咀嚼過程
朽ち果てる2004年05月10日(Mon)14:58  『ワンピース』
#190「エンジェル島消滅!雷迎降臨の恐怖!!」
#191「巨大豆蔓を倒せ!脱出への最後の望み」
#192「神の国の奇跡!天使に届いた島の歌声」

VSエネル最終決戦3部作。
実に良かった。
役者がノって芝居をしてくれるのは本当に気持ちがいいなぁ。
締めのクリケット@谷口節による#193予告がまた、尋常じゃなく清々しい。

黄金の鐘の音が重低音なのも堪らない。
原作唯一の不満点が「カラー…ン」の擬音だったんで。

2004年05月05日(Wed)23:27 
っていうか、本スレ85の1000を見て莫迦泣きしてる俺、アホな子な。

2004年05月05日(Wed)22:31 
今日の葉鍵板は、優しいな。

朽ち果てる2004年05月05日(Wed)17:08  結論
 
 今 す ぐ 買 っ て こ い 。
 
貴様は今、人生のほぼすべてをドブに捨てるか無為に食い潰すかの二択を迫られている。

2004年05月05日(Wed)14:23 
あえて他のあらゆる要素に目を瞑って純粋に「泣けた」順に列挙するなら、

ことみ>>[越えられない壁]>>風子>>渚After>勝平>汐>早苗>有紀寧=美佐枝

>渚=智代>幸村>春原(芽衣)>秋生>渚TRUE=藤林姉妹=芳野=直幸

かな…?

ことみの時のトランスは尋常じゃなかったなぁ…。
全身痙攣したまま痺れて脳は機能しないし、気がついたら爪剥がれてるし…。

2004年05月05日(Wed)14:18 
そういえば今日はこどもの日か。

ホラまたモニターが。

2004年05月05日(Wed)14:12 
でもことみのシナリオ思い出すだけで泣いてるのは、たぶん下で言ってることとは
違う次元の問題だろうということだけはわかる。

ホラもうモニターよく見えないし。

2004年05月05日(Wed)13:58 
『AIR』の如き、圧倒的な世界観があるわけではなかった。
むしろ統一された世界観という観点では脆弱な部類の作品だと思う。

だけど、何故だろう。
GWぜんぶ潰して70時間以上かけてフルコンプして、プレイしていない時でも
ずっと音楽を聴いて、起動だけしてタイトルメニューみながら思索したり
想像したり妄想したり。
これだけCLANNAD漬けになって、まだこうして抜き出したBGMかけっ放しに
しながら半日かけてプレイ感書いて、葉鍵板のスレを総なめにしたりして、
それでも全然この町の物語から抜け出そうという気にならないのは。

むしろ、これからがこの物語の本質なのかもしれないと思わせるのは、いったい
何なのだろう。

2004年05月05日(Wed)11:00 
ネタバレ薄めでシステム面。

なんと言うか、シナリオ構成上、仕方のない部分もあるとは思うのだけれど、
いくらなんでも分岐が厳しすぎ。
100個のセーブを使い果たすとは思わなかった。
こうなるとセーブデータ毎にコメントが無いのが実に痛い。

はっきり言えば今回のフラグ立て作業は苦痛。
正直、ノーヒントだったらスキップ駆使しなければ終わる気がしないというのは
如何なものか。
セーブ&ロードを繰り返して短期間に何度も同じテキスト読めば感動は薄れても
当たり前だし、その意味で今回のキツすぎる必須選択肢や各シナリオ派生条件は
どうだったのかな、と。
こういう上質なシナリオは最後まで一気呵成に読みたいものだから。

あとはデフォルトの文字表示が少し速めだったかも。
日常テキストは問題ないんだけど、クライマックスはそのままの速度だとちょっと
勿体無い感じ。
テキストウェイトの演出は何箇所かあったんだから、もう少しその辺り工夫しても
良かったかもしれない。

それと些細なことだけど、システム効果音がちょっと微妙。
ついでに言うならスタートアップメニューとショートカットを自動で作成して
くれないのは不親切かも。
どうせDVD入れっぱなしで起動しなきゃいけないんだけども。

…しまった、試してみたらDVDレス起動可能だった。

2004年05月05日(Wed)10:05 
全体の演出傾向として、終盤でイベントCGを乱発気味。
それが成功しているシナリオとそうでないシナリオの落差が大きい。
もう少し構成に合わせてバラつかせても良かったんじゃないのか、とは思う。

あとはボーカル曲、挿入歌『Ana』はいい曲なんだけど、流しすぎ。
もう少し狙い澄ました方が効果的だったかも。
歌詞も、全キャラ向きとは言い難いし。
一番多く聴くことになる汎用ED曲『影二つ』は聴き込むほどに味が出るというか、
最初は存在感の薄い曲だと思ったんだけど、やっぱりEDの情景が刷り込まれるからなぁ。
最終ED『小さな手のひら』に至っては、歌詞見ながら聴いてたら…ダメ。
秒単位で感情が昂ぶっていく。

各ライター間における文体の統一性の無さとシナリオ毎の焦点ブレも目に付くかも。
長期に渡った制作で紆余曲折があったのだとは思うけれども。
テキスト・シナリオとも、それぞれのレベルは驚異的に高いだけに、その辺りは
勿体無いと言える。
しかしむしろそのバラつき具合がオムニバスとしての味になっている部分も否めない。
難しいところ。

それと、ウリであったキャラ同士の横の繋がり。
これだけの数の人物が、元々(ゲーム開始以前)の設定相関図に留まらず、新たに
関係を構築していくというのは素晴らしい。
鬼のようなテキスト分岐も、それがルート攻略や派生フラグに必須、というレベルで
絡んでこない限りはとんでもなく楽しかったのだし。


!各シナリオでいうなら、私はなんといってもことみシナリオを愛する。
!最も構成が美しく、最も焦点をブラさないシナリオで、かつ最も演出が見事だったから。

!実際のところ、この『CLANNAD』の5編の内、ことみシナリオを除く4編は
!どれも「家族」というテーマに対して自縄自縛に陥っていた気がする。
!親子兄弟姉妹、その関係性に囚われて展開が自由でなくなっていたというか。
!その点において最も華麗にその構成軸を合わせてきたのが、涼元悠一描くところの
!一ノ瀬ことみを取り巻く世界の在り方であったのかな、と。

!家族というのはその想いのありかたであって、それを描ききることで少女にとっての
!「家族」を創出する、というのはまぁ、作品コンセプトに対して真摯というよりは
!どちらかというと抜け道に近い、反則スレスレの手法ではあると思うのだけれども。

!それでも、この圧倒的に幸福な世界を構築していく過程は、ほんとうに綺麗で。
!この物語に対するためだけでも、私は『AIR』からこっちの4年を(文字通りの意味で)
!生き延びてきた甲斐があったと、胸を張って言える。


!伊吹風子シナリオも素晴らしかったのだけれど、これは明確に禁じ手というか、
!良くも悪くも麻枝准、始まりから終わりまでを奇跡で塗り固めた構成というのは
!作品としての賛否云々以前に是非の問題じゃなかろうか、という気も。
!このシナリオ一本だけで明らかに日常生活で流す涙の一生分以上の量をぼろんぼろん
!流しながら吼えていた私がどうこう言える話じゃあないんだけれども。

!終わり方としてはNormalエンディングの方が好き。
!渚と呼べる仲になって入る風子ルートは実に甘美。
!春原と渚と、声を合わせてのラストは、春原が風子を朧気ながら語るシーン、
!三角帽子が見えて「俺たちの手だけ繋がせるなよ」と並んでこのルート3強。
!「はーりぃすたーふぃっしゅ」は日常BGMとしては最強。


!智代シナリオは、何というか辛かった。
!主人公の青臭さか、智代というキャラか、どちらかに感情移入できないとまったく
!入り込めないシナリオ。
!物語で読ませない、キャラで読ませるというのは麻枝シナリオにしてはかなり特殊。

!ただ結局のところ坂上智代という存在にとって自分は何なのか、というのが今ひとつ
!明確にならないというか、本気で必要とされているのかどうかの描写が薄いというか、
!無理やり挟み込んだような弟のエピソードは正直要らないんじゃないかとか、ってか
!それってつまりこのシナリオの肝がまるで消化できてないんじゃないのか自分。

!つらつら考えるだに、智代が落選した場合の失翼堕天EDの甘美さが染み入ってくる。
!自分と智代の立ち位置がはっきりしている、甘くて濃密な腐りかけの空気が堪らない。


!藤林姉妹シナリオは…正直、長い。
!期待したほどドロドロしてないし。
!ボリュームがあるというだけならいいのだけれど、ダレてからが長いから困りもの。
!その上、「選ばされてる」選択肢が多すぎ。
!私ゃ椋とラブラブしてんだっ! あの時点でアメジストなんか買うかっ!
!…以上、個人的な憤り。

!一応、いかにも取ってつけました的であっても椋EDが用意されているのは
!せめてもの良心だと評価したい。


で、各サブキャラルートは、といえば…


!勝平シナリオは…椋EDを見てからじゃないと絶対に後悔するかと。
!NTR耐性が無いと逆にツラいかもしれないけども。

!個人的に椋が大好きなので、勝平ヌッコロスと思いながらも椋の強さと健気さが際立つ
!このルートはお気に入り。
!主人公の胸で泣き出すあたりの無意識の計算高さも許容しちゃう。
!予想通りの「できちゃいました」から一転、「してないのに?」の流れは、自分的に
!全シナリオ中でも最爆笑シーン。
!直後の大演説はぼろ泣きシーン。
!なんだ結局椋が好きなだけじゃないのか。
!正直、椋に感情移入できないと存在意義が疑われても仕方ないルートではある。


!美佐枝さんシナリオは、まぁありていに言って反則な。
!過去と現在を繋ぐ想い。掌編ながら心地よい読後感。
!BADでのフラれ方が好き。
!つうか過去編はまんまTV版の頼子さん…。


!有紀寧シナリオはまた独特の味わい。
!キャラ・シナリオ共に和み系というか、ふんわりとしたフレーバーで
!統一されているというのは、紆余曲折あっての共作という環境にしては
!奇跡的な出来栄えと言ってもいいのではないだろうか。
!これから始まる大乱闘、実に気持ちのいい終わり方。

!この人に関してはキャラ勝ち。
!バストアップの立ち絵は…果てしなく微妙だけど。
!あとオッサンと閉じ込められるおまじない最高。


!春原・芽衣シナリオは、麻枝コメント通り「いい意味で青臭い」、そのまま。
!春原のどうしようもない馬鹿さ加減と悪友賛歌に満ち満ちた、青春短編。
!それにしても芽衣のイベントCGが可愛すぎるのはどうにかならないものか。
!いたる女史は好きなジャンルしか上手くならないなぁ。
!それと便座カバー。


!幸村シナリオはシナリオと呼べるかどうかも微妙な掌編。
!渚シナリオからの派生だけど、どちらかというと春原シナリオ完結編か。
!ラストはやっぱり泣かせに入るあたり、卑怯。
!ありがとうございましたっ!


!で、最後に渚シナリオ。
!これが本筋だ、というのは認めざるを得ない。
!たとえばAFTERが無くても、それは変わらない。

!坂の下で逢ったふたりが恋をしていく物語。
!ぼろぼろ泣けるというシナリオでは、全然ないのだけれど。
!ひたすら古河という一家の優しさが心地いい。
!何度でもやり直したくなるルート。

!何だかんだ言って、単体では果てしなく評価が難しい。

2004年05月05日(Wed)09:36 
完全にネタバレでいこうか。


!その前に少し個人的な話をするならば、私は「父と息子」の関係を描かれると急に
!素に戻ってしまうという弱点を抱えていたりする。
!あらゆる感情の起伏が強制的にニュートラルに入る感じ。
!ぶっちゃけ一気に興醒めする。
!はっきり言って『CLANNAD』構成上、致命的と言っていいかもしれない。
!その辺りを差っぴいて考えていただければ幸い。


!正直な話、私はAFTERの2周め、つまり渚TRUEでは泣かなかった。
!確定された幸福をじっと見守っていて、ただ終わりたくないと、そういうことを
!ぼんやりと考えていたら、終わってしまったのだ。
!あっさりと。


!要するにこれはご褒美なのだと思った。
!この町のしあわせを見届けてきた私に、最後に町が見せてくれた幸せな幻想なのだと。
!私にとっての渚EDはやはりあの手を繋いで歩く幻想、ひとり卒業したあの日で、
!その後は何だろう、永遠に続き続ける日常風景であって、物語ではなくなっていた。

!或いは今から思い返せば同棲編はすべて汐シナリオなのだという考え方もできるかも
!しれないけれども、いずれにせよ私と渚の物語では、すでになくなっていて、その後の一切を
!ある種のアナザーストーリーとして受け止めていた、と理解していただきたい。
!私にとって『CLANNAD』という作品の本筋はあくまでもあの学園で過ごした、冗談のように
!輝いていた日々を描いた5編の物語であって、AFTERは極論すれば蛇足、言い換えれば
!続編、別の物語だった。

!AFTERで描かれる古河秋生はひたすら格好良くて、古河早苗は強くて綺麗で、そして
!渚と過ごした日々はほんとうにいとおしいけれど、けれどそれは『CLANNAD』では、
!なかったのだと。

!AFTERについては、今はまだそういう感じ方。

!あ、勿論、汐シナリオとしてみた場合のAFTERは賞賛に値すると思うのだけど。
!特に汐が渚の人物像を語るシーンは全シナリオ中でも屈指。
!グランドフィナーレ曲『小さな手のひら』の歌詞を思い返しながらあの辺りを
!プレイしているといつの間にか全身の水分が枯渇して死ねる。

!ただ純粋にシナリオ構成として残念だったのは、光を集めることと渚TRUEの
!シナリオがリンクしていなかったこと。
!光を集める=この町の住人の思いをしあわせというかたちで一つにする、と
!いうのならば、奇跡が集う如く各キャラ総登場、という展開もあり得たのでは
!ないかという気もするのだけど、それはやはり麻枝世界観的に美しくないのか、
!とも思い返してみたり。
!返す返すも、私にとってあれが渚アナザーでなく真にグランドフィナーレと
!捉えられたなら、もしや物語は世界を超え得たのではないか、と夢想しきり。

2004年05月05日(Wed)09:16 
物語の中に71時間、寝ても醒めても。

2004年05月05日(Wed)08:40 
終幕。

2004年05月04日(Tue)04:54 
渚、ことみ、智代、美佐枝、有紀寧、杏、椋、風子、美佐枝、智代、芽衣、勝平、幸村、渚。

そして最後の扉だ。

2004年05月03日(Mon)15:53 
水瀬家一同、の絵が頭から離れずに、朝からずっと泣いていた。

いい具合に不安定になってきた。見極められるか。

2004年05月01日(Sat)19:46 
それでも、たいせつなものを想う命は綺麗で、だから椋EDや智代失翼EDが
こんなにも心地いいんだろう。

2004年05月01日(Sat)14:34 
決定的だ。

私は恋を理解できない。

2004年05月01日(Sat)00:10 
!異常な鬱に耐えていたのだが。
眠っていたようだ。
!予想外に精神が疲弊していたらしい。智代ルートは後で効いてくる。

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