第5回 湘南国際マラソン完走記

2011.1.23.Sun. AM9:00 Start.
Net Time : 4:18:35 (offical time)

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 行って来ました、第5回湘南国際マラソン。
 自分が始めてフルを走った第3回大会以来、ずっと参加している大会です。

 結果は、手元時計で自己ベストの4時間18分25秒。
 昨年よりタイムを40分短縮し、サブ4.5達成。やっと
「マラソンしている」
 らしいタイムを出す事が出来ました。

 というか、今回はタイムより「一度も止まらず歩かず走り通せた」事が嬉しい。
 しかも、タイム的には後半に落ち込みが無い理想の走りを出来ました。
 これも、失意の10月タートル(ハーフ)からの鍛錬が成せた技かな、と思っています。

 いやー、しかし、嬉しい!!!


 さて、今回も恒例の小田原前泊。泊まるホテルも一緒。
 夕食は最後のカーボロードのためにおにぎり。翌朝のために、ミスドでドーナツと、
 ケンタのビスケットを購入しておいた。9時就寝で4時半起き。

 夜半にトイレで起きた時に、激しい立ち眩みを起こす。こんなの初めて。
 そんなに体調が悪いわけではないのだが…緊張しているのか?前途多難だ…。

 予定通り4時半起床。着替えて6時小田原発の送迎バスに乗り込む。
 大会も段々運営がこなれて来た。無料の送迎バスはありがたいが、やりすぎでは?とも思う。
 こちらで7時前に会場入り。まだ荷物預かりもあいていない。段取りが微妙やな…。

 しばらく待って、8時に荷物を預けたが、預かり所が大混雑で終わったら25分。
 結局、スタートまで時間が無いことに。まぁ、これも大きな大会故だろう。
 トイレに行ったらもう40分で、慌てて整列へと向かう。そしたら、ここで大混乱。
 列が動き出したのが50分で、挙句「スタートラインへ急いでください!」。
 おいおい、それはないだろう(汗 結局、走ることに。どういうこっちゃ…。

 バタバタしつつも、5分前にスタートに並ぶ。待ち時間が5分なのは良い。
 いろいろな事をごちゃごちゃ考えずに済む。あとは走るだけだ…。
 しかし、スタートラインが微妙に昨年とズレていて、若干距離感が合わない気が。
 たった5分でもこんな事を考えてしまうのだから、長いと思考が混乱するよね。

 でも、9時に無事スタート。
 ただ、スタートロスは昨年より多くて、大体10分程度。
 自分がラインを通ったのは9時10分前。さぁ、今回も42キロの旅路がスタート!

 今回の作戦は…特になし。
 10月初戦のハーフで2時間6分の自己ワーストを出した事、6kgの体重増加、
 12月の10k連戦も46分台がベストで、2年前よりタイムが2分も悪い事から、
 過度な期待は出来ない。とにかく、同じラップを刻んで、どこまで走りを引っ張れるか、
 それだけを考える事にした。2年前は30km、昨年は34kmで足が止まっている。
 これをどれだけ遅らせられるか…頑張りたいところだ。


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 さて、(改めて)スタート!

 どれだけのペースで入っていけるか…いや、いくか、だな。
 意図的に足取りを遅くする。心境的に、今年は失敗は許されない。
 今年ダメだったら、もう永遠にダメだろう、ってぐらい調子も良いからだ。
 入りの感覚として、昨年は「速い!」という感覚があったが、
 今回は逆に「遅い」だ…キロ7分ペースか?でもいい、このペースで行こう。

 05k:31分。
 あれ?予想より大分速い。7分では遅いが、6分ペースでは潰れる恐れがある。
 意識的にスローダウンを心がけるが、なんとなく気持ちよく走れている。
 手前の給水では、MUSASHIのニーを摂取した。乳酸の蓄積を抑えられたら…と、願う。
 気持ちよさを優先するとロクな事が無いのだが、序盤を走っているときは、
 ペースダウンも中々難しいものだ。リズムを崩すのは怖いし、少しでも貯金は欲しいのが人情…。

 10k手前で猫ひろし、谷川真理さんとすれ違う。二人とも大人気だ。

 10k:1時間02分。
 ペース変わらず。いいのだろうか…と思いつつ、無心で走る。昨年はここで、
 確か1時間05分だったから、昨年より速い。難所の相模大橋下り(橋は登って降りる)は、
 ピッチを上げて足に負担がかからないようにした。給水では、メダリスト(BCAA)と、
 カーボショッツを1本でエネルギー補給。朝食が少ない分、補給を多めに。
 とにかく、乳酸蓄積とエネルギー切れだけは避けなくてはならない。

 15k:1時間32分。
 ペースが下がるどころか上がっている。昨年は1時間35分だったはず。
 ここらから疲労感がでてくるが、まだいけそう。ただ、左右の膝に違和感が出始める。
 膝に痛みが出るともうそこでレースは諦める必要がある。痛みにならないように、
 祈りながら歩を進める。ここでもメダリストを摂取し、今後は定期的に、
 塩サプリとクエン酸飴を舐めながら走ることにする。頭から水を被ったら、
 滴る水がしょっぱかった…寒いながらも、予想外に汗をかいているようだ。

 反対側に25k地点が見える。自分がここに来る時、どんな状態なんだろうか?
 そんなことを考える。ちゃんと走れているだろうか?心配ばかりだが、今回は、
 ウエアも靴もサプリも出来る限りのことはした。行けるとこまでは行かねばな!

 20k:2時間03分。
 18kで折り返し。江ノ島水族館前である。ポーチの中のmp3プレイヤーには、
 万が一歩いた時の勇気付けのために、江ノ島縁のコメットさん楽曲をいれておいたが、
 まだ手を出す必要はないようだ。しかしこのペース、10月タートルと同様。
 ハーフと同じペースで走って大丈夫なのか?心配が頭を駆け巡る。
 でも、今回の余力は今までとは違うと信じることしか出来ない。
 ペースも決して落ちていないし、落ちる兆候も無い。このまま押し通す気になる。
 21kの給水ではニーとカーボショッツを。

 箱根駅伝のコースと合流するあたりまで戻る。大体23k地点か。
 2年前はここから違和感が強くなり始めた。イヤなぐらい鮮明にリフレインする。
 そのイヤな思いを払拭するために鍛錬を続けてきた。今日はまだ大丈夫だ。
 同じペースで行く。周囲は段々とペースが下がり、歩く人も出てきた。

 25k:2時間35分。
 良いペース。2年前には、もうここでペースダウンをしていた。一昨年の壁は越えた。
 自分にとっての第一関門を突破だ。

 そして、28k地点の坂も無事走りきった。足に疲労感はまだ無い。奇跡に近い。
 一昨年はここから歩きが始まったが、今年は振り切るように走り抜けた。良い調子だ。
 しかし、周りはそうでもないようで、大分歩きの人が増え、その他殆どの人がスローダウン中。
 自分を追い抜いていく人は殆ど居ない。今までと逆のパターンだ。良いぞ。

 29k地点の給水でメダリストとショッツを取り、気合を入れる。
 ここからは難所、相模大橋の長い登りだ。昨年はさすがにこののぼりは歩いた。
 普通に走っていてもツライ勾配で、周りは殆ど歩きになっているが…自分は走れてる!
 まだ大丈夫か!?凄いぞ俺!と思わず思う。段々無我の境地になってきた。
 多少、呼吸が荒くなってきた感覚はある。だが、まだいけるという自信もある!
 マラソンは、もうダメかな?と想った時点で、実は「もうダメ」な事が多い。
 というか、自分で「もうダメ」に持ち込んでしまう。だから、まだ行ける、
 そういう思考であることは大切なのだ。そんな自分に勇気付けられる。

 30k:3時間05分。
 ずっとイーブンペースを保っている。その一方で、段々と太ももに乳酸が蓄積し、
 筋肉痛の症状が出始めてきて、足を前に出すのに苦痛を感じるように…。
 だが、30kも走っているのだ、そんなの当たり前だろうと自分に言い聞かす。
 どこの誰が、30k走って平気なのだ?んなワケないだろう、と叱咤する。
 歩きたい気持ちもあるが、ここで歩いたら二度と走り出せない気がする。
 今はとにかく走れるところまで走って距離を稼いでおきたい。

 ここでやっと、ゴールタイムを意識する。このまま行けば、サブ4.5はいける。

 33km地点は、箱根駅伝の平塚中継所。大丈夫、まだ走れている。
 というか、あと10kmを切った。この後、西湘バイパス入るが、ここは勾配が多い。
 万が一もある…と気合を入れる。でも、インター入り口の急勾配もペースを落とさずに、
 走り抜ける事が出来た。難所をテキパキと処理できている。いいぞいいぞ。

 ここで改めて気付いたのだが、ここまできてイニシャルのペースを保つのは珍しいようで、
 周囲殆どの人を自分は追い抜かしているようだ。疾走する感覚が気持ち良い。
 でも、追い抜かすには蛇行する必要があり、これが少しばかり大変だった…。
 しかし、そんなことは些細な事だ。走れている、ちゃんと走れている。
 そしてなぜか、ここら辺では、あさぽんもマラソンをすればいい、
 そうすればチキンハートから脱却できるぜ!弱い自分と向き合えるからな!なんてことを、
 淡々と考えていたりした。42kと対峙するのだ、自分が弱くなって当たり前。
 それとどう向き合っていくかというのは、精神の鍛錬になる。なっている。

 34kからの舞台、西湘バイパスは高速道路故、視界が開けており遠くまで見渡せる。
 過去2回は歩いたために、そんな視界が変わっていかないことが辛かった。
 でも、今回はあっという間に視界が変わる。それに驚く。走るというのは、
 こんなにも凄いことなのか!?

 35km:3時間36分。
 少し遅れ始めたか?といっても、1分程度の話。まだいける。この1分は、
 給水所での給水時間だろう。誤差の範囲内だ、気にしない事にする。
 しかし、走っているときは気付かないのだが、給水でスピードを落とすと、
 足の親指に激痛が走るではないか。どうやら、また足の親指のつめが破壊されたようだ。
 痛い…というか激痛だが、走ると麻痺するのか痛みが遠のく。こうなったら、
 あと少し、逝けるとこまで逝ってしまうしかあるまい。太もももつらいが、
 歩くのは屈辱だし、歩き始めるのはいつでもできる。気力の持つうちは走っていたい。

 大会Tシャツの裏ではないが、後悔は一生付きまとうが、我慢はすぐそこのゴールまでだ。
 我慢できるものは我慢しちまえばいい。サラリーマンには得意技なんだよ!我慢は!!

 37k地点。あと5k、皇居1周だ。長かったようで短いような。
 というか、今回はまだ走れている!しかも、相当のスピードで!良いぞ自分!

 39k地点第二折り返し。最後の給水で、ニーを摂取。足は痛い。すげー痛い。
 だが、ココまで来たら、そんなこと言っている場合じゃないだろう。誤魔化すために、
 mp3プレイヤーを出して音楽を聞くことも考えたが、それを準備するために、
 スピードダウンするのもバカらしく思えてきた。このスピードで走り抜ける!

 40k:4時間06分。
 ペースは変わっていない!大丈夫だ!あと2kは殆ど下りだしスパートも利く。
 万が一歩いてもサブ4.5は行けるだろう。ただ、油断は禁物だし、実際に、
 このあたりで倒れこんでいる人も多い。一寸先は闇、甘えがバッドエンドに繋がる。
 ココに来て、タイムではなく「走り続ける自分」との勝負になってきた。
 頑張らねば!!だが、気合が入っている時点で、肉体を精神が凌駕している。
 このまま、精神力だけで引っ張ってやろう!

 41k地点はスタートゴール会場前を通る。会場アナウンスで、安田美紗子が、
 サブ4を達成したことを伝えている。くそー、悔しいぜ。でも、自分も頑張ってる!

 残り700mでスパート開始。
 身悶えながら速度を上げる。実際に上がっているかは分からないが、
 とにかく力を振り絞る。最後の200mは、異常な上り坂で苦しいが、
 ゴールを見ようと集まっている方の声援も凄い。その声援が力になる。
 思わず「帰ってきたぞー!」と声を張り上げると大きな声援が飛ぶ。
 ありがとうありがとう!!

 そして…

 42.195k:4時間18分25秒(正式は35秒)

 ゴール!!!やった!!!やったぞーっ!!!!

 
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 さて、一日あけました。
 いつもは苦しんでいる筋肉痛も大したこと無くて、ひどい状態なのは、
 爪中血腫という、爪と皮膚の間に血マメができるという症状だけです。
 まぁ、これもそのうち直るでしょう(直ってくれないと困る。
 爪、剥さないと…いけなくなるし…そんなグロいのイヤン)

 今回は、ちゃんと実力を出せれた、いい走りができたと思っています。
 充実感は大きいです。


 今回良かったのは、タイムではなくて、いい走りができたことです。
 一定のペースを守り、それを最後まで貫き通せたことが良かった。
 それは、自分との戦いを制したことになるからです。

 自分との戦い、という表現をしましたが、これは3年越しの課題でした。
 3年前、まいにゃんこと永井真衣さんの言葉が持つ力を実証する、と、
 フルマラソンに参戦するも、不甲斐ない成績…。昨年はサブ5も、
 恒常的に走っている人間が自慢できるようなタイムではなく、なんというか、
 情けなさばかりが先行するフルマラソン遍歴。今年はハーフの状態も悪く、
 精神力の弱さばかりが先行する状態になっていました。

 しかし、ここ大一番で、やっと、それを拭い去ることが出来た。
 精神力で肉体の限界を超えることが、やっと出来たんですよ…嬉しい!
 こういうのは、もう、タイムは二の次意外の何者でもありません。

 いやー、本当に嬉しいです。

 でも、ここで立ち止まる訳にはいかんですね。
 よりよいタイムで、そしてもしくは、より精神力が必要な距離へ。
 進んでいかねばなりませんね。がんばるぞーっ!


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 最後に、この日のウェアリング等を。

 ・シューズ:ニューバランス MR967(この大会用に、ほぼ新品)
 ・ウェア上:第3回湘南国際マラソン 参加賞Tシャツ(目立つように)
       コンプレッションアンダー+ファイントラックノースリーブ
 ・ウェア下:CW−Xプロモデル(アメリカから輸入したもの)
 ・サプリ等:電熱サプリ多数、メダリスト数個、ムサシNi数個、クエン酸飴多数
       カーボショッツワイルドビーン数個、パワーバランスアップル数個

 

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