いよいよ、最後。
トリを務めます、めぐの番がやってきました…。
泣いている場合じゃないね…と呟きながら、自席を立ち、演台に向かいます。
森先生?と尋ねると、森センは上手奥に置かれたホワイトボードの元へ行き『仕事』を。
めぐの発表資料が貼られたそれを反転させると…そこには…。
岡田「では…はい。めぐが歌う曲は『なごり雪』です」
!!
来た…なごり雪!
この曲、実は俺的に、父兄の学院生に対するテーマ曲だと思っている曲で、
いつか校長がアカペラで学院生に歌ってくれないかなぁ…と言っていた曲だったりするわけで…。
しかも、これをそう思ったのは、めぐが中1の夏に書いたブログ『
さくら学院の夏!』に想起されてで、
それ故に、まさか、めぐがこれを持ってくるとは…!!と、驚愕の選択でした…。
これは…(俺的に)凄い事になりそうだぞ…。
ホワイトボードには、なごり雪、しかも2番の歌詞を書いた模造紙と、
さらめぐの写真を散りばめた、軌跡を描く模造紙。これは…見ただけでエモーショナルですね…。
岡田「この曲、もともと知ってはいたんですけど…2番の歌詞を改めて見て、
今の自分の気持ちに重なって…」
と、選曲理由を語ります。そしてここで…にこっと笑うと
岡田「…父兄さん?
めぐが颯良の話をすると期待してましたw?」
笑いながら、策士岡田の顔を覗かせますw
さらめぐ父兄の中には、それを期待してた人も多いのかな?
ふふふ、と笑いながら
岡田「…いつも言いたくて…でも!…恥ずかしくって…。」
そんな話を今日はしたいと思います、と。…エモいね。
岡田「颯良とは同期ですが、事務所に入ったのも、さくらに入ったのも一緒の『同期』です」
語り始めます。
今はめぐの事を『めぐ』と呼びますが、出会った頃は
岡田「茨城訛で『めぐみ↑ちゃん』と呼んでいました」
会場笑w六代目もちょっと困ったように笑っています。
岡田「実は、さくらのオーディションを受ける時も、本当は受ける人同士で連絡取っちゃいけないんですけど、
こっそり、課題曲、何にした!?とか連絡を取り合っていました(苦笑」
…ぶっちゃけたw
しかし、めぐはこういう、スレスレでセーフな話題のチョイスが上手いね…。
これは才能なのだろうし、これ故に小悪魔感が出るのだろうなぁ(笑
話はさくらに入ってからへ。
岡田「(さくらに入ってからも)先輩に馴染めている颯良が羨ましくて、颯良より前に
でなくちゃ、とずっと思っていました」
…そうだったのね。
でもまぁ、正直、愛子様効果もあってか、目立つのはめぐのほうが目立ってたけどな?
そして。
岡田「皆さん?(中3、颯良の)イカの姿、見ました?」
いうまでもないですが、イカとは、卒業生正装のローブ姿のことですね。
岡田「2016年のアー写(撮影)は終わっているんですけど、最後の撮影の時にですね、
ちょうど颯良が隣に居て…。その時、颯良が台に乗って、めぐより背を高くみせたりして…。
何してるの!?と言うと、『最後だからいいでしょ』とか言うんですよ…」
と、エピソード。
岡田「その言葉に、もう、なんでそんなこと言うの?と胸をえぐられたような気持ちになりました…」
…ん。
岡田「2014年にさくらに入って…成長して…。颯良は『みんなを輝かそう』とする、
生徒会長になりました。ずっと、さくらの事を一番にかんがえている生徒会長に。
めぐは『私を見てほしい』って感じなんですけど、颯良は、2016年度がどう見られるか考える…。
…頼れる生徒会長でした…!」
少しの苦笑が織り交ざった、感情の渦が会場全体に押し寄せます…。
そして、上手側を向き、自らの発表資料に会場の視線を集めると…
岡田「でも、本当に…颯良、キレイになりましたよねー…!」
若干上からだなぁw
こういうところも、めぐっぽい言い回しで良いですね。
岡田「『ショートカットのブス』で有名な颯良ですけど、めぐにとっては『ショートパンツの颯良』なんですよ」
と言うと、昔はずっとショートパンツ姿ばかりだった、と。
岡田「でも、ショートパンツを履かなくなって『ミニスカートの颯良』になったね」
…成長期だから、ね。
ん、と話のリズムを変え、転調させると
岡田「…颯良は、颯良らしい生徒会長になりました」
そうだったね。
岡田「だからめぐも、めぐらしい中3になりたいと思います。」
同期に重ねて。
岡田「めぐはね?休憩所みたいな中3になりたいんですよ。後輩がすっと寄ってきて、
なんか話して、すっと立ち去っていくような…(笑」
自らの方向性を述べます。…華乃を見てると、目指す方向性にはあると思いますよ。
まぁ、ここでも「今も下級生にはイジられていましたけど(苦笑」って言ってましたが、
それがその証拠、かと…!
そして。
岡田「颯良?もうすぐ卒業だね?」
下手側に並ぶ学院生、倉島颯良に話しかけます。
すると
会長「そうですね」
…事務的にw
でもまぁ、なんとも「倉島颯良」らしいw
そんな颯良くんに、あの歌を。そして、送り出したいと思います。
そして、照れくさそうにマイクを取ると…歌唱開始。
めぐは歌に苦手意識があるのかもしれないんだけど、ここでは、それを皆目感じさせません。
それどころか…颯良くんに気持ちを伝えよう、そして、彼女の悔しさの分も取り返して見せる、
という気合まで十二分に感じる堂々の歌唱…!…会場全体から、すすり泣く声が…。
フィナーレにふさわしい…これぞ「考古学」、そんな歌声がホールに響きます…。
本当に素晴らしかったです…!
めぐ、お疲れ様!
この日一番の拍手に包まれます…。
その場を立った校長も思わず
校長「ありがとう!」
…これが、正直な思いだったのでしょう。
しかし、めぐを最後に持ってくるとは、この歌を歌うと分かっていたとは言え、素晴らしい差配でしたね。
校長「この歌を知ってはいたということだけど、2番をな?…ってのは、発見やったな」
ですね。
しかも微妙に、この
「2番を歌う」というのが、去年の颯良くんと重なるんですよ。
こういうところもエモーショナルだ。実にいい、伝統を感じるね。
今回はさらめぐの話だったということで。
森林「倉島は、これ(=めぐが歌う、颯良の話をする)を知ってたの?」
と問います。
会長「いや…『見ないで!』って言われてたので…」
知らなかった、と。でも、嬉しいです。というのに加え
会長「そこまで想ってくれてて…恥ずかしい…(苦笑」
…ん、こういうところが倉島颯良ですなw
めぐは、してやったり、という顔で笑ってます。いいねw
さらに校長が、プレゼンも良かったなぁ、何も見ないで話してたしな?というと
岡田「
今の想いを、自分の言葉で伝えたかったので、メモは見ませんでした!!」
!
!!
素晴らしい!
これには再び、会場も大きな拍手です。
伝わったよ、その気持ち!!ありがとう!!
…そして。
いよいよフィナーレ。総括の時間に入ります。
校長「この1時間、ずっと、成長していた時間だと思う。」
この試練を乗り越えた成長というのは、本当に大きそうですね。
卒業も、その後も、乗り越えていける、と。そして、最後の最後まで成長な?と。
そして、今日の教師は、倉本美津留校長でした!という紹介、大きな拍手で上手側へ退場。
今日も素晴らしい時間を、ありがとうございました。
ステージに残る学院生にも感想を、と森先生が促すと
森萌「颯良ちゃんとめぐちゃんの(発表/関係)に感動しましたぁ〜!」
ん。
そんな会長は、あんなに泣いてたのに笑顔にしてもらって良かったな?と。
はい、と素直に頷く会長。
こういうところが魅力的なのかもしれませんね。
そして、最後、連絡事項あるな?と告知を促されると、一連の告知を済ませ、
学院生は下手から元気に退場。いつもは結構、サッと退場する六代目が、今回は、
袖で一旦立ち止まり、会釈の後、胸元でしばらく会場に向けて笑顔で手を振ってから、
ゆっくりと退場していくのが印象的でしたね。
そして。
残った森センが今日、最後の言葉を。
森林「…はい、というわけで、歌の考古学の授業でした!」
と、いったん下を向くと、キッと客席を向き
森林「…上手くやっている、のではなく、もがいている姿を見れたのも…これも、
さくら学院の良さ、かな?と」
!
そう、それなんですよ!!
森林「忘れ物がある青春を過ごしている方が、その後の人生にやりがいがあるかと…。
非常に感慨深い回だったかな、と思います!」
!
全力で、忘れ物を取りに行きつづける人生でありたいですね。
その方が、いつまでも潤いがでそうですし…!
そんな素晴らしい言葉を贈る言葉として。
最後、
森林「以上、さくら学院公開授業、歌の考古学でした!では!」
会場、拍手!!
そんな拍手に包まれ、森先生は上手側へ退場!
お疲れ様でした!そして、今日は…本当に素晴らしい仕事、ありがとうございました!
学院生もお疲れ様、素晴らしい考古学、皆さんの将来へ繋がることを祈念しています!
当日は、チケット番号が悪かったこともあり、どうせ入場に手間取るんだろうし、
ギリギリに会場入りすればいいかな…と、日中過ごすも、時間が近づくとそこはやはり、
安定の「ソワソワ感」(苦笑
さらっと早めに会社を抜け出し、思ったより早く会場に到着も、もう既に500番代まで呼ばれていて、
めちゃくちゃ焦る(汗)やべぇ、早く来ていて良かった…しかし、珍しい。
25分ぐらいに入場すると、会場の客入れ曲が久保田早紀の「異邦人」で驚く。
と、同時に…これはプロチョイスだな、とピンと来る。去年もそうだった…な、
卒業生がプロデュースするの。…いよいよ、そういう時期か…と、少ししんみり。
しかし、その後もWinkやらが続き、おおお、と高まってしまったのは秘密だ(w
絶妙なセレクトするね、プロ。
曲を聞きながら、1階下フロア最後尾に陣取る。0-EASTはいつもここだ…。
そして、いつも見えない。2階にも行ってみたのだが、2列目になってしまうのと、
あの時の事を鮮烈に思い出して切ない気持ちになったので、辞めてしまった…少し後悔…。
ま、それはそれとして。
5分前、ほぼ定刻。BGMが落ち…影ナレ。…と!?
藤平「少等部6年、藤平華乃ですっ」
有友「少等部6年、有友緒心です」
!?
あれ、卒業生じゃないのか…って、あ、そうか。この二人も卒業生だものね。
冒頭は早口目に諸注意を述べ、続いて…
藤平「そして今、かかっている曲は、颯良ちゃん美澪奈ちゃんが選んだ曲です」
と述べ、U2のミラクルや、Purfumeのスタートレインなどが…と紹介。
そして最後、
藤平「盛り上がる準備はOKですかーっ!?練習してみましょう!せーの!」
とフロアを煽り、大盛り上がり。スタンディングは雰囲気が少し違いますね。
そして最後。
藤平「かのとーぉ」
有友「つぐ」
二人「ODでしたぁー!!」
?あれ…ODって何?と、思い出した。
ロガールで言ってましたね、お笑い大好き、だ!
…その後、少し間があり…。定刻から幾らか経過したところで…KMA。
サビが掛かったところで、歓声が広がり…そして、下手側からステージに現れる影。
ん!ついに来たか…その整列から、FAかな…と思ったが、ん!?上手からも現れて…
なんと…
1.顔笑れ
2.I・J・I
3.オトメゴコロ。
なんと、3曲続けてのロックなナンバー!卒業前のしんみりムードを吹っ飛ばす!
ここで驚いたのがつぐ。すごい躍動感!もえほもかなりピシッとついて行ってて、
成長を感じます。
次は初披露の「I・J・I」。
Aメロのフォーメーションが、「吉田‐会長‐岡崎」のフォーメーション!
Bメロで左右が入れ替わり
黒澤 山出
岡崎 会長 吉田
へ。
サビの中央は、安定の
黒澤
岡崎 山出
岡田
会長 ← ソロも担当
サビ落ち
♪途中で逃げない 会長
苦しみ恐れない 黒澤
決意は揺るがない 山出
挫けないいつも 会長
を、中央の
山出 黒澤
会長
の3Topフォーメーションで。
(って書いているけど、これ以外はずっと麻鈴見てました。良かったのよ!)
オトメゴコロ。は最早定番曲ですな。
■MC1
会長による、こんにちはー。
整列。
岡崎、会長、黒澤、日、有友、吉田、藤平、森萌、新谷、山出、麻生、岡田。
ここで、つぐともえほがお立ち台に乗り、会場煽りw
続いて自己紹介を。久々にお題、好きな花。
岡崎 イチョウ(んー、花かどうかわかんないんだけどー、受け止めて?だってw
会長 コスモス
黒澤 金木犀
日 薔薇
有朋 タンポポ(かわいー!だって
吉田 百合
藤平 ひめゆり(そよに似てるけど…と
森萌 デイジー(野菊?
新谷 ひまわり
山出 やっぱりぃ…「さくらですっ」(さすがー!って言われてたね
麻生 ひまわり(ゆずと同じ、って
岡田 何とでも合いそうな…「かすみ草」
途中、そよが席を外すも戻り、MC継続。クール目の曲を3曲。I・J・Iは2年ぶり。
森萌が、会長が職員室に夏頃、やりたいです!って直訴していたと披露。
今はたくさん曲があるので、なかなか…ですが、できてよかった、と会長。
カッコよい目の曲が好きなのでよかったとプロが〆ると、つぐが1Fを煽り、
めぐが2Fを煽り、プロが会場全体を煽って曲へ。
4.ベリシュビッッ
5.Song for Smiling