日記

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2012年2月3日(金) 第60回勝田全国マラソン 完走記(走・その1)

 10:15、スタート位置に足を運ぶ。
 今回は僭越ながら「3:30〜4:00」の最後尾に位置させていただいた。
 そう、今回は4時間切りを狙っているし、それに対する決意表明でもあった。

 10:30、スタート。スターターの
「位置について、よーい!」
 に思わず笑いながらのスタート…短距離走じゃないんだからさ(笑
 3分ほどのロスタイムを経て、スタートラインを跨ぐ。5回目のフルのスタートだ。
 まず勝田駅前近くの商店街を北上。スタートばかりで混んでいるが、適度に走れる。
 最初はウォームアップだし、抑えるぐらいでちょうど良い。

 駅前通りで右折。するとどうだろう!?
 片側2車線の大通りを左右とも閉鎖し、ランナーがそこを縦横無尽に駆けていく風景が。
 これは凄い。それに、声援も凄い。いつながら声援には胸が熱くなる。
 日常、声をかけられることなんて無いからねぇ…(^^
 ここは、思いっきり勘違いさせていただこう!みんなのために走ります。
 走って、サブ4を達成してみせます!なんていい気なモンで足を運ぶ…(苦笑

 1kを通過。5:54。スタートはロスがあった中、この調子はいいだろう。
 体も、まったく負荷が無い。少しばかり暑い気もするが、冷えるよりは良い。
 このまま流れに身を任せていこう。とにかく、巡航をキープするのだ。

 2kを5:41、3kを5:40と、完全に走りがハマった。
 この駅前通り、意外と地形がうねっていて、細かなアップダウンがあるのだが、
 上りも下りも一定の速度で足が動いている。足、心肺ともに負担感は皆無。
 フロストバイトのように「頑張ってます」感は無い。今日は本当にいけそうだ!
 (ま、これは大いなる誤解だったんだけど…このときは本当に良い感じだった)

 5kのポイントまで一直線。5kは5:41、素晴らしいほどに一定のペースだ。
 最近良く思うのだが、5k走って、1k毎の狂いが1秒程度というのは凄い。
 段々走りなれてきているのかな?そんなことを考えながら、右折。地方の県道に入る。
 道は一気に狭まりスピード感が出るが、なるべく足を押さえ気味にして進む。
 まだまだ先は長い。ここら辺で、沿道から
「がんばれー!あと、たった37kだぞー!!」
 という声が飛び、ランナーの行列から爆笑が沸く(笑
 そっか、たった37kかー!確かにそうだな〜。高橋尚子選手はスタート地点で、
 残すはたったの42kと言っていたが、そういう心境もあるんだよねぇ。

 まだまだ、色々なことを考える余裕がある。
 太陽が雲にさえぎられると一気に冷え込む為、長袖を伸ばしたりめくったり忙しい。
 どっちらかに割り切ればいいのだが、なかなかそういう気分ではない。
 何より怖いのは、汗をかきすぎて消耗することだ。とにかく、体の発する情報には、
 過敏でもいいから反応するように心がけた。自分の状況を掴めずしてレースは組み立てられない…。

 7k走り三叉路を大きく左折し、国道245号線に出る。ここで最初の給水。
 さすが、最初の給水だけあって混雑しているが、辛うじてコップをいただく。
 二口ほど口に含み、あとは腕と顔にかける。驚いたことに、気分が一気にシャキッとした。
 あれれ、思ったより疲れていたのか…??

 体調の変化に微妙になりながら、245号を北上していく。15kまでは一直線。
 10k通過のラップタイムは5:40。なんだ、素晴らしいじゃん。
 でも、これはある意味当然だ。課題は、これをどこまで保てるかなのだ。
 今期のトレーニングからすれば、こんなんでヘバるはずが無いと信じたい…。

 12k、第二給水。このあたりはバイパスっぽい雰囲気で民家も少なげだが、
 沿線には結構応援が出てきてくれていて、その声援が嬉しい(^^
 特に、車椅子のおばあちゃんが、病院の前で
「がんばりー」
 と声を出しながら手を振っていたのには、思わずこみ上げてくるものが…。
 がんばります、こんな俺でも頑張れるだけ頑張って見せますよ!

 13k地点、眼前に驚きの風景が広がる。
 というのも、物凄い下り坂があるではないか!しかも、その後は上り坂が見える。
 こ、このアップダウンは凄い…。足に負担をかけないように下らなければ。
 しかし…心はそう思うも、体は調子よく重力に身をゆだねていく。
 ガーミンを見ると、瞬間のペースは5:00程度までアップしていた…まずい(汗
 心肺には負担なく、筋肉に負担があるという展開が一番まずいのだ。分かっているのだが…。

2012年2月4日(土) 第60回勝田全国マラソン 完走記(走・その2)

 13k地点の坂は、車で走っても分からないだろう。歩いても分からないかもしれない。
 でも、走ると分かる。感覚的には絶壁だった。そして、下ったということは、
 上るということだ…考えただけでゲンナリする。下りきったところにはスポンジエイドがあり、
 それを受け取り首と腕を冷やしながら、ペース配分を考える。下りが5:00程度出ていた…
 ということは、上りは6:00程度で行けばいいだろう。元来、上りは得意だ。
 客観的にはそうでもないかもしれないが、もう今は主観で生きるしかない世界にいる。
 そう思い込ませてもらおう。

 右に、日本核燃料サイクル機構の入り口を見ながら、坂に差し掛かる。
 ここらへんは、日本の原子力研究のメッカだ。まさか、ここをマラソンで走ることになるとは…ね。
 人生、どうなるか分からないもんだな、と思いながら坂を上る。ペースは6:00。
 ちょうどいい感じだ。道が狭くなったことにより、走りにくさを感じながらも進む。
 東海原発の入り口を右手に見ながら、左折する。久々の方向転換だ。そして…。
 15kの通過ペースは5:51。…あれ?

 ???
 10秒もペースが落ちている。おかしい。さほど体調も崩れていないのだが…。
 少しばかり動転する…まだ15kだぞ?慌てて、15kエイドで給水と補給。
 今日一発目のカーボショッツを入れて、エネルギーの回復を期す。上手くいくといいが…。

 しかし、16kの通過はエイドもあり6:04。まあいい、12k給水時も6分超だった。
 ここからペースがもどればそれでいいのだ。お昼になり、町に人が増えて声援も倍増していく中、
 17kを通過。5:42。おし、戻っている、問題ない!
 ただ、この西に向かう道路は存外ウネリが激しく、細かな上り坂が辛い。って、辛い?辛いのか?

 …辛いと思ってしまったのが影響したのだろうか。18k通過で5:50まで落ちた。
 まさか…。しかし、明らかに体調が「劣化」している。この間のフロストバイトでは、
 18kではまだまだ元気で、いくらでも走れそうな感覚だった。でも、今は違う。
 フルマラソンで一番遭遇したくない「壁」の片鱗が見え始めていた…。

 なんとなく呼吸が乱れる気がする。そして、膝も痛み出してきた。
 18.5kで県道358を右折、再び勝田に向けて南下するコースを取る。
 ただ、この時点ではかなりの絶望を感じていた…。まさか、20kに至る前に、
 この調子になるとは…こんな状態で、あと倍を走れるわけが無い(>_<)
 というか、あと1kも走れないんじゃないか…とまで思い始めていた。

 19kは5:54。50秒台が普通になった…10秒の落差は大きい。
 もとより、40秒台はサブ4への最低限のリミット。本来は、後半30〜35へ、
 ペースアップをもくろんでいたのだ…それなのに!それなのに!50秒!?
 今まで積み上げてきたもんはなんだったんだよー!!

 20k、5:50。どうしても50を切れない。最初とは違い、結構頑張っているが、
 このペースを抜け出せない。ハーフを前にどうして…。そんな状態で、ハーフを迎えた。
 タイムは2時間2分。…この時点で、2分オーバーしてしまっている…。

 ダメだ(>_<)
 もうダメだ(T-T
 一気に集中力が失せる。とたんに足が重たくなる。
 マラソンというのは、どこまでメンタルなスポーツなんだろう…。
 すぐの給水所で、アミノ酸とショッツを補給すると気分は少し晴れたが、
 集中力というのは本当に脆いもので、一旦切れてしまった糸は中々くっついてくれない。

 23k6:04で通過。また10秒下がった…結局、この後5分台は出なかった。
 数字を見ているだけ泣けてくるほど悔しい。そんなもんだ、という気もするが、
 直前までのレースが調子良かっただけに、ここでは
「どう調整を失敗したんだ…??」
 という気持ちしか沸いて来なかった…。でも、そんな疑問に明確な回答は無い。
 マラソンというのは、レースを走り始めるまでで結果の90%は出ているはず。
 となると、やっぱり練習不足だったのか、メニューが不適だったのか…か…。

 と、落ち込む気持ちとともに足を動かす。
 すると、とんでもないものが目に飛び込んできた。なんと、火事だ!!
 物凄い勢いで納屋が燃えている!遠くから消防車が走ってくるのが「聞こえる」。
 隣のランナーが
「マズイっすね。このままだと、道を閉鎖されかねない!」
 !そうか!そういうこともあるか!
「ペースアップして、火事の箇所を突き抜けましょう。それなら大丈夫でしょう」
 と、ペースアップすることに。これは、自分にペースアップのきっかけを与えたかった、
 というのもある。気合を入れる。一気に速度を上げ、5:10まで持っていく。
 生々しい火事現場を通り過ぎた…と、やっぱりそのままペースは戻ってしまった。
 ただし24k6:02.スピードは戻った。このまま行こう。

 この道は、バイパス的な感じで沿線に店も多い。華やかな感じだ。
 こういうところを走ると気持ちが晴れやかになる。自然の中を走るのもいいが、
 疲れきった体で自然と接すると、その自然に負けそうになる。野たれ死ぬイメージか…。
 だからこそ、左右の人工的な建物が心の支えになる。

 そして、25k地点に着いた。

2012年2月11日(土) ぐたっ

 今週は決算のピーク…。

「役員会やら取締役会やら大変だったよ…」
「アンタ、そういうの苦手そうだモンね」
「数字を精緻に追い込む性格じゃないから、資料間違えたりすんだよね…」
「間違えちゃいけない仕事なのに…」
「それに、まだ感覚が薄いからさ。カンが働く状態になっていない」
「カンは経験と知識が導き出すものだからね」

 うむむむ。でも、無事終わってよかった…。
 ただ、今週は帰ってもすぐ寝る。
 朝起きたら「電気付けっパ&メガネかけっパ」3回。


 先週のことになるけど、大分別府マラソンが開催。
 この大会は通称「別大」、その制限時間から多くのエリートランナーが目標とする大会。
 今回は代表選考レースから外れたので(東京マラソンができたからね)、
 次世代のエース級が参戦する面白いレースになりましたな。

 自分の注目は3人。1人目は、東洋大学の田中。この人は箱根で9区を走った柏原と同学年。
 今年箱根を走った人間が、どれだけ出来るか楽しみだった。結果は2時間26分。
 箱根のペースからすると、ある意味妥当、ある意味面白みの無い結果に。
 個人的にはもうちょっと速いかな、と思っていたけど、疲れもあったのかなぁ。
 同じ東洋大の設楽(兄)が、同じ日の丸亀ハーフで1時間1分出したのとは対照的でした。
 ま、設楽は次世代の箱根のエースだから、それぐらいはしてほしいけど(^^

 次は、もちろん猫ひろし。そのスタンスは賛否両論あるけど、個人的には、
 ランナーとしてどれだけ伸ばして来れるか注目でした。国籍はバカらしいと思うけど…。
 で、結果は…物凄いな、と。よくもまぁ、あそこまで伸ばせるものだ、と。
 先日、猫ひろしはマラソン本を新書で出していて、それを見ると分かるのだが、
 彼のこなすメニューはハンパではない。そりゃ、あそこまでやれば速くなるわ、
 って勢いなのだが、そのメニューをこなす体があり(普通壊れる)、練習を実戦へ
 つなげて行く度胸があるのは物凄い。タイムは2時間30分で、これまた凄い。
 男子のトップレベルと比較すると「ん?」だが、田中と比べても遜色ない。
 途中、手を振ったりするファンサービスがなければ、田中には付いていけたのでは?
 レベル的には、シードなるかならないかの大学で箱根レギュラークラスだろう。
 女子なら確実にオリンピック出られるところまでやってきた。こいつはモノすげぇ。

 そして最後の一人が、例の吉田誠一さん。ヨムマラソンの方ですな。
 彼は、9月ベルリン、11月つくばと自己新を更新しており、このレースは?でしたが、
 やっぱり乗せてきました。グロスで3時間16分!すげぇー。1年で5分以上の短縮。

 思うのですが、マラソンにしてもなんにしても、メニューが作るタイムには壁がある。
 そこを突き破るには創意工夫が必要で、それが練習の積み重ねだったりするんだな、と。
 今の自分で言うと、おそらく壁が4時間20分にあって、適度にやるとこのタイムは出る。
 でも、これを超えようとすると、あと一つ何かしないといけない。積み重ねないといけない。

 で、まぁ、積み重ねようとしてんだけど…すると、体力がぁ…でバタン(>_<)
 なかなか難しいモンだよなぁ(苦笑

2012年2月11日(土) 第60回勝田全国マラソン 完走記(走・その3)

 25k地点で90度左折。
 すると、そこに待っていたのは、絶壁のような陸橋だった…(T-T
 常磐線を跨ぐこの陸橋、悪魔のような存在だな…と足を出した。
 萎える壁だ…と、思ったら、橋の半ばに写真屋がいて、写真を撮っているではないか。
 こ、これは…無様な走りは見せられん、せめてここだけでも…と、さも元気を装う。
 そのままカメラマンの前を通り過ぎるが、その後はもうダメだった…無駄だった。
 まさに、無駄な体力を使ってしまった…。

 自己嫌悪気分で足を運ぶ。
 ここあたりで、本当は勝田名物のシュークリームエイドが合ったはずなのだが、
 結構耄碌していてあまり覚えていない。レース中は、そんな物があるのも忘れていた。
 26〜28kでは6:30まで落ちた。いつもでは考えられない速度だ。遅い。
 だが、前に進まない…。走っているのが奇跡とまで思えてきた。

 28k過ぎの交差点まで来たところ、救急車が止まっていて、
 一人の女性がAEDを使って心肺蘇生術を受けていた。ここまでひどい救護は、
 マラソンやっていて始めてみた。自分も他人事じゃない…気をつけて走らないとね。

 と、左手をみると、勝田名物の西原集会場が現れてきた。
 ここは、地域の方が開いてくれているエイドで、給水はおろか、お茶、赤飯、
 おでん、団子、おにぎり、お菓子…などなど、至れり尽くせりな歓迎をされ、
 幾多ものランナーを勇気付けて送り出している有名私設エイド。自分も、
 勝田に参加した際には…と、思っていたものの、この状況は休んでられない(>_<)
 レースを諦めたならともかく、諦めという状態にはなっていなかったらしい。
 少しでも前へ、時間ある限り前に進まないと、という気持ちは心の奥底にはあった。
 ここでは、あったかいお茶を紙コップで貰い、走りながら飲んだ…。
 とても身にしみる、美味しいお茶だった…ありがとう、地域の皆さん!

 西原での給水もあり、ついにタイムは6:50まで落ちた。
 時計に表示されるラップタイムに涙が出そうになる…が、それは自分が招いた結果だ。
 甘んじて受け止め、足を前に進めない限り、この舞台に終わりは来ない。そして。
 ついに30k地点が来た。6:44で3時間2分で通過。タイムから見れば悪くない。
 あれ、案外良いな、とか思ったものの、改めて状態を鑑みると楽観視は出来なかった。
 去年の湘南の時のような気力はまったく無かった。むしろ、初マラソンの時のような、
 絶望感に支配されていたと言ったほうが正しい。辛うじて走っている状態だ…。

 道が狭くなり、応援が近くなる。その声が背中を後押しする。しかし…。
 いかんともしがたくなってきた。31k過ぎ、目の前にある上り坂に…ついに、
 歩きが出てしまった…。甘えだ、甘えてしまったのだ。
「上りは歩いて足を温存だ」
 とか理屈を付けて。温存するような足など残っていないのに…。32k、33kと、
 ついに7分台に突入した。悪夢だ…。

 しかし、33k過ぎ、下り坂を見たとき目が覚めた。このままではいけない。
 ここで、つくばマラソンに出ていたキロ表示メッセージが頭に浮かんできた。
「今までのは奇跡なんかじゃないよ!奇跡はこれからだ!
 ん!そうだ!これからだ!!

 勝田ゴルフクラブ横の、うねる道を加速していく。こんちくしょう!でも!
 下りならまだ行ける。のぼりは辛いけどしのげないほどじゃない!いけ!
 34kで6:43、35kで6:36。戻ってきた!足が戻ってきた…いや、違う!
 戻ってきたんじゃない、生命力を精神力が上回ったのだ、きっと!

 大通りから左折して、35k地点。ここは、10k地点の国道256号線の隣で、
 わずか30mの距離にあるからか、そのとき応援してくれていた人がまるっと、
 こちらに移動してきて応援してくれている。なぜそれが分かったのかは定かではないが、
 なんとなく、応援してくれている人に見覚えがあった。時間にして2時間弱、
 有名でもないランナーを絶え間なく応援してくれている人たちに、胸が熱くなる…!

 35kをすぎると、精神的にだいぶ救われる…あと7kもあるというのに。
 だが、その救いが足に気力を宿らせる。精神がゴールに近づいていく。ここ2kも、
 6:30秒台で通り過ぎた。実は、ここらへんでは50m歩いては走るという、
 コンビネーションランを繰り返していたのだが、それでもこのタイムが出ていた。
 なんだよ、やりゃ出来るんじゃねーかよっ。ま、人生往々にして、自分が出来る、
 自分はできるんだということに気づくのは、大切な時をすぎてからだな…。
 なんとも切ないな…。

 段々と気力が戻ってくるのを感じながら、37kすぎ、ついに駅前通りへ右折。
 4車線の大通りに出たのと同時に、微かにゴールの雰囲気も感じる。戻ってきたなぁ。
 まぁ、あと4kもあるんだが、あとたった1割だ。頑張ろう。と、タイムは3時間50分。

 やばいな…。
 と、いうのも勝田は道路規制が4時間で、それをすぎると歩道に上げられるのだ。
 当然、信号も守らねばならないので大幅にタイムをロスする…。今回は、これに、
 引っかかるつもりは無かったのに…。まぁいい。今は一歩一歩進むだけだ。

 大通りだけに、声援が凄い。
 小さい子が、全身から声を絞り出し、がんばってー!!と叫んでいる。
 全力で応援しているということは、その全力に答えねばならないだろう。
 もう、足は死んでいるレベルだったが、振り絞って加速する。応援したものの、
 目の前を通り過ぎたのは死にかけのヘロヘロなオッサンでは彼女も救われない。
 トラウマになってしまうかもしれない。自分の声に意味があることを証明しなくては。
 実は、この応援が、勝田で一番印象に残っている出来事だ、それほどに必死な声だった。

 結果、38kは6:19で通過。このタイムが出たのは25k以来だ。凄い。
 結局マラソンってのは精神力なワケだ。普通の人間の肉体が42kも走れるわけが無い。
 それを可能にするのは、練習などで培った精神力。今の自分には、それが足りなかったのだろう…。

 と、38kも400m程度走ったところで、パトカーがやってきて、歩道に上がるよう支持。
 ついに、4時間が来てしまった…。しかし、このまま走れば、4時間18の自己ベストは成るか?
 でも、ここからは厳しかった…なにより信号が多い。そのたびに30秒近くロスする。
 ペースが上がらない…走れているのに。結局、39kは6:59、40kは7分まで落ちた。
 …なんともまぁ。

 41kをすぎて、いよいよゴール近く。大通りから左折し、会場へアプローチする。
 ここからはまた道路閉鎖だ。思いっきり走れるだろう。タイムも上がってきた。
 あと少し、がんばれー、という声が飛ぶ。歩くなー、というのを間違って、
 あと少しだー、走るなー、と言ってしまった人にも遭遇した(^^ 笑いをありがとう!
 もう少しだ、頑張れ。そして、ついに右折、会場前の道に入る。42kの標識をすぎる。
 あと200k。何もかもが懐かしい。そのとおりだ!さあ、思い切っていけー!

 そして、左に曲がり会場へ。あと100m。
 全身を振り絞る。エネルギーは残すまい。さぁ、栄光のゴールへ!!

 …結果、タイムは4時間23分。ぐあ、なんという中途半端なタイム…。
 でもいい。悪いが、良いのだ。マラソンというのは、そういうもんなのだ。
 走り終わってしまえば、すべてが良くなる。ふぅうううぅっ。終わった…。

2012年2月18日(土) お大事に

 移動が激しい上に、寒暖の差が激しくて、身体にキタかな?
 なんか、毎週イベントのようで忙しそうだったうえに、更新が変だったので?だった…。

 ま、しっかり治しなされ。身体が資本だしね。

2012年2月19日(日) 痛風…

 痛風になったららしい…(汗
 まったく…困ったもんだ…結構痛いな、これ(汗

 ちょっと走りすぎた(筋肉が破壊された老廃物が一番良くない)のと、
 ビールを飲みすぎだったのかもしれない…(苦笑
 しょうがないから、今はプリン体カットの発泡酒〜。
 でも、これもまあまぁイケルね。我慢というほどのことを強いらないよ。
 最近は便利なモンができたもんだー。ま、便利ってのはちょっと違うか(笑


 さて、そんなんで。

 マラソン次戦までそんなに時間が無い。
 毎度毎度、色々な目標を据えて挑む割には達成できないことも多く、
 ハーフとか10kでは大体理想のレースが出来るのにフルでは出来ない展開が続き、
 いい加減、フルは自分には無理なのかも…とか思ったりもするわけだが、
 だからといってフルは走るのやめようかな、とか考えているかと言うとそんなことはなく、
 むしろ、意気揚々とリベンジを心に誓っていたりする。面倒な性格だ(苦笑

 と、今日も駒沢公園まで遠征して、体に活を入れる練習。
 5kづつ、5:15→5:00→4:45とビルドアップしてくハードなランが目的。
 10k走ったあとに、10kレースのペースであと5k走るのだからシンドイ。
 これをクリアできれば、まぁ4時間切りはできるでしょう、といわれている課題だ。

 で、結果はというと、むしろ最後は4:30〜35で走りきったりで、
 勝田のダメージはだいぶ抜けてきた印象。先週は走ってもスピードが出なかっただけに、
 久々のスピードに酔いしれた〜。疲れたケド、早く走る爽快感はたまらないね。

 それに、今日は新しい発見が。8kぐらいだろうか、5:00ペースで走っていたときのこと。
「…遅い。遅いよこれじゃ」
 と思い始めたのだ。別に遅くも無いし、8k走ってだいぶ疲れてきたというのに。
 そして、挙句の果てに、こんなことを思い始めた。
「あと少し走れば、もっとスピード上げて苦しめるんだ、嬉しいなぁ

 …苦しめる…そして、それが嬉しい…(汗

 どういう感覚だ(汗
 我ながら、イクところまでイッてしまったかもしれない…と恐ろしくなった…。
 でも、実際、スピード上げて息が上がり苦しくなり始めると、実際ニヤリとしたり。

 あー…なんか、とことんマゾな世界だねぇ(笑
 ま、フルにしてもウルトラにしても、トコトン変態な世界だもんなぁ(笑
 自分もようやく、変態の世界に浸り始めたということかな?
 でもこれ、喜んでいいことなのかなぁ??

2012年2月19日(日) 学期

 東大が諸外国の学習タームに合わせて、9月入学にするということを打ち出して、
 旧帝大系や早慶といったトップ私大もそれに向かって同調する形で動き出した。

 個人的には、9月にしたからといって優秀な留学生が確保できるかというと、
 また別問題な気もする…ちゃんと、院に正規留学していた人間の経験談としてね。
 そもそも、それだけ優秀な人材であれば、時期がいつであろうと適切な教育を受ける、
 という行為にセンシティブであり、期中であろうがなんであろうが学校に飛び込んで来る。
 大体、4月だの9月だの年1回しか入学のチャンスが無いのがおかしくて、
 要求能力の障壁はキープしたまま、入学制度の柔軟性を上げればいいだけの話だ。

 たとえば、5(〜8)、9(〜12)、1(〜4)のセメスター制にして、
 要求されたレベルを得たものは随時入学、必修単位をとった時点で卒業可ということにすればいい。
 さらに、他大学の単位流用を可にすれば、国境を越えた学生の流動性向上にも寄与する。

 これは何もエキセントリックな話でもなく、欧米では普通のことである。
 日本に出来ないはずはなく、ただ単にしがらみや見栄がネックになっているだけだろう。
 是非ここは、やるならば抜本的に教育制度を変えるぐらいの勢いで屋ってほしいものだ。
 教育というのは非常に重要だ。日本の教育レベルを向上させるためにも、本当にいい形に、
 もっていってもらいたいものである。正直、9月というのが論点になっているのは、
 日本の教育レベルの低さをあらわしているようで、情け無い…。



 さて、そんな風に考えているのは。

 やっぱり、日本人として「桜の時期に卒業、入学」というのは捨て難いと思うから。
 桜吹雪の中、卒業証書を入れた筒を持っている構図は、日本ならではの美しさだと思う。
 それこそ、欧米の卒業式で防止を投げるのと同じような美しさがあると思うのだ。

 だから、感情的な面を考えると、とっても難しいと思うんだよなぁ(笑
 だからこそ俺はセメスター制を提唱しているわけでで、俺は任意で4月入学
 3月卒業を選ぶし、大体の日本人もそうするとおもうんだよ。
 だって我々は日本人で、日本という国に住んでいるんだからさ。そこは理屈じゃない。
 美意識がそういうふうにさせるんだよ、きっと。過去とははっきりいって関係ない。
 教育の高度化とかは、どうでもいい。日本人の魂がそう育っているんだからさ。

 2月15日に、さくら学院というアイドルグループがリリースした歌「旅立ちの日に」。
 この曲、最近有名になってきた卒業用合唱曲なんだが、こういうのを聞いてると、
 やっぱり桜と卒業は切っても切れねぇんじゃねぇの?と思うわけだ。
 学習という意味での教育も大切だけど、やっぱり、日本人としては、
 日本人の美学、そして魂を大切にしないと駄目と思うからね。
 日本人としての魂を育てることが、国際競争力の向上につながるということを、
 まずは認識していかねばならないと思う。そのアイデンティティを育てるような、
 建設的な議論を望みたい。正直、9月とかどうでもいいよ。

 美しい日本を心で理解できる学期区分を望みたい。
 それが日本の国際競争力を向上させ、その向上が、優秀な人材を日本に弾き付けるのだ。
 こっちから歩み寄るばかりが方策ではないのだぞ。

 あ。
 さくら学院の「旅立ちの日に」はこちら

2012年2月19日(日) 第60回勝田全国マラソン 完走記(終・その後)

 ゴールを抜け、完走証を貰う。
 記された記録は期待はずれの数字だが、それでもセカンドベストだ。
 昨年と違い、様々な制約の中で挑んだ今年だけに、これでも良い方かな、とも思う。
 悔しさもあるが、この時点では無事終わったという気持ちのほうが強かった。
 なにより、中間点での絶望感を考えると、よく帰ってこれたな…と思わずにいられない。

 さて、とぼとぼ歩いて自分の荷物が置いてあるとコマで戻り、腰を下ろす。
 ふううぅぅ、ため息しか出てこない。そして、いまさらながら気づいたのだが、
 気持ちが悪い…。これは、脱水+低血糖ではなかろーか(汗

 実は、ここ数戦での話になるが、レース途中で甘いものが食べられなくなる傾向がある。
 おそらく、汗のかき過ぎでミネラル分が失われすぎ、本来は塩分を所望しているだけに、
 対極にある甘さを拒絶するようになっているのだ。エイドでも、分かってはいるのだが、
 スポーツドリンクを避けて水だけで済ませてしまう傾向がある。さらに、栄養分を補給するのが面倒で、
 気力でいけるところまで行ってしまうのも原因だろう…。

 と、いうか、勝田は10時半スタートで朝飯からの感覚が空きすぎたのだ。
 腹が減りすぎて血糖値が下がるのも当たり前だ。分かっていはいたが、補給が足りなすぎたらしい。
 慌てて、残っていた経口保水液(生理食塩水)とおにぎりを食す。気持ち悪かったが、
 とにかく胃に入れ、横になった。10分ほどしたら落ち着いてきたので、やっぱり脱水&低血糖だったらしい。
 うーむ、自己管理も課題だなぁ。

 落ち着いたので着替えて、シャトルバスで駅に向かう。
 ここら辺の運営は実にスムーズで、さすがは勝田だ。感激がいつまでも続く。
 戦いはハードだったが、来年もまた来よう、と思う。来たいと思う。
 また、濃密な関係となった土地が一つ増えた。

 勝田駅ではちょうどきた電車に乗り、水戸へ。予約しておいた特急は、
 タイムが出なかったことも考えて遅い電車にしていたので、1時間以上時間がある。
 経っているのもつらいので、とりあえず蕎麦屋に入り蕎麦を食う。というか、
 そばつゆを飲む。旨い!やっぱり、マラソンの後はそばつゆだよな、と思う。
 塩分が身にしみていく…最高だ(笑

 小一時間ほど休み、フレッシュ日立で上野へ。
 しかし、車内でまたしても低体温症状が(涙 本格的にまずくなってきた(汗
 下車後、慌ててポカリを調達し保水、じっと動かないで電車に揺られ帰宅後、
 慌てて風呂に入って体ごと温めた上で、食事をとった。

 …いやはや、結構肉体的にもキていたみたいね(汗 

2012年2月21日(火) 大丈夫かしらん?

 あさぽん、体調を崩しているならいいのだが(良くないけど)…。

 ちょっと心配なのは、今回のことを気に病んで言葉にできず、
 中々更新ができんようになってるのでは、ということ。杞憂ならいいのだが。

 今回のことは残念ではあるが、そういうこともあるだろうし、
 むしろ、事前に手を打てたのだから良しだと思う。長いことやっていれば、
 こういうこともあるだろう。反省は反省して、次に活かせば良いではないか。

 でも、あの娘さんはセンシティブだからなー…。ま、あまり気負うなさ。
 俺は違うかもしれんが、分かる人は分かっているだろうから。

2012年2月24日(金) 就職セミナー & 帰宅ラン

 今年も就活シーズンですねぇ〜。
 と、言うわけで、セミナーに参加してきましたよ。
 …とか書くと、毎年就職活動してみるみたいっすけど、そういうわけではなくて(汗

 もちろん、説明者サイドで御座います。
 今年は就活生対象座談会だけじゃなくて、パネルディスカッションも担当。
 しかし、普通こういうのは、1年目のフレッシュなヤツ〜5年目ぐらいの若手バリバリがやるんよね。
 俺のように、いつのまにやら13年目がやることではないのでは…と思っていたら。

「本日は、ベテランの川崎さんに来ていただきました〜」
 …ベテランとか言われたの、入社以来初めてだよ(苦笑
 しかし、ベテランかよ(笑 そんなつもりないんだがなぁ〜。


 そんなこともありつつ、未だに仕事の引継ぎしてますわ。
 1人、人が減っているから大変なんですけど、まぁ、ぼちぼちやってます。

 ただ、新しい仕事なんでテンション上げてやっているから精神はそれなりに高揚も、
 肉体的には疲れているみたいで、ぐたーっと。時たま居眠りするからね(汗
 今日も、帰宅ランしたけど、2k走ったらもう歩いちゃったよ…。
 その後は、だらだら帰ってきました。こんなダラダラランは久々。

 でも、こういうのもいいね。なんか、人間らしくて、うん。

2012年2月25日(土) うーん

 痛風が辛い…(苦笑
 先々週、痛風状態が発覚して以来、お酒は控えめにして、控えたお酒にしても、
 減プリン体の発泡酒にしていたのに、あまり快方に向かっている感じがしない…。

 突然、なんもしてないのに足の小指に激痛が走ったりするのはカンベンしてほしい(涙
 先週日曜なんて、足首を捻挫したかと思った…何もしてなかったのに激痛で…。
 もう、禁酒しかないのかな〜。

 あと、調べてみたら、たんぱく質中心の食事より、白米などを中心とした食事がいいと。
 …これって、ランナーの食事と真逆じゃねぇかよぅ(苦笑
 どうしろっていうねん(汗


 禁酒すると、体重が2kgぐらい一気に落ちる。
 ビールってカロリー無いんじゃないのか、と思うのだが、どういうわけかそうなる。
 俺の場合、ビール飲もうと飲まないと、食事の量は変わらないし、むしろ減る。
 なのに、太る。どうなっているんだろう??

 そもそも、自分ではあまり酒を飲まない人だと思っているのだが、
 俺を知ってる人は大概、俺を酒飲みだと思っているフシがある…。
 実は酒飲みなんだろうか…うーん…。

 さて、そんなんで、まぁ減量もせなあかんと思っていたから丁度いいか、と、
 自分を納得させ。そんなんで、明日は東京マラソン。
 関係ないけど、気分は盛り上がります。
 そもそも、ちっとも出場できない初期はイラついてムカついて見るのもヤだったけど、
 今は「マラソン別街道」と名乗り、隙間を縫うローテを確立しているので、
 東京はどうでもいい感じなのだ(^^ それに、今回は日本代表選考会だからね。
 川内選手の走りを含めて、注目しておりますよー。

2012年2月25日(土) 33

 ベアフット系シューズに出遅れたアシックスが、アメリカで先行発売した「33」。
 個人的には、単なるスニーカーじゃねぇか、みたいな感じだが、それなりに人気らしく、
 日本へ凱旋帰国することとなった(苦笑

 んで、その発売記念で、アシックスストアでトークイベント。
 ゲストは、元AKBの大島麻衣と、我らがQちゃん。

 で、写真はここのurlにあるのだが、意外と大島が小さいのと、
 Qちゃんは全然年齢を感じさせないねー。可愛らしいじゃないかー、やるねぇ。


 そして今、福岡国際クロカン中。
 男子シニアは、大迫、設楽、窪田と箱根の猛者達が大集合。
 今4k地点だけど、いい戦いしてるわ〜面白い!

2012年2月26日(日) 東京マラソン−五輪代表選考編−

 朝起きて、ちゃんと見ましたよ。もちろんですとも。

 さて、まずは藤原選手、おめでとうございます!
 一昨年、実業団を辞してプロ宣言後に挑んだ東京マラソンでは失速、
 その後、スポンサーも離れてしまい、それまでやたらと特集を組んでいたランナーズでも、
 ちーっとも音沙汰無いまでになってしまっていましたが、見事な復活です!
 しかも、内容も伴ったいいレース運びで、タイムも付いてきました。素晴らしい!
 苦難にめげず復活をされた精神力に、敬意を表したいと思います!

 そして、川内選手。今回は残念でした…。
 5k、10k、25kと給水に失敗したのが痛かった…ですね。
 しかし、そんなに給水失敗するカナ…?大阪、福岡、防府と、給水の練習もしていた
 (給水前でペースを上げたり下げたりする練習をしていたと本人明言してた)し、
 そんなことが3回も起こるとか…んー…??それでも、12分台は立派です。

 しかし、これで五輪選考が難しくなりました。びわ湖の優勝が9分台とかになると、
 福岡の川内選手の評価をどうするか考えモノですな。そもそも川内選手の「動き」は、
 一般市民の心を打つ「何か」がある一方で、その実業団というシステムを否定するような走りは、
 実業団システムから上り詰めていった陸連の幹部にとってかなり異端児…というか、
 異端という言葉が生温いぐらいに否定的で、どちらかというと市民ランナー寄りのランナーズさえ、
 節々に川口批判みたいなニュアンスが漂っているぐらいですからねぇ。

 個人的には、これをキッカケに妙な川内バッシングが始まるんじゃないのか、
 みたいな懸念さえ抱いてます。極論してしまうと、陸連は川内選手を代表からはずす、
 いい理由ができたと思ってさえいそうな雰囲気があるのは、間違いではないでしょう。
 今日の給水の件さえ「…まさかな?」と思いながら見ていた自分がいましたからね。

 しかし、まだ競技は続いています。
 みんな、がんばれっ。

2012年2月26日(日) 東京マラソン−感動編−

 第二弾は感動編。
 やっぱりマラソンはいい、色々な感動があります(^^

 今回のマラソンで一番感動したのは、35k給水地点。
 その時点で4、5位を走っていた藤原とウガンダのキプロティチ。
 藤原が給水でマイボトルを取るも落としてしまい、一瞬躊躇したもののそのまま、
 上手くボトルが取れたキプロティチを追走し始めたところ、その様子に気づいた彼は、
 藤原に
「これいるか?」
 と飲みかけのボトルを差し出したのだ。

 素晴らしい!
 敵に塩を送るその勇気に感動したっ。

 特に、東京の場合、賞金レースという側面があるので、1位でも上に上がりたいはず。
 同時に、駆け引きで相手を落とせるなら落としていきたいはずなのだ。これは、
 汚いとかではなく、それが勝負というものなのだ。しかしキプロティチは、
 自らを蹴落とす可能性のあるホームの藤原に塩を送ったのだ!素晴らしいではないか!

 結局、藤原は給水を受け取らなかったもののキプロティチをギリギリ抜いて2位、
 キプロティチは3位に入り、二人とも賞金を手にすることができた。但し、その差、
 2秒。ちなみに賞金の差は200万。でも、走っている間のキプロティチには、
 きっとそんなことは頭に入っていなかったに違いない。困っているのだから、
 助けないと、なはずだ。これには、唸らされるものがあった。

 ちなみに、川内選手が給水失敗したときに、周囲から助けが出たかというと、
 画面からそうは見えなかった…。一般給水(アミノバリュー&水)があったものの、
 もうちょっと、見える形でなんかあっても良かったような…。

 そんな画面を見ていただけに、キプロティチの素晴らしさは際立った。
 個人的には同着2位にしてもらいたいほどだ。自分としては、これを見れただけでも、
 東京マラソン見てよかったな、と思えたほどだ。キプロティチ、ありがとう。
 これからは、個人的に応援してくぜ!ウガンダ代表で五輪出れたらいいねぇ!

 注意:給水については陸連規定に定めがあり、選手間の融通については未確認。
    特定の選手のみを優遇する給水はNGなのだが、これはどうなのだろう? 
    でも、他の大会でもたまーにみかけるので、順位には関係ないと思う。
    ただ、藤原は念には念を入れて、給水を断ったのかも知れず…。

2012年2月26日(日) 今日も今日とて

 午前中に東京マラソン見た後、実質的な市民の部の放送開始を横目で見つつ、
 自分も走る必要があるので、例によって駒沢公園へ。最近、ここが主練習場になりつつあるなぁ。
 皇居は遠いし、どのみち今日は走れないしね…。

 今日は毎週恒例となりつつある、15kビルドアップ。
 金曜日の帰宅ランの調子が非常に悪く、また、昨日もあまり寝れなくて、
 どう考えても疲労が蓄積した状態だと思われたが、まぁ、イケルとこまでイクかと。
 案の定、最初の2kで疲れ気味。でも、5:15ぐらいでの巡航はいけた。
 問題はその後で、これから5:00、4分台に上げるのはどうかな???な状態。
 でもまぁ、同じペースで走ったとしても、疲労が来ている分、効果は高いという言葉を信じ、
 ひたすら走る。5kでペースアップ。あ、でも、行けそう。5分切るぐらいで5k。
 もうあかんだろう、と残りの5k。4:30かそれを切るぐらいでいけいけー!
 足がつりかけだが、もう気にするものか〜。なんか併走してくる人も振り切る。
 ぐぉおお、と1時間12分。あ、先週より速いわ〜。

 体調が万全ではない状態で、ここまでいければいいね〜。
 このまま本番にいければいいんだけど…。

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