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渚 |
「今年の夏は、なんだか夏らしくないね…」
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早苗 |
「うん… 雨ばっかりだよ。
晴れた日も、確かに暑いといえば暑いんだけど、
カラッとした暑さとかないよね」
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つらら |
「かき氷を美味しく食べたい私としては、
この暑さはなんかいやだよ」
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渚 |
「…でも、食べてるの?」
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つらら |
「そ、そりゃ…食べるよ。 夏だもん…」
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早苗 |
「ところで、みんなは
かき氷に何をかけるのが好き?」
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つらら |
「イチゴ!
なんて言っても、氷イチゴが最高だよっ。
口の中に染み渡る甘い味が… もうっ!」
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渚 |
「私は、宇治金時かな。
あんこと混ぜて食べるのがたまらないよ〜」
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つらら |
「……早苗ちゃんは?」
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早苗 |
「私はね、ミルク」
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つらら |
「え、ミルク?
……ミルクって、あのミルク?」
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早苗 |
「うん、ミルク…
ちょっと甘いミルクなんだけど…
お、美味しいんだよ…?」
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渚 |
「早苗ちゃんは、イチゴミルクとか抹茶ミルクじゃなくて、
純粋にミルクなんだよ。
メニューになかったりするから、
店員さんに聞かないといけないんだけどね」
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つらら |
「ふ〜ん…
……練乳じゃなくて?」
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早苗 |
「違うよ、ミルクだよ〜」
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