(このコーナーは,4月1日から青木さんのホームページに移動予定です.)

98.07.28 第5回メッセージ ( 受験前のアドバイス )
  ワンポイントアドバイス( 線間電圧と相電圧の関係 )
98.05.20 第4回メッセージ ( 3ヶ月前のやるべき事 )
98.04.27 第3回メッセージ ( 合格が目標かそれとも学問が目標か )
98.04.20 第2回メッセージ ( 単位(次元)を考える )
98.04.15 第1回メッセージ ( 第2種受験のアドバイス )
若月さんのインターネットで使う数式表現 素案1のページが
●ここ● にあります。
どうぞご覧になって ご意見を頂ければ チャトによる受験指導できるかも・・・・・。

このホームページに来て頂いてありがとうございます。

実は、すばらしい方から、メッセージを頂きました。

どなたかと言うと、

若月輝彦さん

からです。

若月さんは、電験受験の指導者として、電気書院( 月刊誌 :電気計算など)を始め

多数の出版社から、受験指導書を出され、われわれの大先輩でもあります。

ぜひ私たちも、若月さんに及ばないまでも、見習ってがんばりましょう。

追伸ですが、若月さんには、これからもいろんな面でメッセージをお願いしようと思います。

ぜひ、期待してください。(ただし、先生のご負担にならない範囲でお願いしようと思いますので

次回の約束は、できません。)

以下 若月さんのメッセージ全文です。(記 98.04.15)


98.07.28

アドバイス5

受験前のアドバイス

あと1ヶ月ほどで受験を迎えますが自分の体験を元に直前の受験対策をアドバイスします.

1.日数があまりないので新たな学習は控え復習に重点をおきます.一度休みの日などに試験時間と

  同じ時間をとり模擬試験をやってみることをお進めします.これを実行することにより各科目の時間

  配分を知ることができ本番試験日の時間配分の対策のデータとします.

2.試験場で試験問題を解くとき皆さんはどのようにして解いていきますか?大きくわけて次の二通りの

  ケースに分類することができるのではないでしょうか.

(1)問題が配られたら何も考えず1番目の問題から一通り解いていく.

(2)問題が配られたらまず問題を一通りよく見て自分が確実にできる問題から解いていき解らない

  問題は最後に廻す.

(1)のケースではとにかく時間が無いのでどんどん問題をやらなければだめだとある種の強迫

  観念を持ちながら問題を解くケースですね.このやり方だと途中でできない問題にぶつかり

  そこで時間ととられてしまい最後まで問題が解けなくなる最悪のケ―スとなる可能性が非常

  に高くなりがちです.この場合においても解らない問題はすぐにあきらめて次に進みましょう.

  そうしないとたった1問の問題のために1年間を棒に振る羽目になります.

(2)のケースでは始め貴重な時間を使うように思われがちですが,問題のレベルを知ることが

  まず重要です.試験開始の直後はみな緊張しているのが普通です.その緊張を解くため

  にも,まず問題を一通りよく見て自分が確実にできる問題を確認しその問題を解くことに

  よって緊張から安心感を引きだすことができます.そして余裕をもって残りの問題に立ち

  向かえば難しい問題にも光明が見えることでしょう.かつて自分が受験したときには

  必ず(2)の方法を実践しました.試験開始前の緊張感,そして得意な1問を解いたときの

  安堵感は今でも忘れません.本番の試験では自分の持っている力を100%出せる人は

  まずいません.いいところ70〜80%ぐらいでしょう.中には50%も出せないで失敗して

  しまう人もたくさんいると聞いています.この緊張に打ち勝つことを皆さんは自分のやり方で

  克服して下さい.

 


98.07.28

ワンポイントアドバイス

線間電圧と相電圧の関係

三相の線間電圧と相電圧を取り扱うとき線間電圧は相電圧の√[3]倍といいますが,これは絶対値で

表したとき(スカラー量)にのみ通用します. Vab=√[3]Ea線間電圧と相電圧をベクトル(複素数)で

取り扱うときには上記の表現では誤りです.正しくは,線間電圧は相電圧の√[3]倍の大きさで位相が

π/6進みというふうに表現しなければなりません.

Vab=√[3]Ea・ε^[jπ/6]

Vab

                /・
    Ec          / ・
     \        /  ・
      \      /   ・
       \    / 30= ・
        \  /  π/6 ・
         \/______・Ea
         /・θ
        / ・\
         30゜・ \
      /   ・  \
     /    ・   \Ia
    Eb    
         
         
         
          Vbc

電気技術者として常に頭においておかなければならない重要な関係です.


98.05.20

アドバイス4

あと3ヶ月ほどで受験を迎えますが自分の体験を元に直前の受験対策をアドバイスし ます.

  1. まず受験願書を提出しなければなりませんので,必要な手続きの準備をしましょ う.

    これを忘れたり願書が不備だったりすると受験できなくなりますので十分に注意 が必要です.

    願書を提出するのも試験だと思い進y等にすることが肝心です.

    願書提出時にミスをするような人は本番の試験でもうっかりミスをして

    不合格となってしまう確率が高いと言えるのでうっかり屋さんは注意が必要です.

  2. 日数があまりないので新たな学習は控え復習に重点をおきます.

    一度休みの日などに試験時間と同じ時間をとり模擬試験をやってみることを

    お進めします.これを実行することにより各科目の時間配分を知ることができ

    本番試験日の時間配分の対策のデータとします.

  3. 試験問題を解くとき皆さんはどのようにして解いていきますか?

    大きくわけて次の二通りのケースに分類することができるのではないでしょうか.

    1. 問題が配られたら何も考えず1番目の問題から一通り解いていく.

    2. 問題が配られたらまず問題を一通りよく見て自分が確実にできる問題から
      解いていき解らない問題は最後に廻す.

A のケースではとにかく時間が無いのでどんどん問題をやらなければだめだと

ある種の強迫観念を持ちながら問題を解くケースですね.このやり方だと

途中でできない問題にぶつかりそこで時間ととられてしまい最後まで問題が

解けなくなる最悪のケースとなる可能性が非常に高くなりがちです.

この場合においても解らない問題はすぐにあきらめて次に進みましょう.

そうしないとたった1問の問題のために1年間を棒に振る羽目になります.

B のケースでは始め貴重な時間を使うように思われがちですが,問題のレベルを

知ることががまず重要です.試験開始の直後はみな緊張しているのが普通です.

その緊張を解くためにも,まず問題を一通りよく見て自分が確実にできる問題を

確認しその問題を解くことによって緊張から安心感を引きだすことができます.

そして余裕をもって残りの問題に立ち向かえば難しい問題にも光明が見えることでしょう.

かつて自分が受験したときには必ず B の方法を実践しました.試験開始前の緊張感,

そして得意な1問を解いたときの安堵感は今でも忘れません.

本番の試験では自分の持っている力を100%出せる人はまずいません.いいところ

70〜80%ぐらいでしょう.中には50%も出せないで失敗してしまう人もたくさんいると

聞いています.この緊張に打ち勝つことを皆さんは自分のやり方で克服して下さい.


98.04.27

アドバイス3
合格が目標かそれとも学問が目標か

 

ゼミや添削指導などで学習者から質問を受けますが,その質問の内容にその受験者 が抱えている致命的な問題がある場合があります.

まず自分が現在勉強しているのは 電験や他の資格を得ようとしているのかそれとも単に知的欲を満足させようとしてい るかどちらかはっきりとさせなければならないということです.

受験者がその資格を 得たいのならば資格を得るような学習法を心がければよいことになります.

つまり 100点をとらなくても試験には合格できるということです.

経験的に頭の良い受験者 で何度も同じ試験に不合格となる人が必ずといっていいほど見受けられます.

そのよ うな人の話を聞くとだいたい次のようなパターンとなります.

     
  1. 学習していてわからないところがあるとどうしてもそこから先に進めなくなる .

    (わからないことがあると気になってしょうがない完ぺき主義者)

     

  2. 学習内容は理解するが受験とは直接関係ない難しい所の疑問に引っ掛かり先に 進もうとはしない.(学者タイプ)

     

  3. 参考書を最初から最後まで同じペースで学習する.(アドバイス1で書いた出題 傾向を無視している人)

    このように学習すると理論,電力,機械,法規とあるうち電 力か機械の当たりで挫折してしまいます.

    実際,出版社に聞くとシリーズになってい る参考書の売れ行きは先に書いた理論,電力,機械,法規の順だそうです.

    だんだん 学習するにつれていやになってしまうのですね.

 この3点のパターンの学習者に受験期間の長い人が多く見受けられます.

電験など の資格試験はある一定の点数をとれば全員合格できます.

大学の入試などでは合格枠 が決まっているのでライバルを蹴落とさなければ合格できないわけですが,電験には ライバルはありません.

強いていえばそれは受験者本人ということになります.

確か に学習しているとわからないと気になるのも事実ですし,難しくても興味の湧くとこ ろが出てくるでしょう.

そのようなところは研究してみると確かに面白いところです .

 しかし今の自分の目標は何であるかを考えて下さい.

試験に合格したというのが第 一の目標ならばこだわりは捨てて下さい.

わからないところ,興味のあるところは試 験に合格してからゆっくり納得のいくまで学習できます.

わからないところは今わか らないだけで先に進めば急にわかることが多々あります.

自分もそのような経験を随 分としました.

それも普通なら関係ないようなところでその疑問の解答に出会うこと があります.

 昔(30年近く前です.年が知れますね.),電験3種の学習をしているとき電気関 係の雑誌で電験3種の学習者にとって電験1種合格者は電気の神様のようだ,という読 者の意見を読んだことがありますが,その当時の自分もたしかそのような認識だった ように思います.

電験3種の学習に四苦八苦しているとき電験1種合格者はまさに雲の 上のような存在に見えます.

しかし自分が1種合格して神になったかといえばそんな ことは全然ありません.

なんら依然と代わることはありません.

分からない所は依然 とわからないままですし特別どうということも当然ありません.

ただ1種合格という ことで周りの見る目が違ってきて電気のことに関してはうかつなことは言えなくなっ た緊張感だけが出てきたことです.

そしてその緊張感に打ち勝つために受験勉強時代 以上に学習を続けなければならなくなったことが挙げられます.

 皆さんも試験に合格するのはゴールではありません.

試験に合格したことによって 周りから注目を浴びるようになるのでさらに学習を続けるようになることでしょう.

 つまり試験に合格してからが本当の学習が始まるといってよいと思います.

この時 に受験時代に分からなかったこと,興味のあったこと,学習しなかったことを学習す ればよいのです.

今度は時間はいくらでもあるわけですから自分の気に入るだけ研究 すればよいのです.

実社会で電験の資格を利用しようとすれば電験合格は通過点でゴ ールではありません.

通過点はなるべくこだわりを避けて速やかに通過しましょう.

受験期間を長く掛け疑問点をすべて克服し100点で合格した人も,合理的に最小な時 間で分からない事だらけのまま60点で合格した人も同じ免状がもらえます.

ただ, 100点で合格した人は60点で合格した人より多くの知識があるかもしれませんが,合 格したことによってそれ以上学習することをやめてしまえばそれまでです.

60点の人 が合格後にまたコツコツと学習を続けていれば,進歩の無い100点合格者より優れた 技術者になれるのは言うまでもないことですね.

とにかく合格することは人生の自信 になります.

優れた電気技術者は合格してからなるものだと考えて小さなこだわりは 捨てて下さい.

60点合格でもいいではないですか.

それから始まります.


98.04.20

単位(次元)を考える

数学において=は左辺と右辺が等しい事を表しますが,それは数値だけではなく単位

も等しくならなくてはなりません.たとえば電力Pを表す場合,

P=E×I=E×E/R=I×I×R

となり言うまでもなくすべての式の単位はワット(W)ですね.なぜこのようなこと

を取り上げるかといえば,計算が長く続く様なときは計算途中で計算を間違える可能

性が大きくなってきます.そこで今自分は何を計算しているのかを常に念頭に置きそ

の単位(次元)に注目して計算を進めればある程度計算ミスを防ぐことが可能になり

ます.

P(W)=E×I(W)=E×E/R(W)=I×I×R(W)

なので,

(W)=(V)×(A)

P(W)=E(V)×I(A)=E(V)×E/R(A)=I×R(W)×I(A)

とすればすべての式は電圧×電流の単位を持っていることがお分かりになると思いま

す.このように格式の単位(次元)を常に考えて計算を進めていけば誤りを見つけや

すくなると思います.だから今自分が電力を計算しているのならば,

E×I/R=E×E/I=E×E×R

の用になることは決して無いので自分の誤りを見つけることができます.


98.04.15

始めまして私は坂林さんと同じ電験1種合格の若月輝彦というものです.坂林さんの

ホームページは偶然見つけたものですが,以前から面識があったことを坂林さんか

ら教えられ,驚いているところです.このホームページを見ている方達は電験をは

じめとする電気関係の資格を受験しようとしていると思いますが,私も受験経験か

らいえば先輩ということになるので受験を志している皆さんのお役に立ちたいと思

い坂林さんにお願いして皆さんに受験に関するヒントをお伝いできればと,ここに

場所を少しお借りしました.

私は現在電験2種に関する参考書書き,ゼミ講師,添削指導などを10年ほどしており

ます.この指導した経験を皆さんに少しでもお役に立てればと考えています.

私は電験に関して少しだけ自慢できることがあります.それは電験3種,2種,1種一

度も落ちることなく合格できたことです(といっても連続して3年で合格したという

ことではありませんが).私は頭が良いというのではありません.ごく普通の人間

です.ではどうしてそれぞれ1回の受験で合格できたかといえば出題傾向を徹底的に

調挙げたからです.まず,試験勉強を始める前にどのような問題が出題され,同じ

ような問題が出題されていないか,その場合の出題周期はどうなっているかなどを

徹底的に調べ上げました.そうして絶対に学習して理解しなければならないこと,

ある程度理解していればよいこと,学習しなくてもいいことを自分の判断で決めそ

れに従った学習をした結果,一度で合格できました.学習時間の短い受験者にはこ

のような時間が無駄のように思われがちですが,一度時間をとって出題傾向を調べ

上げるとよいと思います.

まだヒントはいろいろあるのですが今回はこれまでとします.また坂林さんのお許

しを得て登場してみたいと思います.最後に第2種受験にアドバイスをお送りします

    第2種受験のアドバイス

1.2種の範囲は広いのでテキスト等を一通り学習することはあまりおすすめできま

せん.一番早く確実に合格できる方法として過去に出題された問題を確実に学習す

ることです.しかし,第2種は試験方式が変更されたので過去の問題が使用できない

と考えられがちですが,主題形式が変更されても出題される内容はほとんど変化無

いので過去の問題が使用できます.ただ単に過去の問題を解くのではなく2種に出題

される出題傾向を知ることが肝心です.

2.学習法としては先ず問題集を解き,わからないところをテキスト等で学習すると

よいでしょう.

3.1次試験は過去の空白問題と理論の計算問題を中心に学習します.新しい試験制

度では理論が2次試験に出題されなくなりましたが,すべての科目の基本は理論なの

で出題されなくても理論は十分に学習しておく必要があります.

4.2次試験の出題レベルは従来の問題とそれほど変わり無いのでおろそかにはでき

ません.去年の例でも1次試験の合格者は多くても2次試験ではかなり不合格になっ

ています.2次試験は2回の受験しかできないので1次試験と同時に学習するほうがよ

いでしょう.

5.関数電卓は,三角関数(逆三角関数),対数及び指数が計算できる3種用の電卓

で十分です.          


(塚崎さんみてますか?)

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