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早苗 |
「あれ、渚ちゃん……、 それ、なぁに?」
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渚 |
「あ、これは……、ふふっ、ちょっとね……
こどもの日は過ぎちゃったけど、安かったから……」
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早苗 |
「……なになに、なに? あ、かしわ餅だ〜。
ここのお店のお菓子って、なんでも美味しいんだよねっ!」
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渚 |
「ふふっ、なんか もう、常連さんになっちゃった。
美味しいから、ついつい買っちゃうんだよね。
……あ、それじゃ、お茶いれてくるから、一緒に食べよ?
ちょっと待っててね」
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早苗 |
「あ、うん。
(……今日は つららちゃん来ないのかな、
せっかく、美味しそうな かしわ餅なのに……)」
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つらら |
「こんにちはっ!!
わー♪ 美味しそうっ!! 嬉しいなぁ〜っ♪」
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早苗 |
「つららちゃんっ!? あれ、なんで、どうして?」
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つらら |
「学校の帰りに、渚ちゃんに会ったの。
そしたら、かしわ餅買ったからおいでーって 誘ってくれたの♪
バッタリ会うなんて、スゴイよね。運命を感じるよねっ!」
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早苗 |
「運命……って、渚ちゃんに? それとも……かしわ餅……」
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つらら |
「え〜っ」
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