まゆさわライブ
-まゆさわプレゼンツ☆7ヶ月ぶりってご存知ですか-

 こちらは、恵比寿Live Gateで行われた「下田麻美」のデビューライブレポです。
 あさぽん伝説の第一歩…彼女は、ここからどのように歩んで行くのでしょうか?

[Phase01 -宴直後-]
[Phase02 -宴の夜-]
[Phase03 -ライブレポート-]
[Phase04 -大反省会-]

ライブの模様は、Phase03で。ジャンプはこちらです。


[Phase01 -宴直後-]

 行って来ました!…凄かったわぁ…良かったわぁ…!!

 で、恒例の(爆
 

 …俺はいいから、あさぽんの名前、もっと大きく書いてくれよぅ、もー!


[Phase02 -宴の夜-]

”夜が明けたら走り出そうと 祭りのあとで眠そうにキミ
 急ぐつもりはないけど 待っているあいだにたぶんキミ
 眠ってしまうかもしれない…

 だから 夜明けを待つよりも 今 小さな朝日を見せたいね
 夜の朝日を見せたいね キミが今すぐ走れるように

 夜がふけて 朝がきて その大きな光の中で もう 次の世界が見えてるように”

 −Iku Oyamada, "Yoru No Asahi", Blue Peter vol.2, page 193, 1983−

 Blue Peterとは、日本語で「出航旗」。船長の合図で、出航時に掲げる旗のこと。
 今日この日の想いが、あさぽんの中で出航旗となれば、こんなに嬉しい事はありません。

 アイドルマスターという作品に出会い、若林さん、そして下田さんという方々と、
 空間を共有できる機会をいただけた事に、今日は心の底から感謝したい。
 そして、彼女達があの空間を作り上げるべく費やした努力に、敬意を表したいと思います。
 本当に、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 詳細なレポートは、明日以降にアップさせていただきます。
(今回は、そのために会社休みます(爆)

 
[Phase03 -ライブレポート-]


 渋谷着10時。東急東横店にて、あさぽんと神宛のプレゼントを模索。
 いつもなら、春らしいお菓子が出てくる時期なのに、今はホワイトデー前ってことで、
 あまり俺の意識したようなお菓子が無い…。希望は、桜っぽい和菓子なのだが…無い!
 狙ったものが無い、というのはこうも悲しい事なのかー…と、テンションダウン。
 いきなり失意のどん底へ落とされ、ショックのまま定番の某G社のチョコを購入。
 ちょっとシャレ気を出してプラチナコレクションを選んで見た…喜んでくれるといいな。

 10時半、某氏と合流。平氏とは出会ってから10年近いし、
 俺の数々の暴挙に付き合ってきたお方だが、一緒にイベントに行くのは初めて。
 というか、彼は、こういう系統のライブには初参加なのである。
 しかし、その割には俺から色々聞かされているから、知識だけは沢山ある。
 まぁ、それが一般的な知識ではないのも否定出来ないのだが…というのも…
「あれ、今日は花、贈らないんですか?」
 第一声からそれかよ!
「あー…今日はチョコにしてみた…。ベタすぎてちょっとイヤなんだけど」
 食べ物は贈らないというポリシーを曲げた切なさを微妙に表現してみたり。
「代わりに、花、贈ってよ。さぁ、花、買え!」
「いや、まだ僕はそう言う領域にありませんから」
「なにぃ!どういう領域だ!?」
 なんていつもながらの会話を交わしながら、まずは下見を兼ねて会場へ。
 まぁ、整理番号があるから、並んでると言う事はないだろうて。
 それでも会場に行くのは、ちょっとした理由があったり。それは後述。

 で、10時45分、会場着。
 ちょっと入り口まで行ってみよう…と入り口まで行って、自分の花がある事を確認(笑
 そう、今回もTORICOに引き続き、スタンド花を贈呈したのですよ〜。
 白々しく平氏と会話してたけど、実は仕込んであったのですな(笑
「お、ちゃんとあるじゃん」
「!ちゃんと花、贈ってるんじゃないですか!」
「まーねー(爆)10時までに届けろ、って注文しておいたのよ(笑」
 またやっちまったゼ!でも、この花見てあさぽんが、おおーっ、って思ってくれたら、
 それはそれで嬉しいじゃないですか。こういう些細な事が、彼女の背中が押せたらってね。
 しかし、図らずとも黄色ベースでよかった…これでこそ、あさぽんらしくて良いじゃない!
 他にスタンド花は無いし、目立ってるのもいいね!
 これで、あさぽんを知らない人も
「ん!?下田麻美って、人気あるじゃん!」
 ってことに!…なったらいいなぁ、と願いつつ。

 とりあえず、花が確認出来たので、開場までしばし休もうと恵比寿駅前まで。
 ここで、平氏が俺に触発されたのか
「私も花を買おうと思います」
 とか言い出したので、花屋経由で花束注文の上、お茶して休む。
 今回は、開場から開演まで短くて良い、とかライブハウスは一体感があっていい、
 なんてダベりながら時間を消費し、いよいよ時間となったところで、
 花束を受け取った上で会場へ戻る。しかし、こうやって休んでいる間にも、
 出演者は必死でリハってるんだろうな…なんて思う。
 その努力に、我々は最大のエネルギーを注ぐ事で応えねばなぁ。

 11時45分、整列開始。比較的前の方での入場が可能な番号でラッキー。
 これなら、出演者の表情が分かる距離で見れそうで、ふふっ、とか思う。
 今回はチャキチャキ整列も出来てていいね、なんて話をしながら列にいたのだが、
 巨大な花束を持っている平氏は、それこそちょくちょく
「ここって何番ぐらいですか?」
 と聞かれていた…。どうにも、花束って持っていると目立つよね。
 しかし、ホント良く聞かれていて、その度に丁寧に答えるから、妙に忙しそうだ(笑

 12時、入場開始。
 入場は意外とスムーズ。入場時にプレゼントを渡し、ドリンク代を払う。
 プレゼントは、ちゃんと贈る人別に分別して置く場所があったのだが、
 置いたとたんにスタッフから
「これ、誰から贈られたか伝えた方がいいですか?お名前は?」
 と言われて、ビックリする。カプセルんときといい、良く名前聞かれるな…
「いや、いいっすよ、モノが本人に届けば」
「えっ!いいんですか!?」
「ハイ」
 まぁ、中にカード入れてあるし…ね。

 で、会場入り。入り口では、まゆさわさん2人がお出迎え。
 おお、これは素晴らしい…!一言、今日はよろしくです、と言ってから、
 ステージ前に。3列目、ステージに向かって左側に位置を確保。
 とりあえずほっとして振り返ると、まゆさわさん2人は敬虔にお客をお出迎え中。
 もう、この段階で、「このライブは成功するな…!」と確信できるほどの、
 その配慮っぷり。もう、この2人はこの段階で尊敬の対象になりました、素晴らしい!
 立派すぎる!あさぽんも、若いうちからこんな良い方々に接する事が出来てるというのは、
 本当に恵まれていると思うから、よき先輩から色々吸収して欲しいね!
 後輩の義務とは、先輩を敬い、学び取り、そして超えていく事だと思うから。

 開演まで10分、段々と客席も人で埋まってくる。
 ただ…スタンディングなだけに難点もあって、今回も例外ではなく、やっぱりなぜか、
 自分の位置がどんどん後ろになっていく…まぁ、スタンディングの醍醐味だな(苦笑
 しかし、ちょうど後ろにいた方は、この前の方に紛れ込んで行く人の事を
「慣れているという名のズルだよね」
 なんて話をしていたが、まぁ、その通りだとは思う。
 ただ、ここらへんはモラルの問題になってくるから、いつもながら本当に難しい。
 人の振り見て我が振りなおせ、ってコトかな。精進せねばなぁ。

 いよいよ開演。
 まずはまゆさわさん2人でのパフォーマンス。
 改めて、この2人は、色々な事が分かってて素晴らしい…!

 MCの後、いよいよ参加者によるライブステージ。まずは、我等があさぽん。
 まゆさわさんから「下田麻美さんです!」の掛け声に、感無量なる俺。
 って、俺が感無量になるのも?なのだが、そういう気分だったのだよ、うん。
 そして、一息置いて、上座から駆け込んでくるあさぽんに、盛大な
あぁーさぁーぽぉーーーん!!!
 コール!おお、あさぽんもココまで支持されているじゃないか!素晴らしい!
 この声に、またも感無量になる俺。って、だから、なんで俺が…(苦笑

 歌った曲とかは他のレビューページにお任せするとして、
 あさぽんステージを総評しますと
素晴らしい
 の一言。努力とか頑張り以上のモノが、出せていたと思います。
 板稽古とかの経験は、こう言うところで生きてくるものですね。
 堂々とした歌いっぷりと、MC捌きは安心して見てられましたしね。
 本当に始めてのライブステージか?と疑ってしまう程の出来でした。
 衣装も可愛らしく、正直欠点が見えなかったステージでした。
 こういう若い才能に出会えた事は、本当に嬉しいですね。

 ただ、最後の曲の前のMCで
「私(の曲)といえば?」
 の掛け声に、皆が「え?ポジティブ?エージェント?どっち!?」
 と悩み、コールが無かったのは愛嬌(笑)。いや、だって、あさぽんといえば、
 とかちちゅくちて、だもんねぇ。
 ちなみに、今回のあさぽんMCのベスト台詞は
『今日も下田麻美です!』」(笑
 今日、なんだ(笑)

 続けては、神こと若林直美さん。というか、なおみってぃーというか源三?
 あさぽん最後の曲を、デュエットする形でステージ交代。
 これも、神のモノマネアビリティがあるからこそできる技でしたな(笑
 しかし、神はそれだけではない!MBFでは、これまたゲームと同じダンスを披露!
 さらには、音♪劇場のテーマソング「光の意味」も披露したりして、
>「音♪劇場を単発のイベントにするのはもったいない」
 というコメントに対する溜飲を下げてくれました。俺的に、ちょっと感動。
 もちろん、俺の中でのベストアイマスソングである「魔法をかけて!」では、
 記憶が無いぐらいはっちゃけちゃいましたヨ(笑)まほかけサイコー!
 そして、今回の神MCのベスト台詞は
『もー、私もxx歳なもんですからー、ねぇ…』
 あう、言ってもうた(爆

 そして、中島沙樹さんと有島モユさん。
 中島さんはMCベスト台詞として
『大丈夫ですかね、私?何かすごくアウェーな感じが漂ってるんですけど…』
 いやいや、そんな事は有りませんぞ!盛り上がってるじゃないですか!
 それに、新曲を披露する際には、盛り上がりどころを、面白おかしく
 レクチャーするあたりも、素晴らしい配慮が行き届いていてGJ!
 有島さんは、ゆめりあからモネの曲を歌ったりして、今日が妙に765な日、
 という事を印象付けてくれましたな〜。

 ステージも終わりに近づき、5名にプレゼントがあたる抽選会を経て、
 トリはもちろん、まゆさわさんお二人!曲名は、まゆさわディーゼル
 いやー…、こ、これが…素晴らしかった!もう、凄いわ!
 この1曲で、ライブを〆る(占める)コトができるお二人に脱帽。
 自分達が作り上げた空間に、自信が無いと出来ない事だったと思います。
 その自信と、それを裏付けている過去の努力・経験に乾杯です!

 で、最後は、出演者のお見送り付きでの退場となりました。

 こちらは、ライブ終了後、ドリンクチケットを生ビールに引き換えて…。
 このとき、ちょうど後ろにいた人に、平氏が、
「私達始めてだったので、コールとか参考にさせてもらいました」
 とか話かけられていて、俺は大爆笑。平氏も初参加だったんだが、
 確かに、かなり盛り上がりを見せていましたな〜!
 というか、俺より盛り上がってたのは間違い無いし。
「いや、かわぴーさんだって、あさぽんと神んときは尋常じゃなかったですよ」
 そんなこたぁ〜百も承知(笑

 ビールを貰って早速飲み干してから、出口へ急ぐ。というのも、時間がヤバい。
「多分、もう出ないと、出口の挨拶が打ち切られるゼ」
「え?そうなんですか?」
「掃きが尋常じゃなく遅いし、人が流れて無い。次があるからさ、
 出るなら今すぐ出ないと、多分がっくりすることになる」
 と、平氏を促して出口へ移動。並んでるんだか並んで無いのか分からないが、
 とにかく出口にたどり着く。すると、やっぱり時間的に迫ってきたのか、
 スタッフが、なるべく急いでくださいねという声をかけ始める。
 む、読み通り(笑)

 で、中島さんの所では握手をしつつ
「がんばってくださいね」
 の一言。隣では、平氏があさぽんと話しつつ
「花束ありがとう」
 と言われていて、心の中で、よかったねぇ〜ふふっ、と思ったり。
 で、いよいよ俺、あさぽんの番。っても、話込むのはマズイから、
「お疲れ様、最高だったよ〜!」
 と。なんと、俺の事覚えて下さっていたようで、それはなにより。
 たった2回しかまだ顔あわせていないのに、そういう所もすごいねあさぽん。
 人の顔をおぼえるってのは、とっても重要な能力だから、大切にネ。
 で、続けて
「花贈ったから」
 って言ったら
「あっ、ステージ上のですか?」
 ちがーう。
「いや、入り口にあるヨ」
「え!見て無いです!」
 こらーっ、スタッフ!(苦笑)
 その場で鑑賞を促すも…って、これはちょっと強引スギだったかも(汗)これは反省。
 ちょっと困らせてしまったかな、と思いつつ、会話の〆に。
ブログに写真アップしてもいいですか?」
「全然オッケー!」
 そんなやりとりを交わし、では、と。

 最後は神ですな…と、思ったら、ぎゃー!すげー並んでる…!
 後ろでは、スタッフが、はよせーはよせーと連呼し始めて…あわわ。
 しょうがないので、平氏と目配せして神は諦める事に。
 平氏は、ここらへんの事情をすんなり理解してくれるキレの良いお方。
 二人して、さっと出口に足を運んだ次第。このとき、神が?って顔をしたので、
 一言だけ声をかけて、でわでわ〜と足早に二人とも撤収した次第。

 いやー…しかし、良かったわぁ。今回のライブは、アイマス声優二人もそうだけど、
 それ以外の方の歌もすごく楽しめた、素晴らしいライブでした。
 いやね、思うんだけど、曲知らないと楽しめないライブなんて、変じゃない?
 そういう意味では、このライブは知らない曲ばかりだったけど、すごく楽しかった。
 もう、これこそが、どれだけライブの完成度が高かったかを証明していると思います。

 で、昼飯を食っていなかった我ら二人、渋谷まで出てラーメンを食し…というか、
 おいらはとりあえず酒を補充して、まずは軽くライブの余韻に浸ったり。
 そして、程よく酔っ払ったところで、会場近くまで戻って、どんな感じになっているか確認。
 すると、まゆさわさん2人が、最後のお見送りをしているところで、
 にぎゃ、こんな時間まで退場してたのかー…とビックリ。こりゃ、お二人も大変。
 でも、微妙に疲れていそうで、それでも充実感にあふれた二人の顔を、
 遠くから眺めていると、なんだか最敬礼をしたくなるほどの感情が込み上げてきましたヨ。

 その後は、また渋谷まで戻ってグダグダと呑み。
 4/1に思いを馳せつつ、今日の思い出に浸りつつ、酒を呑む。
 これほど感慨に耽り、充実したイベント後は、7/23の1st Anniv. Live以来!
 そ、それほどに良かった、今回のライブでした。

 ライブの総評(総論)は、また後日。


[Phase04 -大反省会-]


"The most basic question in ethics is,"Do you have an obligation to leave
the world a littele better than you found it, or can you simply take what you
want now, an let other people worry about making up for any shotfall after on?"
-LaRune Tone Hosmer, "The Ethics of MANAGEMENT", forth edition, page 122, 2002-

 懺悔じみたお話となるが、自戒の意味も込めて…ご容赦いただきたい。
 今回のライブにおいて、どうしょうもなく悔いが残るのは、最後のお別れの所である。

 あのように、出演者と一言交わしながら…という粋な演出を逆手に取り、
 やりたい放題やってしまった…というか、結果としてそうなってしまった…というのは、
 もう、ステージのこちら側の人間全員が恥じなくてはならない事ではないか。

 最後の最後、会場まで戻り遠巻きに見ていた我々二人が思っていた事は、
 こんなんでは、次回からはこのお見送りも無くなってしまうだろうな、
 むしろ、無くならざるを得ないだろうな、ということである。
 今、欲望にかまけて好き放題やってしまったが為に、将来得られるであろうモノを、
 見事に失ってしまったかもしれないな、と感じたわけである。我々ファンの倫理観が
 試された状況下で、見事なまでに常識はずれな事をしでかしたわけだ、我々は。

 難しい話で…色々考えさせられる。まさに、Hosmer先生の指摘する通りではないか。

 自分でも悔しいのだが、あの場所ではあさぽんの魅力が大きい故、
 A.I.E.Nのイベントのときには出来た、「時間が無いんだろうから、挨拶だけして去る」
 という事が出来なかった。自己の快楽の為だけの会話はしない、
 という定言命法を遵守できなった自分が居たワケである…なんとも情けない話ではないか。

 基本的に自分は功利主義者で、その時々の行為は、将来的にコミュニティに最大限の
 効用をもたらす様に、という事を第一に考えてはいるのだが、そこに至るために
 自己が行うべき行為はある程度の自己犠牲もやむを得ず、それはつまり、
 自己レベルでの起想は自己の欲求に従うことは許容してはらなぬという、
 むしろカント的自律概念に近い所に考えがあるから、今回の事は、正直、自分では
 納得しがたいとモノとなっており、反省すべき点は非常に多いと考えている次第。

 俺的大名作アニメ、あぃまぃみぃストロベリーエッグの英語版第三話で、
 天和ひびき先生は、こんな事を言っている。
 "You just take advantages of her generousty..."
 訳すとすると「彼女の優しさに付け込んで…っ!」。そう、我々は今回、
 彼女達のやさしさに付け込むという最低の事をしてしまったのかもしれない…。
 "You are so young, but so heartless!"…まさにその通りである…。

 この失態を挽回できる機会があればいいのだが…。我々に課された宿題は…重い。


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