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■NRPS書き込み事例
日時: 2008/06/22 18:56
名前: ×書込制限:NRPS参加者のみ

後学のため、初期の試行錯誤を記録保存。
「見知らぬ空」本編は新規スレッドにて。


★★★ 「見知らぬ空の下で(仮)」 ★★★

■あらすじ(というよりは予告編)

それは、いつともしれぬ時代(とき)、何処(いずこ)とも知れぬ場所。
はたして彼女は何者なのか? なぜここにいるのか?
新たな物語が今、始まる。

このNRPSは、とある時代のグレイホーク世界の、とある場所を舞台にしています。

●マスターより

『えりあど』です。天査氏との酒飲み話から生まれた新企画用のスレッドを立ち上げます。
今回の進行役(マスター)は、天査氏ではなく、私だったりします。
天査氏にはプレイヤーとして参加していただくことに(笑)。参加キャラクターはあの・・・。

他のNRPSと同様の形式で進める予定ですが、多少違うところも出てくるかもしれません。
もし興味を持って参加してみたいと思った人がいらっしゃるようなら、交流ボードかメールにて相談の上、ということで。
どうか気長にお付き合いください。

■注意事項

これは「3i-NRPS」専用です。このスレッドには、このNRPSシリーズに参加している方のみが書き込み出来ます。御了承下さい。
(ここはNRPSの進行に伴って随時更新する予定です。)

[最終更新:上記日付の通り]
メンテ
Page: [1] [2]

CY???-??-1日目-00-02 ( No.2 )
日時: 2008/05/25 08:56
名前: ノエル・ラ・フォーム・ヒラリオン
参照: 森の広場

「ふむ・・・」

軽く嘆息する。時空の何処かに跳ばされる──その事自体、今に始まった事ではないが、こうも唐突なのは過去にも余り経験が無い事だった。

周囲には、特に人影は無い様だった。即ち、先程まで一緒にいたはずの黒の剣聖ディンジルとは引き離された──少なくとも現状では──という事になる。

「まずは他人が居るかどうかを確認するなど・・・些か、わたしも気が緩んでいるのか?」

自嘲気味の笑みが自然に浮かぶ。余り認めたくはないものだが、自分には多少他人を頼る癖が付いてしまっているみたいだった。

「ジョフで安閑と日々を過ごした事の反動か? この機会に、己を鍛え直す必要が有るのかもしれぬな」

己の置かれた現状を考えると、この点はには是非も無い。当面、慎重に周囲を見回して警戒を続けながらも、自分の現在の装備を確認してみた。

■連絡
手持ちの装備を教えて下さい。「通常装備ならば可」とかでしたら、自分でヒラリーの通常装備をリストアップしますが?
メンテ
CY???-??-1日目-00-03 ( No.3 )
日時: 2008/06/08 10:43
名前: DM/えりあど
参照: 森の広場

どうやら、一通りの装備はあるようだった。あたりの様子も、今のところこれと言って異常はない──ように思える。少なくとも、あたりに人影や魔物の類いの姿はない。

気になるのは、いくつかの装備の反応がふだんよりやや鈍いように思えることと、そして──記憶の方だった。そう、記憶がひどく曖昧──というか、遠いのだ。

──ディンジル、ジョフ。・・・あれはいつのことだったのか?

つい先ほどまで、確かに一緒にいたような気もするのに、もうずっと逢っていないような気も──しないでもない。

──いや、ディンジルとは再会できたのだろうか? ・・・本当に。

自分自身の記憶がこうも曖昧になった経験は、たぶんない──ような気がする。
いや、覚えていないだけかもしれないが──。

広場の反対側には、どこかの村人が使っているものだろうか? 小さな炭焼き小屋らしきものが見えた。
あたりを包む闇のせいもあって、あまりはっきりとわからなかったが、かなり傷んでいるようにも思える。

●DMより

>天査さま

さすがに少々説明不足だったようで、混乱させてしまったかもしれません。m(_ _)m
ヒラリーの現状は、『ひどくリアルな夢を見て、目が覚めた直後』のような感じ・・・と言えば、わかっていただけるでしょうか(笑)。当初ヒラリーは、一応ディンジルと再会する前(CY585〜590前後)を想定していたのですが、今となってはどちらでもかまいません(『記憶の混乱』を当初の想定よりも拡大解釈してしまうことにしましたので)。

装備に関しては、ふだん身につけているものに関しては、いつも通り所持しているものと考えていただいて大丈夫です。しかし、いわゆるマジックアイテムの類に関しては、ふだん通りに作用するのか/しているか確信が持てない状態だと考えておいてください。とくに、知性を持つアイテムの類いは、当面、呼びかけなどに対する応答はないということで(笑)。

また、通常のアイテムに関しては、旅の途中で宿屋などに止まり、街の散策に出る時に持っていかないアイテムは手元にないということでお願いします。ジョフ滞在中で考えれば、部屋に置いたまま持ち歩いていないアイテムはない、ということで。

追記:誤字を訂正。最後の行の「痛んで」→「傷んで」
メンテ
CY???-??-1日目-00-04 ( No.4 )
日時: 2008/06/04 06:42
名前: ノエル・ラ・フォーム・ヒラリオン
参照: 森の広場

「装備は、通常通りか・・・」

一部記憶に霞が掛かっている部分もあるが、装備だけに関して言えば、何時も自分が帯びている物は揃っている様だ。

「しかし・・・フォウチューンを帯び、胸甲を身につけ、冒険装備で放り出されるとはな。存外、これを招いた者は気が効いているのかもしらぬ」

フフフ、と何処か愉快そうな笑みを浮かべながら、周囲をゆっくりと見渡してみる。

「選択肢は幾つか有るな・・・」

明快な手がかりは、広場から出る小道か、朽ちかけた炭焼き小屋だった。周囲の雰囲気からは、さほど緊迫した感じは受けていないが、用心に越した事はない。

「フォウチューン」

念の為に、腰に下げた盟友である聖剣に話しかけてみる。だが。

『・・・』

「反応は・・・無しか。流石に、そこまでサービス満点と言う訳でも無かったようだな」

鯉口を切ってみると、抜ける事は抜ける。だが、聖剣自身が黙り(だんまり)では、その他の能力は今のところ使えないと見た方が良いだろう。

「斯様な状況では、セオリー通りに行くしかないだろうな」

苦笑を浮かべながらも、私は周囲に注意深く機を配りながら、朽ちた炭焼き小屋に慎重に近づいた。

■追記
ヒラリーの通常の服装が帯剣+胸甲+マント+幾つかの魔法装備なので、その装備とさせて貰っています。NGの場合は記述文を変えるので、連絡下さい。
メンテ
CY???-??-1日目-00-05 ( No.5 )
日時: 2008/06/15 02:04
名前: DM/えりあど
参照: 森の広場

薄闇の中、彼女は炭焼き小屋にゆっくりと近づく。
目が慣れてくると、小屋の状況が次第にはっきりわかってくる。
どうやら“朽ちた”というのは、あまり正確な表現とは言えなさそうだった。

──この小屋の傷みは、“時”による浸食の結果ではない。

破壊の跡が目立たなかったのは、小屋全体を黒ずんだ煤が覆っていたからだ。
そして、その煤は必ずしもここで行われていた炭焼きだけによるものというわけではなさそうだった。
力任せに破壊され、火をつけられたか、あるいは火が出たのだろう。

明らかに、この小屋は何者かの襲撃を受けて破壊されたのだ──それも、おそらくここ数日の間に。

──しかし、それだけではない。

何かが頭の中で警告を発していた。


●DMより

>天査さま

装備に関しては了解です。とくに問題はありません。
判定を厳密にやるなら正確なデータが必要になってきますが、雰囲気で進めてしまってもかまわないのであれば、そのあたりは適宜対応ということでかまわないかと思っています。ステータスや技能(Proficiency)などに関しても同様です。もしご希望であれば厳密に判定してもかまいませんが(笑)。

追記:最後から2行目の後半を削除しました。
メンテ
CY???-??-1日目-00-06 ( No.6 )
日時: 2008/06/12 22:58
名前: ノエル・ラ・フォーム・ヒラリオン
参照: 森の広場

“焼き討ちか?”

炭化した小屋は、明らかに粗暴な力によって破壊され、焼き払われていた。だが、何故に──この、如何にも平和そうに見えるのは、見掛けだけなのだろうか? 自ずと、小屋に近づく足取りがより慎重になる。

「・・・」

近づくに連れて、奇妙にも思える印象が強くなる。この小屋に、何かが有るのだろうか? 人外のモノでも巣くっているというのだろうか?

“何れにせよ、確かめてみなければ何も始まらないな”

小屋の正面の入口の軸線を避ける様にして、左へと回り込んでみる。同時に、地面に何らかの痕跡が無いかも確かめる。

単独行動の時は、幾つか注意せねばならない事がある。その最たるものは、人事不省など行動不能に陥る事──また、自身を癒す時間の余裕が戦闘中は取れないので、不意打ちによる大きなダメージも禁物だ。

“厭になる程、セオリー通りだな”

油断無く周囲を警戒し、フォウチューンの鯉口を切って即応体制を取りながらも、何処か他人行儀で全てを見ている自分がいた。

■連絡
DMからの書き込みですが、状況描写などはナレーション的な書き込み方でも大丈夫と思います。ヒラリーの感じ方、などはその描写を元に、ヒラリーのセリフや行動に反映させる格好とさせて下さい。
メンテ
CY???-??-1日目-00-07 ( No.7 )
日時: 2008/06/15 02:15
名前: DM/えりあど
参照: 森の広場

これは予想通りというべきだろうか? なかば廃屋と化したその小屋の周辺には、確かに戦いの痕跡とでもいうようなものが残されていた。あたりに生えている草は、あちらこちらで無残に踏み荒らされている。

おそらく、ここで『誰か』が『何か』と戦った。それは間違いない。これだけの痕跡を残しているからには、その片方は、鎧──しかもプレートメイルのような重い金属鎧に身を包んだ戦士か、あるいは騎士だろうと思える。

──だが、その相手は・・・

これだけ激しく剣を交えた痕跡が残っているのだ。常識的に考えれば、当然相手の足跡も残されていて然るべきだった。しかも、相手の身体は、その戦士か騎士より明らかに大きかったはずだ。

にもかかわらず、彼女の眼には、その相手の痕跡を捉えることはできなかった。
むろん、このようなわずかな明かりの下では、調べるにも自ずと限界はあろうが。

──はたして、それだけだろうか?

あるいは、それなりの時間をかけて詳しく調べれば、もう少し何かわかるのかもしれない。
しかし、頭の中の警告は、いまだ鳴り止もうとしていなかった。


●DMより

>天査さま

文章の視点を少しだけ離してみました。キャラクターの視点と被る部分が残っているのは承知しておりますが、完全に第3者的視点にしてしまうと、文章自体が味気ないものになってしまいそうな気がしますので、このくらいでいかがでしょう? これまでの文章も、できるだけヒラリーの感情面には踏み込み過ぎないように注意していたつもりではあるのですが、あまり視点を離すと、こちらの文章力の問題で伝えきれない情報がでてきてしまいそうですし、文章的にも無味乾燥なものになってしまうような気がしますので、どの程度にするのがよいかいろいろ悩んでいます。

いずれ登場人物が増えてくれば、この点はもう少し緩和できるのではないかと思うのですが、もしよろしければ、それまでの間しばらくご容赦いただけませんでしょうか。記憶の混乱やヒラリーに近い視点での描写には、それ以降の仕込み(伏線)のつもりもあったのですが、もしかすると逆効果になってしまっているのかもしれませんね。。。orz 注意致します。また、これに伴い、5の書き込みの一部を修正(削除)致します。

・技能(Proficiency)について
キャラクターが何か行動を行う際に、その行動に役に立ちそうな技能(Proficiency)を修得しており、その技能を用いて行動するような場合、追記として技能名と判定用のダイス値(D20)/成功値を記載しておいてください。成功値がわからない場合は、ダイス値のみでもけっこうです。今回のような場合だと、すぐに思いつく技能は Observation、もしくは Tracking といった技能でしょうか。もちろん、そうした技能がなくてもいろいろ試していただいてけっこうですし、わかることは描写致しますが、技能を修得しており、判定に成功している場合、その描写をもう少し詳しくするつもりです。なお、今回は、とくに Observation、または Tracking を修得/使用しているものとしての描写はしていません。 キャラクターのレベルがそれなりに高いので、多少詳しく描写してはいますが。
メンテ
情景描写連絡 ( No.8 )
日時: 2008/06/17 00:42
名前: 天査

>えりあど

要は、DMが普通に情景描写するレベルでその場の状況を記述してはどうか、ということです。例えば、上記の文章をその前提で書くと:

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

辺りは薄暗く、物事をはっきり見る事は難しい状況だった。

なかば廃屋と化したその小屋の周辺には、確かに戦いの痕跡とでもいうようなものが残されていた。あたりに生えている草は、あちらこちらで無残に踏み荒らされている。

足跡は複数(描写無しなので想定)残されていたが、それは重い鎧を着た騎士が付ける様に、地面に深くくっきりと跡が残っていた。

激しい戦闘の跡であるにも拘わらず、不思議な事に、重い鎧を着た者達以外の足跡は見あたらない。

(DMからの追記として)
頭の中の、警告する様な感じは続いており、強くなってきています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

という様になろうかと。その状況から何を考えて、何を思うかは基本的にはPC次第です。情景描写が難しい場合は形容詞を使用する──即ち、『不思議な』とか『緊迫した』とか『幻想的な』とか、本来はPCが感じ取らなければならないものを、ビジュアルの代用として使用するのはOKと思います。また、通常のセッションで有る様なDMからの示唆は、追記で処理するのが良いかと。

技能に関しては、ヒラリー自身がPaladin Cavalierで、通常の人間の五倍の人生を送っているので、基本的にその手の技能はなんでもできる、でカウントして貰えると助かります。(まともにキャラメークをしている時間もないので)

以上、宜しく!
メンテ
Re:情景描写連絡 ( No.9 )
日時: 2008/06/17 20:56
名前: えりあど

>天査さま

こちらの意図するところがうまく伝わっていないような気がするので、まずは少し説明させてください。そのうえで必要ということであれば、最初から情景描写をやり直して、ヒラリーの書き込みも必要に応じて修正してもらう方がよいかもしれないと思っています。おそらく、文章中のところどころに挟まっている──に始まる何行かが気になったのではないかと思います。もちろん、その部分だけではないかもしれませんが。

まず最初にわかっていただきたいのですが、ヒラリーの気持ちや彼女の置かれた状況の受け取り方は、いわゆる小説ではないNPRSでは、ヒラリー自身にしかわからないということは十分に承知しております。そこにDMが介入するつもりはありません。

No.1とNo.3の書き込みに関しては、『記憶の混乱』という演出をするために、ヒラリー自身にきわめて近い場所まで踏み込んでしまったことは事実です。これは、私の中に事前にネタをばらさずに天査さまや他の読み手の意表をつきたいという思いが多少あって、この『記憶の混乱』をはじめとする初期にヒラリーの置かれた状況について、あまりしっかりと打ち合わせや説明をしないまま今回の企画を始めてしまったためだろうと思っています。この点については反省しております。打ち合わせをする時間が取れるかどうかという問題もありましたが、結果的に混乱を招いてしまったようです。

しかし、No.5とNo.7の書き込みのは、No.1とNo.3のそれとは多少異なります。ネタバレ的な説明になってしまいますが、こちらはヒラリーの視点で書いたものではなく、文章の書き手である私自身がその場にいてこの状況を見ていたとしたら、そのように受け取るであろう視点で書いたもので、小説などで俗にいうところの“作者の視点”というやつです。この視点をヒラリーに近い位置に残してあるのは、現在のところ登場人物が彼女一人しかおらず、第三者である読み手にとっては唯一の登場人物で物語の主役でもあるヒラリーに、ある程度感情移入して文章を読んでほしいと思ったからです。

一部被っている部分はあるかもしれませんが、これはヒラリーの心理描写というわけではなく、第三者の読み手がそう受け取るであろう(言い換えれば、そう受け取ってほしいと書き手が思っている)視点といった方がよいと思います。多少混同するような文章にしてあるのは、No.1やNo.3の書き込みからの視点の転換に、文章的な違和感を出さないようにするためです。


もう一つ、情景描写についてですが、No.8の書き込みでの天査さまの状況描写は、こちらがそのように解釈してほしいと意図した通りのほぼ正確な状況です。こちらの書いた文章がそのように解釈してもらえるなら、文章表現については、その時の書き手の置いた視点の位置にあわせて多少の演出を加えたとしても、それはDMとしての演出の範疇で差し障りは出ないだろうと思ったのですが、わかりにくかったでしょうか?

これは私の文章力の問題だと思いますが、シナリオモジュールに書かれているような状況描写のための説明調の文章にDMからの追記で補足するという形式は、事実を羅列するだけの味気ない文章になってしまうことが多く、わかりやすくなるとは思いますが、プレイヤーだけでなく、第三者の読み手の興味を引くように物語を演出するという面から考えると、いくぶん文章的な物足りなさが残ってしまうような気がしています。

今回の企画の目的の一つは、「文章を書くためのリハビリをする」ということなので、できればあまり説明的な文章にはしたくないという気持ちがあります。このようなやり方ではいけませんか? それとも、NRPSの文章は、第三者の読み手のことは考えずに、文章的なおもしろさを求めたり、物語的な演出はしないようにして、説明調の文章を用いて事実と状況を端的に描写するべきでしょうか? あまりそのようには考えていなかったのですが、もしその方がよいということであれば、今のうちに最初から描写をやり直しておく方がよいかもしれないと思っています。急ぎませんが、ご意見をお聞かせください。


技能(Proficiency)については了解しました。とはいうものの『なんでもできる』というのは少々行き過ぎかと思いますので、そのあたりは状況に応じて適宜対応するということでご容赦を。「おそらく彼女なら、そのような技能を持っていて然るべきだろう」と思える描写をしていただければ、そのように対応するということでいかがでしょうか。技能(Proficiency)に限らず、特殊な能力(Special Ability)や装備品(Equipment)などについても同様ですが、RSP的な言い方をすれば「詳細がわかってきたら」補足をお願い致します。

とりいそぎ。
メンテ
問題となる点は・・・ ( No.10 )
日時: 2008/06/18 00:41
名前: 天査

>えりあど

貴殿の意図する所は理解しました。要は、解決すべき点は唯一、DMサイドからの書き方でキャラクター(=ヒラリー)の行動に方向付けをされてしまう点だけです。

例を挙げます。「記憶が混乱している」と言う点一つにとっても、そのキャラクターならではの反応、行動があります。その点の表現に、書き込みNo.1、3のみならず、他の書き込みでもずれが生じてしまっています。

また、「はたして、そうだろうか?」とヒラリーが疑問に思う行動を取る描写がNo.7にあります。しかしながら、これはキャラクター、即ちそのプレイヤーがそのキャラクターに「そう思わせる様にし向けなければ」、そのような行動にならないものです。

NRPSは、どうしても情景描写を文章で表現する必要があるので、幾つかの点で説明臭くなる場合が出てきます。しかし、形容詞や修飾語、DMからの示唆など、普通のセッションで使えない手法が使える利点もあります。これを旨く活用して、このNRPSを物語ってみて下さい。

スキルの点は了解しました。要は、普通の寿命のPCとは違う、と言う事です。
メンテ
Re:問題となる点は・・・ ( No.11 )
日時: 2008/06/18 21:24
名前: えりあど

問題となっている点は理解致しました。
対処方法はいくつか考えていますが、その前に少しだけ補足説明を。

No.7の

──はたして、それだけだろうか?

の部分ですが、これは必ずしもヒラリーが感じた疑問(心理描写)として描写したわけではありません。この部分はまさに“作者の視点”であり、、第三者の読み手がそう受け取るであろう(読み手にそう受け取ってほしいと書き手が思っている)視点の部分です。

もちろん、ヒラリーが同じ疑問を感じたとしてもかまいませんし、逆に、彼女はそのような疑問を感じなかったとしてもかまわないと思っています。なぜなら、彼女がそれを疑問に思うなら思うなりの、思わないなら思わないなりの理由があるはずだからです。あくまで、疑問を感じてほしいのは文章の読み手であって、ヒラリー自身というわけではありません。これは、No.5やNo.7のもう一つの──を使って描写した部分の解釈についても同様です。

──を使ったのは、その部分の描写を読み手に強調したかったからで、それ以上の意味はありません。“”を使う約束になっているキャラクターの心理描写とは異なるものです。

No.1とNo.3については、『記憶の混乱』という状況を伝えるために、ヒラリーにも同じ疑問を感じてほしいと思って描写してしまったのは事実なので、これが混乱に拍車をかけてしまったのだと思います。こちらもヒラリーに状況を伝えるための描写であると同時に、読み手に状況を伝えるための描写ではあったのですが、今にして思うとまぎらわしい表現になってしまっているように思います。申し訳ありません。

DMからの状況描写は、あくまで判断材料に過ぎず、それをどのように解釈するかは、キャラクター自身の判断に委ねられるべきものだという点については、私もそのように考えております。DMの状況描写の文章表現に関わらず、キャラクターはその状況を自らの視点で解釈し、自らの判断で行動していただいてかまわないと考えておりますので、その点についてはそのようにご承知ください。

もしこれまでに、こちらの状況描写の文章が原因になってキャラクターの判断に影響を与えてしまった部分があれば、それはこちらの意図するところではありませんので、遡って修正してくださるようお願い致します。その場合、必要に応じてこちらの描写も修正致します。もちろん、その修正によって、以降のキャラクターの判断や行動が変わるようであれば、そちらにも対応致します。お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

もう一つ思いつく対処方法は、No.1から「記憶の混乱」に関する描写をすべて削除してしまい、ちょっとした「記憶の混乱」があるという前提で、No.2以降のヒラリーの書き込みを対応していただくという方法ですが、この場合、事前にもう少し詳しい説明が必要になってくるかと思いますので、それをどのように行うかが問題になってくるのではないかと思っています。時間に余裕のある時でけっこうですので、ご意見をお聞かせください。

また、──に始まる強調という表現方法は使わない方がまぎらわしくならなくていいとの意見があるようなら、何か別の表記に変更したいと思っているのですが、今のところ同様のニュアンスを伝えられるうまい表記方法が見つからずに悩んでいます。

寿命の件(というか、それに伴う様々な経験をしている件)については承知いたしました。
メンテ
それでは・・・ ( No.12 )
日時: 2008/06/19 04:25
名前: 天査

>えりあど

委細了解。要は「誰が思っているか」「誰が行動しているか」等の、「誰」に立脚した能動的な書き込みに気を付けて貰えればOKです。

今後ですが、新しいスレッドを立てて、再スタートしましょう。このスレッドは、後学の為に「NRPS書き込み事例」とでもしてキープしておきましょう。
メンテ
Re:それでは・・・ ( No.13 )
日時: 2008/06/21 07:08
名前: えりあど

了解致しました。ただ文章上の視点については、物語に登場していない書き手(DM)の視点であることを文章上で明言するわけにはいかないこともありますので、見かけ上登場人物の視点を借りたような形の描写になることがあるという点はご容赦いただければ幸いです。

主語を省いているのは、「誰が」の部分を明確にしないことによって読み手に錯覚を起こさせ、文章上の違和感を感じさせないことを目的にしている面があります。意図的に主語を省くことによって登場人物の視点を借りて書き手が状況を描写することがあると解釈していただければ多少わかりやすいかと思います。

もちろん、このように書き手(DM)が登場人物の視点を借りて語っているような場合でも、その状況をどう受け取るかの判断は、そのキャラクター自身に委ねられるべきものであると考えている点については変わりありません。あくまで視点を借りているだけであって、その視点そのもので語ることはしないようにできる限り注意して描写致します。


さて、今後についてですが、スレを立て直して再スタートする件については承知致しました。やり直す際に、No.1の書き込みを修正した方がよいかもしれないので、少々検討の時間をいただきたく。

また、すでにネタバレを気にして説明を省く必要もなくなりましたので、『記憶の混乱』について先に少々補足説明をしておこうと思っております。もし疑問点などがあれば、よろしければこのままここを利用して打ち合わせをしてしまうということでいかがでしょう。


ヒラリーの『記憶の混乱』については、私自身が正確には把握していないグレイホーク・アナザーの世界設定とこの物語の設定との間に修復不能な矛盾が生じることを避けるために、この事件の前後に、ヒラリーがいつの時代の何処にいたかを追求できないようにするための用意した状況設定です。

もちろん、この『記憶の混乱』を彼女がどう思うかは彼女自身が判断すべきことですし、物語の中で彼女が『記憶の混乱』の原因やなぜここにいるのかetc.を追求することを妨げるものではありません(その手段が簡単に見つかるかどうかは別の問題ですが)。こちらがDMとして用意したのは、あくまで『記憶の混乱』という初期状況のみだと考えていただいてけっこうです。

この『記憶の混乱』は必ずしもヒラリー自身の能力を制限するものではありませんが、これに伴って制限されている能力があるかもしれませんし、逆に本来使えないはずの能力が使えるようになっているというようなことがあるかもしれません。このあたりも、私が正確には把握していないヒラリーのキャラクター設定との間に深刻な矛盾が生じることを避けるための想定だと考えてください。

物語のスタート段階でのヒラリーの『記憶の混乱』は、以下のようなものを想定していますので、描写の際に参考にしてくださるようお願い致します。

物語の始まりの時点(森の中の広場にいる時点)では、彼女は今がいつでそこがどこなのかをわかっていませんし、自分がいつの自分なのかも判然としていません。しかし、どうやら一つ一つの記憶は失われたわけではなく、あまり明確ではないかもしれませんが、自分の中に残っているようです。ただ、その一つ一つがいつの記憶なのかという点については、自分にもあまりはっきりとわかりません。とはいえ、おそらく知人にあった時に知人であるとわからないことはないでしょうし、知っている場所に行った時にそれがどこだかわからないということもないだろうと考えていただいてけっこうです。

簡単に言えば、この『記憶の混乱』は、ヒラリーがヒラリー自身であることを妨げるものでは一切ありません。しかし、何かを記憶に頼って判断することは、ある種の不確定要因を含む可能性が生じるものと考えていただければよろしいかと。かなり漠然とした説明で申し訳ないのですが、だいたいの感じはおわかりいただけるでしょうか? もし何か疑問点や要望などがあれば、遠慮なくご質問ください。
メンテ
再考下さい。 ( No.14 )
日時: 2008/06/21 07:55
名前: 天査

>えりあど

「見かけ上登場人物の視点を借りたような形の描写」が、一番の問題点です。この点を巡って、色々と話した訳です。この点をクリアにしなければ、新スレッドを立てても、同じ問題で再びストップしてしまします。

要は、「自分(PC)が思わない、考えない、行わない」行動の描写を、自分が行動する前にされてしまうと、その行動や考え方を取らない場合のPCの行動とDMが書き込んだ描写が乖離してします。仮に「誰が」を省いても、場面に登場しているのがPCだけな場合、PCの行動描写となるでしょう。この「乖離」が、NRPSに書き込んでいて非常に引っ掛かり、続きが書け無くなった原因です。

現実のセッションであれば別ですが、NRPSではPCかNPC以外の書き込み(言動描写)は、情景描写しか行えません。意図している点は理解しますが、実セッションとの違いも理解頂き度。

「記憶の混乱」ですが、ヒラリーは特にディンジルとの関係が深く、何時の時期のディンジルから離れてきたかで、言動が大きく異なります。従い、「共に戦っていたワーデン時代」か「ディンジルが闇側に落ちた後」か「イスの街から救い出した後」か、三時代の何処に当たるかを決めて下さい。これがうやむやでは、これ以上のプレイは無理です。因みに、これまでの書き込みは「イス救出後、ジョフ解放後」を想定してヒラリーをプレイしていました。「ワーデン時代」や「暗黒時代」とは、自ずとロールプレイが異なりますので、その点も決める前に一考下さい。
メンテ
Re:再考下さい。 ( No.15 )
日時: 2008/06/21 08:04
名前: えりあど

了解致しました。どうしても無理ということであれば、そのような描写を避けることができるかどうか描写方法を検討してみますので、少し時間をください。

ヒラリーの件については、とくにどの時代のヒラリーを追求してみたいというようなご希望がないのであれば、不確定要因の一番少なそうなこれまでの設定通りの「イス救出後、ジョフ解放後」ということでけっこうです。
メンテ
状況描写について ( No.16 )
日時: 2008/06/21 20:26
名前: えりあど

たぶんキャラクターが複数いる時は、NPCの視点を通して語ることもできるので、さほど問題はおきないのではないかと思いますので、問題になってくるのは、PCが単独でいる際の状況描写ということになってくると思います。

おそらくPCの視点を通しての描写がすべてNGということではないとは思うのですが、どこまでが許容範囲内の描写で、どこからが許容範囲外(NG)の描写であるかを把握できないと、私自身がDMとして状況を描写することができませんので、続けるためにはその境界の把握が必要だと思います。お手数をおかけしますが、この点についてお聞かせください。

例をあげます。たとえば以下のような描写をした場合、これは許容範囲内でしょうか? それとも、この時点ですでにNGになるのでしょうか?

 〜Prologue〜

 星々に彩られた夜空の下。
 緑豊かな木々に囲まれた森の中を一陣の夜風が吹き抜けていく。
 風に揺れる木々のざわめきが耳に届く。
 そこは木々に囲まれたあまり大きくない広場の片隅だった。
 おそらく季節は夏。だが、夜の空気はさほど暑さを感じさせはしない。

 しかし、あたりの空気には奇妙な違和感があった。
 何が違うのかはわからなかったが、確かに何かが違っていた。
 >
 あたりを見回すと、広場から続く小道が一つ。
 木々が生い茂る森の中へと消えていた。


最初に書いたNo.1の描写から>の部分にある4行を削除したものです。最初の意図としては、削除した4行も含めて、No,1の描写は、基本的に彼女が目を開いた時に最初に見えたり感じたりした周囲の状況を説明した描写です。

削除した4行

 ──ここはどこだ?
 記憶が混乱していた。
 ──なぜ私はこんなところにいる?
 そんな疑問が浮かんだが、答えは見つからなかった。

のうち「記憶が混乱していた」を除く3行は、かなりダイレクトに彼女の感じた思いをそのものとして描写してしまっているので、このような描写はNGだと言われれば、なんとなくその理由はわかります。

ただ、この描写についても、スタート段階の前提条件として、そのように認識しておいてほしい情報なので、このような描写が一切できないとすると、必要な情報が伝えられなくなってしまい、この段階で彼女はそのように思わないと言われてしまうと、どう対応すればよいのかわからなくなってしまいます。
たとえば、この削除した部分を以下のように置き換えることで、描写は許容範囲になるでしょうか?

 彼女(ヒラリー)には、そこがどこだかわからなかった。
 いや、それだけではない。自分なぜここにいるのかさえはっきりわかっていなかった。
 どうやら、記憶が混乱しているようだった。

これは文章を描写する際の視点を彼女自身から第三者的位置にまで少し遠ざけていますが、彼女の感じた内容そのものは大筋では元のものと変えていません。このように描写する視点を彼女自身から変更することによって描写の許容範囲はある程度広がるのでしょうか?

また、残した部分のうちの3行

 おそらく季節は夏。だが、夜の空気はさほど暑さを感じさせはしない。
 しかし、あたりの空気には奇妙な違和感があった。
 何が違うのかはわからなかったが、確かに何かが違っていた。

の描写も、その時に彼女の気づいたことや感じたこと、思ったことになってしまうものと思いますが、このような描写もNGになってしまうのでしょうか? これもNGになってしまうとすると、本当に説明文しか書けなくなってしまうので、非常につらいです。これらをDMからの追記として別の部分に書かなくてはいけないということになると、書き手として読み手に伝えたい微妙なニュアンスの大半が伝わらなくなる可能性が多分に出てくるので、それは避けたいところです。

お手数をおかけしますが、時間に余裕のある時でけっこうですので、見解をお聞かせください。
メンテ
基本線は・・・ ( No.17 )
日時: 2008/06/22 07:03
名前: 天査

気を付けるポイントを「誰がその書き込みを出来るか?」と言う点に絞れば、自ずと区別されます。

また、DMサイドからの示唆は「DMからの連絡」手段を用いれば良いでしょう。

下記を参考にしてみて下さい。同様な状況で、グランが単独行動しています。このレベルが目安になります。

∈◆[CY591]遙かなる望郷の地へ(分岐1)書き込み105〜121
メンテ
Re: 基本線は・・・ ( No.18 )
日時: 2008/06/22 18:14
名前: えりあど

お手数をかけてしまい、申し訳ありませんでした。グラン殿の単独行のシーンは参考になりました。当たり前の話ですが、結局のところ問題になってくるのは、私自身の文章構成力なのだろうと思います。どうやら私の場合、キャラクターの視点で描写する際は、かなり注意して描写する必要がありそうです。油断すると気づかないうちに許容範囲から踏み出してしまうことがありそうです。慣れの問題もあるのだろうとは思いますが。もし気になる部分があった時には違和感を感じた時点で指摘してください。

わかっているつもりでしたが、新しいことを始めるにはパワーがいるということを改めて思い知らされています。orz
メンテ
ゆるゆる試してみましょう ( No.19 )
日時: 2008/06/22 18:21
名前: 天査

初めてDMをする事にも等しいので、最初の試行錯誤は有るでしょう。私も、そのままストリーを流さずに、何感じたらすぐに連絡する様にします。

それでは、心機一転、新しいスレッドを立てて、再スタートしましょう。尚、このスレッドは、「NRPSプレイ事例」とタイトル変更して、残して於いて下さい。
メンテ
Re: ■NRPS書き込み事例 ( No.20 )
日時: 2008/06/22 18:55
名前: えりあど

承知致しました。とりあえずタイトル変更のみ一足先に。
メンテ
一時保管「見知らぬ空の下で」 ( No.21 )
日時: 2008/07/05 15:46
名前: 天査

幸い、装備だけに関して言えば、何時も自分が帯びている物は揃っている様だ。

「しかし・・・フォウチューンを帯び、胸甲を身につけ、冒険装備で放り出されるとはな。存外、これを招いた者は気が効いているのかもしらぬ。」

 フフフ、と軽く笑ってみると、念の為に、腰に下げた盟友である聖剣に話しかけてみた。

「フォウチューン」
『・・・』
「反応は・・・無しか。流石に、そこまでサービス満点と言う訳でも無かったようだな。」

 フォウチューンの鯉口を切ってみると、抜ける事は抜ける。だが、聖剣自身が黙り(だんまり)では、その他の能力は今のところ使えないと見た方が良いだろう。

「斯様な状況では、セオリー通りに行くしかないだろうな」

 そう思い、周囲を細かく観察しながら、立ち上がると小道に向かって慎重に歩き始めた。

■追記
 DMの書き込みに合わせて、こちらも以前の文章を少し修正してみました。また、書き込み事例でOKになっている状況も、描写に反映させてもらいました。
メンテ

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