咀嚼過程
朽ち果てる2003年12月31日(Wed)15:28  『WONDERTHREE』の総集編を読みながら一年の締めくくり
シエルインドーヽ( ´ー`)ノ

では、ごきげんよう皆さま。
よいお年を。

朽ち果てる2003年12月27日(Sat)04:15  昔、
と言ってもほんの5,6年前の話なのだけれど、あの頃はごとPの絵がどうしても
ダメだったなぁ、と。
今は物凄く惹かれるのですけど。
何ででしょうね。

朽ち果てる2003年12月26日(Fri)04:50  非常にどうでもいい話ですが、
北都南と芹園みや、と聞くと『まじかるカナン倶楽部』を思い出しますな…。
エロゲーが公のメディアに殴りこんできた記念すべきラジオ番組です。
まぁ後続がいつまでも出てこない内に、エロゲタイアップ番組はネットラジオという
新たな媒体に移行してしまいましたが。
…かろうじて『とらハ』が電波に乗りましたか。
カノラジは異端児と称されるべきでしょう。ソッカソッカの予感。

ところで『傷モノの少女』のディスク1におまけトラックとして収録されている
出演声優コメント集、ファイル名がどうみてもアレでナニというか、公的にああいう
アレをやってしまうとあまりよろしくないアレコレを招くと思うのですが、如何か。

しかしそれにしても全員分まとめて叩き込んでくるとは、また豪気というか、さすがは
過去に回収騒ぎを起こしているRaSeNらしい漢っぷりですな…。

朽ち果てる2003年12月25日(Thu)05:58  『傷モノの少女 -傷モノの学園・外伝-』
どうしちゃったんですか、RaSeN!?
『魔法天使ミサキ』をあれだけ酷評したワタクシをして、思わず唸らざるを得ない
上物の陵辱を叩き込んでくるとはっ!

『傷モノ』シリーズのメインゲンガー・浅賀葵氏に殉じるつもりでの神風プレイだったにも
かかわらず…こりゃあ聖夜にだけ起こるという、小さくも温かな奇跡だね♪

そもそもこのシリーズ、まごうかたなき陵辱モノにも関わらずどうしようもなく空回りした
浅薄な心情描写を繰り返し、開始1時間せずに未読スキップを駆使させることで
有名だったのに…まぁそれもある意味正しいエロゲらしくていいんですけどね。
陵辱に意義など要らんのですよ。
愚にもつかない動機と醜悪な獣欲だけがあればいい。
結末なんか適当に殺されてるかタイーホされてりゃいいんですよ。

今作はその点に忠実です、野郎どもが悉くアタマ悪くて、かつウザくない。
陵辱の為に配置され、陵辱の為に無駄なく動き、陵辱の為の台詞だけを喋る。
野郎キャラとしては理想的といってもいいでしょう。
導入も展開も結末も余計な小理屈を挟まずにざっくり大味、だがそれでイイ。

デフォルトでほぼウエイト無しのオートモードも、少ない選択肢数との相乗効果で
非常に快適な見てるだけプレイを保証してくれます。

あとは台詞回しが秀逸ですね。
シナリオは陵辱特化であくまで簡素に、テキストは陵辱特化であくまで下種に。
原則論に極めて忠実です。
スタッフロールを見る限り前2作からメインライターに変更は無いようなんですけど、
何があったんでしょう、今作は素晴らしいですね。
余計なことを何ひとつしていない。
あくまで商品価値を高めることに徹しています。

ま、一部ルートでやっぱり主人公がウダウダ言い始めますが、大抵はBAD直行なので
そう気にはならないでしょう。
どうしても苛ついたときにはタイトルに戻ってニューゲーム、スキップして最初の
選択肢でいきなり自殺させて憂さを晴らすのもひたすらに後ろ向きなストレス解消法と
して悪くないかと思います。

何と言っても今回はプレイ開始から第一の陵辱までが短い!
これは前二作の明らかな欠点でしたからね。
特筆すべき改善点といえるでしょう。

主人公とメインヒロインはともかくとして、周囲のキャラの配置が上手い。
特に、もう貴様は此処で犯す! …とプレイヤーが感じた瞬間に即実行に移してくれる
親友のキンタ、お前さん最高。
たまにざっくり殺ってくれるのも友情のエッセンス。
主人公にしても、いつものグダグダ感が少し薄れていますね。
小心者の小悪党のクセに自分に言い訳しながら陵辱に耽溺しちゃう腐れっぷり、なかなか
どうしてナイスガイの素質アリです。

ヒロインもまさに隙無く、陵辱のために集まった精鋭揃いという感です。
それはお嬢様とか眼鏡ッ娘とか、そういった基本属性の問題ではなくて、その精神的な
性向としての評価ですが。
芯が強い、気が強い、性格が悪い、性根が腐っている、そう簡単には堕ちない。
ここ、重要です。
やはり獲物には最後の最後まで抵抗してもらわないと。
瀕死だからと気を抜けば狩人の首を噛み切る、その微妙な駆け引きが醍醐味なのですから。
マグロ姦を陵辱とは呼称しません。
ちなみに声はまさに脂の乗り切った面子を揃えてます。

浅賀葵氏担当のキャラについては、RaSeN伝統の塗りの粗さがなりを潜めていたのも
非常に高い評価を与えられるポイントです。
逆にサブゲンガー・宗田氏担当のキャラではお家芸が健在なんですけどね…。

肝心のシチュもニーソ半脱ぎ旧スク縞パンあたりはもはや当然として、腹パンチや
その他エロゲ板内ですらマイノリティな希少系も押さえているのが素晴らしい。
この辺のつくりは「わかってる」感じがひしひしと伝わってきましたね。
あと肉棒頭数合わせの田中佐藤鈴木は潔くてワロタ。

控えめにパロネタを散りばめているあたりも好感。
流さば流せ、気付く人間だけ気付けばいい…そういうさりげなさがイイ。

あえて難を言うならば、やはり1シーンごとの尺の短さでしょう。
これは以前からの不満点なのですが、一向に改善されませんねー。

あとは、うーん…一応反転。
!裏ルートなんですけど…『鬼作』の時なんかもそうなんですけど、こういう
!腐りきった心根を洗い流してくれちゃうような救済EDって、やっぱり勿体無いと
!思うんですよね…。
!こういうちょっとイイ話系のネタは大人しく純愛系作品でやってもらえないものかと。
!まぁ、それでも和姦が無いのはある意味感動に値しますけどね…。

全体として、陵辱モノとしては非常に高いレベルでの完成度を誇っていると
言えるでしょう。
初心者から上級者まで、間口の広い秀作です。


アルコールっ! ニコチンっ! 陵辱っ!
そして結末は友情完了惨殺っ!(←どうやら有明ツインズEDで締めたらしい)

何よりもっ!
此処には音乃菜摘がいるっ!
それだけで…それだけだって構わないんだから!

…まさに完璧、一点の曇りなき聖夜といえましょう、天の神々もご照覧あれ!

HALLELUJAH!

朽ち果てる2003年12月25日(Thu)03:22  聖夜
とりあえず積読既読塔の一番上にあった『黄薔薇革命』を手にとって何となく読む。
布教してたのが返ってきて以来、片付けていなかった模様。
BGMは坂本真綾『ニコパチ』。

由乃さんの病室>令さまの詰問の流れで『Tune the Rainbow』がかかる。
心房中隔欠損症でテディ@みつめてナイトを連想し、瞬間的にライズやライナノールや
カルノーやゼールビスを思い出し、かつての美しい名作SS群が脳裏をよぎり、
危うく涙腺が崩壊する寸前に。
一旦は押しとどめることに成功したかに見えたが、歌詞とシーンの見事なシンクロに
気付いてしまい、堤防はあえなく決壊。

丘の上で見渡す世界は 今日も愛で溢れてるはずなのに
迷い生きる僕らは気づかず やさしい愛の歌さえ届かない
守りたい ただあなただけを その笑顔 輝く日々を


その後、痕を見せるシーンで『THE GARDEN OF EVERYTHING』。
再び大洪水に。

朽ち果てる2003年12月22日(Mon)15:22  ナージャという女は…
どうしてこんなに無知で愚昧で、ひとを苛立たせる天才ですか?

というか『Portrait』の杏子ワーストルートなんかが物凄くお似合いな感じ、って
毎週のように口汚く罵ってますね私。

あ、『Portrait』は名作ですよ。うん。

朽ち果てる2003年12月22日(Mon)01:13  『藍より青し〜縁〜』#11 第拾壱話「月光」
雪野五月さん、今年の初めくらいから夏頃にかけて、かなり芝居が荒れていたような
印象があるのですけど…秋口あたりから復調してきた感じですね。
良いことです。

って最終話予告、ティナいなかったような気が…。・゚・(ノД`)・゚・。

朽ち果てる2003年12月21日(Sun)21:30  2003冬ドラマ最終回
『ビギナー』

『HERO』や『カバチタレ』にしてもそうなんですが、法曹関係というのは普段そうそう
関わり合いになる世界ではないので、やはり目新しさというか、新鮮味がありますね。
この作品も、シリーズ通しての流れというのは正直あってもなくてもいいようなもの
だったと思うんですけど、エピソード毎の目線の変え方が上手かったですね。
ところで、ミムラは演技はともかく表情が微妙すぎ…。


『共犯者』

最終回の構成はまぁ賛否あるかとは思うんですが。
特に本放送では一週間の間が空くわけで、前回ラストの緊迫した場面から一転しての
冒頭シーンが果たして狙い通りの効果を出せているかは微妙かも。
DVDなんかで通して観るなら、絶妙の緩急になるという気はしますけど。

で、いわゆるオチは開始当初から読めている部分なわけで、後はどうやってそこへ
もっていくか、そしてどう演出するかが見どころでした。
結果から言えば、大絶賛…とはいかないまでも、まずまず効果的に見せることに
成功していたかと。

残念だったのは、脇キャラ群の多くが結末にあまり絡んでこられなかったこと。
美咲とマサトの掛け合いがメインになるのはある程度致し方ない部分だとは思うんですが、
予定調和のごとく一点に収束していく登場人物たち、というのが群像劇のカタルシスな
わけで…って、まぁ一貫して視点をバラまくことを避けてきた以上、まったく群像劇とは
いい難いんですけどね、実際。

とりあえず力を入れて観るに相応しい力作でありました。
拍手。


『TRICK』(第3期)

開始当初のエピソード1や2は、さすがにパワーダウンしたかな…と思わせておいて、
あの救えない結末の『絶対死なない老人ホーム』、さらに奇術での殺人トリックを
マジシャンとしての視点から見破るという基本コンセプトをほぼ無視した構成の
『死を招く駄洒落歌』、と尻上がりに調子を上げてきましたね。
そしてラスト、ある意味で衝撃の結末な黒門島編と、何だ終わってみれば外してない
じゃないか。さすがだTRICK。


『ヤンキー母校に帰る』

ドキュメンタリーからのドラマ化ということで、当初はイロモノ扱いしてました。
今となってはゴメンナサイですねー。

竹之内が回を重ねるごとに丸くなっていってしまったのはちょっと残念ですが、
学生役の若者たちがわりと頑張ったこともあって、なかなか見せてくれました。
ま、さすがに相葉の教師役はどうかと思いましたけど。

周りの大人たちはずらりと演技派を揃えたという感じで重厚でしたねー。
特に安藤先生役の余貴美子がカッコ良すぎ。
口調も意味もいちいち重い。
唐十郎の校長は最初と最後のエピソードだけ出てきて異様な存在感。
眼力が凄まじいというか、画面が締まりすぎて怖いくらい。

しかしSAYAKA、デビューしたてなのにヘビーな役ばっかりですね…。
それなりにこなしてますけど。

朽ち果てる2003年12月21日(Sun)15:42  『D.C.〜ダ・カーポ〜』#22「すてきな思い出」
喪失は常に世界が要求する代償。
その意味を知り、なお越えようとする決意は美しい。

それをこそ。
物語の結晶と、私は信仰している。

朽ち果てる2003年12月21日(Sun)02:15  ぐあ
越智自由氏、project-μ退社。

他社での新作を期待しております…。

朽ち果てる2003年12月21日(Sun)01:40  『Sledgehanmmer Romance』
「EDはもう、とても壮大な詞なので唄う方も負けないようにとがんばったんです」


うん、頑張った。

朽ち果てる2003年12月20日(Sat)01:10  『Fiasse Crystela COMPILATION ALBUM Starry Crystal』
ヤベェ、最終兵器おねいさんキチャッタ━━━!!!((((( ゚Д゚)))))

…ま、例によって歌フィアッセと声フィアッセは別でつか(´・ω・`)

!(『Trust You're Truth』in the MINAMIおねいさん…スゴいだろうにな…
!                   隠しトラックで一曲くらい聴きたいな…)Oo(´∀`)

朽ち果てる2003年12月17日(Wed)01:31  『なるたる』
地上波ですか。
TBSのチャレンジャーぶりに言いたいことはたくさんありますが、言うべきことは
ただひとつ…。

 や め と け 。

朽ち果てる2003年12月17日(Wed)00:43  『黄泉がえり』
すげえ今更だけど。

久々に良い物語を喰らわせてもらいました。

徹頭徹尾ファンタジーであることに違和感を抱いてしまったら、受け手としては
負けですね。
だって原作は梶尾真治、『おもいでエマノン』の梶尾ですぜ?
ファンタジーをファンタジーとして受容できる人でないと(黄泉がえりを楽しむのは)
難しい。そんなこたねぇか別に。
ただまぁ、「空気に酔う」「記号的お約束のベクトルには逆らわない」、これ重要。

ラストはちょっと蛇足だったような気もしますが「おかあさん」は反則…。・゚・(ノД`)・゚・。
あとは田中邦衛の奥さん役、忍足亜希子が素晴らしい存在感。

しかし柴崎コウは美味しいなぁ。
台詞なんかほぼ皆無だったのに唄はものすごい重要なパートを占めてたし。
ここがコケてたら全体にガタがきてたとこですけど、これがまたイイ出来なのが。

朽ち果てる2003年12月14日(Sun)16:57  『明日のナージャ』
#44「どっちが好き?究極の選択」

ローズマリーナージャ=プレミンジャー嬢に続いてメリーアン嬢にまで楯突くとは…
調子に乗るのもいい加減にするがいい、河原者!
貴様なぞ「2人のどちらかなんて選べません」とかなんとか書置きを捏造して
そのまま薄暗い地下牢にタイ━━━━|Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━ホ!!

「ずっとあなたのことを想ってた」だと? 良く言った!
そのドブ臭い下層市民の身体には青い血など一滴たりとも流れてはいないと心底から
思い知るまで、その二枚に分かれた舌をだらしなく突きだしながらご主人様のミルクを
くださいと懇願するまで二度と陽の光を浴びられると思うな、芸人風情が!


…なーんてことは置いといて、キメ細やかな演出はさすがに五十嵐監督自らの手に
よるだけのことはありますね。

朽ち果てる2003年12月14日(Sun)16:22  『クラッシュギアニトロ』
#44「ゼロの境地」

終盤、ホントにハズレ無しだなぁ。
今回だってAパートはどうなることかと思いましたけど、ラストはまさに
「gear is beautiful」なバトルだったし。
去年からこういう感じでやっていれば、バンダイのギア関連プロジェクトも
また違った展開になっていたかもしれませんねー。

まぁ前作は前作でとても愉快だったんですけどね…。
ギアの楽しさが伝わるかどうかと言ったら、少しっつーかかなり不適切な表現が
頻発してたような。

朽ち果てる2003年12月13日(Sat)21:32  相楽直哉の例のアレ
予想通りというか、まぁなるべくして祭りになってますな。
詮方なし。

奇策だとは思いますけどね、少なくとも知名度は大幅に上がったわけですし。
悪名も名の内、売れれば勝ちです。

まぁ、売れれば。

朽ち果てる2003年12月09日(Tue)12:51  『D.C.〜ダ・カーポ〜』#22「素敵な思い出」
いや、原作の隠しキャラがここまでクローズアップされただけでも万歳三唱するべき
ところですよ。
全編に渡って徹底された耳による感情表現、ほぼ崩れることの無かった作画、そして
これが原作との最大の差異にして長所、響き渡る松来声。
更にこの頼子完結編はベタながら外さない演出で、何もって、これ以上の贅沢は。
…言えませんとも。

頼子さん…・゚・(つД`)・゚・

松来嬢は次クールの主演も決定してることですし、ここで一気にブレイクですよ。
長い下積み生活とはおさらば!『コス∞プレイヤー』DaDaDa!Hay!(゚∀゚)
!次、ことり? …ああ、原作で下着が黒かったアレね。('A`)ノ

朽ち果てる2003年12月02日(Tue)14:44  田村登正『ブラックナイトと薔薇の棘』
『大唐風雲記』シリーズの田村登正、初の現代モノですね。

極めて正しくジュヴナイル。
日本最大のファンタジーノベルレーベルでありながら変化球や魔球が圧倒的に多い
電撃文庫において、もはや絶滅寸前の少年少女青春小説といってもいいでしょう。

物語のキモである「天空のアイ」の正体については、あらすじ・口絵・ネーミング、
そして何より目次を見ればほとんど答えが書いてあるようなものなので、どちらかと
いうとクライマックスシーンを前もって予測しつつ、そこまでの展開を楽しむという
読み方になってしまいました。
ただそういう読み方をしていくと、中盤の4章・5章はかなりダレるというか、冗長に
感じられてしまうのが残念。
70頁を費やして薔薇の棘のパーソナリティが掘り下げきれたのか、というと微妙な
部分があるような。
語り口がまろやかというか、スパッとしていないのがこの方の文体の特性というか
長所にして短所でもある点だと思うのですが、この部分についてはそれが裏目に
出てしまってるような気もします。

特に大きな仕掛けやカタルシスが待ち受けてるわけではありませんが、全体に爽やかで
後味の良い作品ではありました。

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