看板娘の気まぐれ談話室

◆ 1999年  8月25日の 成長しちゃった一コマ ◆

渚ちゃん 渚   「もうすぐ、夏休みも終わりだね……」
つららちゃん つらら 「この時期は、ちょっと複雑な気持ちなの。
 学校の友達にも早く会いたいし、
 でも、夏休みもまだ続いて欲しい……って。
 やりたいこと、したいこと、いっぱい いっぱい あるんだもんっ」
早苗ちゃん 早苗 「もしかして……、
 ……つららちゃん、宿題、まだ終わってないの?」
つららちゃん つらら 「ひ、ひどぉいっ。もう終わったようっ!
 大変だったけど、7月中に終わらせちゃったもん……」
早苗ちゃん 早苗 「ご、ごめんね……。
 なんか、いっぱい宿題が出たって聞いてたから……。
 でも、スゴイね。7月中に終わらせちゃうなんて」
つららちゃん つらら 「ん……えへへ、まぁ、ちょっとね。……いろいろと……うん」
渚ちゃん 渚   「……ん?
 なんかあったの?
 あ……、もしかして、夏の予定はデートでいっぱい、とか……?」
つららちゃん つらら 「え、えっ!……ち、違うようっ。そ、そんな人いないもん。
 
 ……あのね、あの……その……」
早苗ちゃん 早苗 「うん?」
つららちゃん つらら 「……あのね、私ね……、今まで あんまり家の手伝いとかしてなくて……
 でも、その……渚ちゃん達 見てたらね……
 なんか、巫女さんもいいなぁって思うようになって……
 それでね……
 
 これからはもっと……家の手伝いをするようにしようかな……って。
 だから、今年の夏は……」
早苗ちゃん 早苗 「早めに宿題終わらせて、家の手伝いをしてたんだ……?」
つららちゃん つらら 「で、でも、まだ、みんなの真似事に過ぎないんだけど……
 やっぱり……何かしたいなぁって……えへへ……」
渚ちゃん 渚   「真似事なんて、そんなことないよっ!
 こういうのって、何かを実行することが大事だと思う。
 だから、これからも いっしょに頑張ろ?」
つららちゃん つらら 「う、うんっ。 ありがとっ。」
早苗ちゃん 早苗 「じゃぁ、今度、つららちゃんが神社のお手伝いしてるトコ、
 渚ちゃんといっしょに見に行こうかな?」
つららちゃん つらら 「えっ! は、恥ずかしいから来なくていいよぉ……」



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