日記

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2006年9月1日(金) TORICOのトリコ

 アニメイトTVにて、TORICOのデビュー曲、Shining Star☆彡のショート版が、
 メイキング映像とともに公開!この曲いいっー!かわいらしー!

「で、TORICOってなによ?」

 TORICOとは、Webラジオから派生した、アイマスの春香、千早、雪歩によるユニット。
 何ともいえない味わいのあるユニットです。

「いやー、いいよ。家庭版では、このユニット構成専門曲として使えたらいいなぁ」

 必聴です!

2006年9月2日(土) 血が走る

 題名の言葉は、サラブレッド…つまり、競馬で用いられる用語です。


 昨日の日記にも書きましたが、TORICO、つまりiM@sの春香・千早・雪歩のユニットが、
 "SHINING STAR☆彡"という曲でデビューしました。ポップでいい曲です。
 題名も、かなりキャッチーで覚えやすいのですが、曲中でサビに"Shooting Star"、
 そんな単語が用いられている事から、日記を書くときに
「あれ、あの曲、Shiningだったっけ?それともShootingだったけー…あれぇ?」
 みたいになったのは、ファンとして他人には決していえない秘密です。

 Shooting Starといえば「あの曲」を思い出します。というか、正確に言うと、
「あの曲」があるからShooting Starという単語が思い出してしまう、そんな曲。
 それは、林原めぐみの歌手デビュー曲「夜明けのShooting Star」。正確に言うと、
 この曲はキャラ曲なので、本当の意味でのデビュー曲は「君のAnswer」や
 「虹色のスニーカー」なのでは?そんな議論もありますが、まぁそれは置いておいて、
 僕に言葉のイメージを植えつけた、そんな働きをするに十分な仕事をした名曲です。
 どれぐらい好きな曲かというと、高校時代、イメージクリップを作りたくて、
 勝手に絵コンテまで切ったほどの曲だったりして、当時の僕には相当の衝撃曲でした。

 この曲から林原の世界に入った僕は、東京Boogie Nightを経てハートフルへ、
 そして、番組のCMで小森まなみと出会い、この曲がレコーディングされた、
 キング1スタでのレコーディング体験や、ハートフルのディレクターとの仕事など、
 相当深くまでこの世界にのめりこんでいくことになった訳で、そういう意味でも、
 僕の人生の大きなトリガーを引いた曲だといえます。ここまでの影響を及ぼした曲名、
 引きずらない方が可笑しいでしょう、なんて自己防衛してみたりして(^^;;

 して、この間違いにより、ハッと気づかされた事がありました。そこには歴史がある、と。
 我々が当たり前のように接している世界を開拓した、偉大なる声優である林原さん、
 その事務所の後輩である3人が、先輩のデビュー曲で用いられていた単語を織り交ぜ、
 歌い上げる…。なんと凄いことでしょう!
「単なる偶然じゃないの?」
 それはそうかもしれませんが、その偶然の中に、この世界を継承すべきDNAが潜んでいる、
 僕なんかはそう思えてならなかったんですね。

 最近、こういう偶然の姿が見える、というのが物凄く素敵な事だと思えてなりません。
 それは、継続する勇気、そして忘却しないという意志の強さが見せてくれる世界だと、
 心から思っているからです。過去に縛られている、という批判もあるかもしれない。
 でも、僕はそういうことではなく、年や歴史を重ねたからこそわかる、
 大切な世界観だと思えてなりません。

 いやはや、ちょっとした間違いで、いろいろな事を思い出させてくれました。
 間違うのって、結構大切かもしれませんね、周囲を見渡すためにも。

2006年9月8日(金) あふーん

 連日の話になりますが、Radioでアイマshow!のお話。

 公開録音の告知が出まして、早速申し込み。しかし…
「2000円!?」
「2000円!?」
「ありえねー!」
「ありえませんー!」

 3000円払って、番組視聴権を買った後に、この仕打ちですよ!ありえません!

「でも、買っちゃった」
「買っちゃうんだよネェ」

 弱わっ!!

2006年9月11日(月)  6年後も

 さて…。

 こちら記載の、発表会に行ってきます。ユーザー記者として…ね。
 なんでしょうか、株主で、記者。どういう立場なのかわかりませんが、まぁ、
 行って来ます、会社休んで(爆)。内容は今もって良く分からないので、行った後ということで。

 しかし、上のところ「でじこ4thコンサート」にありますが、僕はProject-GAの発表会にも同席してるんですよね。
 うーん…。

 うーん…。

 一体、どう表現していいものやら…。

2006年9月13日(水)  で、行ってきた

 TVアニメ「ギャラクシー☆エンジェるーん」の発表会に行ってきました。

 でも、ちょっとレポはまって(爆)ど、土曜日にアップ予定です(爆

 ただ、全体の印象を以下の通りに。

「…なんか、向こうが、これをイベントかなんかと勘違いしていたような」
「そして、ユーザー記者の礼儀正しさっぷり」
「FPN(の前座)んときもそうだったけど、ブロッコリー系の人は、TPOを
 わきまえている人が多いね。素晴らしい事だ」
「あれかな?TPOって語感がDUPと似てるからかな?」
「…ち、違うだろ…」

2006年9月14日(木)  ぬ

 iM@s、360版新キャラでましたな。

 しかし、個人的には「完成された世界観」の中、時間軸も設定も変わらなかったとしたら、
 新キャラってなかなか受け入れずらいなぁー…なんて思ったり。
 ゲームだけじゃなく、あれだけ…自分の中で大切な7/23もあるわけで。

 いやー、いきなりペスティミステック。
 こういう感情を持ってしまうのは、歳だからなのか、それともそもそもそういう
 閉鎖的な思考回路を持っているからなのか。

 明らかに、後者なんだろーなー。
 でも、これも意外と役立ってるんだぜ。

2006年9月16日(土) TVアニメ「ギャラクシーエンジェる〜ん」製作発表会

 東京は六本木、午後3時半。
 平日の午後にここにいるって事はヒルズへ仕事で、というパターンが多いのですが、
 今日は、会社入って始めての半休を取得して、プライベートなお時間。
 そう、予告どおりやってきました「ギャラクシーエンジェる〜ん」製作発表会」。
 今日はユーザー記者としての参加という事で、一体どういう指向か楽しみです。
 冷静に考えたら、会社休んでまでブロッコリーの関連イベントに行くなんて、
 なんて凄い株主なんでしょう。臨時も含めて、全部の株主総会でてるしさぁ…(笑

 ま、それはそれとして、開場の4時まで暫く時間があるので、開場前をフラフラ。
 大量のユーザー記者で溢れているかと思いきや、人影もまばら。
 時々タクシーが裏口にまわり、ゲストと思しき人を降ろして行くが、
 そこに入り待ちのファンの影も見えず、なんだか寂しいというか、いつもと勝手が…ね。
 正面にもタクシーが頻繁に止まるが、こちらはカメラなどの機材を抱えた方々で、
 どうやら本当の記者…というかプレスの様子。そういう人たちが来る所に、
 一般人である我々が入っていいのかなぁ?なんて思ったり。
 でも、どんな名目とは言え一般人を招いちゃおう、という、
 そういう斬新な事をするスタンスは、株主としては評価したい所です。

 午後4時、遅れることなく開場。さほど時間もかからず受付を済まします。
 ユーザー記者の受付は独立していましたが、列も短く…招待は少ないのかな。
 受付用紙をちらりと見ましたが、1枚50名弱のリストが1.5枚。80弱かな?
 まぁ、サイトやブログを持っている人のみの招待のようだし、今日は平日。
 人が殺到しても、本当のプレスに申し訳ないし、この程度がちょうどいいのでしょう。
 ここら辺の仕切りやバランス感、ブロッコリーはなかなかのモン。
 というか、失敗を繰り返しながらも成長の跡がみえて感涙モノだったりしますね。

 今日は人が少ないので、EVでB3へ。
 B3では、フロア部分に椅子が並び、これまたいつもと違った風景。
 早速左端後列に腰掛け、開始を待つ。隣はちゃんとしたプレスの人。
 やはり、ユーザー記者として招待されたとはいえ、場違い感は否めないなぁ…。
 いや、堂々としてりゃいいんだけど、なんかそういうメンタリティが働かない。
 つくづく、立場ってのは人を作るねぇ…?

 開始5分前から、でじこの新作、Winter Gardenのプロモ上映。
 本来なら本編全部上映予定だったらしく、全部見れなかったのは残念だったけど、
 久々に動くでじこを見れたのは好としたい所。2005年2月27日の日記ではないが、
「まだでじこは生きている!」
 という感覚再び。僕としては、やっぱり、こういう雰囲気はでじこに合っていると思う。
 意外だ!というのはでじこの事をちっとも分かってない人か、想像力に乏しい人の台詞。
 重ねて言うが、『とらぶる☆とらいあんぐる』のでじこが成長すれば、
 こういう女の子に成長する事など、何の違和感も無いと思うのだがなぁ。

 しかし、司会にまで「意外」といわれるこの作品。
 …ブロッコリーは、自分たちの作り上げてきたものを忘れちまったのか?寂しいなぁ。

 さて、それはあくまでも前座。少々の憤りは隠せないが、しょうがないのかもしれない。
 プロモが終わり次第、本番が開始である。照明が落ち、富田麻帆さんが登場。
 振り付けとともに、ゲームOPの"Wing of Destiny"を熱唱するが…さ、寒い!
 というのも、本人が一生懸命なのだが、こちらが見事なまでに無反応。
 ユーザー記者も素晴らしいほどに自分を律し、いつものような反応は見せず、
 あくまでも「メディアです」というスタンスを貫きとおしている。
 富田さんには悪かったかもしれないが、僕は他のユーザー記者にちょっと感動。
 その冷静さ、というかTPOのわきまえ方、凄く立派ですよ!

 本題とは全然関係ないことに感動した記者の前に、白川りささんが登場。
 GAミュージカルのフォルテ役ですな。さすがイベントコンパニオンだけあって、
 司会っぷりは見事なもので、流暢に会場の雰囲気を発表会へと変えてゆく。

 最初は社長の挨拶。株主総会の時もそうなのだが、吉田社長の挨拶は、
 なんだか体育会系な爽やかで、非常に感じが良い。これはポイントが高い。
 良い意味で企業のイメージと合っていない。木谷会長はこの点が非常にダメだったなぁ…。
 だった、じゃなくて、ダメだな。現在進行形。

 続いて、ガンホーの会長による祝辞。親会社なのに「ブロッコリーさん」とか、
 さんづけするのに違和感を覚えたが、まぁ、彼なりの礼儀なのかもしれん。
 でも、彼こそがブロッコリーの生殺与奪を握っているわけで、そういう所も、
 是非見せてもらいたかった気がしないでもないですな。

 そして、いよいよ「ギャラクシーエンジェる〜ん」製作発表。
 なんかいろいろ製作の方々が出てきたが、ごめんなさい、全然覚えてないや(爆
 というか、覚えてるんだけど「無理やりここにつれてこられました…」
 みたいな雰囲気を出している人たちばかりで、うーん、見ていて痛々しいかった…。
 ごめんねぇ、こんな一般人まで参加して注目したりして、申し訳ない…。

 でも、声優さんたちが登場すると、雰囲気も刷新。
 稲村さん、花村さん、平野さん、中山さんと4人だが、雰囲気も和らぐというもの。
 しかし、みなさん可愛いですな。後ろに座っていたプレスさん(女性が)、
 隣の先輩と思しき人に
「…最近は、可愛くないと声優さんになれないんですかねぇ…?」
 と、ボソッと聞いていたのが、物凄く印象に残ったほど、みんな可愛い。
 ちなみに、その質問に対する先輩(と思しき人)の回答は
「最近はアイドル活動も兼ねてるし、そういう人がなりやすいんだろうね」
 でした。そういうモンだったのか!

 4人はステージ前面で挨拶後、後ろに下がって着席。
 このとき、花村さんが客席に向かってキチンと会釈したのが好印象。
 あまりにもタイミングが絶妙で、こういう事を自然にできる人は、
 実力以上を力を発揮する土壌を引き寄せることができるだろうな、と思った次第。

 発表された内容や、コメントは…まぁ、他のサイトを見てください(爆
 こことか、ここなんかにあるよ…って、それでいいのか記者!
 だ、だって、同じ事かいても面白くないし、僕はあくまで僕の視点で、ね(爆
 ただ、会長のコメントが滑る滑る滑る滑る。聞いてて恥ずかしくなるレベルで…ね。
 もうちょっと、どうにかなんないのかなぁ…。この人がいる限り、真っ当なIRは、
 期待できないぜ、マジで。

 で、続いてなのか続いてないのか良く分からない感じで、ゲームの方の話へ。
 ここからは水野さんとかが出てきて、6年前のProject GA発表会を連想させる感じへ。
 あの時は、散々憤ったもんだ…なーんて事を思い出すし、その時懸念した、
 「GAによるでじこ駆逐」が実現している現状なんかを改めて感じたりして、
 気が萎えてしまった…(爆)。いや、そりゃそういう場だと分かってきたが、
 それほどにDUPを含めたでじこへの愛は深いものなのだ。な?

 でも、そんな事は個人的に腹の底に秘めていればいいお話で、
 今の僕が、対外的にすべき事は、可能な限りGA2を盛り上げつつ、
 ブロッコリーにがっぽがっぽ儲けてもらい、株主総会あたりで、
「でじこは今後も一切展開するつもりはないんですか?」
 とか微妙なプレッシャーを与え続け、最終的にはでじこの完全復権を狙う、
 見たいな事なのかもしれないわけで、そういう意味では、
 不本意ながらもGA2の大成功を祈らずにはいられない、という所かな?(笑

 こんな事言ってるけど、本当はGAのゲームとか好きだし、
 かなん先生も大好きだから、もー、ホントは色々悩ましいんだけど、
 それ以上にやっぱり最後はDUPに向かうんだよ、心が。すべてはそこへ。

 なーんて事を考えていたら、発表会のほうはプレス向け写真撮影に。
 でじこ小説を手がけていた菜の花すみれさんは、非常に垢抜けていて、
 それこそ声優さんより目立ってたのが印象的だったかな?
 なんだか、秋葉原より六本木が似合うって感じで、ちょっとびっくりだぜい。
 しかし、ユーザー記者は写真を撮ってはならぬので、みんなおとなしく待機。
 ちゃんとみんな待機してて、やっぱり普通のヲタとは一味違う感じ。
 みんな凄いなぁ。

 総括も含めての話になるけど、こういうのを見ていると、ユーザー記者のような、
 ブロッコリーのコアな客層というのは、非常に質のいい方々ばかりな気がします。
 FPN前座の時もそうだったけど、みんな、自分がその時どのような立場にいて、
 どのような行動をとればいいのか、キチンと考えて、また、その考えが、
 極めて理想的な物なの。非常にTPOを考えているというか、
 わきまえているというか、思慮深い方々ばかりなのには、驚きを隠せません。
 4thコンサートの時から、ファンも、本当にすごく成長したわけですね。
 このようなファンを抱えているというのは、ブロッコリーとしては、
 大きな財産であるわけで、彼らにはそれをよく認識して欲しいし、
 それらの期待に応えるような企業活動を心がけて欲しいと、心から思わずにはいられません。

 なんか、ステージ上よりもむしろ、ステージのこちら側にいた人に感銘を受け、
 帰路に着きました。少し安心しましたよ。こういう人が支えるうちは、
 ブロッコリーもまだまだ大丈夫だと。でも、こういう人たちが手をひっくり返した時は…

「たとえコンテンツが充実してたとしても」
「ま、終わりよね」
 という事を、改めて実感した2時間でした。うん。

 え?新作パレードのほう?
 ゲストとか新作とか、色々見せたいのは分かるけど、ちょっとまてブロッコリー。
「ブシロード展開してから、ほかの事をしろ」
 2004年度株主総会での言葉は嘘か、会長?しっかりせぇよ!以上!

2006年9月17日(日)  70→96

 うぉ、凄い成長だ…!

「って、何の話やねぇーんっ(すぱーんッ(ハリセン(ツッコミ」

 いや、iM@sのライブDVDの件だったんすけど…な、何と誤解されている事やら?
 というわけで、収録時間が当初予定の70分から大幅に延長。新曲は省かれているものの、
 その他の楽曲は全て、お楽しみ寸劇も含めて全部入っていると思われ、ぐっじょぶ!

「でも、新曲が省かれると、その前の社長MCも収録されなくなるんじゃ…」

 あ、そうだ…そりゃそうかも。うー、そこんところ気になるなぁ。
 だって、あそこがライブのハイライトだったんだもーん。
 ま、そこは出てのお楽しみといった所かな?

 なにはともあれ、あと2週間もせず発売になります。とってもとっても楽しみです。

2006年9月19日(火) 連休、そして休

 3連休はあっちうまに過ぎたけど、明日はまた休み。今週はお休み週間かな?
 まぁ、いつもは働きすぎな感があるから、これぐらいは許容範囲内でしょう、うん。

 3連休は、初日にゴルフ、多摩川沿いのショートコースへ。
 まさに「秋、多摩川にて」な雰囲気の中、それなりにプレイ。スコアは39で、ボギーペース。
 いい感じだったかなー。

 まぁ、過去は過去として、明日なにするか。…うーん…。

「買って見れてない、ヤダモンみるか」
「バカっ!?」
「季節的に、コメットさんがいいかな?」
「ち、ちがうでしょ!」
「じゃあ、ママ4にしとくかなー」
「…はぁ…」

 しかし、こうしてみると、女の子向けなアニメばっかりやな。精神構造が垣間見得るぜ。

2006年9月20日(水)  新あかり症候群・序章

 勘というものは、己の経験と知識によって喚起されるものである、と言われています。
 9月14日の日記で、iM@sの新キャラについてネガティブな発言をした僕ですが、
 それは、それなりの「勘」が働いたからです。誤解されると困るのですが、
 別に「キャラ」それだけにネガティブやペスティミスティックな感情が働いた訳ではなく、
 その発表の仕方、そのタイミング、そして今までの流れ、全てを総括した上で
「…ん…っ!?」
 という結論に至った訳です。

 そして、1日後、その予感は見事に的中します。
 アイドルマスターWEB…http://www.idolmaster.jp…が、見事というかなんというか、
 x360版に乗っ取られる、というトンでもないサプライズとして現れました。
 x360用に、別のurlが用意されていたにもかかわらず、です。

 あのキャラには罪は無いのかも知れず、一方的に感想を押し付けるのは可哀相ではありますが、
 そういう「乗っ取り」的なイメージを、僕から一身に背負う事になったのが、あのキャラだった、
 そんな、誰にとっても面白くない結論に収斂することになった訳です、少なくとも現時点では。
 不幸な事に、「乗っ取り」のイメージに見事にマッチしたアメリカナイズなキャラクターが、
 そんな感情を後押しした事は、悲しいながら事実でありましょう。

 今まで、いや、それこそ製作発表から危ぶまれた正式稼動を経て全国展開に至るまで、
 全国のファンと、苦難を共にしてきたはずのサイトが…あのキャラ登場と共に、消されたのです。
 驚いた事に、下位コンテンツまで一掃されていることから、今後、あのurlは、
 コンシューマー用のマーケティングツールとして活用されていくのでしょう。
 しかし…しかし。

 それが、正しい方法論か?あのキャラクターは、そのためのキャラだったのか?
 いままで、極めてユーザーフレンドリーに、かつ、ある意味ユーザーに依存しつつ、
 存在してきたあのサイトを無に帰してまでのマーケティングとは?
 次回以降、iM@sのプロデュース、について、ちょっと考えてみたいと思います。

2006年9月20日(水)  新あかり症候群・「もう、帰ってもいいよ」

 まず最初、360版をプロデュースするにあたり、客層を物凄く単純に分類してみましょう。
 すると:
 1.360を持っていて、iM@sに興味がある。
 2.360を持っていないが、iM@sに興味がある。
 3.360を持っているが、iM@sに興味がない。
 4.360を持っていないし、iM@sにも興味がない。
 こんな形に分類できるのではないかと思います。少しOver Simplifingな所がありますし、
 興味がある(Interested in)という表現は非常に曖昧ですが、これはそういうものと考えてください。
 興味があるのレベルは、Pカードを持っていてトリオをプロデュースできる、
 ぐらいの方々を想定すると分かりやすいかと思いますが、具体的な定義はありません。

 では、これら客層を所与として、限られた資源(=time frameやcapital)の中、
 どのようにiM@sをプロデュースしていけばいいのでしょうか?

 現状のマーケティングを鑑みますと、どうやら2.をメインに据えながらも、
 4.へのアプローチ手法をとっているかのように見えます。つまり、
 ちょっと歪んだ形でのマーケティングが行われているかに感じます。
 多分これは、特に何も考えずに…というかゲーム自体の開発がメインにあり、
 それをPRする事にまで頭が回っていないからではないかと思います。
 でも、だからといって、それが許容できるかといえばそんな事はありませんし、
 やる事はキチンとやらないと、そりゃ単なる資源の無駄遣いでしかありません。

 そんな中、どうやって360版を売れるように仕掛けて行くか、を考えると、
 はやり注力すべきは「iM@sに興味がある」人たち(1や2)を、溢さず拾って行く事が、
 大切なのではないかと思う次第です。彼・彼女らは、すでにゲームに好感を抱いており、
 ハードルといえば「360を持っているか持っていないか」という所に尽きます。
 そういう意味では、360を買ってもらいつつ、ゲーム自体に一層の付加価値を付与する、
 そういう戦略が必要になりましょう。そう考えると、今、彼らがやっている、
 新キャラ、新曲の展開というのは、上で書いたように、ちょっと歪んでいるのは否めないものの、
 あながち間違った手法でもなさそうです。iM@sという扉を開いているセグメントと比較し、
 ゲームそのものの紹介から入らなくてはならない3や4のセグメントは、
 後々の口コミあたりに依存するのが賢いというものでしょう。

 しかし、現状が、どうにも違和感が拭えないのは何故なんでしょうか?

 NBGIが360版を紹介する手法は、あくまでも「アーケード版の延長」というスタンスです。
 新キャラが加わりました!新曲が入ります!という形式で関心を煽っている訳ですが、
 360を持っている人はともかく、2.に該当するようなアーケード中心な人にしてみると、
「じゃあ、アーケードはどうするつもりなのよ?」
 という疑問が付いて回るかと思います。
 僕なんかみたいに、あの湯水のような500円消費さえゲーム性強化の為の演出である、
 と信じているような客層にとってみると、梯子を外された気分になるわけです。
 そう、360が凄いのは分かるんだけど、まるで現状を否定するかのような、
 そんなアプローチに、疑問を感じざるを得ない自分がいるのです。
 iM@sサイトのリニューアルなどは、その最たる例と言えましょう。

 あんなに金を浪費し、しかも決して難易度が低いわけでもないゲームを愛してきた、
 そんなマゾヒスティックな感情の背景には、自分たちもゲームを育ててきた、
 いや、ゲームを取り巻く環境を育ててきたという自尊心があるからと考えます。
 その自尊心を、リスペクトすること無い360版のプロデュース手法は、決して、
 褒められたものではないと思う次第です。本当は、
「360ちゃんと言う、アーケードちゃんの妹が生まれる予定です!
 360ちゃんは、おねーちゃんであるアーケードちゃんを超えるべく、必死で努力している最中です!
 アーケードちゃんもこれまで同様頑張るけど、妹も是非よろしくお願いしますね!」
 みたいなスタンスで、アーケード版を精一杯尊重しつつ、是非360もよろしくね、
 というニュアンスでアプローチすべきではなかったのか、と思うわけです。
「360ちゃんという妹が生まれるので、そっちをよろしく!
 あ、アーケードちゃんは、もう帰ってもいいよ(ダンス審査員風に」
 そういうのはちょっと無いんじゃ…と。考えすぎかもしれませんが、
 僕なんかが直感的に感じたのは、こういうことだったりします。
 何もこんな所までゲームの要素を取り入れなくてもいいのに、
 と精一杯の皮肉も言いたくなってきませんか?

 細かい事を言えば、地味に好きだった「Beyond the idol」コーナーや、
 ロケテ1番人気記念雪歩の一人漫才や、小鳥さんのFAQなんかが消えたのも、
 非常に悲しい…というか、むしろ悔しい、そんな感じなのです。

 さて、これから、360版が展開する中で、愛すべきアーケードがどういうことになって行くのか、
 正直悲観的な予想ばかりが先にたちますが、見守って行きたいと思っています。
 頼みますよ、ディレ1以下開発スタッフ!

2006年9月23日(土)  イッタ…

 パソコンが逝ってしもうた…。しかも、初めてのBIOS飛び(らしい)。うう、直しようがない…。

 仕方ないので、2年前に使っていたセレ2.2を引っ張りだしてきたが…お、遅い!
 壊れたのはアスロン64の3200+なので、大差ないかと思ってたけど、全然違ーう!
 エンコードとか、倍ぐらい時間がかかって、話にならん…。

 しかし、買い換えようにも、またしても難しい状態。刷新しようかと思うとお金かかるし、
 かといって、メモリとか流用も厳しい…。今時シリアルIDEじゃないし、DDRのままだし。
 うーん…悩ましいな…。

 一方で、パソコンにそんな金かけてもな…ってのがあるし、でも、古くて遅い環境への逆戻りも
 許容するのは難しくて…う、うーん…。な、なやましいなぁ…。

 あ、それより、データ関連どうにかせんと!

2006年9月26日(火)  買って来たぜ!

 iM@sライブのDVD−「The iDOLM@STER MASTER MOVIE」!!!!

 今から見ます見ます見ま−−−−−−す!!!!!!

2006年9月26日(火)  その2・ぬがっ!!

 ちょっとは予想できたんですが…ま、多分無いだろ、みたいな感じだったんですが…。
 こ、こりゃ…露骨に…。げふ。

 それはさておき、大きな見所は2点ですな。

 その1:エージェント!!やっぱり、あさぽんの衣装・振り付けはスゲーっ。
 その2:映像特典、小鳥さんのドラマは、何度聞いても笑死だ…(死

2006年9月27日(水)  The iDOLM@STER MASTER MOVIE

 さて、一回通して見ての感想。

 先ず、最初に思ったのは、収録されるコンテンツおよび時間が、ほぼ予想通りだった事。
 DVD発売を前提にそういう事を想像しながら、イベントレポートを書いたので、
 全くもって想像が外れていたら面目丸つぶれだった訳だが、これは幸いにもビンゴだった。
 えらそうな事を書くと、後々までヒヤヒヤする事を覚悟しなくてはならないのだが、
 今回は良い方に転んだと見えますな。というか、俺、これだけ色々やってたんだから、
 かなりの確立で良い方に転ばないと、全然報われないというか、自己否定なんだけど…。

 まぁ、そんな中、驚いた事が。メイキング映像が、各チャプター毎に展開するとは、
 全然思っていなかった…。こんな構成のライブビデオ、始めて見た。しかし、
 サプライズはサプライズとしても、本音を言ってしまうと、これは見づらい…。
 なんといっても、ライブビデオに必須のライブ感が喪失してしまってるじゃないか!
 こ、これは…致命的だと思ったんだが…いかがでしょう?>ALL

 尊敬するKANさんが、かつて「L・R分離論」と言うのを唱えていた。
 知っている人を探すのが困難なほどの理論だが、これはLiveとRecordingは別物、
 つまり、音楽そのものを商売にする音源と、空間を商売にするライブは別物である、
 という理論で、商業音楽家を自認する彼らしい理論。彼らしさ、は、さておき、
 ライブビデオというのは、まさにそんな「空間」を売り物にしなくてはならない、
 そんな商品だと俺は思うわけで、時間の連続性とか雰囲気の変遷を見せるというのは、
 大切な要素だと考えているのだが、この構成はそれを根底から破壊してしまっている。
 これじゃ、か、感情移入しにくいよ…。映像特典という形でドラマパートも入れるなら、
 なぜUncuttable(ノーカット)ライクな編集にしなかったのか、うーん…ちょっとなぁ。

 あの事も理由に有るのか…な?
 しかし、それならそれで、そこをカットする形で編集しても違和感ないような、
 そんなステージ構成を最初からすべきではなかったのだろうか?これについては、
 ライブでの感動と、それによる期待感が大きかっただけに、非常に残念。
 次回は、最終的にどうなるか?と言う所まで踏み込んで、色々考えて欲しいな。

 その他、
 「娘さんの運動会を、お父さんが頑張って慣れないホームビデオで取りました」
 みたいなカメラワークも、ちょっとどうなんだろう?という雰囲気を演出。
 リハシーン等のカメラワークが秀逸なのに、なんでこういう事になるのか、
 よく分からないのだが、「映像」コンテンツとしてどうなのだ、と言われると、
 ちょっと首を傾げざるを得ないものがある…。うーん…。ライブビデオは大好きで、
 結構色々なソフトを見るのだが、これはTMのCAROLを超えたサプライズ映像…、
 かもしれない…残念だけど。

 そんなんで、勇んでフライングしてまで買ってきたiM@sライブDVDだったけど、
 「あの感動を思い出す」という感じではなく「あれ…?こ、こんなんだったかな?」
 みたいな事になってしまった…ざ、残念。ちょっと期待感も大きすぎたかな、とは
 思っているものの…や、やっぱりちょっと残念だなぁ、これは。

「しかし、こう考えてみると、大麻帆良祭ってのは凄かったわね。総合力で」
「ステージ馴れしてないような新人クラスの声優も、キチンと歌、踊り出来てたし、
 衣装も構成も、音源も綺麗。なんせ、2曲しかしらなかった俺が参加しても…」
「楽しめたぐらいだから、全曲知ってりゃそりゃ凄い気持ちになったでしょう」
「そういうステージ作りが出来ていた、というのは、もう、理想よね。
 僕の中では、重要な出来事でもないのだけど、iM@sには質的にあそこまで行って欲しいよね」
「うん」

 上の、でじこ4thコンサートんところを見てもらうと分かるが、
 DUPは、初期は、本当に酷かった。酷かったというより、惨かった。
 歌も、CDに収録されている初期のライブの風景など、正直聴くに耐えない出来。
 しかし。しかしだ。
 2066日を経た時には…それはもう、演出、曲数、構成、振付、歌唱力、映像化…、
 全てにわたり、完璧の領域に突入していた。iM@sには、本当に本当に、
 ここのレベルまで行って欲しい、そう、願わずにはいられないのですよ、うん。

「小森なんて、昔は無料参加イベントのライブビデオとか作ってたんだよ」
「でも、今見返してみても、映像の構成は立派よね」
「これはね、番組のプロデューサー兼ディレクターが自らやったの。
 無料参加イベントだよ?そんな潤沢に予算があるわけでもない、というか、
 どう考えても赤字にしかならない中で、でも、愛を込めて作った作品なわけよ」
「うん」
「iM@sライブDVDには、もっともっと、愛が欲しかった。出演者のじゃなくて、
 製作者の愛が感じたかった。これじゃ、出演者が可哀想…ぐらいに思えたね。
 だって、残るんだもん」

 そんな感じでした、うん…残念だったかなー、ね。
 もー…ね、「魔法をかけて!」の不完全さなんて、泣けてくるわ…正直。くそー…っ。

2006年9月28日(木) だんだん興奮してきた…

"便利なものができたからといって、あっさり鞍替えして恬として恥じないのはどうかという気もする"
 −Syunzo Miyawaki, "Tocyu Gesya No Azi", page131, 1992−

 最近、ゲームショーでの話や、iM@sサイトのデモムービーなどもあり、
 "Go My Way!"が、「胡麻和え」とかなんとか言われながら局所的にブレイク気味である。
 でも、なんか、こういうの見ると、ムカついてくる(爆
 ほいっと出の新キャラと新曲がこうも注目されると、今までのは何だったんだ、
 俺(達)が精一杯愛し続けてきたキャラや曲たちの扱いはどうなってるんだ、
 そんな一言ぐらいは言いたくなってくる。

 新しいものをPRして行きたいのは分かるが、俺はむしろ、育ててきたiM@sの世界を、
 まずみんなに知ってもらいたいという気持ちの方が強いし、そうあるべきと思う。
 iM@sの代表曲は、誰がなんと言おうと「The Idolm@ster」であり、
 メインヒロインは「天海春香」その人のはずである。新曲でも、新キャラでもないのである。
 もし、360版はそうではないという主張があるならば、それにiM@sという名称を
 使用するのは道義に反するであろう。仁義ってモノがちっとも分かっていない。
 アーケード版のときのデモムービーは、全キャラ全曲を紹介するという、
 非常に出来のいいものだっただけに、これまた残念でならない。また残念、である。

 いくら、PSTHに綾香シナリオが追加されてても、マルチが一番人気だと、
 PSTH発売時点では周知の事実であっても、THのメインヒロインは、
 だれがなんと言おうとあかりであるのと、まったく一緒。
 新キャラという事だけで、また、人気があるということだけで、
 世界の中心をずらすなんて、心ある人間のすることじゃぁないだろう。
 仁義だよ仁義。たとえが俺らしすぎて生々しいが、こういうことである。

 つまり、なんか最近の雰囲気に、憤りを隠せないのである。むーっ!

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Akiary v.0.51