K's Diary


このページは、たわいのない日々のウワゴトを綴るページです。
なんてツマラナソウナページなんだ(笑)

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'05/4/10

■ GentooLinux - 自分でビルド

とりあえずGentoo環境構築が整えつつあるので、今度は自分で作ったアプリをportageに!
いや、「configure && make && make install」でもいいだろうけど、 どうせパッケージ管理するなら、いっしょに管理したいじゃない。

しかし、ちょっと手間どいました。 Gentooは比較的ドキュメントもそろっているのだけど、なかなかズバリこれを見ればバッチリ!、 というものがありませんでした。 まぁ、あちこちのドキュメントを読み漁ればできたのだけど。

そんなわけで、備忘録。
自作のデスクトップ時計dtclock-0.1.1.tar.gzをportageに組み込んでみた。

  1. まず、「emerge sync」でPortageツリーが上書きされないように、 別のツリーを作性。
    とりあえず、/usr/local/portageというディレクトリを作性。
  2. 別ツリーをportageに認識させるために、/etc/make.confに以下の行を追加
    PORTDIR_OVERLAY="/usr/local/portage"
  3. /usr/local/portage下に「app-misc/dtclock」(<カテゴリ>/<名前>)というディレクトリを作り、そこにdtclock-0.1.1.ebuildという名前で以下のファイルを作成。
    # Copyright 1999-2005 Gentoo Foundation
    # Distributed under the terms of the GNU General Public License v2
    # $Header: $

    inherit eutils

    DESCRIPTION="Desktop Clock"
    HOMEPAGE="http://www.din.or.jp/~katsuko/"
    SRC_URI="dtclock-0.1.1.tar.gz"

    LICENSE="BSD"
    SLOT="0"
    KEYWORDS="~x86"
    IUSE=""

    DEPEND=">=x11-libs/gtk+-2"
    RDEPEND=""

    #src_unpack() {
    # pwd
    # tar xzfC ${A} ${WORKDIR}
    #}

    src_compile() {
    econf ${myconf} || die "failed to execute a configure script."
    emake || die
    }

    src_install() {
    make DESTDIR=${D} install || die
    }
    vimでebuildファイルを新規で開くと、自動でテンプレートが用意されるんですけどね(^^;
    「SRC_URL」はURLを書くのだけど、ネット上に置いていないので、 ファイル名のみ記述。(ファイル名は書かないと、エラーになります)
  4. dtclock-0.1.1.tar.gzを、/usr/portage/distfilesに置く。
    (既にfetchされた状態にしておく)
  5. 以下のコマンドで、Manifestやfiles以下のファイルを生成。
    ebuild /usr/local/portage/app-misc/dtclock/dtclock-0.1.1.ebuild digest
  6. /etc/portage/package.keywordsに、以下の行を追加。
    app-misc/dtclock ~x86
  7. 後は、「emerge dtclock」を実行。

ちょっと忘れている点もあるかもしれないけど、大体こんな感じです。