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♂ムーチョ・ゲメラメン・ストーリア
日時: 2004/02/14 07:18
名前: †書込危険:ビッグZ様のみ

深き伝説の彼方より──浮かび上がるは名も知れぬ…ピー…(自己規制)。“ヤツ”(♂?)はダレか? ナニ(?)が目的か? まさか、…ピー…(自己規制)が目的なのかっ???

ものごっつぅ葬醍(そうだい)なスケールと、永遠なりしナノ二秒の長考の末、熱き漢(おとこ)達の永遠なる期待を受けて、ついに始まった太超編(だいちょうへん)性(さが)、太泳遊(だいえいゆう)ゲメラメン・ドドゲルンバ・ウパコーの奇碌死、いや記録史である。

漢達よっ!! 崇め奉る想いを熱く心にかき抱き、怒濤の本編を刮目して待つがよいっ!!

★この物語は、烏賊なる人物、団体、現象、状況とも、完全に、全く、根拠無しに、無関係です。因みに、120%電波です。ハバ・ナイスディ!
メンテ
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とうとう怪死、いや開始 ( No.1 )
日時: 2003/07/23 05:15
名前: ビックシャーマン/ゲメラちゃん
参照: 惑星“漢”/ゲゲドル宮殿/超広間

「いあっ! いあいあっ!!」

奇怪な踊りが、超広間を様々な影で彩る。中央に面妖な魔法陣、そしてその周囲を延々と踊り狂う裸体の漢達。その赤銅色の肌にてらてらと汗が光り、その顔には恍惚とした表情が浮かぶ。

「…そのモノ、蒼き衣を、ではなかった…何も纏わずに、金色の、いや違った…大理石の床に降り立つべし。失われた大地、いや超次元との絆を結び、再び漢達を私腹の、いや至福の地に導くべし…」

漢達が踊る輪の外側に、矮小な体躯の老人が立っていた。彼こそがビックシャーマン。この惑星最凶にして最悪の漢である。その右手には奇っ怪な杖を堅く握り、左手を眼前垂直に掲げて一心に古代言語の魔導を念仏の様に唱えている。

「来たれっ! 来たれっ! 来たれっ!!!」
「いあーいあーいあーいあーいあー」

漢達の踊りが、一層激しいモノとなる。汗がキラキラと飛び散り、バンバンに透過光が効果として使われている(?)。

「おーおーおーーーあうっあうっ、いあいあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ビクンビクンとその躯をくねくねと震わし、感極まってひときわ高い叫び声を上げる。するとっ!!

『…ゲゲゲゲゲゲゲゲドドドドドドドドゲゲドドゲゲドドゲドゲドゲドゲド…』

普通の人は即死モノの低い雄叫び──いや呪詛の声かもしれないが──が深き深淵の彼方から響いてくる。

「来たれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!!」

全身全霊を込めて叫ぶビッグシャーマン。そして!

『ドゲラァァァァァァン!!!!』

もうもうと黒煙が魔法陣から吹き出してくる。身体全体をくねらして、踊り狂う漢達。目の玉が飛び出さんばかりのビッグシャーマン。

「クゥワッツ!!!!!!!!!」

一瞬で五百人の息の根が止まろうかと思われる様なビッグシャーマンの一喝! すると、ぴたりと黒煙が止まった。

「をぉ…」

魔法陣の中央に、上半身は頸もとに昔の南蛮人風のひだひだを着けただけで、下は提灯パンツと白いタイツに先端がくるりと反ったブーツを履いた漢が立っていた。その超B.U.M.(びるど・あっぷ・まっちょの略)な肉体がびかびかーと輝いている。

「…あなたさまは…」
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」
「をぉっ! まさしくあなた様は…」
「神ぃぃぃ!」

早い! リアクションが早い! 右手の中指を天に突き立てて叫ぶその漢のデックは25か?

「ををぅ」
ひれ伏す漢達。滂沱の感涙を流すビッグシャーマン。

「オウ・マイ・ゴット様。お待ち申し上げておりました。あなた様のご意向を宇宙の彼方までてらてらと光らせる為、是非是非オネガーイ、私どもにお力をお貸し下さりやがれませぃ」

●追記
崇め奉る賛文は遠慮せずとも良いぞぅ!
メンテ
ザ・ゴッド・ゲメラメン登場 ( No.2 )
日時: 2003/07/23 05:16
名前: ビックシャーマン/ゲメラちゃん
参照: 惑星“漢”/ゲゲドル宮殿/超広間

「んんんんっ」

フンム、と宇宙に轟き渡るそのムーチョな筋肉をピクピクさせると、その漢は唸った。いや、唸るだけじゃない。『ギリギリギリ』って歯軋りだってしちゃっていたりする。

「チミィ〜余のおネームを言ってみぃ」

ギラリ、とその双眸が不気味な輝きを放つ。因みに、不自然に白い歯──どこぞの宣伝に踊らされて、フッ素配合か何かの、やたらめったら白くなる歯磨きを使っているのが明々白々だが──ソイツがキラリンと意味無く光る。をぃ、台本に無いことすんなよな!

「ほり、ほりぃ〜言うてみぃ言うてみぃ、言うのじゃァァァァァ」

踊り狂っていた漢達は大理石の床に頭を擦りつけ、ひたすら魔人を鎮める歌──因みにたっぷりと怨念が籠もっていそうだが──を途切れなく歌っている。

「オウ・マイ・ゴット様。あなた様こそ大宇宙の世紀末覇者、帝王、ビッグONE、グレイトォが巻頭句の漢、身長57mで体重550トン、幼少時におねしょ記録500回達成の強者…」
「だからぁ、ナマエを言ってよぉ、うんんんぅ?」
「ゲメラメン・ドドゲルンバ・ウパコー様っ!!」
「ピンポンピンポォンっ!!」

びっと親指を立てる魔人、もとい魔神。(をぃをぃ、何時から魔神になったんだ?)

「そうよぉ、泣く漢も黙るプリチーゴッド、げめらちゃんとはわったしぃのことよぉぅぅぅぅぅぅぅ」

怯まず続けるビッグシャーマン。流石はウィズダム一桁、恐怖などは全く感じない、というか、恐怖を認識する知恵がないのかも知れないが。

「ゴッド・ラ・ゲメラメン様。あなた様の卑小な僕(しもべ)、ビッグシャーマンであるクゥジャにあなた様のお力を可笑しく出され、じゃなかったお貸し下され!」
「あぁぁんっ? なんだってぇ?」

どこぞの嫌味上司の様な、嫌ったらしい口調で問い返す魔神。

「そんなことぉ、許されるとおもってるのかぁ? あぁんっ?」
「し、しかし…」

いきなり袋小路のビッグシャーマン! さて、これからどうなるのか?

●追記
次回を期待しやがれぃ!
メンテ
急転直下ぁ! ( No.3 )
日時: 2003/07/22 00:35
名前: マクシム・強力十三世
参照: 惑星“漢”衛星軌道

『ごんごんごんごんごんごんごんごん』

腹に響く重低音がこれでもか、と鳴り響く。奇っ怪な形状をした超大型人型絶対攻撃要塞艦、『グランド・ドゲラー・ハラショウ・マタンギスト500』が惑星“漢”の衛星軌道に接近して来ているのだ。

要塞艦の舳先には、(なぜかある)碇に片足を掛けた漢が仁王立ちに立ちまくっていた。右目にアイパッチ、左手は鈎爪──極めつけは頭の帽子にジョリーロジャーのマークが眩い。その漢は眼からビームが出るくらいに惑星“漢”を睨み付けていた。

「ククク…ようやく、ようやくこの時が来た…」

低い声で笑うと、唐突に怒鳴り声を上げる。

「ムベンギ!!」
「キャ’プン!」
「ようし、良く志願した」
「へ?」

見事なまでに海賊の手下、という出で立ちの部下A、ムベンギ・ハラスカビッチは敬愛(しているわけがない)自分の一風変わった(逝かれた)キャプテンが、今度はどんな無茶苦茶なことを考えたのか、と恐怖に震える思いだった。

「ムベンギ。あれが見えるか?」
「キャ’プン──あれって?」
「そうだ。我が青春のアル○ディアではなくて、怒濤の弾道兵器『ファイティング・ゴモラ500K』だ」
「なにやら、ごっつー悪い予感がしてきた…」
「フフフ、そうだ。最後の有人弾道兵器だぞ。お前はその栄えある操縦者に選ばれたのだ。心から光栄に思え」
「キャ’プン、またお得意の冗句でしょ? ね、そうでしょ、そうでしょ、そうだと言えよぉぉぉ!!」

ドゲシ、と一発裏拳をムベンギの顔面にぶちかますと、眼を血走らせて唸る。

「最っ高の舞台を用意してやるからな。華々しくお国の為に華と散れぃ! 者ども!!」

わらわらと現れる海賊の手下達。(映画HOOKを想像くだされぃ)

「ムベンギをあの“棺桶”に積みこめぃ」
「らっじゃぁっ!」

あれよあれよという間に、発射態勢が整った。流石、要塞艦!

「キャプテン! 最終弾道兵器、発射準備オキードーキーでっせ!」
「よぅし。レッツゴゥ!」

ぽちっとな、と真っ赤な発射ボタンが押されると、要塞艦の微妙な部分(?)がしずしずと二つに割れる。

『ごごごごごごごごごご』
「総員、対ショック対閃光防御っ!」
「エネルギー充填120%」
「セイフティ解除っ!」

艦首に仁王立ちの漢が腰に下げていたレイピアを引き抜いた。

「はっしゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

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百打撃っ!! ( No.4 )
日時: 2003/09/15 20:04
名前: ビッグシャーマン/ゲメラちゃん
参照: 惑星“漢”/ゲゲドル宮殿/超広間

「むっ?!」

ビッグシャーマンに詰め寄っていたゲメラちゃん(自称十八歳)は神殿の天井を睨んだ。いや、目ビームで天井を突き破ろうとしている訳ではないようだが。

「うふふふ、キタなぁ」

何がキタのかは一切不明だが──確信に満ちた声音のグレート・ゲメラメン“ザ・ゴット”。

「ビッグシャーマンよ! 争っている場合ではないゾヨ。この☆の上に、太古からのにっくき敵が忍び寄ってきておるぅ!!」
「なんと…!」
「ビッグシャーマン。巨●像“だいもんがー・ぐん・ばつだぁ”は動かせるか? あぁ〜ん、お返事はぁ?」
「イェス・マイ・ゴット」

哀しいかな、“神”の威光には無条件で身体が反応してしまうビッグシャーマン。滂沱の涙を流しながら、踵を互いに打ち付けるカッツーンと言う音が神殿に響く。

「そうかっ」

喜色満面、と言った表情のゲメラ神は、一転ビッグシャーマンに向き直って言った。

「いいか、ノリオ。お前は今から“ノリオ”だ! そして、オレ様の事は“オニイサマ”と呼ぶがいい!」
「はぁ???」
「あぁん? お返事はぁ?」
「イエス、オニイサマ」

満足そうに頷くゲメラー・ザ・グレイトゴット。

「欲って、じゃない、良くってよ、ノリオ」

気味の悪い、というよりかは聞いたら即死しそうな声音でゲメラーは言った。ヴィジュアル的にも、瞬殺モノの“麗しい”笑みが浮かんでいる。

「それでは! ゲメラーマシン壱号、弐号の準備、良くって?」
「は、はぃぃぃ〜オニイサマ」
「行くわよっ!!」

やにわに走り出すゲメラメン神。あたふたと、後に続くビックシャーマン改めノリオ。あぁ、これから一体どうなるのだろうか???
メンテ
宇宙激震っ!! ( No.5 )
日時: 2003/09/14 01:05
名前: マクシム・強力十三世
参照: 惑星“漢”衛星軌道

「くっくっくっ…」

再び戻ってグランド・ドゲラー・ハラショウ・マタンギスト500の艦橋。悦に入った表情で、ワイングラスを(何故か)片手に、指揮官席にふんぞり返っていた。(何故か)床に固定されていない指揮官席は、前の足二本が床から離れて浮いており、後ろの足二本で支えている状態だった。

「貴様達の、ゲメラーマシンが未完成であることは、ダブルクロス(注:二重スパイの意味)のシマンパラー10号から入手済みよ」
「キャプテン! 惑星より高熱源体が上昇してきます!」
「狼狽えるなっ! 所詮は未完成兵器である! 本艦に辿り着く前に花と散華するはずだ! テーケンハラショ、本艦の進路を変更。軌道を極周回に変えろ」
「アイアイサー!」

しずしずと、巨艦はその進路を赤道周回から極周回へと変えていく。だが。

「キャプテン! 高熱源体は大気圏を突破。本艦の後を追尾してきます!」
「ファイティング・ゴモラ500Kはどうした!」
「現在、大気圏突入中。相手に到達まで、あと720秒は掛かります」
「くそっ…」

ワイングラスを握りしめるマクシム・強力十三世。

「よぅし。艦首180度回頭。ストロング砲準備!」
「キャプテン! アレを使うんですか?」
「今使わなくていつ使うんだ。用意しろっ!」
「は、はいっ!」

目まぐるしくコンソールを操作するオペレーター達。ゆるゆると回頭していくと、艦首をパックリと開くグランド・ドゲラー・ハラショウ・マタンギスト500。一体、何が起こるというのだ!
メンテ
インターミッション ( No.6 )
日時: 2003/09/20 20:54
名前: 銀河文化センター

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メンテ
発進! 未完の最終兵器?! ( No.7 )
日時: 2003/09/16 05:45
名前: ビッグシャーマン/ゲメラちゃん
参照: ジョフ大公国/宮殿/廊下→大手門前

♪だんだだ〜ん だだだだ〜ん だだだだ〜ん

アレなBGMに乗って発進したゲメラーマシン壱号+弐号。そのコックピットには高笑しっぱなしのゲメラ神と目の玉が飛び出んばかりに前方スクリーンを凝視しているビッグ・シャーマンの姿があった。

「大気圏突破ぁ。このまま、月軌道までいくわよ、ノリオ!」
「ゴット・ゲメランガー様。我らは敵の超絶巨大宇宙空母に特効を、いや特別攻撃を掛けるのではありませんでしょうか?」

どこぞの原作に惑わされて、すっかり目的を忘れ去っているゲメラメンに、諭すようにビッグ・シャーマンが言った。をぅ、何て冷静なんだ、オマエハ!!

「おほぅ、そうでしたわノリオ! それでは、進路変更よくってよ!」

なにが良いのか、能動態と受動態がぐちゃぐちゃになったセリフだが、そこは察しがムフゥなビッグ・シャーマン。のぉぷろぶれむ、いっつおっけいである!

「進路変更ごうご〜うですオニイサマ!」
「接近して、ゲメラービームの一斉済射でしとめるわよ、ノリオ!」

ぐんぐんと、奇怪な巨大母艦に迫る二機のゲメラーマシン。惑星“漢”の命運は、君らのごつい双肩掛かってる!

「あっ、オニイサマ! 相手の要塞艦から高エネジー反応っ!」
「し、しまった! ストロング砲だわ! 回避して、ノリオ!」
「だ、駄目です!! ヒットします〜〜〜〜〜」

『どっぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあんっ!!!!!』

究極のストロング砲を喰らったゲメラーマシンのゲメラメン神改めオニイサマとビッグ・シャーマン改めノリオ。果たして、彼らの命運や如何に!! 次回の更新を刮目して待てぃ!
メンテ
消し去ってくれるわぁっ!! ( No.8 )
日時: 2004/02/14 07:04
名前: マクシム・強力十三世
参照: 惑星“漢”衛星軌道

『よぉ、よい子のみんな。続きを待っててくれたかい? HAHAHA、キミたちの歓声が聞こえるヨ。お待たせしたけどね、さぁ、いよいよ最下位、いや再開さ!』

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「ふわっはっはっはぁ!」

顎が外れんばかりに、大口を開けて高笑するキャプテン・マクシム・強力十三世。

「宇宙の塵となって消し飛んだかぁ、無理もないわ! 真っ正面からストロング砲を食らって、残るものなぞおらぬわ!」

再び、高笑い。それがエンドレスのように思えたのだが…。

「キャプテンっ! 前方の爆雲の中から超高エナジー反応っす!!」
「な、なぁにぃ〜!」

『ドッビューンンンンンンン・・・・・ズゴォォォォンッ!!!!』

激震に見舞われる要塞艦グランド・ドゲラー・ハラショウ・マタンギスト500!

「な、何だ、今のは・・・」
「キャプテン! また来ますっ!」
「か、回避だっ! 面舵一杯っ!!」

如何せん、超々巨大な要塞艦のこと。ゆっくりとしか回頭していかない。

「間に合いませんっ!!」
「ノォォォォォォォッ!!!」

『ドゴォォォォンンンンンンン!!!!!』

派手な爆炎を吹き上げるグランド・ドゲラー・ハラショウ・マタンギスト500。あぁ、果たして運命や如何に!!
メンテ
肉を切らせて骨抜きヨン ( No.9 )
日時: 2004/02/15 19:22
名前: ビッグシャーマン/ゲメラちゃん
参照: 惑星“漢”衛星軌道

「やったわ、ノリオっ! “漢ビーム”、見事に一撃よ!」
「やりましたね、オニイサマ。このまま、漢魂ゲージをMAXに、超硬漢ビームを土手っ腹にぶち込んでやりましょう!」
「まぁ、ノリオ。“ぶち込んで”なんでお下品な言葉を使うなんて、はしたなくてよ」
「あぁ、オニイサマ。ごめんなさいですぅ」

をぃをぃ。いい加減にして欲しいぜよ。ビッグ・シャーマンとゲメラメン神は、この崇高な物語をなんと心得ているのか。どこぞの阿呆作者が入れ込んでいる“ヨ○フ様で逝こう!”の作中話ぢゃ無いんだゾ? あーん? わかってるんかいな??

「オニイサマ、何か怪しい電波が。」
「そのようなモノ、“漢バリアー”でいちころヨ」
「はいは〜い。“漢バリアー”展開っ!」

ゲメラーマシン壱号、弐号の廻りに、フゥンムとばかりにプリプリしたピンクの膜が展開される。

「三鷹、じゃなかった見たか! これが“漢バリアー”ヨっ! 無敵強敵索敵指摘。ロイ○イジークは世界壱っ!」
「オニイサマ、ご機嫌ですね」
「モチロンよぉ、ノリオ。だって、宿敵を倒したんですモノ」
「あ、あの、オニイサマ。どうやら、まだ相手は生きているようですよ」
「なんですってぇっ!」

どうやら、まだまだ続きそうでありまする。いやはや。
メンテ
お国の為に死ねぃ! ( No.10 )
日時: 2004/02/21 08:33
名前: マクシム・強力十三世
参照: 惑星“漢”衛星軌道

「ふぅ。死ぬかと思った」

どんなダメージを受けても生き残る魔法の言葉(?)を口にすると、キャプテン・マクシム・強力十三世は要塞艦グランド・ドゲラー・ハラショウ・マタンギスト500のブリッジの惨状を見渡した。

「くそっ! やってくれたじゃねぇか。おいっ、被害状況を知らせろ」
「バイオリアクター停止。防御シールドは能力25%まで低下。ストロング砲を含む主兵装沈黙。船体への亀裂が発生し、強度大幅低下っ!」

悲鳴の様な報告が相次ぐ。ぐぬぅ〜と腕組みして唸るキャプテン・マクシム・強力十三世。唸るだけじゃ、なんも解決しないんだけどね(笑)。

「…仕方がない。こうなったら、艦を放棄するしかないだろう」
「キャプテンっ!」
「狼狽えるなっ! むざむざとやられてたまるか。相手が接近してきたら、縮○炉を暴走させ、キングストン弁を抜いて艦を自沈させる。相手は、その爆発に巻き込まれて木っ端微塵よっ!」

高笑いをすると、矢継ぎ早に指示を出す。

「よぅし、自沈準備に入れ。相手に気付かれることがないように、反対舷の脱出艇のみを使う!」
「ラジャー!!」

にやりと笑って、ひび割れた前方スクリーンに映る二機のゲメラーマシンを睨め付ける。

「フフフ、勝ったと思うのも今のうちだぞ」
メンテ
そうは問屋が卸しちゃいやよん ( No.11 )
日時: 2004/02/21 08:47
名前: ビッグシャーマン/ゲメラちゃん
参照: 惑星“漢”衛星軌道

「ケェケケケケケケケ」

怪鳥ではない。ゲメラちゃんは快調だった。

「ノリヲゥ(NO-RI-WOWU、と読んでくだされぃ)サイシューヘイキィ、イッキマスヨゥ」

何語だ? と首を傾げまくるような謎言語を放射能光線の様に吐き散らかすゲメラ神。だが、ノリオことビッグ・シャーマンにはきちんと理解されている様だった。恐るべし、ビッグ・シャーマン!!(ここで、キラリンとビッグ・シャーマンの歯が光るシーンを思い浮かべてね〜ん)

「やりまっせん彗星! オニィサマァ!!」

こっちも結局はネジが外れていただけだったのか〜と毒者を納得させながらも、ぶっきみ〜コンビは次なる行動に移っちゃう。辞めてぇ、と懇願しても止まるはずがない。

「よくって、ノリオ! 最大最強最終決着滅殺攻撃技を発動するわ」
「えぇ! あの…アレ…ですか?」
「そをよを〜(SO-WOU-YO-WOと読んでね)。という訳で、ノリオ!! 合体よっ!!!」
「ガギグゲ合体、嬉しいなっ!」

片や目幅の涙を流しながら、片や随喜の涙をピュピューと噴出しながら、二人は合体レバーを引いた!
メンテ
隔月更新??? ( No.12 )
日時: 2004/04/06 18:06
名前: マクシム・強力十三世
参照: 惑星“漢”衛星軌道

「キャ’プン! あ奴ら、合体に入りやしたぜ!」

古文の、いや子分の叫ぶ様な報告がまさに正面スクリーンに展開されている。

「ま、まずいっ! “合体=勝ち逃げヨン”パターンに持ち込もうとしているのか! くそっ! 次週勝ち逃げはさせないぞよっ!」

ナニが何だか判らないが、やたらとエキサイティングしている中年海賊。ヌォォって感じ。

「なにか、なにか手はないのかっ! このままだと自沈する前に爆沈してしまうぞっ!」
「浣○、いや、艦長っ!」
「なんだ? 出席番号666番のババラーノ君!」
「イエッサー!! アブノーマルウェーブ発射機がまだ生きています! アレで攻撃スルと、アレがアレしてアレになって…」
「えぇい! 代名詞で話すのはやめんかい! …う、待てよ。だが、それも良いアイデアかもしらんな。……(暫し施工、いや思考中)……よぅし!! 残った全エナジーをアブノーマルウェーブ発射機に挿入!!」
「がってんでさぁ!」

どくんどくんと、得体の知れない──いや、縮退○からのエナジーなんですけどね──が不気味に光る四つのキノコ、もとい、四つの放射筒に充填されていく。ビンビンビンビ〜ンってメーターが上がるぞ、上がる。

「ふわっはっはっ! 吠え面かくなよぉ!!!!」
メンテ
をぉぅ、連続更新っ! ( No.13 )
日時: 2004/04/06 18:31
名前: ビッグシャーマン/ゲメラちゃん
参照: 惑星“漢”衛星軌道

全てのパネルが発光し、眩い光に包まれるコクピット。表示が、次々に『合体』に変わっていく。座席が回転し、合体したゲメラーマシン二体の胸部に集まっていく。

「合体っ!!!」
「グン・バツ・タァッ!!!」

二人の声がハモると、決めポーズを行う巨大人型最終破滅攻撃(防御無視)兵器がぱーっと光を背に見得を切る。をぉ、涙がちょちょ切れるほどカッチョエェ!!!!

「ノリオ!! 一気に仕掛けるわよ!!」
「判ってますオニイさま! コーチ(誰だそれ?)が創ったこのグン・バツ・タァ、赤子の手を捻るくらい簡単にやられるわよ!!」
「ノリオ、セリフ違うわよ」
「え? あぁ、そうでした。もとい! 簡単に行かないわよ! ですね」

エヘヘ、と笑うビッグ・シャーマン。余りに不気味で脳が沸騰しそうだ。

「オニイさま! 逝きますっ!!」

♪ゴウっとふかして急上昇っとばかりにブーストを掛けると、眼前に巨大戦艦が一気に迫る。そして、そのまま敵艦の舷側に激突する!!

「バツ・タァ・頭突きぃっ!!!」

ズゴォォォンッ!!! という鈍い音が艦体に響くと、メキャッとばかりに側面バルジが凹む。

「もう一撃っ!」
「判ってます!」

一旦敵艦から離れると、再度の頭突きに猛進するっ!!
メンテ
半年振RYIIIIIIIII!! ( No.14 )
日時: 2004/11/23 23:21
名前: マクシム・強力十三世
参照: 惑星“漢”衛星軌道

『ヒジョウケイホウ・ヒジョウケイホウ。サイドウォールハソン。ストラクチャダメージルイセキチュウ』

コンピューターの冷静なアナウンスが艦橋に響く。ずり落ち欠けた座席に戻ると、毅然として叫んだ。

「状況報告っ!」
「ABN放射器に充填継続中!」
「左舷バルジ損傷! 船体(ハル)にダメージが来ています!」
「主機の内、三番四番五番沈黙! 一番二番六番はまだ運転中!」

くそっと呟くと、マクシム強力十三世は艦長席の肘掛けを強く掴んだ。

“もうちょい、もうちょいすればABN放射器が充填される…”

そのもうちょいを、相手が与えてくれそうもなかった。

「キャ’プン! 来ますゼ!!」

ゴゴ〜ンと釣り鐘のように船体が共鳴すると、もの凄い衝撃が突き抜ける。

「中央部陥没っ! ワレ操舵不能っ! ワレ操舵不能っ!!」
メンテ

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