日記

バックナンバー

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

2005年6月9日(木) またかよ

さて、こちらで仕切りなおしです。
不安定なので、しばらく不具合があるかもしれませんが、
まぁ、リンクなんかは気付いたときに直していこうと思ってます。

しかし、日記だけはずっと直打ちするつもりだったんだがなぁ。

「まぁ、内容全然かわんないんでしょ?」
「…というか、見た目もほとんどかわってないし…」
「…ねぇ?」
「…ねぇ…」

海藍先生、また原稿全滅(苦笑
4コマ漫画家でこうも生産性が不安定な作家は珍しい。なぜ…。
お詫びということなのか、HPの方で昔の作品を配布中。
お詫び、ねぇ…。

このお方の落としっぷりといったら凄くて、妙な関心をせざるを得ない。
正直、よく食えててるなぁ、と。
「会社人が、これだけ仕事をしくじっていたら、もう絶対生きていけないです…」
「業界の特殊性よね。才能が勝負の世界は、こういうこともアリなんじゃなくて?」
「えー、それだけかなぁ」

2005年6月10日(金) うーん

…こんな簡単に日記を更新できていいんだろうか…という気がする…。

実は、直打ちに結構こだわりがあって、こう、エディタを前にして、
「うーん、今日はどう書いたものやら」
なんて悩んだりする瞬間は、かつてSSを書いていた瞬間と似ていて、
そんな感覚が僕は好きだったんだけど、どうでしょう、これは、
そういう感覚が「コ」ないな…。うーん…。まぁ、そのうち慣れるでしょう。

「慣れていい感覚なのかなー」
「まぁ、文明の利器というヤツですよ」
「うーん、でも、私なんかはマスプロダクションっていう言葉を思い出すわ。
 良し悪しはあるわよ〜。これからどういう形で出てくるかわかんないけど」
「まぁ、そんときは前の形態に戻るまでです。最近覚えたんですよ、
 戻ることを良しとする感覚。これは、とっても大切だと思いますねー」
「引き際、ってことなのかしらね」

明日、旅行会社へ。実は、再来週からアメリカへ旅行に行ってきます。
うーん、楽しみだー。
 

2005年6月11日(土) 準備

さて、旅行会社に行ってきました。しかし…
「おい、E-TICKETじゃないか!なんで店頭まで行ったんだ!?
 プリントアウトした紙を渡されただけじゃないかー。ワケワカンネー!」
「それならそうと言ってくれれば、予約番号家で聞けばいいだけだったのに…」
「くそー、日本の旅行会社もまだ慣れてないからかなー。無駄足だったーっ」
E-Ticketは、番号とIDさえあれば、発行されたチケットは不要なシステム。
でも、導入されているのがアメリカの会社ばかりなのと、日本人は僕を含め、
なんか紙でもらわないと切符という気がしないのか、あまり浸透してない様子。
僕も実は好きなシステムではないが、無理して事務してくれなくても…、ねぇ?

さて、その後は秋葉に行ってエロゲーを1年ぶりに買う。旅行用。
なんで旅行でエロゲーなのか。それは、時間があるのが旅行中の夜ぐらいだから。
朝とか昼とかはずっとゴルフしてるわけで、夜はすることないし、
ゲームをするのにはモッテこいというか、いいタイミングなのであった。
あった?いや、ある、が正しいか。というか、将来だから、あろう、か。
よくわからん。

「でも、旅行だーっ、って時に、エロゲー買いに行く人も珍しいと思うわよ」
「というか、俺ぐらいじゃないか…しかも海外旅行なのに…」
「…ダメダメね…」
「…うん」

で、なんかフラフラしてたら、ゲーマーズ本店でクロハ声優が…
サイン会&ミニライブしてた(笑」
「してた、じゃなくて、分かってて行ったんじゃないのぉ?」
「違うって。んなのしるわけねー。大体告知だって、9日だぞ。知るわけねー」
「まぁ、それはそれとして…まさか」
「Fuwafuwaしちゃった(笑)、てへ」
「てへ、じゃ無いわよ…」
「通りがかった人、みんなコールにびびってた(笑」
「当たり前じゃないのよーっ!!あのノリは普通じゃないんだからー」

Cross Worldのメインテーマ「Over The Sky」はノリのいい名曲で、
まだ披露は3回しかされていないが、ファンの間の認知度は高い。
DUPの系譜に位置する坂本風Fuwafuwaコールはかなり電波入っていて、
慣れている人にはたまらないが、傍観者には宗教じみて映るにちがいない。
というか、歌はともかく、みんなコールには明らかにビビっていた。
でも、クロワのこの歌、今回程度のコールでビビッている一般の方々が、
DUPの「無限大∞ソリューション」のFuwafuwaコールを見たら、多分、
泣いて逃げるか卒倒すると思われるな…。それぐらい凄い。僕でも失神しそうだし。

一度生で見てもらいたいが、コンサートに来るというのは、コアの中のコア、
そんな人たちだから、難しいよなぁ。でじことかGAの世界ってのは、
実はコンサートとかに真髄があるんだけど、なかなか分かってもらえないのう…。

家に帰ってきてからは、渡航準備。
ゴルフ道具を持っていくから、どれだけ普通の荷物を抑えるかがキーだ。
「まぁ、向こうで買う予定のアニメDVDは、郵送してしまおう」
「というか、そんなの買うなよ」
「えー、買出しも渡航理由の一つですよ」
「…大学の教授に呼ばれている、という話はどこにいったんだ…」
「…どこにいったんでしょう?」

2005年6月12日(日) 若さ?

「ネットしてるとつくづく人間は発信したい生き物だなぁって思うよ。(中略)
 一時的な通過点なら利用するのもいいね。ただし依存しすぎると、ココロのぜい肉になるぜ」
 -Haruka Fujino, "Haken-Syain Matushima Kikuzi", 2005-

 英検の日。
 これといった理由は無いが、持っていなかったため準1級を受けに行く。意外とムズ。
 驚いたことに、リスニングや出てくる単語なんかはTOIECのレベルでは太刀打ち不可。
 1級が別次元に存在するのは知っていたが、準1級ってこんなに難しかったっけ?
 しかも、作文まであるのはビックリした。最近思うが、こういう試験って、
 年々どんどん難しくなっていってるような…なんでだろう。

「で、結果は?」
「わかんないけど、多分大丈夫でしょう。というか、落ちたらマズイだろ」
「でも、最初のほうの単語、全然解けてないじゃない」
「…使わない単語って、全然わかんないんだよ…でも、他でカバーできてるし!」
「多分、でしょう」
「まーね」

 しかし、会場で待ち時間に漫画読んだり、早く終わったから寝ちゃったり、
 リスニング始まっても起きなくて試験監督に起こされたり、なんだかなー。
 周りに迷惑をかけたかもしれん…ごめんなちゃい。

 さて、漫画の話。
 まろまゆ1巻を買ってくる。主人公、くるみだったのね…。
 そこまでしてヒロインにしたいかへきるさん!、というか、愛、ですか。
 へきるさんの漫画はそういう愛があるねー、だから好きさー。
「装丁がぱにぽにと同じだったから、びっくりした」
「まぁ、そういうのもアリかもしれないけど…」
「まろまゆのほうが、中の紙の質が数段落ちているのが、凄く気になった…。
 なまじ同じデザインなだけに…うーん…」
「…しーっ。そういうこと言うもんじゃないのーっ!」

 あと、コミックデジキャラットvol.5。
 小春こころ先生の漫画に、なぜか志摩さんが出てる…なぜ…おまけにニャーまで…。
 出ている、のはともかく、出ているのが志摩さんなのがビックリ。
 なんか妙にドキドキしてしまったのはなぜだろう…別に紫亜萌えでもなかったんだが…。

 アメリカ行の第一弾として、ゴルフクラブが先行して成田へ。
 重量リミット32kgのうち、じつに9kgがゴルフクラブ。うーん、ムダかも…。
「でもでもね、実は、ついにコブラのアイアン買ったの!使うの楽しみ!!」
「グレッグ・ノーマンへの憧れがついに形に…」
「風の大地を読んで6年!ついに願いが叶いました!!うれしーっ!!」

 しかし、こうしてみると、憧れだったスカイラインを手に入れたり、
 おなじくコブラのゴルフクラブを手に入れたり、歳を取るのも悪くないではないか。
 爆笑問題の大田が、17歳とか言ってみんな何か自己表現しようとするけど、
 そんなのおかしい、17歳なんて出来ることが限られてるじゃないか、
 そんな状態でみんなもやってる風な強迫観念に囚われるのは、ちょっと違う、
 みたいな発言をしていたけど、正にその通りだと思う。若いってダケでは力じゃない。
 歳を取るのはネガティブな面だけじゃない、なかなか面白いものだと最近特に感じたり。

2005年6月13日(月) 意外とあったり

「そして極め付きは、森川嘉一郎さんが手がけた第9回ヴェネチアビエンナーレ
 国際建築展日本館の展示を日本に持ち帰った『日本館』。私は一時間近く並んで
 鑑賞したのだが、何が見たかったのかというと実在の部屋を再現した『おたくの個室』だった」
 −Nikkei Architecture, page 49, 5/2 issue, 2005−

 日経アーキテクチャーより。
 んなの1時間も並ばないで、ウチに見にくればいいのに(ぉ
 一般系(建築雑誌は一般ではないか…)でも、色々探してみると、電波系の記事はある。
 そんな面白い一例。

2005年6月16日(木) フランス料理

 久々…に、フルコースで頂く。
 フルコースもフルコースで、見事に魚→肉、と続いたのだが…。

「お、重い」
「い、胃にずしりと来るわ…」
「さっぱりしてない上に、肉も魚も食えるかーっ」
 もう30も近いと、だめだ、和食がいいわぁん。

2005年6月18日(土) 出発!

というわけで、いよいよ出発。
アメリカって行ってからはいいんだけど、行くまで(着くまで)、あーんど、
帰ってくる道中を考えると、なんかげんなりしてくるんだよねぇ〜。
そりゃビジネスクラスぐらいでいけりゃ、何の問題も無いんだろうケド、これから、
あのエコノミークラスの狭い席で12時間もじっとしていることを考えると、
いろいろな意味でゾクゾクしてきます…うう。

前回は、カナダに短期留学する美人な医大の女子大生さんが隣で、
そりゃーそれでいいもんだ、で済んだんですが、万事がそういうことでもないから、
なかなか難しい…。

2005年6月19日(日) 到着!

ミネアポリスに上陸しました!今、空港のネット接続サービスで接続中!

しかし、アメリカいいわーっ!!
空港に着いただけで、そう感じちゃうぐらいいいーっ!!
なんでこんなにいいんでしょう?

さて、これから飛行機の中で初日の出来事を書く予定です。




 搭乗時間から逆算して7時に起床。
 とりあえずmp3プレイヤーに機内で聞く相応しそうな曲をチョイスして入れる。
 いつも思うが、256MBという容量も、WMA形式だと結構使いでがあり、必要十分だ、

 家を出るが、かなりアッサリとしたもの。
 異国に行くってんだから、もうちっと家族も緊張感もったら良いと思うが…。
 もっとも、今回の渡米は、いつもの「自費での物件検分」であり、「帰郷」だから、
 見知らぬところに行くのとは、まぁ、別なんだけどね。

 さて、渡米にあたり懸案が一つ。
 実は、18日は愛すべきへっきーさんこと氷川へきる先生のぱにぽに7巻発売日。
 これは、どうしても初回限定版を手に入れたからではないと渡米できない!
 いや、できなくはないのだが、したくないというかなんというか、とにかく欲しい。
 そんなんで17日に前日発売を求めてアキバにも行ったのだが、流行の談合か、
 どこの店でも秩序正しく発売日に発売とのこと。あ、ありえねぇ〜。
 と、いうわけでどうしたかというと、上野から京成スカイライナーに乗る前に、
 でっかい荷物を抱えたままアキバのとらのあなに寄って、購入したり…。
 成田にも本屋はあるが、売ってるとは限らないから、こういうことに。
 もうちょっと遅く出発できるなら、上野で森という選択肢もあったのだが。

 10時代のスカイライナーで成田へ向かう。僕はスカイライナー派。
 安く空いているのと、雰囲気が盛り上がる特急らしさが旅の序章として素晴らしい。
 でも、思わずビールを買い込んで乗車してしまい、500mlを2本も開けたら、
 かんなりキてしまい、空港に降り立ったときにはかなーり酔っ払ってる始末…。
 気を抜きすぎだ、俺!

 ふらふらしながら送付済のゴルフバッグを受け取り、チェックイン。
 後はやることないもないので、クレジットカードのゴールド会員専用ラウンジで、
 またーりと時間をすごす。年会費が生きるのがこういう瞬間だけで、泣けてくる。
 そこまで積極的にやるべきこともないので、飽きたらすぐに出国審査。
 ぴゅーっと飛行機搭乗して、ひとまず日本とさよーなら。

 機内では時差調整のためにひたすら起きて。
 何をしていたかというと、べっきーにひたすら萌えていたという。べっきーはふぅ。
 これが無かったら、飛行機の中は退屈でしょうがなかったでしょう。確定。
 しかし、べっきーかわいいな。ここにきてかなり極まった可愛さになってきたぞ。

 ミネアポリス着。入国審査。瞬速で終わらせる。
 ノースウエストは、アジア系の乗客が多いため、いち早く審査に並ばないと、
 とてつもない時間がかかる。日本人はビザ免除だからサクサク入国できるのだが、
 その他のアジア諸国は厳しい入国審査を経なくては入国できないのである。
 アメリカに来ると、いつものことだが国の格差、そして日本の国力を実感する。
 正直、日本に生まれてよかったなあ、と思う。

 ところで、ここミネアポリス空港は、結構思い出深い空港。
 ここに書くことでもないので割愛するが、来ただけでなんかすごくいい気分になる。
 旅の思い出というのは、普通の思い出と違って鮮明だから、リフレイン度も違う。
 かなりのドキドキ感だ。

 さて、コンコースに出て、さっそくネットにアクセス。日記の一部を更新。
 最近、アメリカはそこらじゅうに無線LANのアクセスポイントがあって、
 便利この上ない。日本だと、そういうのは東京とか都市部一部で整備されているものの、
 地方だとそうでもなかったりするのだが、アメリカは全土レベルで整備される。
 これが国力の差か!と思ったり。さっきっからそんなことばかり考えてるな。

 しかし、空港のロビーでスタバのコーヒーを飲みながらつくづく思ったのだが、
 やっぱりアメリカはいい国だ。広々としているし、おおらかだし、人の感じもいい。
 なにより綺麗な所は綺麗だし、人々の意識もフェイスツーフェイスでは、
 先入観にあるような差別的なところはまったく無い。やっぱりいいなぁ、アメリカ。
 こんなことばかり言っているから、会社では就職活動しに渡米するとか言われるのか。

 飛行機乗り換えて、アトランタ着。ついに来ました南部。
 ラッゲージサービスにゴルフクラブを預けて、地下鉄で市内へ。
 安全とはいうが、偏見があるのだろうか、乗っているのが黒人だけだと緊張する。
 お、襲われたりしないだろうな。まぁ、大丈夫だったけど。
 そんな風におびえつつ、ホテル着、チェックイン。ここも無線LAN完備。
 早速日本の自宅にあるぷちちゃっとサーバにアクセス。…時代は変わったなぁ。
 そして、すぐそこのガソリンスタンドにビールを買出しに行って、一日終わり。
 しかし、アメリカのビールを久々に飲んだが…まずい。発泡酒のほうがうまいぞ。

 時間にして、訳30時間の旅。でも、こんな風にすぐ順応するのは、いつものことながら、
 いったいなんなんでしょーね。

2005年6月20日(月) Coke!!

「つまんないこと引き寄せてるんじゃない?愚痴ばかり言ってるせいで」
 -Haruka Fujino, "Haken Syain, Matsusima Kikuzi", page 18, Manga Time, 6/2005-

 三年二組高岡ふみ、激萌えぇぇぇぇーーーーーー!!!
「だれょ?その高岡っての?」
「松島喜久治にでてくる中学生ー!!気が強くてナマイキなのーっ!!サイコー!!」
「中学生…。しかも気が強くてナマイキ…。普通の人間じゃ食えない組み合わせだわ…」
「すげー萌えるー!!俺も『おっさんみてんじゃねーよ』とか言われたいっ!!」
「前から思ってたけど、オカシイほどの変態だわ…」

 ちなみに、これはふじの先生が突発的にまんがタイムで描いた読みきりのキャラだが、
 この読みきりはどうも描き易かったらしく、話も良ければ作画もレベル高い。
 特に、女子学生の表情の可愛さといったら、かなりのモン。萌えマンガじゃないはずだが…。



 明らかに時差ボケが直らず、朝4時(日本時間夕方3時)に目覚める。
 こうなるともう寝付けないので、仕方ないので起きてくるみに萌えたりして過ごす。
 散々萌えない萌えないと言われるくるみだが、こうして地球の裏側で萌えられる…、
 なんだか妙なキャラクターではある(笑
「大森先輩似のくるみいいよーっ」
「大森先輩似じゃないくるみは…」
「く…、くるみだよ…」
「くるみよね…」

 朝食付のホテルは、アメリカでは珍しいのだが、ラッキーなことにここはそう。
 6時を待って朝食に行く。期待はしていなかったが、期待外れて美味い飯だった。
 いつも思うが、アメリカ「では」飯が美味い。アメリカの飯が美味いのではなく、
 なぜかアメリカで飯を食うと「美味い」のである。不思議。多分、湿度とか、
 そういう環境の違いがあるような気がするが、とにかく朝食も美味い。
 ちなみに、昼間食ったチーズバーガーも、やっぱり美味かった。

 ホテルにいてもやることないので、外出。コークの博物館へ。
 早く着きすぎて開いていない。表で待つが、日曜日の街中は浮浪者だらけで、
 結構…というか、かなり怖かった。どれぐらい怖かったかというと、
 意識を四六時中前後左右に向けてなくてはならないため、ヘッドホンで音楽が聴けないぐらい。
「すげー怖い…。地下鉄も、気が許せない…」

 博物館は、ものすごく大した事なくてがっかり。
 このためにアトランタに来たかと思うと、地団駄を踏みたくなる出来だ。
「ペプシのファンになっちゃうぞ、こんな仕事してっと」

 はやくもこの都市でやることがなくなったため、買い物でもするかとモールへ。
 買い物といっても、DVDを買出しするだけなのだが…。
 しかし、期待はずれなことに全然品揃えがなっていない。最低だ。
 その代わりといってはおかしいが、本屋では、2年前と比べてマンガが豊富になっていた。
 種類もなかなかイカれていて、ぴたてんとかまである始末。始末?

 1時ごろにホテルに戻ってきたが、時差で眠く、昼寝をすると、おきたら6時…。
 やべ、時差解消とはまったく逆のことをしちまった…。
 目覚ましにシャワーを浴び、夕食を調達に外に出たが、なぜか隣のサブウェイも、
 その隣のベーグル屋も、営業時間内のはずなのに店を閉じている。…。
 結局、夕食はスタバのコーヒーと妙なケーキという形に。おいしいが、夕食ではない…。
 げふ。

2005年6月21日(火) 恐怖…


 夜中の1時にたたき起こされる…。いったい何が…、と思ったら、な、なんと、
 黒人の酔っ払いが自分の部屋と勘違いして
「こここのやろぉぉうっっっ!部屋空けろってんだよぉぉっっ!!」
 とかのたまっておられる…こ、怖ぁっ。こっちはお前の部屋じゃねぇだろ、
 とか一生懸命説得し、そのときは納得するのだが、5分もすりゃ戻ってくる。
 安眠妨害というか、これは日本人的な感覚で言うと生命の危機に近い。
 いい加減やべぇかな、と悟ったので、通報。迷ってたら死ぬかもしれん。
 すぐに誰か駆けつけてきたらしく平穏な時間がもどったが、やっぱり緊張してるのか
 その後は結局まともには寝付けず、まどろむまでで…。うーん、時間調整が…。
 しかし、なにもなくてよかった…。
「いや、結構シリアスだったですよ。すぐに部屋で銃弾が届かなそうなところに移動、
 そんな状態でしたから。いやー、アメリカってばスリルがあるわぁ」
「あるわぁ、じゃないでしょう。そういうのがアメリカの駄目なところじゃない!」
「…ホントだよね…。嫌いになるよこんなんだと…」

 で、最終的に5時ぐらいに完全起床。風呂に入る。
 旅行に出ると何が良いって、一日に何度も好きなときに風呂に入れることだ。
 俺は風呂につかる…というか、水に身を預ける感覚が好きなので、これはうれしい。
 ゆっくりと浸かるが、アメリカのバスタブは浅すぎるのがちょっとなぁ…。

 6時に風呂から出て、飯を食う。やっぱり朝飯が美味い。
 やっぱり、というか、よく考えたら昨日まともに晩飯食ってなかったんだ。
 そりゃ美味いわ。

 9時にはちょっくらお仕事をして、11時に空港へ移動。これからミシガンへ。
「やっと戻りますよ〜思い出の土地へ」
「アンタ回顧主義者みたいに昔の事振り返るのが好きだけど、住んでた所に行くって、
 けっこう珍しいわよね?そんなに良いの、ミシガン?」
「サイコーっす!というか、ロンドンもミラノも戻りたいけど、それ以上だね!
 田舎ってのもいいし、町の規模も良いし。戻って楽しめるのは、ここだね!」

 というわけで、到着。
 ネットが使いたい放題ではなくてがっくり。でも、つなぎ放題料金を入れても、
 昨日の宿泊地よりかは安い。どう考えるか、だねー。

2005年6月22日(水) ゴルフ

 明日は筋肉痛かもなぁ…という感じ。
 今日は午前中に18ホールで111。午後は9ホールで48。まぁまぁか。

 他は、いろいろ手続きに回ったりで…なんだかんだでやることあるな。

 昼飯を、名物イタリア風居酒屋で食う。ラザニアがちょーウマ。
 なんでこんなに美味いんだろう…謎過ぎる…。イタリアで食うよりうまいぞ。

2005年6月23日(木) トリエラー!

 前日は、意識はしなかったが疲れていたらしく、ベッドに寝転んでいたら、
 眠っていた…それでも、ビール瓶が2本空いて、1本が半分ぐらい空いていたので、
 それぐらいは布団の中で本を読んだりしてたのか。あまり記憶にないなぁ。

 今日も朝早く起きてゴルフ。
 案の定、昨日のゴルフで筋肉痛が起きており、握力もなくなっていたので、
 18ホール回ろうかと思ったけど、9ホールで切り上げる。というか、
 スコアが62とぼろぼろで、もう続けたくなかったというのもあるのだが…。
 しかし、綺麗なゴルフコースで、プレイしながらうっとりモード。

 プレイ後。
 近くの、そこそこ品揃えの良いCD屋に行き、ステルビアのDVDを購入する。
 これはお土産用で、ついでにサントラとAngellaのアルバムも購入。すると…レジで…
 店員:「ポイントカードは?」
 かわ:「いや、持ってないんで、いいっす」
 店員:「つーか、作りなさいよ。あなた、昨日も来て同じシリーズ買ってたでしょ」
 かわ:「…ま、まぁ…。でも、俺、アメリカに住んでないから…」
 実は、昨日、自分用のステルビア4・5巻を購入したのだが、覚えられているとは!
「…は、恥ずかしいっ!」
「恥ずかしがることはないじゃないですかー。良いお客様ということですよっ」
「恥ずかしいっていうのは、アンタみたいにワザワザ外国行ってまで、
 秋葉原にいるときと同じような行動しか取れないことを言ってるのよーっ!」
「それは言いすぎじゃ…」

 ところで、なんで僕がこんなにステルビアにこだわっているかというと、
 別に話が好きなんじゃなくて、しーぽんの声がトテツもなく好きだからだったり。
 あの声、どういう風にやったら生まれてくるんだろう…謎だ。

 午後のゴルフはお休み。握力がないのにプレイしてもしょーがない。
 …なーんて思っていたけど、やっぱりやっちゃった(笑
 だってやること他にないんだもーん。ということで、ネガティブな動機ながらも、
 はじめたら新しいコブラのアイアンのコツが掴めてきたので、これはぐー。
 なんだ、最初から素直にはじめておけばよかった。でも、今度は手のひらが、
 マメだらけになってきた…ぐあはー、いてぇー。

 終わったあと、なんかそっち系の店に行ったら、あれ、GunslingerGirl
 DVD化されていてびっくり。あれ、5月に発売って、知らなかったなぁ。
 ドキドキしながら買う。トリエラの声が途轍もなく楽しみだはぁはぁ。

 これから、ピザでも買って帰ります。うひ。

2005年6月23日(木) 休息日

 二日連続で記憶がなくなり、ダウン。
 うーん、そんなに疲れていたかのう?

 朝、ハーフだけラウンド。これは単なる運動であって、スコアを追及する気もなし。
 実を言うと、時差ぼけで4時に目覚めてしまうため、朝から出来ることと言ったら、
 ゴルフぐらいしかないというのが正しい。
「でも、4時に目が覚めてしまう、というけど、いつもは5時に起きてるんですよね」
「そう考えると、ちょっと目覚めが早い、ぐらいの感覚のはずよね」
「でも、実際は『なんで休みなのにこんな早くめざめてるんだよぅ』です」
「そりゃ早く寝てるからでしょ。昨日だって8時でしょ?寝たの」
「そ、そのとおりかも…」

 しかし、朝早く目覚めるのはいい。
 夜が明けてゆくのを見ながら、高速を飛ばすのはなんとなくロマンがある。
 いかにもアメリカに来て生きてるなぁ!って感じがする。酔える、自分に。

 9時になるのを待って、本屋に併設されているスタバに行く。
 この本屋は、無線LAN環境があって非常に便利である。というか、2年ぶりに
 アメリカに来たが、この2年で一層ネット環境が整備されたと感じる。
 というのも、そこらじゅうに無線LANアクセスポイントがあるのだ。
 街中の喫茶店、ホテル、レストランなどはほとんど完備されているといっていい。
 アクセスするには、適当なところで売っているプリペイドカードを買うか、
 その場で契約することも可能で、値段はともかく非常に便利この上ない。
 日本のように電車の移動中にネットなんか考えると、無線LANはNGだが、
 アメリカのように移動中は(車だから)ネットなんかできっこないことを考えると
 このシステム&インフラ整備状況は素晴らしいといえるだろう。
 テクノロジーではどうやっても日本に追いつけなくても、市場が存在しているから、
 貪欲にそれを我が物にしようとするし、するだけの経済力もあったりして、
 やっぱりアメリカは物凄い国だと思わざるを得ない。

 世界的に見ると日本も物凄い国だが、日本人の僕でもアメリカには刺激を受ける。
 そう考えてみると、途上国の人たちがアメリカに憧れを抱くのもわかる気がする。
「でも、実際は、彼らがアメリカに来ても物価の高さとかに辟易するのがオチよね」
「そうなんだよなぁ。アメリカでまともに暮らせる外人って日本人ぐらいだからな。
 そういうところから考えても、資本主義という範疇で考える限り、日米って、
 2大強国と感じちゃうよなぁ。ECだって全然キャッチアップできていないし。
 まぁ、QOLの点で考えるとまた別の結果があるんだけどね」
 ちなみに、僕はQOLって考え方、大嫌いです。
 QOLとかSOLの解説は、2年前の日記のLOGをどうぞ。

 小難しい話はさておき。
 この本屋、もちろんというか、日本のマンガの英語版も充実しているのだが…
「ねぎまだけ、ビニールカバーがかかっていて、中が見れません」
「裸だのパンチラだの、そんなのばかりだからじゃない?」
「(笑)。ちなみに、ねぎまは6巻まで発売中です」
「発刊ペースも早くなってきてるわねぇ」

 驚いたことに、高雄さんのTo Heartマンガなんかも出ている。…。
「マルチが"Mr. Hiroyuki!"とか、泣きながら"I'm so Hopeless..."とか言ってるわ」
「僕の中ではマルチはバイリンガルという設定だから、英語は違和感はないんだけど、
 Mr. Hiroyukiってのはどうなんだろう?普通、名にMr.はつけないんだよね。
 でも、これがMisterじゃなくてMasterなら有りなんだけど、そうなると、
 日本語にしたときには『ご主人様』ってことになるからなー、おかしいんだよな」
「…そ、そんなこと真剣に考えるの、多分、世の中でアンタだけだから…」

 大学の職員の方々とランチ。
 生協の来客用レストランで食事となり、久々にまともな昼飯だったのだが、
 いかんせん、相手がアメリカ人だから英語を話しながらのランチとなり、
 これがまた結構プレッシャーだったり。2年以上英語を話してなかったから、
 舌が回らなかったり表現力が落ちていたりで、結構冷や汗物である。
 なまじ、DVDなんかで耳の実力が落ちていないから、すっとぼけることも出来ず
 分かったからには会話を続けなくてはいけなくて、非常に悩ましい状態だった。
「でも、キチンと卒業生として扱ってくれてるじゃない」
「ちゃんと、Welcome Home!という感じで、本当にうれしかったですよぅ」
「というか、ちゃんと覚えられていたじゃない」
「あの時はずっと金髪だったりして、インパクト強かったですから」
 そうなのだ、あのころは金髪だったんだなぁ(笑

 午後は、お土産探し。
 ミシガンには、土産物らしい土産物なんてないから困る。
 ヲタ向けにはそれなりのものを用意すればいいが、一般人向けが困る。
 ホントーに困ってしまう。

 今日はゴルフはお休みデーなので、代わりにジョギングをする。
 昔から思っていたが、こっちは気候の関係か、走るのが非常に楽だ。
 6km強走ったが、日本で3km走るよりよっぽど楽だった。
 日本って結構サバイバルな環境なのかも。

2005年6月25日(土) ラス前

 最終日前夜。朝、最後のゴルフへ。
 ここでローカルトーナメントがある関係上、朝一で9ホールしか回れず。
 しかしながら、際どいコースセッティングの中、49で回れてびっくり!うひー!
 調子も上がってきたこともあったが、朝なのに暖かかったというのもアリかな。

 というわけで、不思議なぐらい朝から暖かい。なぜだ?

 それはさておき、ホテルをチェックアウト。最終日だけ別のホテルへ。
 最後ぐらい良いホテルに泊まりたかったため、Holiday Innへお引越し。
 ここは、前回アメリカに来た時(住んでいたとき)も、最初と最後に泊まった所。
 勝手知ってるし、高級モールに隣接してるし、ネット完備で素晴らしい環境。
 朝飯もついていて、良、というか優。

 さて、今日も午後はゴルフがないので、走る。
 が、途轍もなく暑い。走ってて、日光が体に突き刺さり「痛い」!
 顔なんか、日焼けして真っ赤になっちまって、なんかおかしい。こんなに暑いか?
 と思って天気予報みてみたら、100度…つまり、37.8度。暑いはずだよ…。
 2年前、こんな暑かったことなかったもん…おかしいよ。

2005年6月26日(日) 出立

 今、デトロイト空港コンコースです。無線LANでアクセス中。

 しかし、思ったより早く空港に着いちゃった…。
「だからって呑むことないじゃない」
「えへへ」
 ということで、バドワイザーバーに行って、ビール飲んじゃった(てへ
 ということで、もうなんか出来上がってるんですけど。
 ということで、日本にたどり着けるかどうか。
「ね、寝ちゃわないようにしないと…」

 さて、ついに旅(?)も終わりですが…。
 つくづく来て良かったなぁ、と思います。すごくリフレッシュできたし、
 やっぱりアメリカってすっげぇなぁ、と感心したりで、非常に刺激になりました。
「昔住んでいた場所だけあって、ノープレッシャーだったしね」
「しかも、以前と違って学校で勉強するでもなし、仕事でもなし!フルエンジョイ!」
「あーゆー生活をもうちょっと続けてたら、人間腐りそうよね」
「腐るかどうかは別にして、日本での慌ただしい生活には戻れないだろうなぁ」
 実際にはビザの関係もあり無理だけど、このまま金が尽きるまでアメリカ居ようか
 それぐらいの事はちらりと考えたりもしました。それぐらい良い生活なのです。
 これで萌えが十分に補充できれば、文句ないんだけど、なぁー。
「まぁ、萌えはともかくとして、みんなに一度は味わってもらいたい感覚よね」
「うん。とにかく素晴らしい!英語ができないから、なーんて言わずに、行ってほしいなぁっ!」

 帰りの飛行機の中。
 ノースは成田をハブにしていて、アジアの各地に飛行機を飛ばしているので、
 この便はハブtoハブということになり、様々な国の人が乗っている。
 実は、僕はこれが好きじゃない。隣に座るのが何人かさっぱりわからないからだ。
 やっぱり安心感があるのは日本人、それか日本語or英語が通じる人だろう。
 アメリカ人とかは比較的フレンドリーなので、そういう人が隣に来れば安心だ。
 問題は自我が強い国の人たちで、フランス人や韓国人、中国人は苦手。
 ところで、今回隣に座っているのは、韓国人なんだかアメリカ人なんだか?
 話している言葉は韓国語だが、英語は完璧そうだしペーパーバックを読んでいる。
 こういうのも、どーにも難しい一因だったりして…。

 機内上映の映画は「Coach Carter」。良い映画。周囲の評判も良。
 お話としては、くるみが言うところの
「私達を花園までつれて行った熱血泣き虫先生」
 的なノンフィクションで、極めて日本的な泥臭い熱血ものなのだが、
 背景が日本ほどアッサリとしておらず、人種など複雑な問題がからむアメリカらしく
 極めてハードで説得力がある仕上がりとなっていて、眠かったが全部見てしまった。
 あらすじをいうと、落ちこぼれ高校のバスケ部コーチに就任したカーターが、
 生徒にバスケのみならず、人が生きる上でのルール、倫理感、そして、
 人生という長いスパンで成し遂げるべきことを「考える」ことを教えていくお話。
 人種差別という壁を越え、教育を受けることの意義を問う姿勢がすごくリアル。
「アメリカという多重レイヤーな社会で、生きていくことがどれだけ大変か…」
「キチンとした将来像をもって、教育を受けていかねば生活もままならない。
 そして、それらを享受するためには、世のルールを遵守し、自己研讃に努めるべし」
「そういうことよね。日本のようになんとなく生きれる世界じゃないからなぁ。
 アメリカンドリームとかいうけど、こんな風に、ひたすらストイックに鍛錬して、
 奨学金を経て大学に行き学位を取得することで良い職を得る。これこそが、
 本物の成功のキーだということを、みんな認識してるのよ」

 さて、今日は僕にとって特別な日だったりする。それは…「FPNから半年」。
 というわけで、あの時の感動に敬意を表して、幕張メッセ詣でといきたいところ。
 まぁ、現実にはこの荷物を抱えて行くわけにもいかんので、とりあえず、
 横を通りながら感動に浸ることに。行きにあれだけスカイライナー派と言ったのに、
 帰りはリムジンバスを選択し、夕闇に浮かぶメッセを眺める。うーん…半年か…。
「なんか、遠い昔のような気もするし、ついこの間のような気もする…」
「毎日同じような生活してるから、時間的な感覚がないのはわかるけど、不思議よね」
「でも、いろいろあったのも事実です。なんてたって、次の日にゃ入院してましたからな」
「そんなのもあったわねぇ…」

 

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

multi@din.or.jp
Akiary v.0.51