphose』はこれ単体の完成度、作品とリンクしたテーマ性、共に
非常に高いポテンシャルを有した名曲です。
これで作品自体がもうちょっと踏ん張れたら、といったところ。

『バカサバイバー』はいわゆるメジャーな歌手とのタイアップではあるんですが
（実際、前OP『WILD CHALLENGER』はネタとしてはともかく、シンクロという面では
お話にならなかったですし）、それが高いレベルでハマったという稀有な例ですね。
もうボーボボのテーマソングはこれ以外に考えられない、そのくらい見事に
主題歌たりえています、バカサバイバー。
プロデューサーＧＪ。
画面も芸が細かくて非常に出来がよろしい。

『Neko Mimi Mode』は…秋のアニソン絡みの話題を独占しましたねー。
産卵・裸マント等の扇情的というより挑発的な画面、そこに斎藤千和の台詞とくれば
もはや言葉は要らず、魂で感じるのみです。

『ホップステップジャンプ』は何と言ってもストレートな詞が素晴らしい。
元祖『北へ。』の伝説的な破壊力には及ばないものの、広井王子の相変わらず
やる気があるんだか無いんだか判然としない北海道賛歌にまたも完敗です。
それぞれのキャラが跳ね回る画面も観ていて楽しいですし、とにかくツカミは
任せておけ！ と言わんばかりのインパクトに溢れた曲。

『Shining☆Days』は詞・歌が栗林みな実で曲が飯塚昌明という、まんま
『Rumbling hearts』の組み合わせということで相当に期待していましたが、
果たしてテンポ良く元気良く、聴いていて気持ちの良い作品になりました。

『禁じられた遊び』はALI PRO暗黒面というか、素直な面というか…
まぁ真正面からゴシックエログロですな。
作品との相性は抜群。

『超変身!コス∞プレイヤー』はいわゆる電波曲ですねー。
直球勝負すぎる詞と耳ざわりのいい高音域での合唱が魅力。

『innocent starter』はちょっと残念だったかなー、と。
曲としての完成度、画面とのシンクロはとても素晴らしいんですが、
水樹奈々自身が重要な役どころを演じてる作品なだけに、やっぱり
歌詞的な部分でもう一歩踏み込んでほしかった。
そうすれば或いは伝説の名曲にも成り得たのに、と。

『Voice of heart』は作品と素直にリンクした綺麗な詞が魅力です。
田中理恵の歌い手としての魅力を活かしきった曲だとは言えませんが、
主題歌としては申し分のない一曲。


あくまでアニソンとしての評価で考えた場合、こんなところですかねー。
単純に好みだけで言うと、ここに

『agony』 KOTOKO（神無月の巫女ED）
『We are the Stars』 山崎麻衣美（RAGNAROK THE ANIMATION OP）
『Venus Say…』 BUZY （ふたつのスピカ OP）
『18』 カチューシャ （下級生2 OP）

あたりが加わってくるかな、という感じ。


こうして改めて見ると、今年は特撮曲とEDテーマが一曲も入賞しませんでしたね。
次点辺りを眺めてみれば、

『TAKE MY SOUL FOREVER』 サイキックラバー （リングにかけろ1 ED）
『特捜戦隊デカレンジャー』 サイキックラバー （特捜戦隊デカレンジャーOP）
『ミッドナイトデカレンジャー』 ささきいさお （特捜戦隊デカレンジャーED）
『アフロ軍曹』 ダンス☆マン （ケロロ軍曹 ED）

とそこそこの数は転がっていますし、個々の出来も決して悪くはないんですが、
いかんせん今年は上位層が厚すぎ。
特に下半期はアニソン大豊作といっても過言ではない当たり年でした。


…あ、えー、番外の『約束の場所へ』ですが…これはもう、素で泣くしかない曲で。
カレイドで盛大に燃え尽き症候群を味わったわけで。
ガード不能なわけで。レイラさん。

そんなところでー。

朽ち果てる2005年01月02日(Sun)23:42　 『蒼穹のファフナー』最終回
本当に手堅く手堅くまとめてきたというか、ここしかないという落としどころに
狙いを定めて風呂敷を畳みきったというか。
SFにも哲学にも逃げず、キャラに世界を紡がせる非常に真っ当な最終回。
欲を言えば、あと１カットでもよかったんですけど、もうほんの少しだけ
余韻がほしかったなぁ。

というか、真っ当な最終回を迎えられること自体が奇跡に近い出来事なのだという
認識、或いは感慨というのはおそらく第一話からここまでをリアルタイムで追ってきた
人間全員に共通したものなのではないでしょうか。
こういう言い方が適当なのかどうかはおそらく将来的にも判明することは
ないのでしょうけど、まぁ敢えて言うのなら、御巣鷹山を回避して軟着陸に
成功した日航機、的な。

前半でクリティカルなミスを繰り返した構成・キャラ配置・設定の出し方、その
綻びを補修し続ける作業の痛々しさを隠しきれない部分もありましたが、それを
乗り越えてここまでの疾走を遂げたのは見事としか。
特にブレまくっていた視点を真矢と乙姫に落ち着かせた手際は素晴らしかった。
これでようやく腰を据えて観られる体勢が整いましたからね。

いやまぁ、これだけの盛り上がりでエンディングまで走りきってくれたわけで、
今更戦犯追求をしても詮無いことではありますし、結局のところアレでナニだった
山野辺氏についてはここまで。
とにかく後半は一つの終わりに向けて収束していく立派な物語だった、と。後半は。

しかし、テーマは乙姫と総士が語る、重さは親父が醸し出す、痛みは仲間達が背負い込んで、
…主人公たる一騎のウリは強い、という一点に絞られるんでしょうか。
あ、ヒロインの救出って重大な役目があったか。失念失念。

!真矢はヒロインレース脱落という屈辱を首の皮一枚残して回避。
!一騎×総士ラインは恋の花を咲かせることに成功しましたけどねっ。（ぇ？
!真壁母ちゃんですら10年かかった再生への道筋、さて稼げた時間で真矢がどれだけの
!巻き返しを図れますか。
!いやしかし、溝口さんが生き延びたのは大穴でした。うへぇ良かった。

兎にも角にも、様々な話題を振りまいてくれた作品もこれにて完結。
結論としては…見捨てなくて良かった、と。
今はただ、その一言です。
「エヴァと種とPONを足して５で割ったような」物語では、終わらなかった。
冲方最高。


ベストキャラは迷うことなく皆城乙姫。
強い子。

「この宇宙で、いのちだけが持てる、嬉しくて悲しい物語。
　それを私は体験できたんだよ、芹ちゃん」

次点でカノン・メンフィス。
強くなれた子。

「前はどこにもいなかった！　だが今はここにいる！」

朽ち果てる2005年01月02日(Sun)02:37　 しかし、
アンセブもD.U.P.も2004年に置いてきちゃったんだよなぁ…。

朽ち果てる2005年01月02日(Sun)02:13　 それにしても、
この『ローゼンメイデン』で最も注目すべき点はOPのALI PRO曲にあるのかも。
いくら深夜っつっても、初手からコレは…地上波にしてはちょっと刺激が。

薔薇の首輪つなげて　銀の鎖くわえて
今宵もひとり果てる　あなたが憎らしい
跪いてお嘗めよ　苦い愛の雫を
天使に施す青いドレサージュ

…いくらなんでもストレートすぎるだろっ！
あ、ドレサージュは調教。基本用語な。

朽ち果てる2005年01月02日(Sun)00:58　 『ローゼンメイデン』最終回
なんというか。
沢城みゆきか田中理恵のファン、もしくはアンティークドールの浪漫的偏愛者、
（と、ついでにﾅﾁｬｰﾝ儲と力丸青田買いと豚野郎と罵られて悦びを覚える人種）は
何を置いても観るべきで、それ以外の人間には最後までまったく何の訴求力も
持たない作品だったなぁ、と。

まぁ、全属性を兼ね備えた私にとってはものスゴく居心地のいい空間であったわけですがー。
とにかく第一話とラスト２話の偏執的ですらあるエロティック描写とツンデレがすべて。
主人公のやたら薄っぺらいトラウマであるとか社会復帰であるとか、そんなどうでもいい
ストーリーだのテーマだのの一切合切には、もはや意味などありますまい。
大事なのは、そう…。

球体関節の真紅、髪を下ろした真紅、腕のもげた真紅、涙ぐむ真紅、くずおれる真紅、
弱々しく呟く真紅、高哄いする水銀燈、妖しく嗤う水銀燈、口元を歪めて嘲う水銀燈、
ジャンクと呼ばれてブチギレる水銀燈、服が燃える水銀燈、胴体の無い水銀燈、
泣き喚く水銀燈、胸と尻を晒す水銀燈、髪を梳かせる真紅、抱っこしてもらう真紅…
ああ、ああ、ああ！

しかしまぁ何だ、と。
PEACH-PIT原作では『DearS』に続いて二作目のアニメ化ですけど、原作モノとしての
スタンスがキレイに両極端に分かれましたねー。
『DearS』の方は相当に気合を入れて作品精神の再構築を試みたというか、
脚本の吉岡たかを氏が作家性をフル回転させて一つのテーマを絞り込み、
これでもかと捻じ込んできた…という、かなり脚本のための作品に近いものが
あったんですが、この『ローゼン』の方は正逆で、とにかく作品の外面や
インパクト、印象といった部分をクローズアップしての見た目勝負、とにかく
大事なのはキャラの魅力、ストーリーなんて刺身のツマ！…という。

どちらにも良し悪しはあるのでしょうけど、この両作品に限ってはその選択が
限りなく正解に近かったのではないかな、と。

朽ち果てる2005年01月01日(Sat)23:25　 2004連ドラ大賞
大賞
『白い巨塔』

金賞
『人間の証明』
『世界の中心で、愛をさけぶ』

銀賞
『アットホーム・ダッド』
『離婚弁護士』
『マザー＆ラヴァー』
『ミステリー民俗学者 八雲樹』
『僕と彼女と彼女の生きる道』

特別賞
『新選組！』


『白い巨塔』はキャスト・スタッフ共に圧倒的でした。
文句の付け所が見つからない。
『人間の証明』は１クールながら重厚な仕上がりで満腹感。
『セカチュー』は後半の見せ方が今ひとつだったものの、前半の青臭さがたまらない。
堤演出の新しいカタチ。
しかし山田孝之はいつまで高校生を演れば気が済むんだろう…違和感は無いけど。

第三グループにはコメディ路線が多く並びましたねー。
どれも肩の力を抜いて楽しく観られる良作でした。
『僕と彼女と彼女』は鋭く切り込んでくるというより、どちらかといえば
日常を淡々と描く作品だったのがちょっと意外。

『新選組！』は時代劇として観ては損をするような気すらする、上質の
エンターテイメントでした。

そんな感じでー。

朽ち果てる2005年01月01日(Sat)23:09　 『ホットマン2』最終回
主人公の円造はどこまでも間違ったことを真っ直ぐに言うという、実際にいたら
手のつけられない大アバレ野郎で、その辺の視聴ストレスを七海の可愛らしさで
誤魔化したのが前シリーズだったんですけど、今シリーズは志麻役が小西真奈美から
伊東美咲に変わったことで、そのストレスが倍増しました…。
どうにか美山加恋（『僕と彼女と彼女の生きる道』の凛といわれないと判りませんな…）
の登場で視聴を継続してはみたんですが、うぅむ。

皆で間違ったことを間違った前提から間違った論理で怒鳴りあった結果、
最後まで間違い続けていたというか。
根本的に、降矢家の面々にまるで魅力が感じられないんですよねー。
結果として七海といちごの微笑ましい挙動を眺めるしかなかったという。

脚本の樫田正剛はマンガ原作のドラマをよく手がけますが、どれ一つとして
その試みが成功に至ってないんですよね。
悪い意味での原作クラッシャー。

朽ち果てる2005年01月01日(Sat)22:25　 木村航『ぴよぴよキングダム』
あー、これは少女漫画だなぁ。
特に第二幕ではそれが顕著ですなー。
ボーイ・ミーツ・ガールである以上にガール・ミーツ・ボーイで、
一人称の心情描写は根源的に理解ではなく共感、或いは共振だけを求めていて。
綺麗です。

その分だけ第三幕はちょっと蛇足かなー、という気もするんですが、
この辺はまぁMF文庫Jの読者層を考えると仕方ない落としどころというか
妥協点というか、フォローみたいな部分なんでしょう。

挿絵の竹岡美穂はコバルト系の方ですし、タイトルはこの通りですし、
私も作者買いでなければまったくのノーチェックだったでしょう。
その辺り含めてものすごくニッチな狙いどころだったんじゃないかと思いますが、
予想を遥かに上回る良作でした。


「なめんな小娘。おいらは作家だ。骨の髄まで！　晒してるさ！」

ものすごく直球勝負のこのやりとりは、やっぱり何度読み返しても泣けます。

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