765エンジェル版『キャッツ』キャスティング表

グリザベラ天海春香
(如月千早)
オールドデュトロノミー
バストファージョーンズ
高木社長
ジェリーロラム
=グリドルボーン
秋月律子 ガス=グロールタイガープロデューサー
ジェニエドッツ音無小鳥マンカストラップ萩原雪歩
ランペルティーザ三浦あずさラム・タム・タガー水瀬伊織
シラバブ
(ジェミマ)
高槻やよいミストフェリーズ秋月律子
ヴィクトリア如月千早
(天海春香)
マンゴジェリー菊池真
スキンブルシャンクス星井美希
マキャヴィティ双海亜美真美

☆その他のキャストは、その他候補生による



■グリザベラ=天海春香(如月千早)
 アイドルマスター、真のヒロインは、舞台をCATSに移しても健在です。
 とはいえ、765エンジェルのリーダーでありながら、箱版リリース以来、
 その座を美希に蹂躙され気味な春香が、自らの境遇をグリザに重ねるかのように
 名曲「メモリー」を歌い上げ、アケ版からのファンの涙を誘います。
 ただし、その歌唱力故、公演によっては千早が当役柄を担当する事も有り、
 その場合は春香はヴィクトリア役へとスイッチ、幼少時代のクラシックバレエ経験を活かし、
 華麗な踊りを披露します。

「私がヒロインになっちゃえばいいじゃない!」という暴言の元、
 かなり強引にこの役を射止めたと専らの噂ではありますが、その因果か、
 残念な事に千早グリザのほうが評判が良く、また、春香ヴィクも人気は高い様子。
 でも、春香はトコトン主役にこだわる様子で、当初、ヴィクへのスイッチは
「絶対イヤです♪」
 と拒否し続けていたとの事。周囲からは「黒すぎる…」との声も絶えないようです。

■オールド・デュトロノミー=高木順一朗
 ジェリクルキャッツの長老役は、その美声を惜しまれつつ芸能界を引退、
 現在は765プロの社長として後進の育成に注力している高木順一朗が復帰の上、
 ステージに降臨しています。その響き渡る声は、全ての観客を魅了してやみません。

 彼の名台詞である
「仲良き事は美しき事かな」
 は、このステージでも健在。舞踏会へと集う猫たちにこの言葉をかけるシーンで、
 客席から湧き上がる爆笑はご愛嬌です。一方で、ダンスの最中の、
「それはいいな!ドンドンやってくれたまえ!」
 という掛け声による爆笑は、踊り手からは集中力が途切れるという事で不評な様子。
 ただし、この掛け声が無ければ765プロ版じゃない…!という観客も多く、
 実際、全キャストの中で、当役はダントツで上位の人気を誇ります。

■マンカストラップ=萩原雪歩
 ジェリクルキャッツのリーダーにして守護者であるマンカス役は、萩原雪歩。
 女性らしい奥ゆかしさが魅力の彼女が、大胆にも一族を束ねるリーダー役に大抜擢。
 当初、意外性故に賛否両論ありましたが、現在はそのギャップを楽しむファンも多いとか。
 弱弱しく、また、お願いするかのように猫を統べるマンカスは面白いの一言です。

 実のところ、最後まで配役が決まらないマンカス役でしたが、タガー役の水瀬伊織に
「もう、マンカスなんて誰でもいいわよ。雪歩、アンタやりなさいよ」
 と軽く言い放たれた事により決定したというのは、秘密中の秘密。
 雪歩は、あんな中間管理職みたいな役はいやですぅー…と抵抗を試みるも、
 皆に無視された末、配役が決定に至りました。

 ちなみに彼女、プレミア公演時に極度の緊張故、歌い出しの
「♪生まれたのか 闇の中に」
 を見事に間違え、
「♪生まれたのか の中に」
 と歌い上げてしまい、客席から盛大なツッコミが入ったという逸話が。
 以後、この歌詞は「雪歩ver.」と呼ばれるようになり、彼女にとっては不本意ながら、
 765プロ版ではこの歌詞で歌われることになりました。