咀嚼過程
朽ち果てる2006年09月30日(土)05:57  えい子先生の
アルバムオフィシャルサイトが妖しすぎる件。
いや、根本的にジャケットがヤバいんだけどね…。
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朽ち果てる2006年09月25日(月)15:20  『シムーン』#25「パル」
素晴らしい。
弱さ故に美しく、脆さ故に美しく、そして強く在るが故に美しい。
描かれるのは少女の死と永遠。

そして今夜、最終回。
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朽ち果てる2006年09月25日(月)02:50  桝田省治『鬼切り夜鳥子 〜百鬼夜行学園〜』
う〜ん。
すごくテンポのいい文章で読みやすいし、直球ながら構成もしっかりしている。
終章のタイトルあたり、捻りのきいた小技も混ぜ込んできていて、全体に
手堅くまとまったジュブナイルだと思うんですけど。

ですけど、違う。
期待はずれ、というのは言い過ぎなんだけど、でもやっぱり期待していたものとは、
明らかに違ってしまっている。

「桝田省治が小説を書く」と聞いたときに抱いた期待っていうのは、
言ってしまえば『頂天のレムーリア』なんですよね。
本業小説家ではないところから生まれる、破天荒な着想と奇想天外な展開、
そして何より独特の台詞回しから滲み出す、芯のある人物観。
本作は小説として良くまとまっている代わりに、そういった部分が
すっぱりと切り落とされてしまっている。
桝田省治独特の、ポジティブな腹黒さを前面に押し出したテキストが
ほとんど見当たらないというのは、残念というほかありません。
もっと調子に乗ってほしかった、というのが正直なところです。

佐嶋真実のイラストは表紙・口絵・挿絵、どれをとっても扇情的で
文句のつけようがないんですけどね。

!あ、二枚舌の昼子ネタには素直に笑いました。
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朽ち果てる2006年09月24日(日)06:34  で。
ロワ3はさて、どうしたもんだろうかね。
弾けて消える一夜の花火、乗ってみるのも悪くはないけど。
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朽ち果てる2006年09月24日(日)05:27  いいんちょ、優勝
決勝Tの勝敗はすべて予想通りというか、非常に順当な結果に落ち着いたな、と。
いや、仁科さんにしても。
キャラの勢い、立ち居地、葉と鍵のパワーバランス…過疎と濃縮が進行しきって
得体の知れない塊と化した今の葉鍵板らしからぬ、何というか実に葉鍵板らしい
勝負が続いたんじゃないかと思います。
3回戦からブロック準決辺りで相当波乱やら葉鍵間の足の引っ張り合いが
あったりした分、至極落ち着いた(盛り上がりに欠けた、という意味ではなく)
展開になったのかな。

印象に残ってる試合はといえば、Cブロック決勝・みさき先輩vs彩、
Aブロック3回戦の仁科さんvs楓、Hブロック3回戦の舞vsちーちゃん辺り。
全部負け試合だったんだけど、本来の最萌らしいというか、勝敗を超えて
気持ちのいい試合だったなぁ、と。
炉帽たんと(それから500人の大馬鹿者たちと)迎えた夜明けを思い出すような、
そんな時間を過ごすことができた勝負でした。

すべての運営と支援者に、幸あれ。
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朽ち果てる2006年09月23日(土)18:22  『ストロベリー・パニック』#25
「だから…」と言いながらそっと目を閉じる→失敗→
すかさず思い出の歌を歌いだす→大成功(朝チュンGET)!

これが松来未祐…伝説の誘い受…っ!
ラス前にしてこれだけの大ネタを用意するとは…侮るまじ、ストパニ!
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朽ち果てる2006年09月23日(土)04:54  今だから言えるが、
小田美智子がかつてソフトボール部に所属していたというだけで
評価を一段階上げた私は、色々な人間から罵られていい。
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朽ち果てる2006年09月23日(土)03:46  ヤバイ。
今週の『うたわれるものらじお』#12は全人類が襟を正して聴くべき。
そして我々は小山力也に(そして柚木涼香に)、我々の奉ずる全てを以って
礼を述べるべき。
これまでにない大原さやかがそこにいる。
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朽ち果てる2006年09月23日(土)00:35  『遊戯王デュエルモンスターズGX』#103
KENNの声がすごくノっていて、正直ちょっと感動した。
8クールは人を成長させる。

「それって、デュエルを楽しんでるってことさ。
 ―――さあ、楽しくデュエルしようぜ!」
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朽ち果てる2006年09月21日(木)16:28  『つよきす Cool×Sweet』最終回
そうやって落としますか。
ただ、素直に全編を劇中劇として受け止めるのは早計でしょうね。
アバンで夢オチを続けてきたことで劇オチの範囲を曖昧にしている辺り、
常用するわけにはいかない奇手ですが、しっかり計算されている印象。
逆風を逆手に取って皮肉ったといったところかも知れません。

たしかに作画は終始低調、背景美術の安っぽい感じも拭えませんでしたし、
演出面も最終回以外ではあまり見るべきものはありませんでしたが、
シリーズ構成としては存外に良かった。
1クールの使い方として、素直に上手い。
山田靖智、やってくれました。

前半をお当番回として消化すると見せておきながら、個々のエピソードで
周囲の人間と素奈緒との信頼関係をしっかりと築いておくことを
忘れていませんでしたから、結果として9話以降の一連の流れにおいて
素奈緒を中心とした人間関係が綺麗に収束していきましたね。
この辺りの空気の作り方が、苦しい中でもひとつ、キムシン監督の
本領発揮といったところでしょうか。
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朽ち果てる2006年09月21日(木)01:37  『サプリ』最終回
亀梨も伊東美咲も、脚本に振り回されてひどく損をしていたなぁ。
仕事ができずに逆ギレするという最低のスタートを切って、結局
大して成長することもなく勝手に辞めていったバイト君、という
位置取りには綿密な計算というものがまるで感じられません。
伊東美咲に至ってはキャストロールの番手上は主演扱いのはずなのに
見せ場らしい見せ場がありませんでしたし。

困ったときの佐藤浩市、といった感じでストーリーの破綻を
誤魔化すためにこき使われていた今岡のポジションも疑問。
というか彼はセンスのない人物配置の典型的な犠牲者ですね。

そもそも伊東美咲演じる主人公・ミナミが良くない。
「仕事のデキる女の先輩に憧れる新人」という構図が同じく亀梨を
起用した『anego』の二番煎じになるのを避けたかった、のかどうかは
判然としませんが、劇中でまったくといっていいほど仕事のデキる
イメージがありません。
能力は無いが仕事に対する熱意だけはある、といった立ち居地で、
自滅しかけたところに今岡のヒントやフォローが入るのが常でした。
いや、それって亀梨演じるバイト君のポジションなんじゃないの、という
ところでまずストーリーの焦点が完全にブレてしまっているんですが、
それとはまた別の問題として、りょう演じるミズホの「仕事も恋もデキる女」
という設定は「仕事はデキるが恋はできない」主人公ポジションの
対立軸として用意されるのがセオリーであるために、「仕事も恋もできない」
ミナミとはまるで噛み合わない、という悲惨な事態を招いています。

あおりを食ったのが瑛太で、ミナミとミズホを繋ぐラインにして亀梨の
目標でありライバル、といった位置取りで機能すべき役どころであるにも
かかわらず、それぞれのベクトルがまったく別の方向を指しているために
見事に空回りしてしまっていました。
一番外側にいた佐藤浩市は、初期配置の失敗による負の連鎖に巻き込まれて
その輪から弾き出されたといったところです。

そもそもの足場が崩壊している状態では、話の動かしようもまとめようも
ないでしょう。
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朽ち果てる2006年09月21日(木)03:24  ノスタルジィ。
http://www.ninetail.afrox.net/

DOS/V互換機て。
PC9821・及び98ノートでは動作致しません。て。

ものすごく懐かしい表記を見た気がする。
いや、作品自体には何かこう、隠れた名作になりそうな雰囲気もあるんですが。
人物紹介欄から垣間見えるテキスト周りとか。
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朽ち果てる2006年09月20日(水)01:39  『結婚できない男』
観ているこちらが呆気に取られてしまうような超展開で、果たして
それは恋愛感情なのか? こんな一足飛びにケリをつけてしまっていいのか?
…と思わせておきながら、驚くべきどんでん返しを一つ挟むことで
受け容れ易い結末へと自然に移行させるという、実に上手さの目立つ
最終回でした。
うん、ラストの橋の上、あの距離感で幕を閉じるなら何の文句もありません。

圧倒的な存在感を発揮して嫌味で皮肉屋で偏屈な憎めないバカを演じきった、
というかホームグラウンドで思う存分本領を発揮した感のある阿部寛と、
表情とイントネーションだけで芝居を成立させてしまった夏川結衣の
丁々発止のやり取りで、初回から最終回まで楽しく観られる良作でした。

コンビニ店員やレンタルビデオ店員といった繰り返しネタも活用したりと
小技もピリリと利いていましたね。
そして何といってもMVPはKEN。
猫派の私としても思わず注目せざるを得ない演技派でした。

国仲・塚本といった若手をストーリー上では出しゃばらせ過ぎず、
かつ自分たちの芝居をすればしっかりと好印象を獲得できるポジションで
遊ばせていたのも良かったかな。
脚本・演出とキャスト陣がそれぞれを活かしながら一つの空気を
作り上げていたという感じの作品でしたね。
拍手。
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