ここから先は:「はかせ」さんの物語です

ぼくは電話に手を掛けた。

すると受話器を取る前に電話が鳴り出したのだ。
友だちからだった。
彼の名は山村友一、職業は扇子職人だ。

「なあ、浅川、一緒に戦わないか?」
彼が言うには扇子は唯一の効果のある武器だというのだ。
実のところ、核すらも効かない宇宙人に対してどうやって戦うのか
思いつかなかった浅川にとって意外ではあったが内心ニヤリとする
内容であった。

「よし、やろう!」
そう答えた浅川はさらに仲間を集める方法を考えていた。
山村がいれば大量の扇子を作ることが出来る。
武器はすでにある。
あとは戦士だ。
戦士さえいれば戦いを仕掛けられる。
その問いに対する山村の答えが帰ってきた。

「とりあえず扇子協会に確認してみよう!」
そうだ、武器を作れる人間は戦う意思を持っている可能性が高い。
ぼくは山村の意見に賛成し、一緒に扇子協会に向かうことにした。

ぼくはタンスの中から古い扇子を探し出すとそれをポケットに入れ、
山村の待つ駅へと向かった。

そして駅に着くと・・・。


  1. 大声が飛び交っていた。
    (この分岐より先「魔王」さんの物語です。)

  2. ちょうど宇宙人に遭遇した。
    (この分岐より先「ドンコしいたけ」さんの物語です。)


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