ここから先は:「トラッキー」さんの物語です

そうだ!あのきぐるみを売った本人に証言してもらおう
僕は新聞を握り締め、さっそくリサイクルショップ店に走り出した。

黄色い看板に黒い文字で『リサイクルショップ』。
ガラクタにしか見えない商品が店内からはみ出している。

ここだ!

「大変だ!この店にあったきぐるみが悪用されてるぞ!!」

僕は大きな声を上げて店内に足を踏み入れた。

「うるさいねぇ〜」

中から現われたのは太ったおばさんだ。

「あの宇宙人はきぐるみだってTVの前でいってよ!」
「どのきぐるみだい?」

僕は持ってきた新聞をおばさんの前に広げて見せた。
おばさんは暫くじっくりと新聞を眺めていたが、ふるふると首を振った。

「こんなきぐるみ売った覚えないよ。」

そんなわけあるか!
あのきぐるみはここにあったんだ!
値段まで覚えてたんだぞ!

「ちゃんと見てよ!」
「本当にうさるい子だねぇ〜」

おばさんは初めて僕の顔を見た。
僕はぐっと息を呑んだ。

おばさんの目が緑色に光ったような気がしたからだ。


  1. 僕は一瞬目を疑った。
    (この分岐より先「転々」さんの物語です。)

  2. 僕はそのおばさんを・・・
    (この分岐より先「美香」さんの物語です。)

  3. てめえか!
    (この分岐より先「netio」さんの物語です。)


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