日記

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2007年9月1日(土) ショック…!

 アメリカ行きに備えて、ガイドブックを読んでいたら…な、なにーっ!!
 日本でも有名なパフォーマンス集団、シルク・ド・ソレイユが、
 ビートルズの音楽をモチーフにしたパフォーマンス!!??

The BEATLES LOVE

 ぐはーすげえっ。ABBAのマンマを見る予定だったけど、こ、これも見るしか!!

 …って、え?ベガスに居る火、水…休演??え??

 …がーーーーーーーん!!
 ショックすぎ…(T-T
 また来年かよー…。

2007年9月2日(日) うーむ…

 それは、ヘルシーっていうのだろうか…(w


 日曜日のアキバは、ホコ天もあるし、人が多くて敬遠しがちなのだが、
 まいにゃんお嬢様のCDを探して放浪していたら…なんと、某所で話題の、
 あさぽん似の、あのお方に遭遇(笑 しかし、改めて見ても…似てるわ。

 いや…極度のウサギ野郎である自分が言うのだから…これはこれは…ね!


 んで。

 本日は、(元)上司の奥様がお亡くなりになられたということで、通夜に出席。
 …最近、訃報が良く届くようになった…。年代的に、自分もそういう領域に、
 入ってきたって事かもしれないなぁ。同世代だけの付き合いだけじゃないですから。

 明日は、自分、お手伝いです。自分が力になることなら、なんでもさせてほしい、
 そんな気分であります。自分、「お亡くなりになる」というのにはニュートラルですが、
 別れというのにかなりセンシティブなので、本当に切ないです。くぅ。

2007年9月3日(月) やさしい一言

 ZARDの追悼ライブまで、あと4日。どうなるかな…。

 ☆

 今日は、昨日参列した通夜に引き続き、告別式のお手伝い。
 自分のタスクは路順案内。あの、駅とか交差点で「xx家」と記した札を持って立つ、
 あれである。生まれて初めてなので、緊張…。

 しかも、実は今日、自分はかなりの熱があり、意識が朦朧と…。
 そんな状態で、礼服着て直立不動、屋外に2時間は…結構シンドかった…。

 でも、いるもんですね。やさしい声を掛けてくれる人って。2、3人から、
「この天気で、ずっと喪服着て外って大変でしょ。頑張ってね」
 と、激励をいただきました。あ、告別式参列ではない方に、ですよ。

 ありがとうございます、と返答してた訳ですが…嬉しかったですね。
 たった一言ですが、えらく励ましになるもんです…うん。
 自分、こういう路順案内の方を見ても、ふーん…とか、ほほぅ…程度で、
 特段関心を持つとか、声を掛ける…という概念も無かったですから…ちょっと反省。

 うん…そうですね、言葉の力、というのを体験した出来事でしたね。
 忘れがちな概念なだけに、こういう体験を大切に心にしまっておきたいものですな。

 …しかし、直立不動2時間はキツかった…今以て、熱中症というか、脱水症状…。
 ふへー…。もっとも、ご家族の方の気持ちを考えると、こんなことはホンの些細なことですけどね。

2007年9月5日(水) ふー

 2日間、プリンとリボDだけで過ごしてきましたが…やっと固形物を食べれるように。
 万全ではないですが、健康と言うのがどんなに尊いか…!!

 ところで、台風が接近しているとのことで。
 気圧が低いので、骨折した左右の肋骨とかが痛い…。

 それに、明後日のZARD追悼ライブ大阪は…どうなっちまうんだ!?

2007年9月6日(木) RITZ

 今日は仕事で、東京ミッドタウンのRITZに来てます〜。
 ゴージャスな感じだけど、ちょっと暗めで狭いっくるしいかな。
 東京のナンバーワンホテルは、やっぱりフォーシーズンズだと思うなぁ…。

 そうそう。RITZといえば、ZARDのツアー大阪時に坂井さんが宿泊したホテル。
 今回、大阪で…とは思ったけど、ちょっと…高すぎるよね。

 そこまで無理をしない自分で良かった(^^;)

2007年9月6日(木) その2・MIT

 よく映画とかに出てくるMITは、正式名称はMassachusetts Institute of Technology。
 日本語では「マサチューセッツ工科大学」…ぱにぽにのヒロイン、ベッキーの出身校。

 米国で…つまり全世界で…トップクラスの学校であり、ハーバードとともに、
 米国の頭脳を産出している学校である。理系のイメージが強いが、日本的な理系だけではなく、
 都市工学や経営学などにも長けている学校である。なお、これらのスクールの、
 カリキュラム、ならびに授業のレジュメは公開されているので、興味ある方は、
 見てみるとなかなか面白いものと思う。

 ベッキーの出身校ゆえ、褒めちぎってしまったが…くぅ、うちの大学も負けてないってば〜。

2007年9月6日(木) その3・これからは…

 さて、これからは。
 明日に向けて、ZARDモードに。全神経を、坂井泉水に向けたい…と。

2007年9月7日(金) What a Beautiful Memory / Memory 01

 ついにやってきた…"What a Beautiful Memory"、その時。
 今、往路の新幹線の中でこれを書いているが…自分の人生の節目というのは、
 どういう訳か、必ずこうして西に向かう新幹線に乗っているなぁ…と思う。

 しかし…会社を休んで、こうやって好きだった人の面影を追うべく旅立つのだから、
 自分のやっていることは、常識を逸脱している…ぐらいの自覚はある。
 でも。それほどに人を好きになれる自分の感性は、大切にしたいと思うのだ。

2007年9月8日(土) What a Beautiful Memory / Memory 02

 当日朝は、見事、関東地方に台風直撃。午前中には過ぎ去るとの報道だったが…
 朝、起きて、ニュースを見ると…見事に新幹線はストップ中。…たどり着けるのか?
 迷っていても仕方ないので、9時、家を出る。雨は止んだ…あとは、新幹線だ。

 10時半、東京駅着。新幹線、運休+遅れ続出中。遅れがどれ位かの目処も見えず。
 …うーん…こりゃ、行く前からハードル高い…今日の大阪は…と、遠いっ…。でも。
「遠く離れても 心は止まらない 諦めたい 諦めない」
 そう、どんなに遠く離れても、心は止まらないし、諦めない!

 電車や発車番線が変更になりながら、40分弱遅れて出発。
 なに…ちゃんと出発してくれただけでも、良い…これで、普通通りに走れば、
 大丈夫…ちゃんと、開始には間に合う。道中は、前回のツアーの様子に耳を傾け、
 今日のことを色々想像してみたりする…。しかし、この歌声の主が居ないとは、
 想像しづらいし、想像するということはものすごく切ないことだなぁ…。

 転寝なんかもしつつ、新大阪にはなんと10分遅れで到着。凄い。
 どこでどんな風に遅れを取り戻したのか、全然分からなかった…。
 これで、ホテルにチェックインし会場入りすることが出来る。
 東京駅では、半ばPCなども持ったフル装備での会場入りを覚悟したが、
 それも回避できそうで、これで全神経を「ZARD&坂井泉水」に傾けられるっ!

 ホテルに一度チェックインし、淀屋橋・フェスティバルホールに戻ってくる。
 関東人の自分にとってあまりなじみの無いエリアかと思いきや、実はそうでもなく、
 なんとこの会場の2棟隣は、勤務先の本社だったところなのである。
 勝手知ったる感じで、地下を通り抜けて会場に入ると…そこらじゅうに、
 シックな紙袋を持った人たちが…ん!?まさか…と思ったら…そのまさか。
 白地に、シルバーで小さく「ZARD」と書かれている!ぐっ、もう、
 物販始まってしまったか…っ!急いで列の最後尾を探し、並ぶ。しかし…
 もう結構並んでる…くぅー、新幹線が遅れなければ、もうちょっと早く来れたのに。
 まぁ、ここまで来てしまえば、あとは坂井さんと向き合うだけ。
 列に並ぶのだって慣れてるし、届きそうで届かないもどかしささえ、愛しく思える!

 とはいえ、今までに経験が無いほどの時間がかかって、ついに物販へ。
 なんでこんなに時間がかかるのかな…と思っていたが、その現場について分かった。
 ZARDの物販、ちょっと他のアーティストとは違う感じなのだ。
 なんせ、係員の感じから違う。まるで宝石店の店員みたいな格好をしている…。
 そして、それがフロックではなく、欲している品を伝えると敬虔にそれを取り出し、
 白い手袋を嵌めた手で箱から取り出した上で、「こちらでよろしいでしょうか?」と
 逐一確認しているではないか。ぐはー…こりゃ凄い。ホント、宝石店みたいだ。

 さて、自分の番。
 とりあえず、みなさんには物販の品物リストを見ていただきたい。
 …。自分、初めてこれを見たとき、いくら現金を用意しようか迷ったが、
 とりあえず財布には8万円入れてきた。ま、いくらなんでもそこまで使わないだろ、
 そんな風に思いつつ…3万円のシルバーネックレスは買おう、ぐらいな想いで。
 しかし、この場に来て、周りの人間を見ていると、も、ものすごい…!
 さすが、ファン層が俺以上の世代だけある…金の使い方が尋常ではない。
 こんなに万札が飛び交っている物販を始めてみた…!で…それを見ていた自分も、
 なんか…凄く色々欲しくなってきた(爆
「いらっしゃいませ。どちらの商品を?」
 最初は、ネックレスだけ…とか思っていたのに
「以上でよろしいですか?」
 と言われる度に、
「あ…じゃあ、あとこちらもください…」
 とか言って…〆てン万円(爆)ぐはー、ちょっと使いすぎた…!

 しかし、どの製品も、どのパッケージも、そして何より紙袋のセンスが抜群だ。
 これなら「どっかのコンサートの物販で、賤しいぐらいに物を買い込んだヲタ」
 という感じではなく、銀座あたりでブランド品を買ってきたんですよ、
 みたいな感じで町を闊歩できる。実際、銀座を歩いたりしたら、
「あれー…あの紙袋、どこのブランドかなー…ZARD…ふーん…って、ええ!?」
 みたいな感じになること間違いなしな感じである。さすが坂井さん。
 こういうところへの配慮が出来るのも、素敵な女性の証拠ですよねー…!



 購入物はこんな感じ。真ん中の透明のものは、「負けないで」オルゴール。

 無事…というか、財布的には大打撃を受けつつ、物販終了。
 それはそれとして。早速、ツアーパンフを開封、中身をチェック。
 うーん…写真は既存の使いまわし&献花&音楽葬の様子で、目新しいの無いな…
 なんてページを捲っていたら…!!ぐは、今日のセットリストが公開されてる!
 こ、こういうのも珍しいな…と思ったら、さらにとんでもないサプライズが!
 飛び込んできた
「グロリアスマインド」
 の文字。グ、グロリアスマインド!?な、なにぃっ!!??

 このグロリアスマインドという曲は…坂井さんが生前、最後にレコーディングに挑み
 サビの所だけが収録された旨が、その歌詞とともに追悼本で公開された、
 そんな未公開曲なのである。そ、それを…この場で公開するというのか!?
 …こ、言葉にならない…っ!!

 表現できないような感覚に陥りながら、パンフに目を通しつづける。
 今回のゲストは、自分の好きな「明日を夢見て」「瞳閉じて」の作曲家、
 大野さんを始めとする作曲・編曲者、Garnet Crowの方々なども参加されるようで、
 なんとも素敵な空間ができあがるのだろうな…なんて思いを馳せる。
 なにより、このような追悼企画に集ってくれた各位の心意気が嬉しい。
 ありがとう…。

 ただ…
「VOCAL 坂井泉水」
 その文字が、空しくて、そして…やっぱり、この上なく切なくて悲しい。

 18時15分、少し空いた頃を見計らって入場。
 自分の席は「2階席、目の前が通路のド真中」という、最高の席。
 ステージ全体を俯瞰できる席が、やっぱり自分は一番好きだ。
 ところで…このフェスティバルホール、立派な会場だねー…。
 いくら再建するからといっても、取り壊すのはもったいないなぁ…。
 個人的には、思い出の場所を消してほしくない、というのもあるし、ね。

 ステージセットは、前回のツアーを髣髴させる構成。
 中央には、マイクと譜面を置くスタンドが…坂井さんの定位置かな。
 そう、これからの時間は、彼女のための時間。

 19時。ステージ上にバンドメンバーが集まり。
 そして、19時5分。照明が落ちて…。流れ出るイントロ。
 インストルメンタルの『負けないで』と共に、「美しい記憶」は幕を開けた…。

2007年9月9日(日) まったく…

 せっかく「美しい記憶」の事を書いている途中だったのに…。
 今日は…つまらない、生産性がない、この上なく不毛な6時間を過ごしてしまった…。

 …この世で、与えられた時間が0の人間だって居る中で!!
 この上なく不毛な6時間!!たった6時間!?冗談じゃない!!
 6時間という刻が、どれだけ尊いのか!!!


「少し愛し方 間違えただけで すべては エピローグ」
 −ZARD、"雨に濡れて"、words by Izumi Sakai, 1993−

 こっちは間違えたつもりはないんだがな。ま、そういうことだ。

2007年9月10日(月) What a Beautiful Memory / Memory 03

■Introduction -「負けないで」インストゥルメンタル-

 メランコリックなメロディへとライブアレンジされた『負けないで』が、ホールに響く。
 ゆったりとしたサビの進行に、とてつもなく切ない気分になり…胸が詰まる。
 バンドのライブとは思えないほど、客席は静寂に包まれて。音は耳に響くも、
 視界は…悔しい事に、もう霞みに霞んで、何がなんだか分からない状態。
 ハンドタオルを用意してきてよかった…。本当に良かった…。

■揺れる想い・この愛に泳ぎ疲れても

 OPナンバーは『揺れる想い』。前回ツアーと脳内がシンクロさせる演出…か…な。
 でも…「揺れる想い 体じゅう感じて 君と歩き続けたい…」のボーカルとともに、
 前回はスポットライトを浴びながら中央から堂々と登場してきた彼女が…出てこない。

 …君がいない…

 …その代わりにか、ステージ上のスクリーンに映し出される彼女の映像。
 でも、自分は…『揺れる想い』演奏時は、ずっとステージ上の「坂井泉水の定位置」を凝視、
 出てくるはずのない彼女を、視線で求め続けていたり…。理解はしているけど…けど…ね。

■IN MY ARMS TONIGHT・Just for you

 このあたりで、やっと映像のほうにも意識が行くようになってきた。

 てっきり自分は、トリビュート的に進んでいくものだと思っていたのだが、
 どうやら、未公開PVや、1993年に日本青年館で撮影した仮想ライブの映像を以って、
 進行していくという事らしい。セットリストを見て、どうにも初期の曲が多い気がしたが、
 これで納得である。最近の、大野さんの曲も好きな自分としては残念だが、高校時代、
 下宿にはTVの持込が禁止されていた為、MSの坂井さんを見れなかった自分としては、
 大スクリーンで見れる映像が嬉しい。しかし…美しい…この上なく可愛く、美人である。

 写真集などを見てもらうと分かるが、この1993年11月の坂井さんは、
 表情もすこぶる健康的で表情も比較的明るく、自分の好きなセッションの一つである。
 ラフな衣装は、若干、時代を感じざるを得ない感じだが、それ以外は言うことも無い、
 素敵な映像である。しかし…これがこんな形で活きることになるとはなぁ…。

■遠い日のNostalgia・Season・ひとりが好き

 明確な記憶が無く、あいまいで申し訳ないのだが、この前後で進行役の野田さん登場。
 ステージ下手の袖、ピンスポットを浴びつつ、自己紹介&坂井さんとの関係を述べた後、
 バンドのドラムとして、ZARD初期メンバーである黒瀬さんが参加されている旨を紹介。
 なんとなく、微妙な感じになる…。ちょっと今更感が過るも、ZARDという概念が、
 バンドとしてまだ存在していた「HOLD ME」時代が懐かしくも…。

 「遠い日のNostalgia」は、そんな想いを加速させて。
 秋の空気のように綺麗に乾いたイメージで歌い上げるラブソングは、自分が大好きな、
 坂井さんの持っていた世界観の一つ。…乾いたイメージなのに、頬は湿ってしまうけど…。
 「Season」も合わせて、Greeageな情景を見せてくれる楽曲だけに、余計染みてくる…。
 ここらへんは、個人的に好みの選曲で、うれしかったなぁ…。でも同時に、
 今回は盛り上がるライブではなく「追悼」の二文字を強く意識させられたような気も、ね。

 そういえば、「遠い日のNostalgia」、作曲はBBクイーンズの方なんですよね。
 そっちの方から、この曲に興味を持ってくれるような若い人が居ればいいな…。
 ZARD屈指の美しいメロディと、分かりやすい青春の歌詞…本当にお勧めな曲…!

■不思議ね…・I want you

 ここあたりになってくると、かなり心も落ち着いてきて、色々な事が見えるように。
 バンドのドラムワークが、見事なアイコンタクトで行われていたり、
 パーカッションの熱の入りようなどに目が奪われる。しかし、映像と坂井さんの歌声は、
 FIXされたものなのに、見事なまでにバンドがそれに合わせていく事に感動する。
 前日は、音が大きすぎたり、演奏と映像がズレていたりもしたみたいだけど、
 この日はそんな違和感、全然感じなかった…凄い!

■突然・君がいたから

 野田さんにより、作詞家としての坂井泉水、そして、そんな彼女が他アーティストへ、
 詞を提供することについてのコメントなどの紹介があり、追って、そんな彼女の側面を、
 という流れで、Field Of Viewに提供された2曲へ。スクリーンの中で、海岸を歩き回る、
 そんな坂井さんが非常にまぶしい…。しかし、この2曲とも…素晴らしい楽曲だ。
 それもそのはず、「作詞:坂井泉水・作曲:織田哲郎・編曲:葉山たけし」の構成は、
 「負けないで」「マイ フレンド」を手掛けた鉄壁のフォーメーション。
 鳥肌が立たずに居られるか…っ。 

■眠り・素直にいえなくて

 作詞家としての坂井さんを存分に味わった余韻を保ちつつ、今度は作曲家坂井泉水へ。
 そういえば、10周年記念本には「作曲の勉強をしている」旨の記載があったが、
 残念な事に、こちらは殆ど日の目を見る事が無かった…切ない。

■少女の頃に戻ったみたいに・もっと近くで君の横顔見ていたい・瞳閉じて
 (アコースティックコーナー with 大野愛果)

 ここで、ZARD後期の主力作曲家である、大野愛果さんが紹介とともに登場。
 前回ツアー時も好評だった、アコースティックコーナーを再現…との事で、
 ステージ上のグランドピアノで大野さんが演奏を開始。最初は、ファン待望の
 「少女の頃に戻ったみたいに」。実は今、このタイトル曲を書いただけなのに、
 鳥肌が立った…それほどにファンの心に染込んでいる、C/W中最高と誉れ高き曲。
 今回、大野さんの演奏で、この曲が聴けたのは…本当に良かった点の一つ。

 でも…「瞳閉じて」は、前半のゆったりから後半の盛り上りへの流れが好きなので、
 前回と同じなアコースティックではなく、別の側面を見せてほしかったなぁ…。
 大野さん縛りがあるならば、「明日を夢見て」「かけがえのないもの」あたりを、
 ぜひ、アコースティックで聴いてみたかったのだが…。贅沢かな?我侭かな?

 なお、この曲の終了後、大野さんは下手側最前列を定位置とし、コーラスで参加。
 彼女は歌唱力も抜群なので、コーラスにも参加してくれる事が、嬉しい。

 ところで、このコーナーの途中で、隣の人が、荷物をサガガサしながら、
 ビニール袋の中からチョコレートだの、ペットボトルを出したりして飲み食いしてて、
 なんかもー…酷かった。よりによって、このコーナーでやるかね。というかですね、
 このホール、飲食禁止でしょ…。クランキーとか食べてる場合じゃないでしょう…。
 もうちょっと、坂井さん追悼の意思を持ったらどうかね…情けない…。

■あなたに帰りたい・I still remember

 ここで、入場時に渡されたサイリュームを発光させる。
 発光を促すアナウンスや、発光させるための間があるのかと思いきや、それがなく、
 美しいイントロの途中に、客席中が慌ててガサガサと荷物をからそれを取り出し、
 バキバキという音を立てながら発光させることに。もちろん、自分もそうしたのだが、
 なんというか…曲に対して申し訳ない気分になった…。

 さらに…サイリュームの振り方などに統一感がまったく出ておらず、これまた寂しい感じ。
 こんな所は、自分の本拠地であるアッチ(どっち?)のほうに軍配が上がりますな。
 アッチでは、もう既にレアになっている「横振り」を久々に見たような気がする。

 ちなみに、サイリュームの色は、みんなバラバラ。統一感を出すのかと思ってたが、
 どうもそうでもない様子なものの、青色が突出して多い印象も受け…要するに中途半端。
 これには、ちょっと首を傾げてしまうな…武道館までには、方向性を定めて欲しいもの。
 で、自分はいうまでもなく、青色でした。そりゃそうでしょう、俺の愛の色だから(謎

■My Baby Grand

 ここで、ピアニスト羽田さんが登場。坂井さんの一番お気に入りだったという曲、
 「My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜」の演奏を開始。ご存じない人の為に…だが、
 「Baby Grand」とは、彼女お気に入りのトイピアノの事であり、レコーディング時には、
 常に彼女のそばに居た存在である。歌詞との関連性はいまいち不明なのだが…。

 で、こちらの曲は、坂井さんが歌い上げる形ではなく、歌詞を野田さんが「朗読」。
 なかなか斬新、かつ、良い雰囲気で、なかなかの志向だな!と思ったが…賛否両論か。
 ちなみに、オケの上で歌詞を「朗読」するのは、実はかなりのスキルが要求されるもので、
 野田さんは非常に上手くこなしていたと思う。自分、昨日カラオケで試してみたものの、
 全然にっちもさっちも行かない感じであった。想いが足りないのかもしれないな…。

 なお、中村さんは、後日、ZARD楽曲のピアノ独奏CDを発表予定との事。
 どんな曲が選ばれるか…楽しみですね。「pray」とか収録されてくれないかな…。

■止まっていた時計が今動き出した

 ここで、Garnet Crowの中村さんが登場。黒い衣装に身を包み、上手側最前列に立つ。
 凛とした立ち姿は非常に美しく…下手の大野さんと合わせ、凄いコーラスが揃った。
 しかし…こうして歌手でもある作曲家の二人が、坂井さんの追悼ライブに参加の上、
 自らコーラスを手掛けてくれるとは…。お二人にファンからも、感謝の念を届けたい…。

 演奏の前に、中村さんが提供した曲「止まっていた時計が今動き出した」の紹介と、
 泉水さんがラジオ番組に寄せたこの曲に対するコメントが、会場に流れる。
 「止まっていた時計が今動き出した」のフレーズは、彼女がどこかで使おうと思っていた、
 思い入れのあるフレーズとして有名だが、そんなことや日常の事をつらつらと。
 しかし…彼女のトークからは「緊張」が見えるね…ここも魅力なんだけど。
 日本を代表する女性アーティストなのに、そんな脆さが見える所もいいんだなぁ…。

 それはそれとして。
 曲は、ロンドンの風景をベースにした、新規作成と思われるPVをベースに演奏。
 ベースは「マイフレンド」のPVセッションと同じもので目新しくない上に、
 「マイフレンド」は曲のイメージが非常に強いため、脳内ミスマッチを起したり…。
 しかし、コーラスワークはやっぱり凄かった…。中村さんが、不動で凛と歌うのに対し、
 大野さんが手でリズムを取りながら歌う…そんな相違点も、ビジュアル的に良。
 そして…ライブ序盤以来出番が無かったハードな曲調に、しばし酔いしれる…。
 こういうZARDも、やっぱり魅力的…だなぁ…。多彩にして多色、素晴らしい。

2007年9月10日(月) 明日を夢見て

 某ウサギ乙女には良く言っている事だけど、ブログの更新なんて、
 忙しければ忙しいなりにすればいいと思うのです。まずは、生活の基幹ありき。
 その生活の基幹が忙しいなら、そちらが最優先!忙しさ…って、実は大切だから。
 忙しさの中で見つかる「本当にやりたい事」って絶対にあると思うし、また、
 忙しさの中、ふと現れる一瞬の空白の中で醸成される想いは、物凄く貴重な物なんだよ。

 だから。

 決して、謝る必要なんて無いよ…と。ゆっくりと、歩ける速度で、歩んでいこう。


 さて、先の土曜日は、大阪で行われたZARD追悼ライブからトンボ帰りで、
 あさぽん似で評判の明日香さんが所属するユニット「Out Signal」が参加するライブへ。

 「明日香さん目当てでしょー」
 とか言われそうなんだけど、実はそれは半分ぐらいで、別の目的も実はアリ。
 実は、このライブに参加する3ユニットのうち2ユニットが、音♪劇場の関係者。
 日本一の音♪劇場サイト、を目指すSilent Sirenとしては、参加は必然だったのです。
 音楽的な側面から、音♪劇場の理解を深めるためにも…ね。

 で、ビックリしたことに、音♪劇場のテーマ「光の意味」を、作曲者のTakashiさんが、
 セルフカバーで熱唱!これは嬉しかった…それまでは、端でおとなしめにしてたのに、
 思わず、サビの振りとかやっちまったよ(苦笑 なんか、最初は自分含めて、
 2人ぐらいしかしてなかったから控えめにだけど…まぁ、自分以外の一人は…ね(爆
 妙に、SAちゃんや、MFちゃんっぽい声の主だったような気がしないでもない…けど、
 まぁ、それはそれ(笑

 でも、ホント、これは嬉しかったなぁ。「光の意味」の曲自体が好きってのもあるけど、
 こうしてね、こういう場で歌われているのが、ホントに嬉しくて。こうやって、
 恒常的に歌われることで、河合久美さんの意思が受け継がれていくような気がして…。
 そんな事が連想でき、さらに、そういう未来が垣間見えたのが、嬉しかったのです…うん。

 あ、もちろん、Out Signalも良かったですし、客席には知った顔もちらほらで、
 なかなか面白い「空間」も、楽しめました。また、ああいうところに参加したいですね。
 しかし…その「知った顔の人」代表の方の声は、通る通る…(笑)
 なんか、声が聞こえる度に、ニヤリとしてしまう自分がいましたよ(笑)
 ま、それをニヤリ…程度で楽しむのが、英国紳士の嗜みなのです…ふふっ。

2007年9月11日(火) What a Beautiful Memory / Memory 04

■サヨナラは今もこの胸に居ます・もう少し あと少し…

 ずーっんっ…とみぞおちが重たくなるような、ハードな歌を堪能した後は、
 明るめのPVの「サヨナラは今もこの胸に居ます」へ。湘南のサブマリンドックも、
 いまはもう無くなってしまったなぁ…なんて思う。でも、明るい雰囲気は救いになる。

 そして「もう少し あと少し…」で、また暗めの雰囲気に巻き戻される。
 不倫ソングということで、KANの「悲しみの役割」とセットのセッションが見てみたい…
 などと思いながら聴く。この曲、歌詞の中で「追伸:」というフレーズが出てくるのが、
 作詞家坂井泉水の真骨頂だと思う。この追伸の後の歌詞が、言葉は軽く内容は重いので、
 「不倫相手からの手紙」に妙なリアリズムを持たせている…と感じ、ゾクリと来る。
 なお、この曲のPVは初見。食い入るように見入るが、やっぱり雰囲気は暗い。

 このあたりで、「あなたに帰りたい」から散発的に発生していた手拍子が、
 だんだんと会場全体に広がるようになってきたので、自分も参加する。すると、
 大体同じごろに、パーカッションの車谷さんが「このリズムで」というかのように、
 大きな仕草で手拍子をリードするように。うむ、いい仕事です!後ろにいた雪ちゃんも、
 これに続いたりして、段々ステージと客席の距離が近くなってきた。いい傾向。

 ちなみに、雪ちゃんとは、岡崎雪さんの事。前回のツアー時、「きっと忘れない」での
 コーラスワークで俺の心をトリコにしてしまったこのお方、今回もいい仕事をしています。
 あの時、湧き上がった歓声は、如何に彼女が凄いかを物語ってるよなぁ…。

■こんなにそばに居るのに

 中盤以降は、1曲ごとに曲調が急転する展開で忙しい。あの重めの歌の後…は、
 なんと「こんなにそばに居るのに」!これを持ってくるか…アップテンポへ急展開。
 前曲が前曲だけに、とてつもなく早い…早く感じる!手拍子する手が痛いっ。

 で、今回は、この曲でバンドメンバーの紹介。
 交互にスクリーンに映し出されるバンドメンバーは、キチンとカメラ目線のナイスワーク!
 男性はよりカッコよく、女性はより美しく!ここでは、パーカッションの車谷さんと、
 コーラスの雪ちゃんが見所!雪ちゃんは、明るい曲の時は楽しそうに歌ってるの素敵なのさ。
 いつの日か、彼女が歌う「あの微笑みを忘れないで」を聴いてみたいっ。

 しかし、これはライブ映えする曲だなぁ…。90年代ビーイング黄金時代のサウンドだが、
 まさに、自分にとっての「J−POP」がそこに展開しているわけで、サビの所など、
 ゾクゾクしながらリズムを取っていた。「追悼」の雰囲気が消し飛んでしまうほど、
 攻撃的なリズムと歌詞なものの、逆にそれが背徳的で気持ちがいいといった感じか。

 後述の「愛がみえない」にも見える、このスピード・爽快感も、自分の好きなZARDだ。

■きっと忘れない

 前曲のスピードに酔いしれて、ふうっ…と大きく溜息をついていると……。!!
 待ちに待った、この曲…かわさき的ZARD最高曲が、いよいよやってきた。
 そう…「きっと忘れない」!あの日から、何度この曲を聴いた事だろう…そして、
 何度この言葉を唱えた事だろう…。手に持っていたサイリュームをポケットにしまい、
 変わりに…ハンドタオルを持つ。…恥ずかしながらも、号泣覚悟…。

 …と、思いきや。悪い意味ではなく、実にアッサリ、実に爽やかな感じで、
 さらりと歌い上げる坂井さんに、あっけに取られて終わってしまった…。あれ?
 いや…この、淡々とした感じもZARDの持ち味なのだが、この状況、
 この心境で、それが今の自分に通じるとは、全然思っていなかった…。凄いな…。
 期待…というか、心構えが強すぎたんだろうか?

 でも、思いっ切り号泣したかったと思う自分も居たりして。
 武道館では、思いっ切り心を開放してみるかな…なんて、今、思ったりしてる。

■君がいない・心を開いて

 そして…まさに今の状況を歌い上げる「君がいない」へ。しかし…これは…。
 むしろ、この曲は客席による合唱という演出が良かったんではないだろうか…。
 坂井さんに「君がいない」とかいわれても…切な過ぎる…。

 続いては「心を開いて」。そう…このままずっと忘れたくない…。
 でも、時間は段々と近づいてきた…現実が想い出に変わってしまう、その時が。

■Today is another day・愛が見えない

 ゆったりとした「Today is another day」を経て、スピーディーな「愛がみえない」で、
 BPM−MAXへ。客席からは、前回のライブ時と同様、イントロでどよめきが。
 うーん…このどよめきは良いよね〜如何にも「ライブ」という感じがするっ。
 待ってましたぁっ…!!という気持ちが色濃く出て、シンクロするのが気持ちいい。

 PVは、よく知られたモナコの風景のもの。この頃の坂井さんも、元気そうで良い。
 良い意味で、巡航状態に入った安定性みたいなのを感じるし、南欧の風は、
 ZARDの明るいサイドのイメージによく合ってる…。しかし、もうちょっと、
 アップの描写があってもいいんじゃないかなぁ…。

■マイ フレンド・Don't you see!

 そして…いよいよ「マイ フレンド」。ZARDシングル最後のミリオン作品。
 最高の勢いを持って駆け抜ける…「どんなに不安がいっぱいでも、まっすく自分の道を信じて」
 そんなメッセージが熱い!

 そして、最後の曲は、前回ツアーのトリを務めたこの曲「Don't you see!」。
 この曲の見所は…未公開PV。このシングルのジャケットは、NYの交差点で、
 信号機にぶら下がるオチャメな坂井さん…というのはよく知られた話だが、
 なんと今回のPVは、それに至る一部始終を収録しているのだ!くはー…これは凄い。
 躊躇いながらゴミ箱に登ったり、ケバケバしいメイクに身を包んだりと、
 画面も、画面の中の坂井さんもどんどんと変わっていくっ!め、目が離せない!
 最高だったのは、信号にぶら下がるべく、ポールを掴んだ時、手が汚れたーっ、
 見たいな感じでカメラに向けて手を広げて見せた時の、ちょっと困り笑いな表情。
 ぐは、激キャワやわぁっ…。もっと、こんな坂井さんを見ていたかったー…っ。

 最後は、現地のスタッフと思しき人と全員集合で記念撮影!みたいな感じで、
 このロケ、楽しかったんだろうなー、なんて微笑ましい状態に。

 今までは、比較的バンドのほうに目を向けている事が多かったんだけど、
 この曲はさすがに、ずっとPVに見入っていて、拍手もなんか中途半端に…。
 いやはや、凄いのが最後に出てくるものです。うれしすぎるサプライズでした。

 曲が終わると、ステージは暗転し…一旦、バンドメンバーは退場。それと前後して、
 早くもアンコール開始。もちろん、声を出すような形ではなく、ひたすら拍手を行って、
 再登場を促すバージョン。3分ほど叩いていただろうか…そろそろ手が痛くなってきた…
 という絶妙なタイミングで、メンバー再登場!

 …でも、やっぱり坂井さんは出てこない。それでも、視線は彼女を求めている自分が、
 なんともいえずもどかしい。分かっているつもりなんだけどなぁ…。

■Oh my love

 そして。アンコール一曲目は…。

 セットリストを見た時から、ドキドキが止まらなかった曲「Oh my love」。
 大ヒット曲が収録されているわけでもない「OH MY LOVE」をダブルミリオンまで牽引、
 坂井さんご本人からも「シングルカットしたかった」とコメントが残っており、
 さらに、アルバムオリジナル曲ながら「Golden Best」に見事収録されたという、
 おそらくコアなファンほど好きな人が多いと思われる、ZARDきっての超名曲が、
 どう、このステージで再現されるのか…考えただけで、クラクラしていた。

 と。

 曲が始まった途端、ぶっ飛んだ自分がいた。いや…会場全体がドヨめいた、が正しい。
 正面に映し出された映像は、どこかのTVスタジオで歌っている姿と思われるが、
 な、なな、なんと…坂井さんの衣装が、際どすぎるデニムのショートパンツ姿で、
 あ、あ、あっ…足、足が…!!ちょ、ちょっと、そ、そんなに露出してっ…!
 みたいな状態だったのである。なんか、見てはいけない物を見てしまった…
 そんな感じに陥ったのは、自分だけではあるまい…。いや、それほどに凄い…。
 美しいとかいう次元を超えて、悩ましいという領域…。もう、悲しいかな、
 全然曲に集中できず、パンで写しているシーンでも、視線がそこに行ってしまう始末。

 あー…坂井さんをそういう目で見たくはないのにー…にー…。

 罪悪感に駆られながらドキドキしていたが、最後のほうは落ち着いてきて、
 なんとか歌詞や演奏のほうにも、耳ぐらいは向くようになってきた。やはり、曲もいい。
 「あなたといる時の素直な自分が好き」「私の存在どれぐらい?」…くはー、甘い!
 坂井さんの「恋しているのって可愛いですよね」というコメントが染みる歌詞だ。
 今の自分でさえ、そんな風に思ってしまうのだから、高校生のときの自分は、
 もっとトンでもないことを考えていたに違いない。

 PVを含め、堪能させていただいた…。やはり、この曲は良い。PVも良い。
 この曲がきっかけになって、ZARDのアルバムオリジナル曲が見直されたら、嬉しいなぁ。

2007年9月12日(水) What a Beautiful Memory / Memory 05

■グロリアスマインド

 そして、いよいよ…未発表曲であり、彼女の最後の作品である、グロリアスマインド。
 …しかし、サビしか音源がない曲を、どのように公開するのだろう…というか、
 そもそも、サビ以外の部分などの編曲が、終わっていたのか?

 ナビゲーターの黒田さんが、言葉を紡ぐ。この曲が、最後のレコーディング曲であること。
 そして…サビ以外は、英語の仮詞による録音で演奏されるということ…そして、なんと…
 アニメの主題歌を歌う事を楽しみにしていた坂井さん故に、コナンとのタイアップにて、
 この曲が秋に発売されることが決定したということ…!!

 英語での仮詞についても驚いたが、もう発売決定している事にもおどろいたっ!
 (注:実は、ツアーパンフにはその旨の記載があり、事前に読んでいた人は気付いてた)
 客席からは、驚きの歓声。もっとも、困惑と若干混じっていたような気もするが…。

 「Give me the reason why you leave me alone...」
 ……。
 …………。
 That's what I want to say to you...だよ…。

 正直、曲の完成度が高いとは思えなかった。仮のボーカル…しかも闘病中のだけに、
 サビ以外の部分は不安定さだけが先行している感じがしたし…。

 でも。
 こうして彼女の声を聴けるのは、本当に尊い事だ…というのを、再認識。
 グロリアスマインド…彼女の荘厳なる心を…ZARD Familyとして、しかと受け取りました…。

■永遠

 客席全員が、心を新曲に飛ばし、余韻覚めやらぬ中。
 黒田さんの「永遠、pray、さわやかな君の気持ちの作曲を担当」との紹介と共に、
 ゲストの徳永さんが登場し、最前列下手中央寄りに陣取る。彼といえば、この曲。

 「永遠」の演奏が始まった。スクリーンに映るは、前回ツアーのOPも飾ったPV。
 残念ながら、坂井さんの姿はあまり確認できないPVだが…その分意識は演奏へ。
 …名曲だ…色々な経緯があったことから、妙にファンの間で話題に上る曲だが、
 歌詞、メロディともに完成度は非常に高いではないか…自分は、この曲が大好きだ…。

 この刻が永遠に…。そして、坂井さんとZARD Familyの間に永遠が見えるように…。

■負けないで

 いよいよ最後の曲!
 最後のゲストとして…「Don't You See!、マイ フレンド、そして…負けないでを担当された」
 そう、葉山たけしさんの登場!徳永さんと反対側、上手側最前列中央寄りに立ち位置を見つけ。

 演奏されるは…セットリストを覚えて無くても、分からないはずは無い…「負けないで」!

 野田さんの「みなさんも、一緒に歌ってください!」の言葉と共に始まったイントロ。
 客席からの拍手も一段と大きくなり…ふと、気配を感じて後ろを振り返ると、
 ちらほらとスタンディングを始めた人がいる。!!こ、これは俺も立たねば!!
 思い切って腰を上げる始めた瞬間、左右の人もほぼ同時に立ち上がり、みなスタンディングへ。
 イントロが終わる頃には、2階席はオールスタンディング。よしっ、これでこそ…だっ!!

 「ふとした瞬間に 視線がぶつかる」
 このライブで初めて声をあげる。こうして、みんなと空間を共有できるのがうれしい。
 そして…。
 「どんなに離れてても 心はそばにいるわ 感じてね見つめる瞳」
 サビの一番盛り上がるところ。もう…心は踊りつつも自然と涙が…という状態。
 お互いが、この気持ちで居られたら…いや、居続けなければ…!!

■ED

 大歓声の中、ライブは終了…。坂井さん一番のお気に入り楽曲「My Baby Grand」の中、
 バンドメンバーが全員集合、正面一列に並び、カテコ状態で客席に向かって挨拶。
 客席側も、精一杯のスタンディングオベーションでそれに応える!

 微妙な空しさも感じる一方で、やっぱり来て良かった…!と感無量になりながら、
 ホールを出る。時間を見ると21時23分。結構長かったかなー。後ろから、
 「凄く長いねっ!武道館、これだと家に帰れないかもー!」
 という声が聞こえた。確かに…これは、日帰りにしなくて良かった。

 帰り際、どうしても「グッズの袋」が欲しくなり、再度グッズの列に並び、
 殆ど金が無くなっていたから(苦笑)、メモリアルノートだけを購入する。
 袋を売ってくれたらいいのにぃ…なんて思いつつ。

 最後、「本日の催し物」の掲示を撮影し、コンビニに寄って「袋を入れる袋」を購入。
 この袋は宝物にしよう…なんか、ものすごく気に入ってしまった!(笑

 しかし…全体として、凄くスッキリとした、あまりサメザメとした方向に行かない、
 ZARDらしい爽やかさと凛とした雰囲気を持ったライブだったかな、と。
 もちろん、何度も言っているように、坂井さんが居ないという空しさは拭えない…、
 けど、それを補ってあまりある、気持ちの強さみたいなのが見えたかと。

 翌朝は、ホテルでmp3プレイヤーにライブの曲順にファイルを詰め込んでから、帰京。
 新大阪駅のプラットフォームで…「遠い日のNostalgia」を聴いて、思わず涙したりしたのは…、
 誰にもいえない秘密だったりします(苦笑

2007年9月13日(木) …ありがとう

 先ずは、ありがとう…。その気持ちを伝えたい…です。
 本当に泣けてきました…く、くぅ……。

 あの頃、自分を支えてくれたのは、ZARDの歌声でした。
 今、その最後の歌声を見守る自分が居て、そして、新たな出会いがあった…。
 そんな奇跡と軌跡に、本当に感謝したいと思います…。ありがとう。


 カカドゥのスケジュール表、永井「麻」衣…になってたぞぅ。

2007年9月13日(木) Forget your worries and gimme your smile

♪Open your heart 風を感じて あきらめを手にしないで
 都会がくれたポーカーface 海に捨ててしまおう
 あの微笑みを忘れないで いつも輝いていたい 心の冬にさよならして
 走り出そう 新しい明日へ
 −ZARD,"あの微笑みを忘れないで", 1992−

 やっぱり、この歌の歌詞は秀逸だとおもうなぁ。
 今聴くと、ちょっと恥ずかしいかしれんが、こういう時代もあったなぁ、
 なんて微笑ましく思えるのも、なんとも言えず素晴らしい気がする。

 なんとなく、自分の性根が根底では歪んでいないことを感じて、安心するのだょ。

2007年9月13日(木) ちゃんと言わなくちゃ

「と、言うわけで、言うべきことは言っておかねばいけないんじゃない?
 あれだけ、気を使ってくれる人、今時いないわよ?」
「ホントだよねぇ…」
「その出会いに感謝するためにも、ちゃんと応えなさいよ。義理って、思ったより大切よ」

 と、言うわけで。

「いや、確かに…15歳んときの自分は、ホントに酷い状態でした…(苦笑」
「…ね」
「言ってて自分で怖いけど、まさに人生に自暴自棄だったよね。それでもなんとかやってたのは、
 野球と、坂井さんの歌声と、林原さんのラジオのおかげだよ。それだけが支えだった…」
「しかし、あの状態でよく野球してたわよねぇ」
「体動かさないと、色々考えちゃうしさ…。田舎で一人暮らししているわけでしょ?
 もう、何がなんだか訳がわからなくなっちゃってたよね。留年しそうになるしさ。
 あんまり言いたくないけど、xxx一歩手前だったよね。下手したらやってたよ。
 なにをやっても上手くいかない状況って、本当にあるんだってあの時、分かったよ…」
「ま、成長のための節だったのかもね」
「今思えばそうだよね。結局さ、ギリギリ留年回避して、その緊張感から開放されたからか、
 ストレス性胃腸炎で入院して。結果、春の大会で背番号剥奪されたりしたんだけど、
 あの入院中に、色々考え方整理してさ。もう一度やり直そう、やり直してみよう的なね。」
「踏ん切りがついたわけだ」
「そ。落ちるところまで落ちたから、1年間ぐらい遡って色々やり直してみようかな、とね。
 そしたら、色々見えるようになるわけよ。世界が広がってくというか…ね」

「で?」
「でさー、その後は、ホントに色々遡ってさ。例えば、勉強にしても高校入学時から、
 全部、全教科を独学で勉強やり直したのよ…もう、それこそ寝る間も惜しんでさ。
 そのときは、そういうことをしよう!と思った、今までに無い自分の前向きさに嬉しくて、
 色々なことを取り戻そうと、必死してやってたね。でも、充実してた」
「ふむふむ」
「で、今に至るの。ほら、WEBからの『かわさき』しかしらない人はさ、
 『かわさきさんてばW大出て、ちゃんと就職しちゃって、さらに、そこで
  アメリカの大学院に会社負担で留学させてもらって、しかも学年最年少で合格して、
  MBAとか取ってきちゃうし、帰国してからもちゃんと働いてたり』みたいなね、
 本当にどっかのドラマの主人公みたいな姿しか知らないから、ヲタのクセに何者だ!?
 みたいな感じだけどさ。自分としては、あの高校時代の挫折があるから『挫折』が怖いし、
 あの挫折から立ち直るための努力と、その努力がどれだけ報われるかってのを、
 やっぱり自分は知っているから、そのね、常に努力をするってのを、大切にしたいのよ。
 大体、努力をできるような心境・状態・体調があるというのは、それだけで尊いからね」
「…ほほー…」

「でさ、その頃、どん底で救われ、再浮上のキッカケを与えてくれたのが林原さんとか
 小森さんだからさ、同じような気概がある人は、応援していきたいの。
 きっとさ、今も、15年前のような自分の状態にある人が絶対いるからさ、
 そういう人のためにも、そんな人たちを支える人がいてほしいと、切に願ってるし、
 そんな支える人たちを支援していくのが、今の、自分の役目だと思ってるのさ」

 今、自分が出来ることはそんなことだけだけど。

 あの時の、あの挫折、そしてその挫折からの復活があるから、今の自分が居る。
 今、あの時の自分のような人が、自分のように、再び前を向いていけるようになる、
 そんなきっかけを与える『誰か』…ここでは、お嬢様ですね…に対する、
 助力になれたらいいな、と、思っているのです。

 たとえそう成れなくても、そういう気概はいつまでも持ちつづけて居たいのです。


 ちなみに、自分は栗山さんと経歴が似てて、小3〜中3がイギリス・イタリアと海外生活。
 で、イタリア語が数ぐらいしかいえなくて、こういうところも栗山さん似だったりします(w

2007年9月14日(金) もー

 間違えるなー(苦笑)…なんか、見本市みたいだぞ。

 しかし、名前といい…色々間違えられまくってますね…。ヒドイ(T-T


 今日は追悼ライブ最終日ということで、会社休んで挑むことに。
 しかし、悲しいかな、体はいつもの習性を忘れず、見事5時に起床。

 …もっと寝ていたいよぅ〜。

2007年9月14日(金) 最大公約数の弱点

 我らが乙女、下田のあさぽんが帰省中とのことで、ご実家で尾崎の特番を見た、と…。
 でも、なんか編集に一言申したい様子。あー、なんか、それ、わかるなぁ。

 坂井泉水さんが他界されてから、彼女についても、様々な局が様々な追悼番組を作成、
 OAされてるんですが、その多くが「…良いんだけど…う、うーん…」みたいな。
 坂井さんの場合、動いている姿を見られる事がかなり貴重なため、それは嬉しいんだけど、
 編集からは…こう、ファンが見たい構成じゃない…みたいな。一般的な視聴者が、
 片手間に見ても情報がある程度入ってくるような形で編集されてるんだろうなぁ…て、
 思ってしまうような構成のものが多くて…そういうのが、すごく残念なんだよぅ。

 こっちは、やっぱりね、微妙な間とか、何もない瞬間とか、最後の吐息までも、
 全てを感じていたいんだけど…ね。そんなことは、貴重な電波で提供できないのはね、
 分かってるんだけど…。なんか中途半端で。下手したら、
「こんなんで、この人の魅力が通じるかぁよぉっ!ちったぁ考えろっ!!」
 とか言いたくなっちゃったりしてね。せっかく放送されたのに、ケチつけたりして。
 なんか、こう、お互いにホント中途半端になっちゃうんだよねぇ。

 どうにかして、いろいろな人が幸せになれないものかしら。
 あ、これって、別に番組に限ったことじゃないね。日常生活もまったく同じだ。
 …最大公約数の弱点見たり!

2007年9月14日(金) What a Beautiful Memory 2 / Phase 01 -あなたに帰りたい-

 そして…2度目の"What a Beautiful Memory"…あの美しいステージをもう一度。
 電車一本で行ける距離に、あなたがいるという奇跡に、最大限の感謝を。

 でも、そんなことは本当はどうでも良くて。

 今はただ…。

 あなたに帰りたい…。

2007年9月16日(日) アメリカ・その1

 今ごろ、イベント中かな?いきたかったなー。
 でも、自分がいけなかった分、他の方がきっとその愛を全力で受け止めているだろうから、
 それはそれでいいことなのかも知れません。ふふっ。


 現在、カリフォルニア州Barstowからアクセス中。
 ネットって便利ね…どこに居ても日本と変わらない生活ができるわん。

 しかし…朝9時に家を出て、上野で2時間、ZARD追悼ライブと同じセットリストでカラオケして、
 飛行機でロスまで来た上で、レンタカーで2時間走り、ホテルにチェックイン、
 elementsライブのチケット取りまでするとは…生活が、訳わからん(苦笑

2007年9月17日(月) アメリカ・その2

 イベントは良い感じだったようで、なによりです。贈った花も無事届いていたようで…。
 ご紹介いただき、ありがとうございましたっ!自分の分も、「何か」を受け取って、
 新しい自分へのキッカケとしている人がいれば、行けなかった自分も本望です。


 2日目は、Barstow市からI-40…かつてのルート66を西へ疾走、数々の名所を巡りつつ、
 アリゾナ州Flagstaff市へ。大体500マイル…800kmぐらいの移動かな?

 めぐった名所の中でも、グランドキャニオンは凄かったー…!この世の物とは思えないスケールに驚愕。
 あんまり自然の風景とかには驚かない自分ですが、これは本当にビックリしましたなー…。
 それに、それをあっけらかん!と見せるアメリカのスケールにもオドロキ。日本だったら、
 危険!とかいって進入禁止の「半歩間違えたらサヨウナラ」な場所も、全然公開OK!
 …危なすぎ(苦笑

 しかし…。

 ここで写真を撮っていたら、カメラがぶっ壊れた(涙
 ありえません…。あれか…エレメンツ団扇を持っていって、一緒に撮影!とかしてたから、
 カメラが不機嫌になったのか!!?…それも不愉快な話だ(爆

 しかし、カメラ壊れたのは痛いなー…(T-T

 全然関係ないけど、夕食で行ったレッドロブスターで食ったカニの足が激ウマだった!
 主役であったロブスターを遥かに上回る味に、ビックリ。やるなぁ、カニ!

2007年9月18日(火) アメリカ・その3

 うーむ…花から記憶を移動するには、どうしたらいいのだろう…?え、無理?
 そ、そんなこと言わずに頼みますよぅ〜!…というのは冗談として。

 10月や、はたまたそれ以外にも、別のライブ機会が出来たそうで、非常に嬉しいです。
 本当の「ライブ」を、心から楽しみ…そして、何かを受け取り&与えるべく、
 これらのチャンスは可能な限り参加させていただきたいと思っています。


 3日目は、拠点である高原の町Flagstaffから、Back to the Future IIIのロケ地、
 そしてマルボロのCMのロケ地でもあるモニュメントバレーへ。その後、
 風光明媚な洞窟(谷?)のあるアンテロープキャニオンを見学し、本日の疾走距離、
 約400マイル…600km強。実に、東京→岡山ぐらいな移動でした…大変!

 モニュメントバレーは、とにかく圧倒的の一言。なんでこんな風景が出来るんだ!?
 そんな風景が目の前に広がっていました…すごすぎるー!アメリカ凄いぜ!
 アンテロープキャニオンは…まぁ、帰国後写真をアップします。これまた凄い。
 自然界の力がこんなものを作るのか…と圧倒されるシナモノだったり。

 …でも、カメラ壊れてて、写真撮影が携帯ってのが…。デジカメ買おうかな…。

 今日の晩飯はステーキ。塩コショウだけでも食えるけど、牛肉に一番合うのは、
 間違いなく醤油!…だから、近くのスーパーで、醤油を購入の上、持参。結果は…
 やっぱり、ステーキにゃ醤油だよなぁ!みたいな(笑

2007年9月19日(水) アメリカ・その4

 自分、Judy and Maryというグループが好きなのですが、その中でも一番好きな曲が、
 「あなたは生きている」という曲なのです。この曲の英語タイトルは、「In my heart」。
 そういう気持ちを持ちつづけていたいな…と思う…。

 同時に。

 生かしつづけるための、自然な努力は決して怠らず。心の中の貴女だけではなく、
 本当の貴女に会える可能性も信じながら、自分は自分の世界で頑張っていきます。

 先ずは、お疲れ様でした。また…ね!「未来へと続くBye Bye」を。


 さて、アメリカはいよいよ4日目。Flagstaffから西に戻り、フーバーダムを経由して、
 ラスベガス入り。うほー…これが常識はずれの街、ラスベガスか!!

 …本当に、常識外れてら(汗

 なんか、街のスケールが違う。そして、そこでの生活観が恐ろしく常軌を逸脱している(汗
 人間の欲望を飲み込むと、こうなるだろうなぁ…って感じで、それでいて、
 規律があるようなところがまた凄い。アメリカって国のパワーを、本当に感じます。

 ギャンブルの街…というイメージがあるようだけど、それだけじゃなくて、
 エンターテインメントなものはあらかた揃うのが凄いところ。自分たちも、明日、
 ミュージカル<マンマ・ミーヤ>を観劇すべく、チケットを予約してきました。ふふっ。

 あ、あと。
 壊れたデジカメの代替となるデジカメを購入。なかなか良い感じでナイス。
 それに加え、カレイドスター後期のDVD-BOXを購入し、それだけでは耐えられず、
 それを鑑賞するためのDVDプレイヤーまでに手を出す始末!(爆

 で、それを見ていたから…いま、現地時間で3時3分(爆
 うーむ…これは…アメリカ・ドライブ旅行の正しい姿なのか!?(苦笑

 ちなみに、これが2日目の自分 in グランドキャニオン。
 そして、これが3日目の自分 in モニュメントバレー。

2007年9月20日(木) アメリカ・その5

 今日は休息日。珍しく移動がないので、午前中は風呂に浸かってぐったりしたり、
 11時ぐらいからカジノでポーカーしたりスロットしたり。ラスベガスだもんね。
 ちなみに、戦績は、スロットで惨敗、ポーカーで勝ち、若干でマイナスと言ったトコロ。
 2時間ぐらい遊んで、若干マイナスなら、いい感じかな?

 ちなみに、自分がラスベガスで宿泊しているホテルは「Hooters」といい、
 なんと、店員が全員、タンクトップでショートパンツなチアガールという、イロモノホテル(w
 結構目のやり場が困ったりするのだが、そこは大人なので
「僕は、君がそんな格好していても、全然平気ですよ」
 みたいな態度をとってみたりして、相変わらず素直ではない感じ(笑
 しかし、彼女達に
「Do you want something to drink?」
 とか聞かれたら、全然咽なんて渇いてないし、飲み物なんてほしくないのに、
 思わず応えちゃったりして、思わずチップ多目に払っちゃったりして、
 男の子ってのは悲しい生き物ですなぁ…というのを、地で実践していたり(^^;

 いや、こういうのもいいですなぁ、ほっほっほ(ヲヤジ風

 Hooters、どんなところか分からない方は、是非ググってみてください(笑

2007年9月20日(木) アメリカ・その5 part2

 そして、夜は待望の「MAMMA MIA!」観劇。

 …良かったぁ!素晴らしかった!
 思わず、スタンディングオベーションしちゃったよ!!楽しかったっ!!


 なんというか、自分の理想とする世界が、そこに広がっていました。
 それは…「既存の曲」を利用して「話」を「組み立て」、「ミュージカル」にするということ。
 それが、ここまで高次元な劇として成立しているとは…もう、驚愕の一言でした。
 しかも、使用楽曲がABBAとなれば、耳に覚えあるメロディばかりで、ひたすら感動。
 第2幕は、正直、ずっと鳥肌が立ちっぱなしでした…。

 楽曲も生演奏だったのですが、これも上手で演奏のレベルも高く、しかも、
 バンマスでありディレクターでもあるキーボード1さんの舞台への絡み方といったら、
 なんともさり気なくも存在感がありまくり。もう、なんともいえない充実感です。


 さて。

 やっぱり、こっちでミュージカルを見ると…ちがうなぁ…と感じてしまいます。
 劇場は1000人オーバー収容の大劇場で、平日…しかも中日の水曜日に、
 8割以上の入場者をキープしてつつ、毎日公演を行っているその奥深さに溜息が出そうです。

 しかも、パフォーマンスの質は極めて高い!高い!高い!!
 ヒロインSの発声と言ったら…もう、あの広い劇場にそこまで響き渡るか!?というレベル。
 舞台装置も、シンプルながら色々なことを表現すべく練られていて、アイデアレベルの高さを感じましたね。

 こういうの見てると、文化の醸成度の違いを感じてしまいます。
 平日に、S席20000円のパフォーマンスが、普通に満席になっているわけですよ。
 しかも、様様なミュージカル、パフォーマンスがある中で、それぞれがそんな状態になっている。
 人生をエンジョイすることについての、幅の広さに、もう驚きを隠せないのです。

 しかも、ウエストエンド発のミュージカルらしく、メリハリがあって、
 ちゃんと途中でインターバルがあったりするのも好印象。自分は、これが大切だと思うの。
 ここでトイレ休憩したり、酒飲みながら前幕の感想や後半の予想を語り合ったり、
 この「間」が「大切」だと思うんですよね。ちがうかなぁ。前、日本の小劇団にはそれがない、
 という話をしたら、客も役者も集中力が途切れるから…とかいう話を聞いた覚えがありますが、
 それは、パフォーマンスとしてどうなんだ…という感じがするんですよね。
 ベガスなんて、飲み物まで持ち込み自由だけど、役者からは
「そんな物、モノともしないぐらい舞台に惹きつけるわよ!それぐらい楽しんで!!」
 という気概を、フルに感じるのです。来てくれた人を、とにかく楽しませたい…という、
 エンターテインメント精神というものを、高度に意識したステージがそこにあるんだなぁ。

 まぁ、それはそれとして。マンマ、良かったデス!楽しかったぁっ!!

2007年9月21日(金) アメリカ・その6

 移動日。ラスベガス→ロサンゼルスの300マイル、約480km。
 日本だと、東京→京都相当の移動距離だけど、慣れてきたので
「今日の移動は短いねぇ」
 といった感じ。

 ロスに到着後、ゲーマーズのロス店を訪問するも、謎の閉店中。
 これは…閉鎖されたのか!?それとも、ただ単にやっていないだけか!?
 …それすらも分からず…うーん…。どうなってるんだ!?

 夕食は、日系のスーパーのフードコートにて、ラーメンを。
 こういうところにくると、日本を飛び出して日本経済を支える方たちの力を感じて、
 非常に頼もしく、そして嬉しい気分になる。こういうトコロを拠り所にして、
 日々頑張ってくれているのだな、と。自分らも、日本に帰ったら、可能な限り頑張らねば。

2007年9月21日(金) ゲームショー…

 う…そんなショートノーティスされても…。

 ミ…
 ミンゴスに会いてぇーっ!!

2007年9月22日(土) アメリカ・その7

 穏やかそうな心に接すると、こちらも幸せになれるような気がします。
 願わくは、その穏やかさに永遠が寄り添うことを。


 さて…最終日は、ユニバーサルスタジオへ!目的は、BTTF!!

 …と、思っていたのに…ライドが無くなってるし(T-T …酷い…旅の締めくくりが…。
 でも、あまり広くないテーマパークながら、色々なものが見れてなかなかナイスでした。
 随所に見られるアメリカらしさが最高!ウォーターワールドなんか、受身の本編より、
 客席一体となって楽しめる前座のほうが印象に残ってたりして(w
 いや、バックドラフトやジュラシックパークなど、ライド系も全部乗りはしたんだけど、
 こういうのは日本でもアリでしょう?そういうものではない、雰囲気みたいのを、
 最大限楽しめたのが嬉しかったデス。

 あと、アメリカのユニバーサル、Aチケットという「並ばなくていい優先入場券」があり、
 これを買ったんだけど…凄いね、これは(笑 どのアトラクションも、待ち0分(w

2007年9月23日(日) アメリカ・その8

 さて、今、空港でチェックイン目前です。これから帰ります。

 なかなか面白い時間を過ごせました。自分も、アメリカで観光というのはしたことなかったので、
 ある意味貴重な経験が出来たとおもっています。サンキューUSA!!

2007年9月23日(日) 響け・世界一の魔法!

 と、言うことで。今はまだ空港内なのですが。最後の最後に…。

 ホテルから空港へ向かう、最後の道中のBGMは…最後の最後のとっておき、
 自分の中での、本年度最高のヒット曲&ヒットアルバム「世界一の魔法」を!!

 おそらく、この曲がアメリカの空の下で鳴り響いたのは、これが始めて…でしょう!
 やったぜー!…ってか、いつもながら、こういう事に喜びを感じてしまうなあ。

 でも、地球の裏に居たって…
「いつだって一人になんてしないよ!君が大好き 全部っ!!」
 なんだよっ!!届け、この想い!!


 キミが居たからこそ、今の自分が居ます…というひとが、星の数ほどいることを忘れずに。
 その言葉の輝きが、弱き心を照らす光になっていることを、いつまでも信じていてほしいなぁ。

2007年9月23日(日) アメリカ・その9

 と、言うわけで、帰国しました。

 あー…帰ってきちゃったなぁ!って感じです。次はいつ向こうにいけるかな?

2007年9月24日(月) Just one look and I can hear a bell ring

 −ABBA,"MAMMA MIA!", from Album "ABBA", 1975−

 タイトルのような英文こそが、英語の醍醐味だと思うが…どうか。
 と、いうわけで…!

!!

 今、帰ってきて一段落後…"MAMMA MIA!"の5周年記念特別DVD付CDを…聴く。
 こちらには、カテコ後のライブが、ライブ音源で収録されているのだが……。

 !!!

 す、すげー…っ!!今、こうして聴いても、鳥肌が立ってくる…!

 それどころか、あの時、スタンディグオベーションしたまま聴いたあの歌声、
 そして…最後の曲の前、
 "One more song!!??""
 と聞かれたときの、
 "Yea!!!!""
 という会場全体のコールなんかも思い出されてきて…ぐ、くっ…!!
 これは…す、すごい…!!ゾクゾクするわぁっ!!

 あー、もう一度…今度は、ブロードウェイで見たいっ!!!

2007年9月24日(月) アメリカ・その10 −写真編−

 ここらで、現地で撮影した写真の一部を公開!
 ただし…デジカメを新調したラスベガス以降のものになります…。

 (写真は、別サイト「真衣ア…」じゃなかった、「マイアルバム」に掲載のものです)

 ・まずはラスベガス♪ −at Night−
 9/18夜撮影。ストリップス沿いの風景を中心に撮影。

 ・ラスベガス −朝−
 9/20朝撮影。朝食の「クリスピークリームドーナツ」は、閑散と…(苦笑
 最初の写真の橋は、NYのブルックリン橋を模したもので、ネギま!3巻に登場してますね。

 ・ロスの風景
 ゲーマーズのロス店から、チャイニーズシアターの手形まで幅広く。

 ・Universal Studio Hollywoodですっ!!
 本場のユニバーサルスタジオ。BTTFのライドが無かったのには泣きましたが、
 それ以外もかなり楽しかったです〜。テーマパークとか行かない自分が楽しめたんだから、
 かなり面白いってもんじゃないでしょうか? 個人的には、司会の方の掛け声に、
 見事にあわせたりできたのが良い感じでした〜。

 ・最終日 −Beach to Tokyo−
 最終日のホテルは太平洋沿い。オーシャンビューの部屋だったんですが、
 見ているだけでは物足りないので、早朝、朝食前にビーチに繰り出してみました。
 最後の食事を経て、日本にアプローチです。

2007年9月26日(水) やばい!それいい!

 幼馴染みナビ!!すげー!!欲しいーっ!!!

 自分にとっての幼馴染みというと神岸あかりなわけで、起しに来るというのは激納得。
 しかし…あかりがあるなら、マルチもあってもいいんじゃないか、とふと思った。

「こ、こっちですっ!!み、右に曲がってくださいっ、かわさきさんっ!!」
「あっ…!……。ま、ま…間違えましたーっ。す、すいませぇーんっ!!」

 …これはこれでいいが、ナビの役目を果たしてないなぁ(苦笑

2007年9月27日(木) いいね!分かってるねぇ!

 優花せんせぃ、分かってるじゃなぁい!(w ぐっじょぶですよー!


 いつもの事ながら、時差ぼけが酷くて、非常にツライ…。
 夕方の5時ごろに、猛烈な睡魔が襲ってきて…仮眠をとらざるを得ない状態に。

 電車の中でも寝れるように、いったん始発駅まで戻って電車に乗ってるんだけど、
 二日連続で寝過ごす始末…。まぁ、睡眠取れたからいいか、みたいな…。

 で、でも、朝4時には目が覚めてしまう。中途半端なので、ジョギングをしたりして、
 朝から結構体は疲れたりと、微妙な一日のサイクル。今日は呑み会なので、
 途中で寝てしまったりしないかと、少し心配〜。

2007年9月27日(木) アメリカ旅行・その11 −残念編−

 アメリカ旅行最終日、残念な事があった。

 ロスの空港で、とある方に向けてメールを打ちつつチェックインの列に並んでいると、
 空港・航空会社の係員に「Hi! Can You Help Me!?」と、遠くから声をかけられた。
 最初、まさか自分が呼びかけられていると思わなかったので、かなりの空耳モード、
 意識は『想いよ届け』とばかりにメールに超集中していたのだが、同行者が
「…あれ、かわさきさんが呼ばれているんじゃないんですかね…?」
 とか言い出したので、んー…?まさかなあ…と思いつつ注意を払うと、本当に自分。
 なんで俺やねん、とか思いつつ、あわてて駆け寄ると、
「Can You Interpret? They seems to be Japanese...BUT! Even I ask, they say nothing!」
 どうやらこの係員達、列にいる日本人に指示を出すも、無反応故に困惑していたらしい。
 いや、困惑というか、かなり怒っているという状態である。

 で、その日本人達だが、どうやらゴルフをしに渡米してきた50代と思しき方20名強。
 この方々が、英語ができないからなのか、それとも英語を話したくないからなのか、
 彼らのなかでのおしゃべりに余念が無く、指示を聞いてなかったらしい。…うーん…。

 あわてて係員に謝った上、集団に指示を伝える。しかし、この集団といったら、
 めんどくさいわねぇ、といわんばかりの態度をとり、テキパキと行動しない。
 さすがに自分もムッときて、「速やかに指示にしたがってくださいっ!」と、
 声を荒げてしまった。

 なんというか、こういうのは本当に情けない。英語が分かる分からない、という事ではなく、
 相手をリスペクトしない態度、対応に腹が立つし、そういう形で「日本人のイメージ」を、
 アメリカで形成しかねないことを認識していないことにも、非常に憤りを感じる。
 アメリカはコミュニケーションを非常に重要視する文化を持っているので、
 英語が出来る出来ないはともかくとして、インターコミュニケーションを図ることは、
 対人関係の基本として、非常に大切なイベントなのである。そんな状況下、
 見事なまでにネグレクトを敢行されると、相手には「人間としての尊厳を尊重されていない」、
 そんな意識が働いてしまい、クリティカルなミスコミュニケーションが発生してしまう…。
 英語が分からないなら、話せる人を探すとか、通訳つれてくるとか、手段はあるはず。
 よりによって無視をするとは、

 こんな事を集団でやられたら、「日本人というのはそういう連中だ」という事になり、
 ネガティブイメージが一気に広がってしまう事だろう…。本当に情けない。
 その態度は、将来的に日本という国そのものの評判に跳ね返ってくる事を、
 認識していないのだろうか…。どういう歳の重ね方をしてきたのか、甚だ疑問である。
 海外まで来てゴルフ、なんて前に、もっとすべき事があるんじゃないですか…?
 相手をリスペクトすると言うことを、もっと真摯に考えましょうよ。

 日本には世界各地に進出している企業が数多あり、そこでは日本から派遣された駐在員が、
 慣れない環境の中、現地のコミュニティに溶け込みつつ、日本のプレゼンスを向上させるべく、
 汗水…そして時には血さえも流す努力を重ねている…。彼らが、積み上げてきた信用が、
 こんなツマラナイ出来事により無にも帰りかねないのである。なんとも口惜しい。

 世界レベルでみると、お互い様ではあるのだが、ならば日本が率先してそれを変えていこう、
 そういう風なのが理想だと思うのだが…どうなんでしょうかね?ともかく、今回の事は、
 本当に情けなく、悲しかった…。年端も行かない若者だったらまだ分かるが、
 いい年をした人が…。重ね重ね、本当に情けないっ!!

2007年9月28日(金) アメリカ旅行・その12 −ルート66の軌跡−

 今回の旅行の面々、ルート66発祥の地にその名を残す(^^;

 

 …誰一人とも本名を書いていないあたり、ビミョー…(笑

2007年9月28日(金) ZARD What a Beautiful Memory Tour 東京・日本武道館編



 この日は(も?)会社を休み、朝から集中力を高めていく…。
 大阪の時は、心のどこかに「次の武道館もある…」という想いがあったが、
 今回は、あの日からの一連の流れに区切りをつけねばならない日でもある。
 全身全霊、精一杯の集中力をもって…ステージと対面しなくては。

 12時に家を出て、近くのカラオケボックスに立ち寄る。
 なんでこんな日に…とは自分でも思うが、この日キーとなるような曲については、
 事前に、自分でかみ締めておきたかったのである。大阪でのセットリストをなぞり、
 途中で、今日は『雨に濡れて』を演ってくれるといいな…なんて事も考えながら、
 一時間半を過ごし…いよいよ、武道館に向けて出立。



 九段下駅には、3時半ちょっと前に到着。一緒に電車を降りた人たちの流れが、
 武道館に向かっていない事に少し驚きながらも…まぁ、平日だしな…と考えたり。
 駅を出て会場に向かうと、既に物販が開始しており、それなりの列が出来ている。
 まぁ、当然だなぁ…とは思いつつ、列に加わるが、実はまだそれほどの列ではなく、
 4時前には販売ブース前に。大阪で大概、欲しいものは購入したのだが、
 今回は、額縁に入れて飾っておく予定のポストカードセットと、紙袋目当てで。

 …と、思ってたのに…思わず『揺れる想い』オルゴールやポスターにも手を出し、
 これで大阪からのグッズ購入額累計は7万円を超えてしまった…ぷぎゃ。
 金額は大きいものの、十分納得できる買い物だから問題なし!とか想いながら、
 一旦武道館の外に出るため足を出口に向けると、そこには倍ぐらいになった列が。
 タッチの差だったみたいだが、早めに来ておいてよかった。



 開場までは、神保町まで足を伸ばし喫茶店でゆったりと過ごす。
 6時になり、いよいよとばかりに動き出す。開場前には15分に付き、
 30分ぐらいに並ぶことなく入場したものの、この入場口が分かりにくく、
 このクラスの会場の割には、色々な手際が悪い印象。大丈夫かなぁ。
 大体、物販の列なんて、最初の10倍ぐらいになっていて、どう考えても、
 開演までに終わらないのは明らか。本来なら、現時点で整理券配布→終演後、
 という対応をすべきなのだが…なんて考えたりもしたのだが…どうか。



 さて…自分は、武道館でのコンサートは始めて。今まで、横浜アリーナ、
 幕張メッセ、レインボーホールと大規模会場は結構経験してきているのだが、
 不思議と武道館は縁が無かったため、結構期待して会場に踏み込んだのだが…。

 こりゃ駄目だ(苦笑
 踊り場も、空調も、席も、何もかもが他会場に比べて見劣りがする…。
 特に、今回は、環境のよかったフェスティバルホールを経ての参加のため、
 どうにも…やるせなさが漂っている…。座っているのがとても辛い。
 トイレも混んでいて行く気がなかなかおきない…。うーむ…これはちょっと…。

 なんでこんな所が、メッカになってしまっているのだろう…立地?
 でも、それだけじゃあ寂しすぎるよなぁ。コンサートとかライブとかって、
 音楽のクオリティだけじゃなくて、演出や会場の雰囲気も大切だと思うんだけど。

 まぁ、細かい所はともかく…何より…自分の席、2Fのステージ正面の席で、
 大阪に続いてポジションはいいのだが…空調吹出口の真下で…さ、寒い!
 これには参った…当たる風が辛すぎて、神経が全部そっちに…!(涙



 定刻7時。案の定、会場全体がざわついていて…全然開演できる雰囲気ではない。
 これは、かなり遅れてスタートかもしれないなぁ…なんて思っていたら。

 未だ入場は続き、辺りはかなりのザワつきが残る中、照明が落ち…演奏開始。
 5分遅れとているとはいえ…え!?もう開始しちゃうの!?という驚き状態。
 大阪ではアレンジの素晴らしさに涙した『負けないで』も、騒然とした雰囲気に、
 些か興醒めといった感じでスタートしてしまった…。なんか勿体無い…っ!



 ここからは、大阪との演出面での相違点を。

 坂井さんの趣味紹介では、大阪では主に野口さんの口頭による説明だったのに対し、
 東京会場では、絵画・フラワーアレンジメントの作品紹介が映像であったほか、
 愛用のカメラの紹介などもあって、微妙に内容が充実していた印象有り。
 しかし、愛用のカメラってニコンなのね…てっきり、キヤノンかと思ってた。

 『Don't you see!』のPV内容に、これまた追加映像が加わっていたような。
 大阪バージョンでは、「きっと忘れない」にて触れられていた「大胆メイク」が、
 ちらりとしか写っていなかったが、東京バージョンでは驚くほどに盛り込まれていて、
 思わず唸ってしまったり。これは…大阪でも是非見たかったかもー。

 野口さんのナレーションの口上も、大きく異なっていたほか、東京では、
 グッズの売り上げの一部を、恵まれない子供たちと、子宮ガン撲滅運動へ寄付する旨の
 アナウンスが。これについては、会場から大きな拍手がおこったが、それだけに、
 大阪でもアナウンスメントして欲しかったなぁ…。WEZARDでもコメントが無いし、
 大阪で参加・グッズ購入された方にも、ちゃんと告知してもらいたいものだけど。
 聞いたときには素直に「グッズ買ってよかった…!」と思っただけに、ね。

 歌では…こちらでも、やはり『雨に濡れて』は演奏されず。
 うーむ…なぜ、パンフ上のセットリストから外されたのか…勿体無い!
 この曲、曲調も曲の世界観も自分好みでかなり好きなんだけど…残念すぎる(涙

 あ・と。セットリストの最後が、『揺れる想い』→『負けないで』と、1曲追加。
 オルゴールセットな組み合わせだが、結果、『揺れる想い』が2度演奏という形に。
 …それだったら『雨に濡れて』や、その他の曲を…と思ったのは、自分だけ!?
 追悼本「きっと忘れない」の最後を飾った『明日を夢見て』を演奏してほしかった…。

 しかし、変更点はこれだけだし、特段「長いなぁ…」という印象は無かったものの、
 終演時刻は9時48分と、大阪より20分も伸びていて、かなりビックリ。
 開演時刻は、東京のほうが早かったのに…何がどういう理由でこうなったのか、
 いまいちピンとこないのだけれども、それだけ充実していたということなのかしらん。



 そして、東京会場にて自分の受けた会場の印象と、心の情景について。

 東京では、なんと最初の『揺れる想い』から手拍子が湧き上がっており、
 おお…さすが武道館!と思わせたものの、そこからの盛り上がりがイマイチ…。
 最後、葉山さんが登場してからも、スタンディングに移行する人は極めて少なく、
 自分は野口さんに促されるまますぐに立ったのだが、かなり気恥ずかしい状態に。
 ここで座ったら、坂井さんへの冒涜だと想い頑張っていたが…自分に釣られて、
 一度は立ち上がったものの、また座ってしまった人が数名居たのにはガックリ。

 『負けないで』では、さすがに殆どがスタンディングになったけれども、
 会場の生み出す一体感みたいなのは、大阪が上だったかも…なんて思ったり。
 いまさらながらに、盛り上りと一体感の醸成というのは別物なんだな、と再認識。

 演奏しているメンバーについては、大阪のほうが躍動感に溢れていた一方で、
 東京では、いい意味で安定して落ち着いた感じになっていて、その相違に驚き。
 ただ『こんなに側にいるのに』のバンド紹介は、東京のほうが緊張感に満ちており、
 その尖った雰囲気が曲調とマッチし、ずっと鳥肌が立ちまくり。東京でのベストは、
 間違いなくここでしたね…!雪ちゃんが元気なさそうなのが、ちょっとだけ、
 気になったけど…具合が悪かったんでしょうか…?

 東西、見ていて一番違う印象を受けたのは、ゲスト・Garnet Crowの中村さん。
 大阪では、何かをかみ締めるが如く参加されていた印象だったのだが…東京では、
 吹っ切れたかのように熱いコーラスが!とにかく、彼女のコーラスは凄かった…。
 『止まっていた時計が今動き出した』では目頭が熱くなったし、極めつけは、
 『こんなに側にいるのに』におけるバンド紹介時のコーラスワーク!
 彼女の紹介時「♪こんなに側にいるのに」というコーラスを聞いたとき…その、
 圧倒的なまでの凄さに、目頭が熱くなるどころか、目からぶわっと涙が溢れ、
 滝のように頬を伝っていったのが…わ、忘れられん…。感情より前に、
 体が反射して涙が出たという経験は生まれて初めてかも…それほどの凄さだった…。

 それに、東京での彼女はアクティブで、まるで大阪の雪ちゃんのように手を掲げて、
 客席の手拍子をリードしたりと、会場を引っ張っていこうという意思が強く見えて、
 それも非常に良かった…!この日の中村さんには、正直脱帽でしたね…!

 しかし、東西どちらにしても、過度に熱狂せず、過度にシミジミとしない、ZARDらしい、
 『世界はきっと未来の中』というのを確認する様な、良い「追悼ライブ」だったかと。

 ここは、きっとまだスタート地点。これからの坂井泉水を活かしていくのは、
 我々ファン…ZARD Familiyの役割なんだと噛みしめた次第。

 …「きっと忘れない」!そして…「明日を夢見て」…!!

2007年9月29日(土) うがっ!!

 昨日、ZARDの「pray」がDAMに入ったと聞いて、早速カラオケへ。
 ツアーでのアンコール曲ほどの楽曲なのに、なぜかDAMには入ってなかったのよね。

 しかし…店に着くと…なんと、機器入れ替えで全部UGAになったとのこと!がーん!
 あ、ありえねぇ…とか思いつつ、しょうがないので我慢して歌うことに。
 でお、UGAって苦手なんだよねー…難しくない?

 ZARDの曲ぐらいだと、空でも歌えるぐらいだからいいんだけど、
 ちょっと知ってるから歌ってみようかなー、なんて曲は、全然歌えない…。
 だから、DAM狙って来たのにー…。曲数は多いかもしれないけど、最近はどこも、
 UGAに入れ替えるところが多すぎるのは…ちょっと参っちゃうなぁ。 

2007年9月29日(土) 全シングルジャケット!

 ZARDの全シングルのジャケット…どんっ!!

 
 横1030mm×縦730mmの超大作ですっ!!
 ライブんとき展示されていたのを参考に、作ってみました(^^;

 しかし…この大きさ…どこに飾ろう(汗

2007年9月30日(日) メイキング of エレメンツ団扇写真

 さて、旅行中にちょくちょく、持参したエレメンツ団扇を持った自分の写真を、
 恥ずかしげもなくこちらや、ウサギ小屋のBBSにアップしておりましたが、
 どのような感じで撮影したかを、こっそり公開(笑

 こちらは、フーバーダムで撮影した、ハピ☆ラバ・アッキー・内山さん側。
 
 背景は、ダムのアーチと発電所。こうみると、遠近感もあまりなく、
 ふーん…だから?みたいな感じの写真ですね。

 さて、これをどういう風に自分が撮影しているかってーと…。
 
 こんな風に、ダムのアーチに向けて身を精一杯乗り出して撮影しています。
 柵もなにもないのにも驚きますが、実はこれ、精一杯背伸びをしながら撮っており、
 一歩間違えたら前方に転落する危険が…(笑 って、全然笑えない…というのも…

 
 これが、このダムの全景です。アーチの上に、胡麻粒のように写っているのが人!
 自分、ここで精一杯身を乗り出していたんですね…アーチの下までは、実に300m!
 東京タワーの一番上で、身を乗り出しながら撮影しているのと同じ感じなわけです。

 …ひぇー!あの時、
「…かわさきさん、何でそこまで…無理せんでも…」
「ちょっと頑張りすぎなので、その姿を写真に写しておきましょう…!」
 といわれたのが、今更ながらに分かったような気がします(汗

 まー…なんてか、無事でよかった、自分(笑

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