朽ち果てる2008年07月26日(土)00:24
新ドラマ寸評
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『Tomorrow』…7C キャストは面白いが狙いどころが不明瞭。 医療ドラマの溢れる中、テーマを絞りきれないのは痛い。
『太陽と海の教室』…7B 夏に夏らしいキャストで夏らしい演出の夏ドラマをやるのは正解。 あとは脚本の練りこみ次第。
『シバトラ』…7B 徹平、予想以上のハマり役。アテ書きかと思えるほど。 藤木は無理しすぎ。
『モンスターペアレント』…7B 流行のテーマによくある切り口、かと思いきや毎回脚本にひと捻りあって面白い。 単なる現代的勧善懲悪や人情話に走らないのは好感。
『ゴンゾウ』…7B 内野聖陽の渋さは異常(いい意味で)。 大河以前にはここまで重い役者じゃなかったような記憶があるのだけれど。
『正義の味方』…7D 残念ながら志田未来も山田優も好きでない部類に入る。 本郷奏多に胸をときめかせて誤魔化すにも限界がある。
『四つの嘘』…- 永作主演という段階でチェックする気にすらならない。 不快になるためだけに一時間を使う気はない。
『コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命〜』…7A 王道の面白さ。 随所で『ER』をよく研究・分析していると思わせる。 浅利陽介が毎回とてもいい味を出している。
『ロト6で3億2千万円当てた男』…7C 果てしなく微妙。 転落と身近にいた青い鳥、というラストに向かって何の仕掛けもなく ただ一直線に進んでいるように見える。
『魔王』…7B 生田斗真演じる芹沢の過去を第一話であっさりバラしたのには度肝を抜かれた。 インパクトはあったが、正直なところここまでの作劇上は負の効果の方が強い。 まったくの自業自得で追い詰められているようで感情移入のしようがない。 大野は自分にできる精一杯を頑張っているように感じられる。
『ヤスコとケンジ』…7A 今期のサプライズ。 非常に予想外なことに、とても楽しい。 多部未華子はしかし、NHKの朝ドラ主演が決まったのに相変わらずの性格俳優っぷりだ。
『打撃天使ルリ』…6 駄目。 不快感と反動としての爽快感のバランスが取れていない。 菊川の鬱陶しさが演出の重さと相まって完全にカタルシスを消している。 | | |