ここから先は:「つりい」さんの物語です

気に入って、一箇月。

あたまはとても快適だった。

だっていろんなものがしまえるんだ!
もう外に出歩くときにウエストポーチなんてしなくていいんだ!

ぼくは基本的には
貴重品を内ポケット(ついていた)に入れている。
鍵がついているのでとても安心!
寝ていても大丈夫だし、
ひとりでプールや銭湯にいっても大丈夫だ。

生ものとかジュースとかも入れたりしている。
ぼくの頭は『ひんやり系』らしいから。

宇宙人たちは『ぽかぽか系』らしくて
うらやましそうに、
家にたまに訪ねてくる。

そうして、宇宙人とあたまポケットの話をするのだ。
じつは最近わりと仲がよい。

でも侵略するってどうなったのかなあって思った。
近所の人みたいになっているけれど。

最近気付いたのだけれど、
宇宙人にはいつのまにか髪の毛が生えてきていて
ぼくら人間みたいになっている。

で、これはちょっと内緒なんだけど、
反対にぼくの目が宇宙人のように光ってきている。

これはいったいどうなってるんだろう・・・。


  1. そんな、ある朝のこと
    (この分岐より先「特効薬助六」さんの物語です。)


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