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渋谷のロフト&ハンズに寄ってから、現地へ向かうも…湘南新宿ラインが遅延中。
うあぁ…と思いつつ、東横線経由で関内入りし、先ずは会場を探す。
しばし迷うも無事に発見し、場所と目印を掲示板にカキコ。
しかし…横浜のライブハウスというのは…非常に感慨深い。
自分の始めてのライブハウス体験は、同じく横浜関内の7th Avenueだったなぁ。
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時間ぴったりに現地に行くと、同時にT2さん、Kさん、Uさん、T1さんも到着。
ちゃんと時間を守りつつ、なる早の到着を見計らうあたり、みんなの愛を感じる(w
大体みんな揃ったかな…とあたりを見渡すと、道路を隔てた反対側のコンビニ前に、
Rさんを一方的に発見。…っても、声を掛けられる距離ではないので、
ご挨拶は入場後か終演後になるかなー…なんて話を一同でしていると、
思ったより早く整列開始。今回は番号が若いので、早々に建物内に入ると、
見事にウサ小屋から贈った花の目の前で待機する事に(^^;
(お花はこんな感じでした。お花屋さん、素晴らしい仕事ありがとー!)
今回は、恒例の「あさぽん=黄色ガーベラ」に加え、まりまりの「ピンクガーベラ」
そしてクリスマスっぽく白い感じで…とお願いしたら、イメージどおりの綺麗な感じに。
クリスマスなデコレーションまでしていただき、いつも良いお仕事をしてくれます。
さすが、コーディネーターさんの名前が今井さんだけあります(違うだろ(爆
そうこうしているうちに、すぐ入場。今回は手際がいいですね…気持ちが良いです。
ライブなんですから、こういうところの「リズム感」も重要だと考えますが、
今回は、キチンとそれが出来ていたと思います。スタッフさん、ナイスです!
これですよ、これ。あさぽんには、こういう良い所を、自分のホームへね、
持ち帰ってもらいたいものだと思います。
ステージから3列目中央あたりに居場所を見つけ、開演までのInterval。
後ろ4列目、5列目の同位置にもウサ小屋のメンツが揃い「あさぽん空域」に。
さらに、まーみーFanBlog管理人のQさんに遭遇、ご挨拶したりしていると、
あっというまに開演までの30分が経過。うん、この30分の設定も良い。
さすがはライブハウスの仕事。こっち系のイベントも見習って欲しいものです。
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開演時間。主催であるTWO-NYIのお二人による諸注意アナウンスが…と思いきや、
なんと、開演しているとの事。今回は、アナウンスによるDJタイムと、
ライブステージの組み合わせで、ラジオ番組風に進行していくという嗜好らしい。
これは斬新!なかなか面白いじゃないですか…!最初から楽しませてくれます。
こういう組み立てって、本当に大切。お客の視点に立って、楽しませよう!
と感じさせてくれる仕事に、これまた好印象です。楽しい以上に嬉しい感覚!
ちなみに、終了後の物販についても、ここで告知有り。
ただし、elementsは残念ながら…とのこと。会場からはお約束のように「えー!」
一方、ウサギ野郎達は、
「まぁ…売るものないしねぇ…」
なんて自虐的になってみるも、事の本質はそこには無いことは十分理解。
大人の世界は色々あるのよ。
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さて!トップバッターは、Ciaoの紹介によりBooNoのお二人。
…この二人が凄かったぁ…。何が凄いって、場の温め方、繋ぎ方、歌い方、
全てにおいて実力高い!そして、なんと言っても曲が良い。
「知らない人も、知ってるフリをして盛り上がってくださいね」
なんて言ってましたけど、知らなくても曲がすんなり入ってきて盛り上がれる。
これは、おそらく曲が持っているコンセプトが明瞭だからだと…!
最後の曲の「タオル回し」も、片方が歌っているともう片方がリズムを取ったり、
ちゃんと、デュオの役割分担がはっきりしているのも好印象。
そして、ファンの方のマナーも良いっ!1列前にいた方は、我々等の周囲に、
「次の曲、タオルを回させてもらいます。当たってしまったらすいません」
と、ちゃんと声掛けとかしてましたよ!こういう配慮が見えるのは非常に素晴らしい。
こんなファンの方をみていると、BooNoというユニットが作り上げてきた世界が、
どれだけ素晴らしいものであったか、瞬時に理解できるというものです。
いやー…なんか、すっごく満足してしまったと同時に、この後出てくるelements、
大丈夫か!?みたいな感覚に。でも、ステージ上のお二人は客席に
「elements目当てなんでしょー」
みたいな事を…(苦笑)いやー…もー、何もいえません(苦笑
ご指導の程、宜しくお願い申し上げます…みたいな(爆
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続けて、elementsの紹介によりCiaoのお二人。
あさぽんは、相変わらずこういうMCが上手い…これは才能だね。
それに、最近はまりまりもちゃんとあさぽんのペースに付いて行っていて、
彼女の成長も感じます。しかし…まりまりの
「Ciaoさんは…先輩と後輩のユニットです!楽屋では、敬語使ってます!」
という紹介はどうよ?(w 面白くて良かったけどね。
そんなMCに導かれ、Ciaoのお二人が登場。まりまりのMCを引きずって、
先輩と後輩という点を殊更アピールする面白トークからスタート。
しかし、ちゃんと歌も魅せます。BooNoもそうだったのですが、
こういう場所で、キチンとオリジナル曲で勝負できるというのは、
非常に意味ある事だと、つくづく感じました。そのユニットが、
ユニットとしての世界観を築き上げていく上で、その世界観を内包した、
オリジナル曲というのは必要不可欠…。こういう、対バン形式のライブで、
オリジナル曲を演るというのは、盛り上がり面でのリスクはあるのですが、
あえて、自分の土俵で勝負をするという気概が、素晴らしいではないですか。
4曲全部、オリジナルで勝負したCiaoのお二人にも、最大のエールを送りたいですね。
なお、曲間のMCではオリジナルグッズの告知や、なんと…川瀬さんが、
「時間があるみたいだから…オリジナルの着信メッセージ、録音していい?」
と言い出し、客席全体から「あきこさまー!ぱるぷんてー!」なんて風に、
シャウトなメッセージを録音したりと、なかなか面白い展開を。
グダグダ感が全く無かったのは、DJで培ったトークのリズム感と、
突発的行動に見せて、実はこれ、ちゃんとシナリオどおりの行動だったからかな?
今考えると、時間を確認する為にケータイ出したあたり、ニヤリとしちゃう…。
そんなんで、Ciaoのお二人も凄く良かったデス。
コーンハットと、ハート型ペンライトもベタで良かったデスよ。
しかし、ここでも
「elementsが(以下略」
はぅん。そんなにプレッシャーを与えないでー…。
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そして、TWO-NYIの紹介で、いよいよelementsの出番。ちなみに、elementsの二人は、
綾倉さんが、可愛い女の子を侍らす「綾倉会」のメンバーだそうで…(w
あー、俺も、美しいお姉さまと可愛い男の子を侍らす「かわぴー会」作りてぇなぁ(爆
ま…まぁ、それはそれとして。いよいよ登場elements。
流れる聞き覚えのあるイントロ。おー、これは…「1000%SPARKING!」
と、そこまでは良かったが…いきなり、一番前の連中がヲタ芸を打ち始め…。
はっきり言って、超ゲンナリ…。一体なんなんだこいつらは…。いや、
ヲタ芸を打つのは良い…まぁ…分かる、そういう楽しみ方もあるというのは分かる。
でも…やるならちゃんと、全出演者の曲に対してしろよ。なんで、ここだけ!?
何が不快って、これじゃまるで
「僕達はelementsだけしか興味なしでーす。自分達が盛り上がれればいいんでーす」
って、他の出演者やファンの方にアピールしているようなモンじゃないか!
そして、それは
「あー…elementsのファンって、そういうヤツらなのねー…。elementsも然りか…」
という認識を与えてしまうじゃないか!他の方のファンが、本当にマナーが良い中で、
空気を読まず、状況を考えないこの行為…!ホント、さ、最低…だ…。
なぜ、このような場を与えてくれた出会いとか環境とかに、敬意を表さないのだろう…。
自分がもし、他の方のファンだったら、elementsやそのファンを軽蔑したと思う…。
なんか、ホント…もー、最低。今考えてもムカムカするわ。
ただでさえ、キャラ的な人気が先行しすぎているelementsの二人(とくにあさぽん)は、
本人が、キャラに負けない魅力を備えている事を、ご本人達の頑張りや人柄の良さを以って、
こういう場所で証明していかねばならないというのに…お前ら、それかっ!!(怒
彼女達にとって、ここが大切な…ある意味勝負の場所である事を、よく考えてくれっ!!
しかも、この曲が終わったら、もー興味ありませーんみたいにだらーんとして、
身内でクッチャベってたりしてな。もう、ホント最低。恥ずかしいわ。
ま…これはこのぐらいにして…。
続けては「秘密☆恋心」。これで聞くの3回目になりますが、やっとこさっと、
サビを覚えてきたかなー…という感じ。でも、相変わらず歌詞がよく分からん…ってか、
今回、なんかあまり歌が聞こえなかったんだけど?続いての「エージェント」も然り。
エージェントのほうはもっとよく分からなくて、とかちちゅくちょうとしてたのか、
溶かし尽くそうとしてたのか、非常に中途半端な感じで歌ってたような…。
最後の「Let it Beat」も、ダンサブルなのは良いけど、全然歌が聞こえてこない…。
これは…いくら「なんでもやればいいじゃん!」って言っても、ねぇ…?
視覚的には良かったし、頑張ってはいたけれど、なんかちょっと違う気が…。
実験的なステージだというのは分かるんだけど…分かるけどー…。
「なんでもやればいいじゃん!」なコンセプトも分かるし、そう銘打ってるからには、
そういう風にやって良いよ、って言われたのも想像は出来るんだけど…でもね、
ゲストで呼ばれた場で、始めましてな方々が多い中で、これで良いのかな、と。
まぁ、良いのかもしれないんだけどね。ちょっと考えすぎかなぁ…。
でも、ダンスも含めたその他は良かったんですよ。
特にダンスは、まりまりがハマってると胸を張るだけありますね。
この前の朗読劇の時も思いましたが、こんな所に彼女の才能があったのか!と、
改めて感心することしきりです。それに、MCのほうもレベルアップ感が凄い。
最近の彼女達のMCは、かなり安心して聞いていられます。もっとも、
やっていることは意表を突かれまくりで、ヲィヲィ、って感じなんですけどね。
しかし、まりまりがあさぽんを手玉に取ってリードする日が来るとは…(w
ちなみに、今回の衣装は、微弱ゴスロリ風な感じ。黒地に赤のチェック柄なスカートが、
非常に可愛らしかったデスよ。ハイソックスも、なんか学生っぽくてドキドキ。
でも、まりまりのスカートが、踊るたびに回転して、ズレまくってたのには、
別の意味でもっとドキドキしました。あんなんあるんだ、はじめて見た(爆
そして…最後に…やっぱりあさぽんは可愛いですな(爆
今までみたことがない、斬新な前髪の面影はあったものの、やっぱり可(以下略(照
実を言うと、前の人が視線をさえぎっていて、目の前にいるあさぽんは、
左右に動いた時にチラチラと見える程度だったのですが、いやはや、
チラリズムで助かった…。あんな可愛い娘さん、ずっと見ていられません(爆
萌え死ぬわ(爆
って、こんなの本人に見せられんな…恥ずかしすぎる(>_<)
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さて、最後は主催者TWO-NYI。紹介MCはBooNoのお二人。
そして…このMCが…また上手いんだ!本当に楽しいラジオを聴くかの様なやり取り。
さらに、客席を巻き込んで行く、ノリの良さとコミュニケーション能力。
紹介の練習ー、とか言って一度リハっておきながら、本番では全然違う事を言う、
そんなオチャメなところも含めて全て美味しい…もう、脱帽の一言です。
いよいよTWO-NYI登場。
最初の曲、そして2曲目のアクエリオンと、歌詞を飛ばす山川さん。
しかし、なぜか許されてしまうそのキャラクターはなんなのだ?(笑
こういう雰囲気を身につけているのは、なんか非常に役得な気がする…!
でも、次回からはちゃんと歌詞、覚えてくださいね。あれじゃダメ!!
そして、3曲目は「輝く君へ」。さすがにここは硬いですね、良い感じで歌います。
面白かったのは、綾倉さんの
「いやー…これだけネギま!の歌を歌うとさぁ、自分もなんか…出てたんじゃないか、
とか思っちゃうよねー。朝倉じゃなくて綾倉、みたいな感じでさぁ〜」
というコメント。ああ、分かりますよその感覚(^^;
そして、最後の曲。驚いた事に、作詞作曲は、さわっちこと石毛佐和さん。
もう、自分的にすっかりお馴染。どこに行っても、なぜかさわっちがいる…(w
で、この歌、「colorless」という、青春の情景を歌い上げた歌なのですが、
これが良い曲で!自分の中で、今日No.1のスマッシュヒット曲に!
や、やるなー…TWO-NYI&さわっち!ちなみに、この曲はさわっちによる、
別バージョンがあるということで、こちらも是非、聞いてみたい!
12/29のまゆさわライブでは無理だとしても…1/20は期待していいのかな!?
あ、話がそれちゃった。
でも、この歌は、ホント良かった。二人の振り付けも、そんな淡い青春を、
上手く表現していて可愛らしかった〜。これは、舞台俳優である綾倉さんの、
本領発揮といった所でしょうかね。いい〆だったと思います!
実はね、今もこの曲聞いているんだけど…ホントにステキ。
マヂで泣けてくるぐらい綺麗な歌だ…うるりとしてくる視線に浮かぶあの日の情景。
さ、最後の最後に、こんな素晴らしい歌を持ってこられたんだから…!!
か、完敗です(T-T
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さて、最後は全員がステージに集合し、各自告知の上、〆の歌。
良い雰囲気をキープしたまま「なんでもやればいいじゃん」無事終了!!
終了後、自分はTWO-NYIとCiaoのCDを購入。
サイン入りで、手渡しでCDを買えると言うのは、ファンにとっては嬉しいし、
これをキッカケにファンになる人もいるだろうから、PRとしては良い手段…。
elementsの二人にしてみると、こういうチャンスが無いのは大きなハンデだな、
なんて思ったりも。でも、ビジネスに色々な制約は当然のことだしね。
elementsは、これを実力で挽回していかねばならないわけで…大変だけど、
安定性と機動性のバランスの話なんだけどね、要するに…。難しいもんだなぁ。
CD買う為に並んでいる途中に、こんな事を考えてしまったデスよ。
最後、ウサ小屋のニューカマー、Rさんとご挨拶して、自分達は恒例のオフ会へ。
相変わらずのヘビートーク炸裂で、なかなか充実した時間を過ごせましたよ。
しかし…軽いネタも織り交ぜつつ、どうしてこんな濃密な話ができるやら…(笑
ROMっている方で、ガツンとあさぽんについて語り合いたい方は、
是非、ウサギ小屋のオフ会に参加してみて欲しいですね!楽しい以上に、
充実した時間が過ごせると思いますよ!
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さてさて、総評。
2回目のライブが終了し、それを見極めたうえで書こう…と思っていた事なのですが、
せっかく、こうして2度目のライブが見れた良いチャンスですので、あえて書きます。
あの時、あの会場にいたお客で、elementsのことを知らなかった、もしくは、
関心が薄かった方々もたくさんいたと思うのですが、その方々のどれだけが、
elementsに興味を持ってくれたのかなー、という事を考えると、どうでしょう。
自分は、他3ユニットに凄く興味が沸きました…それは、川瀬さんだったり、
残念ながら解散してしまうBooNoだったりして、特にBooNoについては、
カウントダウン解散ライブにも行こうかな…行きたいな!と思わせてくれる、
そんなインパクトがあったのですが、その一方で、他の方にとってのelementsは?
…んー…どうだったんでしょうかね?
彼女達は、あの場で既存のファンにメッセージを送信するだけではなく、
自分達の魅力を発揮し、新しいファンを獲得できたのでしょうか?
あさぽんとまりまりの頑張りは分かります。確かに、凄く頑張ってました。
今回のステージ、並みの頑張りではあのダンスは踊れないでしょう。
あのあさぽんが、自身で頑張っていると言ってしまうぐらい頑張っている。
それは、私設とはいえファンクラブの管理人である自分は、よく分かっています。
よく頑張ってるね、頑張ったね!という声の一つもかけてあげたい。
でも。それを飲み込んで、敢えて言いたい。
elementsの二人には、ライブで歌を歌う(ダンスならダンスを魅せる、でもいいけど)、
それを通じて客席側の人間に、何を伝えたいのかを、もっと掘り下げて欲しい。
正直、現状の二人からは、何を伝えたいのか、なにをしたいのかが非常に不明瞭、
そんな気がするんですよね。歌うのが好きで、それを聞いてもらいたいなら、
今日みたいな歌い方は正直NGでしょう。もっともっと歌を研ぎ澄ますべく、
研鑽を重ねなくてはならないでしょうし、もし違う意図があるとしたら、
その点をもっともっと強く発信していかないとね。たとえば、ここで得た人気を、
本業の声優に繋げたりとか、色々な人に色々な目的があるだろうと思うんだケド、
彼女達も、彼女達なりの目的を明確にして、それに寄与するステージ作りを、
徹底していって欲しいな、と考えている次第です。
上にも書きましたが、elementsは、今こそが勝負の時だと思います。
本人達に一番自覚があると思いますが、だからこそ、応援したい気持ちでいるのです。
今回のライブは、そういう意味で、本当に良い勉強の場だったと思いますし、
得られるものは非常に大きかったと思います。この日の経験も踏まえて。
いろいろなものを見て感じて、吸収して行って欲しい。そう考えるのです。
2ndライブでは、もっと成長した姿を期待しています。頑張れ!!
♪思い切り泣いたら 昨日までのことは全部忘れよう
坂井さんが、闘病中にどんな気持ちでこの歌詞を書いていたか、
想像しただけでも、切なくて泣けてくる…
♪いつまでも変わらぬココロをもう一度君に届けたい
そして、病気を圧して、母親付き添いの元、体力的な問題と、、
曲制作の点から、限定的にレコーディングされたこの部分…
彼女はその時、どんな気持ちで歌いあげたのか…
出来なんて、本質的にはどぉだっていい。
何かを伝えるべく、これを歌いあげた、その気持ちが美しく尊い…
☆『グロリアスマインド』・ZARD 評価:★★★★★
実質的に坂井泉水の遺作となる、ZARDの…おそらく最終になるであろうシングル。
2006年4月、子宮頸癌の治療中でありながら、音楽を作り続けることに拘り、
部分的にレコーディングされたサビに、仮歌である英語の歌詞を合わせリリース。
楽曲としては、9月のWhat a beautiful memory Tourで披露されたバージョン、
コナンのOP曲として10月よりOAされたバージョンに続く、3バージョン目となる。
本CDに収録されたバージョンは、コーラスにGARNET CROWの作曲・ボーカル担当、
フロントウーマンとしてグループを支える中村由利と、本作の作曲家でもあり、
ZARD第二章のメイン作曲家である大野愛果、さらにピアノの伴奏には羽田裕美、
最後…編曲には国民的応援歌となった「負けないで」の編曲を担当した葉山たけしを迎え、
まさに…GIZA/BEINGの総力を結集したと言っても過言ではない体制で製作された。
奇しくもこのメンバー全員は、追悼ライブでゲストとして招かれたメンバーであり、
さらに、そこのステージ最前列でパフォーマンスされたメンバーでもある。
これだけのメンバーが揃っていることから、楽曲の完成度については語るべくもない。
これだけ美しいコーラスワークを聞いたのは初めて…と言えるほどの完成度である。
最初のバージョンでは、サビの部分とそれ以外の完成度が明らかにちがい、
別の曲を無理に繋げたみたいな印象さえもってしまったが、このバージョンは違う。
仮歌の部分も、そういわれなければまったく気付かぬほど、坂井泉水のボーカルは、
力強くも清らかさをを保ち、妥協などない発声を魅(見)せている。
正直、最初のバージョンを聞いた身としては、此処までの音源ができあがるとは、
まったく想像していなかった。GIZA/BEINGの、ZARDと坂井泉水に捧げる想いの強さを、
改めて認識し、自分の考えの浅はかさに嫌悪すらした次第である。
しかし、そんなことは…このCDを語る上ではどうでもいい話である。
上にも書いたが、このCDの価値は「坂井泉水らの想い」、そこにある。
闘病中に、どんな想いでこの歌詞を紡いだのか。そして、どんな気迫を以って、
病魔と闘いつつ、ファンへ想いを届けようとしたのか。その想い、すべてが尊く美しい。
考えれば考えるほど、彼女への敬意しか脳内を駆け巡らない自分が居る。
そして、そんな彼女の想いへ、最大の敬意を表する形でリリースしたBEING…。
そんな想いの全てに接する事が出来た。そのことに価値がある…のだと、思う。
ジャケットの美しさも含め、自己初の★★★★★評価とした。
これがフロックかどうかは、手にとっていただければ分かるだろう。
それほどに、強き想いが秘められたCDと思う。唯一残念なのは…、
本作が…遺作という形でリリースされてしまったことだろう…。