〜 日曜日、渚ちゃんの部屋にて 〜
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つらら |
「♪はしら〜の〜キズ〜はおととし〜の〜…♪」
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渚 |
「……ん? つららちゃん、ご機嫌だね〜」
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早苗 |
「なんて言ったってゴールデンウィークだし、
この、たくさんのかしわ餅を見たら嬉しくなっちゃうよね」
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つらら |
「…ん〜。えへへー。……幸せだよぉ〜♪」
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渚 |
「かしわ餅、美味しいよね。私も好き……」
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早苗 |
「渚ちゃんは、あんこ使ってるお菓子が好きだよね。
すっごく美味しそうに食べるから 見てる方も楽しくなっちゃうよ」
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渚 |
「えっ。や、やだ……、そんなに見ないでよ〜」
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つらら |
「…………。
ねぇ、渚ちゃん、渚ちゃん。……かしわ餅……1つあまったよ」
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渚 |
「え。……あ……」
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つらら |
「…………」
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早苗 |
「なんか、二人とも 固まってるよ……。
……かしわ餅、狙ってるの……?」
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渚 |
「……えっ。 あ、ううん。つららちゃん、食べてイイよ」
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つらら |
「ううんっ。……私、いつもごちそうになってるから。
渚ちゃん、食べてっ」
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渚 |
「で、でも……あの…………えっと……」
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早苗 |
「渚ちゃん、ほら、ね。……食べて」
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渚 |
「……う、うん。……あの……い、いいかな……」
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つらら |
「うんっ。 ……やっぱり、食べたいものを いっぱい食べた方が 楽しいよぉ」
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早苗 |
「………………。
つららちゃんが言うと、説得力あるよね〜」
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つらら |
「え〜っ」
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