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  1)N.K.様の合格体験記です
***合格体験記*******平成10年度電験1種合格 N.K.

 私の電験との付き合いは、電力関係の会社に入社した時から始まります。平成3年
電験3種合格、しばらくのブランクの後、平成9年2種合格、そして今年度、幸運に
も1種に合格しました。電験1種は電気を仕事とする者としては憧れの資格であり、
合格した喜びとともにその責任の重さをひしひしと感じております。
 私の学生時代の専攻は、電子・情報系であったため、いわゆる強電との関わりは、
最近の事となります。初めは、遮断器とLS(ラインスイッチ)の役割の区別さえ分
からず、弱電との違いに大いに戸惑ったものです。トランスを油なんかに浸けて大丈
夫かと本気で考えたこともありました。
 読者の皆さんの中にもそういう経験のある人はいませんか?(私だけ??)
 とにかく、電気理論の基礎的な部分は別として、こと強電に関しては、入社後、実務
の中で自然に覚えたことが多かったように思います。こんな私の体験記が皆さんの役
に立つのかどうかは分かりませんが、勉強の合間の息抜きとして読んでいただければ
幸いです。

1.出題傾向の分析
 まずは、敵を良く知る事から始めました。過去の出題傾向を良く分析して、繰り返
し出題されているオーソドックスな問題、最近新技術として脚光を浴びていて、出題
頻度も多くなっている事項などを中心に、自分なりにまとめるようにしました。
 また限られた時間を有効に使うためには、時にヤマを張ることも大切です。「この問
題は絶対出る」と信じて勉強しました。新試験制度では、問題選択がある程度自由に
なっていますので、昔のように知らない問題が出たら、アウトと言うような事も少な
くなりました。100点を取る必要はありません。60点(と言われている)で良い
と割り切って、勉強しました。

2.実物をイメージする
 電力関係以外にお勤めの方には、なかなか実物のイメージが湧かないかと思いますが
、雑誌、見学会等を利用して、イメージとして捕らえる事が重要だと思います。文章
だけでは、覚えるのは大変ですよね。近くに変電所、発電所があれば、一度見学させ
てもらうと良いかもしれません。

3.得意科目をつくる
 私の場合、自動制御が得意科目でした。特に二次試験の機械・制御では、毎年必ず
と言って良 いほど、自動制御が出題されるため、これを確実に押さえれば、50点は
もらいです。この科目は一見難しそうに見えますが、基本事項とラプラス変換のコツ
さえマスターできれば、比較的容易に解答できます。また出題パターンもそんなに多
くないため、お勧めです。

4.電気数学について
 1種では大学電気工学科卒レベルの数学力を要求されますので、マスターするには
 時間と根気が必要かもしれません。しかし、電気工学で要求される数学、公式類は、
理屈はともかく、解答を得るための道具と考えれば良いわけで、あとは道具の使い方
さえ覚えれば、難しい公式も割と簡単に使いこなす事ができると思います。電気数学
は決して難しいものではなく、逆に楽をして答を出す道具であると考えて下さい。
積分も∫が2つも、3つも並ぶ場合がありますが、単純に面積、体積を計算するだけ
で済む場合が多いのです。

以上,偉そうな事をいろいろ書きましたが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
 「資格は取ってからが勉強」という先輩方のお言葉を肝に銘じ、私も皆さんに負け
ないように今後も頑張っていきたいと思っています。



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  2)大前秀樹 様の合格体験記です
  第二種電気主任技術者:電気エネルギー管理士:複合技能士
  name  / Hideki Omae
  e-mail / omae1996@geocities.co.jp
   の 合格体験記です.


 私の超えて来た道
:これは月刊誌「電気計算」の読者コーナーに投稿したものを全文掲載したものです。
 よろしくお願いいたします。

私は中学卒業後、某自動車会社の企業内訓練高校へ進学し、電気科を卒業そして就職。
以後、鋳造設備の電気保全を担当してきました。電気の仕事をする一員として、電気
主任技術者の資格は、入社以来目標としていました。

私の会社には、いくつかの工場がありますが、154kV受電が最高であり、二種とエネ
管があれば、とりあえず電気屋で食っていけます。今回当面の目標だった、この二つ
の資格に合格できましたので、今までの体験とあわせ、投稿することにしました。

電験三種
入社して8年目、第一種電気工事士に合格して自信がつき、平成五年、何の準備もし
ないまま受験、不合格。参考書を買ったものの、開いたのは最初の数ページで、平成
六年も不合格。周りの仲間が、合格していく中、これではいけないと、焦りもあり、
勉強を過去問を繰り返し解く方法に変更。昭和47〜平成5年の模範解答を、職場の
電験仲間で各科目毎50項目位に分類し、類似問題毎に旧年度から解きました。分か
らない問題は、すぐ解答を見るようにして、なるべく繰り返し解くことを心掛けまし
た。この方法は意外と効果があり、はじめの2、3問は解けなくても、4問、5問と
解いていく内に、数値や、質問の箇所が違うだけで、内容はほとんど同じことが判り、
だんだん解けるようになってきました。これを、2巡3巡と繰り返し、試験直前には、
問題を聞いただけで、何年の問何番と答えられる位にまで、記憶していました。
制度変更となった平成7年の試験結果は、自己採点で、理論79電力93機械86法
規78と、予想を上回る出来に、新制度にふがいなさを感じました。合格者数も大幅
に増え、三種の価値が下がったように感じ、すかさず次の目標である、エネルギー管
理士の学習に取り掛かりました。

電験二種
三種で、過去問を繰り返し解く方法に、効果があったので、「電気管理士15年間模
範解答集」を購入し、分類からはじめました。しかし、三種とエネ管の壁は厚く、法
規以外は、分類もまともにできず、特に、微分積分ラプラス変換をはじめとする、数
学問題につきあたりました。これまでの体験談から、多くの方が、「いちばんよくわ
かる電験第二種数学入門帖」で学習されていたので、さっそく購入し、一通り読むの
に、3ヶ月かかりました。この時点で、願書の募集があり、少し悩みましたが、電験
二種とエネ管の両方を受験することにしました。以後、受験までは、それぞれの過去
問を交互に解いていましたが、的が定まらず、中途半端な学習に終わりました。
平成八年度の結果は、電験二種一次3科目合格、エネ管不合格となり、二種の意外な
結果に、九年度は二種を重点に学習することにしました。
九年度は初めから二種二次試験に的を絞り、4〜6月は「第二種計算ビデオ」を、7月
は一次不合格の法規を「電験第二種徹底マスタ問題集」で学習し、試験に臨みました。
一次試験に手応えはあったものの、不安を抱きながら、二次試験までは「電験第二種
合格20年マスタブック」だけを、集中的に学習しました。学習方法は、問題を論説と
計算に分け、計算問題はノートを使ってくり返し解き、論説問題は、カセットテープ
に録音し、通勤の車の中で聞くようにして、なるべく五感を使うことに心掛けました。
試験の結果は電力・管理が4問中2問、機械・制御が2問中1問と、50%の出来でしたの
で、なかばあきらめていたところへ合格の通知が届き、すでに二次試験受験目指して
学習を始めていた矢先だっただけに、肩の荷がおりた気がしてほっとしました。

電気管理士
エネ管試験は、平成九年も受験したが、二種に的を絞っていたため、思うように解答
できず、平成十年は三度目の受験となった。あれこれ色々勉強しても、効果がないこ
とは分かっていたので、学習書を「電気管理士試験セレクト106」だけに決め、約3ヶ
月間トータルで100時間位勉強した。この本は問題数が106問と少ないため、気分的に
楽で、そのわりに各科目を網羅しており、これ一冊で十分な内容だったので、不安を
感じることはなかった。試験は応用の問9「インバータによるコンベア運転」の問題
で苦戦したが、その他はほぼ満足のいく解答ができ、結果発表が待ち遠しかった。
これまでの受験勉強を振り返ってみると、三種のときが一番勉強したような気がしま
す。また、「私の超えて来た道」に大きく影響され、電気書院の参考書に、大変お世
話になったことを、心より感謝いたします。
私の体験談は、主に受験を通じて得たものなので、諸先輩の長きに渡る、人生経験に
くらべれば、偉そうに語れるものではありません。これから、人間としての奥行きと、
幅が出るように、経験を積んでいこうと思っています。今後は、違う分野の資格にも
挑戦しつつ、一種を目指して頑張るつもりです。

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